avatar
シャルル:弟
「毎日これ、こういう感じでしてんの?」
avatar
シャルル:兄
「そうですね。普段はもう少し簡易に済ませることもありますが。」
avatar
シャルル:兄
「今日は特別ですね」
avatar

夕刻、普段はひとりで作業しているキッチンに男が2人。
avatar

さすがに2人で立つと少し狭い。
avatar

テーブルの上にあった食材は既にほとんどなく、中央にはピンクとオレンジの花が飾られている。
avatar
シャルル:弟
「……じゃ、俺。そろそろ迎え行ってくるな。」
avatar
シャルル:兄
「ええ。頼みますね。」
avatar

そうして弟がアレクシアを連れて戻ってくるころには、パンの焼ける匂いがたちこめている。
avatar
アレクシア
「ただいま」
avatar
シャルル:兄
「お帰りなさい」
avatar
アレクシア
「うん、……なんだ、パン焼いてるのか?珍しいな、この時間に」
avatar
シャルル:弟
「晩御飯、準備してたから。」
avatar
シャルル:兄
「今日は一緒につくったんですよ。」
avatar
アレクシア
「……珍しいな?」
avatar
シャルル:弟
「…………まあ、たまには。」
avatar
シャルル:弟
「な」
avatar
シャルル:兄
「んふふ……普段から手伝ってくださってもいいんですよ」
avatar
シャルル:兄
「……そろそろ桜も見ごろでしょうか。お弁当を作ってお花見もいいですからね。」
avatar
アレクシア
「お花見か。……改まってお花見って、そういえばもうずっとしてないな……」
avatar
アレクシア
「それにしてもお前、そういうの好きだな」
avatar
シャルル:兄
「ええ。息抜きは大切でしょう?アレクシアも。」
avatar
シャルル:兄
「余裕があるというのはいいものですよ。」
avatar
アレクシア
「いつも余裕綽々、という顔でよく言う……」
avatar
シャルル:弟
「本当にな。」
avatar
シャルル:兄
「おや、そうですか?」
avatar
シャルル:兄
「毎日必死ですよ?んふふふ」
avatar
アレクシア
「…………」 じっとりした目。
avatar
シャルル:弟
嘘くさいな。
avatar
アレクシア
たいへんに嘘くさい。
avatar
シャルル:兄
こんなに必死ですのに
avatar
シャルル:兄
「ところで、アレクシア。」
avatar
アレクシア
「ん」
avatar
シャルル:兄
「お誕生日おめでとうございます。」
avatar
アレクシア
「…………」
avatar
シャルル:弟
「ん、おめでとう。」
avatar
シャルル:弟
「朝方言いそびれたからな。」
avatar
アレクシア
「……あり、がとう」
avatar
アレクシア
「……なんか」
avatar
アレクシア
「……いや」
avatar
アレクシア
「ありがとう」
avatar
アレクシア
ふんわりと照れたあと。
avatar
アレクシア
「でも……教えたか?」
avatar
シャルル:弟
「こいつが知ってた。」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……」
avatar
アレクシア
「…………」 いまさら突っ込むのもな……という顔。
avatar
アレクシア
まあ。それでも、嬉しくないわけでは、ないので。
avatar
アレクシア
「あとで、お前たちのも教えておいてくれ」
avatar
アレクシア
「なんとなく、聞きそびれてたからな」
avatar
シャルル:兄
「私たちの誕生日ですか?たぶん同じだと思うのですが……」
avatar
シャルル:弟
「俺、実はよくわかってなくてさ。」
avatar
シャルル:兄
「では、たぶん8月ですね。」
avatar
シャルル:弟
そうだったんだ……
avatar
シャルル:兄
「夏生まれなんですよ」
avatar
シャルル:兄
「海、縁遠いんですが。」
avatar
アレクシア
まあそうだろうな……。
avatar
アレクシア
肘から先しか見たことないけど。
avatar
シャルル:弟
「お前手足凄いもんな……」
avatar
アレクシア
「足もなのか……」
avatar
シャルル:兄
「ご覧になります?」
avatar
アレクシア
「お前な……」
avatar
シャルル:兄
「んふふふ……」
avatar
アレクシア
「いや……、まあそれはともかく」
avatar
アレクシア
「8月だな」
avatar
アレクシア
「覚えておく」
avatar
シャルル:兄
「光栄です」
avatar
シャルル:兄
「そうだ。せっかく話題も出ましたので……」
avatar
シャルル:弟
「ああ……そっか。」
avatar
シャルル:弟
冷蔵庫脇の戸棚から包装された箱を取り出して、テーブルへ。
大きさは大体カップふたつ分ほど。
avatar
シャルル:弟
「プレゼント。」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……あまり凝ったものは準備できませんでしたが。」
avatar
アレクシア
「……ありがとう」
avatar
アレクシア
「開けていいか?」
avatar
シャルル:兄
どうぞ
avatar
アレクシア
丁寧な手付きで、そっと開く。
avatar
シャルル:弟
中身はオルゴール付きのアクセサリーボックス。
シンプルな作りで、蓋を開けるとどこか懐かしい3拍子の曲が流れる。
avatar
シャルル:弟
「なんか、いい感じの探したんだけど……な。」
avatar
シャルル:兄
「お部屋におけるものがいいと思いまして。」
avatar
アレクシア
「……うん」
avatar
アレクシア
「うれしい」
avatar
シャルル:弟
「へへ……」
avatar
アレクシア
「大切にする」
avatar
シャルル:兄
「気に入っていただけて何よりです」
avatar
シャルル:兄
「そういうわけで、今日の晩御飯はビーフシチューと」
avatar
シャルル:弟
「苺のレアチーズケーキ」
avatar
アレクシア
「……覚えてたのか……」
avatar
シャルル:弟
「…………」
avatar
アレクシア
レアチーズケーキ。好きだと言った覚えがある。
avatar
アレクシア
「ありがとな」
avatar
シャルル:弟
「覚えるだろ」
avatar
シャルル:弟
「ん……」
avatar

そうして、こうして
avatar

夕暮れを過ぎ、晩御飯の時間になると。
avatar

花の飾られた食卓にはビーフシチューとパン。
avatar

苺のレアチーズケーキが並び。
avatar

マッシュポテトと、チーズ。
avatar

細かい泡をたてるシャンパンがグラスに注がれる。
avatar
シャルル:兄
椅子を引く。
avatar
シャルル:兄
「どうぞ、アレクシア。」
avatar
アレクシア
「……ありがとう」
avatar
アレクシア
引かれた椅子に、そっと腰掛ける。
avatar
シャルル:弟
「主役だからな」
avatar
アレクシア
「……ふふ」
avatar
アレクシア
二人が来てから、初めての誕生日だ。
教えた覚えはなかったから、別に、普段通り過ごすつもりだったけれど。
avatar
アレクシア
なんだか。
avatar
アレクシア
大切にされている、というような、感じがして。
avatar
アレクシア
気恥ずかしくもあり。
avatar
アレクシア
けれどやっぱり、嬉しくて。
avatar

かけひきを始めます。
avatar

行動順決定から。
avatar
アレクシア
1d6+1 (1D6+1) > 6[6]+1 > 7
avatar
シャルル:兄
1d6 (1D6) > 3
avatar
シャルル:弟
1d6 (1D6) > 5
avatar

アレクシア>弟>兄
avatar

*1R
avatar
アレクシア
*c3 d5 dA
avatar
シャルル:兄
*c2 s5 cA
avatar
シャルル:弟
*s7 s9 dQ
avatar
アレクシア
椅子を引いてくれた兄が、テーブルにつくのを待って。
avatar
アレクシア
それから、二人の笑みに促されて、グラスを手にする。
avatar
アレクシア
兄が来てから、今まで。
家で酒を飲むことは、ずいぶん長く控えていた。
avatar
アレクシア
警戒していたし、警戒するべきだとも思っていたし。
avatar
アレクシア
でも、……もう、そうしておけなくなってしまった。
avatar
アレクシア
*d5アピール 兄に
avatar
シャルル:兄
*誘い受けしますね c2
avatar
シャルル:兄
2d6+1 (2D6+1) > 5[3,2]+1 > 6
avatar
シャルル:兄
あっ
[ シャルル:兄 ] 情緒 : 0 → 1
avatar
アレクシア
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 5[3,2]+1 > 6 > 失敗
avatar
アレクシア
えっ
[ アレクシア ] 情緒 : 0 → 1
avatar
アレクシア
「……改めて。ありがとう、二人とも」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……こちらこそ。」
avatar
シャルル:兄
「アナタがそこにいることが、何より嬉しいですよ。」
avatar
アレクシア
「……お前、よくそういうことを恥ずかしげもなく……」
avatar
シャルル:兄
「本心ですし」
avatar
シャルル:弟
「そういう問題か?」
avatar
シャルル:弟
「まあ……」
avatar
シャルル:弟
「俺も、嬉しいけど。」
avatar
シャルル:弟
「…………誕生日って、そういうものだよな。」
avatar
シャルル:弟
「生まれてきてくれてありがとうって。」
avatar
シャルル:弟
*アレクシアにアピール s7
avatar
アレクシア
*誘い受け c3
avatar
アレクシア
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 6[1,5]+1 > 7 > 成功
avatar
シャルル:弟
2d6>=7 (2D6>=7) > 7[5,2] > 7 > 成功
[ アレクシア ] 情緒 : 1 → 2
avatar
アレクシア
「…………」 言葉もない。
avatar
シャルル:弟
「こんなに……」
avatar
シャルル:弟
「なんか、幸せだなって思う日がくるとは……思わなかったな……」
avatar
シャルル:兄
「死にかけてたんですもんね」
avatar
シャルル:弟
「それはまたべつの話だろ」
avatar
シャルル:弟
「でも、そうじゃなかったらここにいないもんな……人生ってわかんないもんだな」
avatar
シャルル:兄
*アレクシアに一押し cA
[ シャルル:兄 ] 情緒 : 1 → 2
[ アレクシア ] 情緒 : 2 → 3
avatar

*アレクシアの情緒が爆発しました
avatar
シャルル:兄
「そうですね……まさか」
avatar
シャルル:兄
「弟が拾われてくるとは。」
avatar
シャルル:兄
「でも、そうでなければ……アレクシアに好きだと伝えることもなかったかもしれませんね。」
avatar
アレクシア
「……拾ったのは」
avatar
アレクシア
「……最初は、一瞬、お前が倒れてるのかと思って」
avatar
アレクシア
「近づいたら違うとわかったが」
avatar
アレクシア
「……つい……」
avatar
シャルル:兄
「ふふふ」
avatar
アレクシア
「笑うな」
avatar
シャルル:兄
「アナタは優しいですね。」
avatar
シャルル:兄
「あの頃はまだ結構敬遠されていましたからねぇ……」
avatar
アレクシア
「それはそうだろ……」
avatar
シャルル:弟
「そうだな……」
avatar
シャルル:兄
「優しくて、真面目で、気配りもできるのに……」
avatar
シャルル:兄
「ご自身の事に疎いところが可愛いですよね」
avatar
アレクシア
「かわ……」
avatar
アレクシア
「……お前……」
avatar

*兄に主行動はないですね。手札捨てタイム。
avatar
シャルル:兄
*s5
avatar
シャルル:弟
*キープで
avatar

*2R 手札を引いてください
avatar
シャルル:兄
*c4 dJ hQ
avatar
シャルル:弟
*dK(s9 dQ)
avatar
シャルル:弟
*一押し dK
[ シャルル:兄 ] 情緒 : 2 → 3
[ シャルル:弟 ] 情緒 : 0 → 1
avatar

*兄が爆発!
avatar
シャルル:弟
「…………」
avatar
シャルル:弟
「……かわいい」
avatar
アレクシア
「う……」
avatar
シャルル:弟
「…………俺、最初から迷惑かけっぱなしだけどさ」
avatar
シャルル:弟
「そいつにも、まけっぱなしで」
avatar
シャルル:弟
「だけど、こうやってさ……一緒にいられるのって、嬉しいよ」
avatar
シャルル:弟
「アレクシアはいつも可愛いし」
avatar
シャルル:弟
「俺がなんとかやっていけてるの、2人のおかげだもんな」
avatar
アレクシア
「…………」
avatar
アレクシア
「お前が、」
avatar
アレクシア
「……お前が頑張ってるから」
avatar
アレクシア
「それで、いいんだ」
avatar
シャルル:弟
「…………へへ。」
avatar
アレクシア
「……お前が来てくれてよかった」
avatar
シャルル:兄
「…………そうですね」
avatar
シャルル:弟
「う……」
avatar
シャルル:弟
「照れるだろ」
avatar
アレクシア
「お前も照れてろ」
avatar
アレクシア
「わたしばっかりこうじゃ、割に合わん」
avatar
シャルル:弟
「うう……」
avatar
シャルル:兄
「可愛いですねぇ」
avatar
シャルル:弟
「うるせぇよ」
avatar
アレクシア
「うるさい」
avatar
シャルル:兄
「んふふふふ」
avatar
アレクシア
「……笑うな」
avatar
シャルル:兄
「ほほえましいので」
avatar
シャルル:兄
「つい」
avatar
シャルル:弟
「こいつ……」
avatar
アレクシア
「本当に、お前というやつは……」
avatar
シャルル:兄
「困らせてくださってもいいんですよ?」
avatar
アレクシア
「……嫌がらせの腕でお前に勝てる気はしないな」
avatar
シャルル:兄
「遠慮なさらず」
avatar
シャルル:弟
「そういうとこだぞ」
avatar
アレクシア
「まったくだ。困る気なんてないだろ」
avatar
シャルル:兄
「それはやってみないとわからないですよ」
avatar
シャルル:兄
「……実際、困りましたからね」
avatar
シャルル:兄
「日に日にアナタが好きになるものですから」
avatar
シャルル:弟
「あっ」
avatar
シャルル:弟
「お前……そういうこと、ずるいぞ」
avatar
アレクシア
「……お前たちなあ……」
avatar
アレクシア
「なんというか」
avatar
アレクシア
「恥ずかしいだろうが……」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……そういう顔が見たいというのも」
avatar
シャルル:兄
「理由の一つかもしれませんね」
avatar
シャルル:兄
「もちろん本心ですが」
avatar
シャルル:兄
「あとは……そうですね」
avatar
シャルル:兄
「キスしてくださったら困るかもしれませんね」
avatar
アレクシア
「きっ……」
avatar
シャルル:弟
「オマエな」
avatar
シャルル:兄
「そんなこと言って、アナタもそうでしょう?」
avatar
シャルル:弟
「う……」
avatar
シャルル:兄
「んふふ」
avatar
アレクシア
「……………………」
avatar
アレクシア
「……もうこの際だから言っておくが」
avatar
アレクシア
「なんというか」
avatar
アレクシア
「……したことないからな、わたしは」
avatar
アレクシア
「だから」
avatar
アレクシア
「……期待されても困るというか」
avatar
アレクシア
「……困る」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……では」
avatar
シャルル:兄
「教えて差し上げませんとねぇ」
avatar
シャルル:弟
「ま……」
avatar
シャルル:弟
「いやっ、それは……」
avatar
シャルル:兄
「3人でします?」
avatar
シャルル:弟
「は?」
avatar
アレクシア
「は……?」
avatar
シャルル:兄
「ね?」
avatar
アレクシア
「いや、……は?」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……」
avatar
シャルル:弟
流石に冗談……って言えないから怖いんだよなこいつ
avatar
アレクシア
弟の方に目で助けを求め始める。
avatar
シャルル:弟
「う…………」
avatar
シャルル:弟
「いや、俺も……したことないし……」
avatar
シャルル:弟
でもなんか3人は違わないか……?
avatar
シャルル:兄
「私はアレクシアとふたりでも構いませんが……」
avatar
シャルル:弟
「それは……」
avatar
シャルル:弟
アレクシアを見る
avatar
アレクシア
完全に止まってしまっている。
avatar
シャルル:弟
「う……」
avatar
シャルル:弟
「それも困るな……」
avatar
シャルル:兄
「では、そういうことで」
avatar
アレクシア
「そ」
avatar
アレクシア
「ういうことって……」 蚊の鳴くような呻き声。
avatar
シャルル:兄
「ふふ」
avatar
シャルル:兄
冗談ですよ、とは言わない。
avatar
シャルル:兄
「私の方が困らせてしまいました。」
avatar
シャルル:弟
「そりゃそうだろ……」
avatar
シャルル:兄
「……大丈夫ですよ」
avatar
シャルル:兄
「好きなところに触れて、キスをして……愛してますよって。伝えるだけですから。」
avatar
シャルル:弟
「…………。」
avatar
アレクシア
「……………………」
avatar
シャルル:兄
「ふふ……」
avatar
シャルル:兄
「難しいですか?」
avatar
アレクシア
「う、……」
avatar
シャルル:兄
「いつでもお待ちしていますね」
avatar
アレクシア
まずキスもしたことがないのだが。
言ったら完全に墓穴だということはわかっており。
でも言っておかないとそれはそれでおしまいな気もしていて。
avatar
アレクシア
「……あの」
avatar
アレクシア
「……あー……」
avatar
アレクシア
「………………わたし、」
avatar
アレクシア
「キスもしたことない……」
avatar
アレクシア
結局吐いた。
avatar
シャルル:弟
「…………」
avatar
シャルル:兄
「…………」
avatar
アレクシア
「………………」 うう。
avatar
シャルル:兄
「ふふ……」
avatar
シャルル:弟
「ん……」
avatar
シャルル:弟
「アレクシアらしいな……」
avatar
シャルル:兄
「そんなこと言って、ちょっとほっとしたんでしょう?」
avatar
シャルル:弟
「う……」
avatar
シャルル:弟
「まあ、えっと……」
avatar
シャルル:弟
「あんまりさ、気にすんなよな」
avatar
アレクシア
「……んん……」
avatar
シャルル:弟
「俺は……なんか……なんていうか……」
avatar
シャルル:弟
「こないだみたいに、映画見たりさ。何か、遊びにいったり……」
avatar
シャルル:弟
「そういうのが凄く、嬉しくて……」
avatar
シャルル:弟
「幸せだよ」
avatar
アレクシア
「……ん、」
avatar
アレクシア
「……うん」
avatar
シャルル:弟
こういう風に人を好きになったのは初めてで。
avatar
シャルル:弟
好きだって言ってもらえたのも初めてで。
avatar
シャルル:弟
きっとこうして、初めてを積み重ねて。
avatar
シャルル:弟
もっと好きになっていくんだと思う。
avatar
シャルル:弟
出来る事なら、ずっとずっと、こうしていられたらいい。
avatar
シャルル:弟
一秒でも長く。
avatar
シャルル:兄
時々、いつまでここにいていいのだろうと思う事はある。
avatar
シャルル:兄
無垢なふたりと自分は釣り合わないのではないかと。
avatar
シャルル:兄
これまで積み重ねてきたものを。
抑え続けてきたものを覆い隠すには、
この距離は近すぎる。
avatar
シャルル:兄
しかし、けれど。
avatar
シャルル:兄
手にしてしまった安寧はあまりにも魅力的で。
avatar
シャルル:兄
同時にひどく、不安になる。
avatar
シャルル:兄
いつまでも、などと贅沢は言わない。
だから、もう少しだけ
avatar
シャルル:兄
一秒でも、長く。
avatar
アレクシア
わがままを言っているな、ということは理解している。
avatar
アレクシア
好きになること。好きでいてもらえること。
avatar
アレクシア
それを、ふたつ、許してもらっている。
avatar
アレクシア
ずっと一緒にいたい気持ちと。
きっといつか終わってしまう不安と。
avatar
アレクシア
わがままを許してくれる二人への感謝と。
わがままに付き合わせてしまっている申し訳なさと。
avatar
アレクシア
ぜんぶが胸の中で混ざりあって、でも、それでも好きだという気持ちがただそこにある。
avatar
アレクシア
だから、大切にしたい。
二人のこと。二人とのこと。
大切にしていたい。
avatar
アレクシア
一秒でも長く。