シャルル:兄
「……そっくりさんですか?それともクローンとか……まさか、整形?」
シャルル:弟
「知らねーよ。捨てられてたって聞いたけど。」
シャルル:弟
「…………そりゃ俺だってそうだけどさぁ。」
アレクシア
「感動の再会を果たしたところで、二人で出ていってくれるのが一番助かる」
シャルル:兄
「私にはアレクシアのお世話をするという仕事がありますので……よろしければこちら、捨ててきましょうか?」
シャルル:兄
「ご両親からもよろしくといわれておりますので。」
アレクシア
「もう何回聞いたか覚えてもいないが、うちの両親をどう騙してこうなってるんだ」
シャルル:兄
「騙すだなんて人聞きが悪いですよ。」
シャルル:弟
「…………なんか、大変なんだな、アンタ。」
アレクシア
「……大変だな。だからまあ、きみの兄だか弟だか知らんが」
アレクシア
「どこかで兄弟仲睦まじく暮らしてくれ」
アレクシア
「わたしはどちらかというと、お前の方により出ていってほしい」
シャルル:弟
「……ま、もうだいぶ楽になったし出てくよ。助けてくれただけで感謝してる。」
アレクシア
「きみ、これからどうするつもりなんだ」
シャルル:弟
「え?あー……わかんないけど。まあ。どうにかなるさ。なんか近くに公園とかあったし……」
シャルル:兄
「どうにかなるならいいんじゃないですか?本人もこう言ってますし。」
シャルル:弟
「テメェに言われるとなんかムカつくな。」
シャルル:弟
「会社なくなっちまったからさぁ……」
アレクシア
「……あんまり真面目にこいつに取り合わないほうがいいぞ」
シャルル:兄
「んふふ……お褒めにあずかりまして。」
アレクシア
「つまり、完全に行き場がないということだな……?」
シャルル:兄
「では、ちょっと遠くまでお送りします……?」
アレクシア
「それでわたしの寝覚めが良くなると思うか」
シャルル:兄
「では。私の方で色々と手配しましょう。そういうことにしましょう。」
アレクシア
「言っておくが、お前のそういうところに信用はゼロだ」
シャルル:弟
「…………なんか、不気味だな。同じ顔ってのは。」
アレクシア
「それでよければ、しばらくいてもいい」
シャルル:弟
「あ……えーと……まじでいいのか?」
アレクシア
「一応言っておくが、わたしは学生で、きみを養うのは無理だ」