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ふたりが『出会って』からまた2ヵ月ほどの時が経ち。
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幾度かの裁判と、そこそこの仕事と、前回よりも少し親密な時を経て。
シャルル
「いえ、ひとつ確認したいことがありまして。」
アレクシア
「……儀式を起こしたい、というわけじゃあなかろうな?」
シャルル
「『あの時』儀式を発動させたのは我々ですから」
シャルル
「もし、それが発動しなかったとしたら……その先は未知の未来になります。」
シャルル
「発動しなければ問題はないのですが、何らかの理由で発動した場合……」
シャルル
「召喚されない保証はなく、また何が起こるかも予測できません。」
シャルル
「開催の可能性を少しでも下げたいと思っています。」
シャルル
「情報のこれ以上の拡散防止、並びに棚井戸周辺の調査ですね。」
シャルル
「儀式の存在は知っていても、発動させたのは我々です。それまでは誰もたどり着けなかったという事……」
アレクシア
「知っていた人間は……いるな、それも、それなりに多数」
シャルル
「少なくとも、あと2ヵ月は『何もしなければ』開催されないでしょう。その間に、調査をいれようかと。」
シャルル
「あの時は随分と……私はひどい男でしたね。」
シャルル
「おや、嫌じゃありませんでしたか?結構脅すようなことも言ったと思うのですが。」
アレクシア
「……本当にどうしようもないやつだなと思っていた気がするな」
アレクシア
「……意外に人間だなと思ったような気もする」
シャルル
「どこからどう見ても人間ですよ?ちょっとパーツは足りませんが。」
アレクシア
「……お前、あの時まで、わたしのことはどうでもよかったろう」
シャルル
「それが感情をもつ一個人としてであれば、ええ。肯定するしかありませんね。」
シャルル
「パートナーとしては、それこそ……人格や感情を捻じ曲げてでも立っていただく必要がありました。」
シャルル
「ふふ……ひどいことを言っていますね。」
アレクシア
「別に。そんなことは承知であの館に行った」
シャルル
「アナタの生きてきた世界は、きっともっと優しいものだったのでしょう。」
シャルル
「わかってはおりましたが、きちんと理解してはいませんでしたね。」
シャルル
自分は感じない。
ただ、相手にだけその感触と冷たさが伝わる。
アレクシア
ちり、と疵が疼く。
可能性ごと手放したもの。手放せなくなった相手。
シャルル
「アナタは、優しい。お辛かったでしょう。」
アレクシア
なぞるそこに涙があるわけではない。
ただ、少し。……黙ったまま、困ったように。
アレクシア
「……わたしだけがそうというわけじゃないさ」
アレクシア
「ここに堕ちた以上は、ここで生きるしかない」
アレクシア
「……わたしはそれをわかっているし、お前もそれを知ってる」
アレクシア
1d6+2 (1D6+2) > 1[1]+2 > 3
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1d6+2 (1D6+2) > 1[1]+2 > 3
アレクシア
1d6+2 (1D6+2) > 6[6]+2 > 8
シャルル
1d6+2 (1D6+2) > 6[6]+2 > 8
シャルル
1d6+2 (1D6+2) > 1[1]+2 > 3
アレクシア
1d6+2 (1D6+2) > 3[3]+2 > 5
アレクシア
「……してもいいですか、と言われてもな……」
シャルル
2d6+4 (2D6+4) > 4[1,3]+4 > 8
アレクシア
2d6+4>=8 (2D6+4>=8) > 6[2,4]+4 > 10 > 成功
シャルル
「また、傷つけてしまっては困りますし。」
アレクシア
「……一応、お前のことを信じてはいるつもりだが」
アレクシア
「そういうところはかなり……どうしようもないとも思ってるからな、言っておくが」
アレクシア
「自覚があるからたちが悪いんじゃないのか」
シャルル
「上手くやっていくことが大事でしたからね。」
シャルル
「達成感ややりがい……幸福。そういうものを意識したことがなかったので。」
アレクシア
2d6+4>=7 (2D6+4>=7) > 5[3,2]+4 > 9 > 成功
シャルル
2d6+4>=9 (2D6+4>=9) > 9[4,5]+4 > 13 > 成功
アレクシア
「……自分のことはわかっていますよ、という面をしているくせに」
シャルル
「昔のまま、この愛情というものを客観視することも。」
シャルル
「そうはしたくないなぁ、と思うからこそ愛情なのでしょうね。」
アレクシア
「言葉にすれば、それだけなのにな……」
アレクシア
「……たぶん、誰も。誰かに、言葉でそれを教えられない」
アレクシア
2d6+4>=7 (2D6+4>=7) > 6[1,5]+4 > 10 > 成功
シャルル
2d6+4>=10 (2D6+4>=10) > 12[6,6]+4 > 16 > 成功
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何気ない所作にドキッ!ランダムな対象1人の情緒+1。
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choice[シャルル,アレクシア] (choice[シャルル,アレクシア]) > シャルル
アレクシア
2d6+4>=16 (2D6+4>=16) > 3[2,1]+4 > 7 > 失敗
シャルル
「何を考えているかなんて、わかりませんからね。」
シャルル
「本当でも嘘でも、それを完全に確かめる方法はありませんし。」
シャルル
少し背を曲げて顔を近づける。
頬に軽いキス。
アレクシア
呆れたような声。自分にか、シャルルにか。
アレクシア
「わかってるだろうが、わたしだって別に、好きだの嫌いだのが得意なわけじゃないからな」
シャルル
2d6+4 (2D6+4) > 11[5,6]+4 > 15
アレクシア
2d6+4>=15 (2D6+4>=15) > 8[6,2]+4 > 12 > 失敗
シャルル
「愛を囁くのも、身体に触れるのも、口説くのも……そう難しい事じゃありません。」
シャルル
「苦しくなるのは。不安になるのは。嬉しくなるのは。」
シャルル
「離れたくない。だから……ずっと傍にいさせてください。」
シャルル
「世界の終わりが訪れても、救済が為されても、何も起こらなくても。」
アレクシア
「そういうことを、……真面目に言うな」
アレクシア
「……離れたくないし、一緒にいたい。わたしもそう思ってる」
アレクシア
「……この国で、それが本当にできるかどうか、……」
アレクシア
「……わたしのほうが、未来を信じられていない」
シャルル
「…………私は、アナタの為なら大抵のことは出来るでしょう。自分の為ならそれこそ手段を選ぶ必要もない。」
シャルル
「でも、それではきっと意味がないんですね……だから」
シャルル
「こうして、不安に思いながらも『お願い』をするしかないんでしょう。」
シャルル
「いつか、アナタの心が離れてしまった時……その優しさが、私を繋ぎ止めるように。」
アレクシア
「……人の心に永遠があるものかはわからない」
アレクシア
「……そうであればいいと思うのは、我欲だと思うか」
シャルル
「さて、酷いことは全部言ってしまいましたね」
シャルル
「いつでも思い出してくださって構いませんからね」
アレクシア
「……お前の心がわたしから離れたら、」
シャルル
「…………アナタに出会えて、よかった。」
シャルル
「堕落の国に来て。『儀式』に参加して。こうして……また、会う事ができて。」
シャルル
あの時、駆けよらなかったことを。
あの時、振り返らなかったことを。
それを、後悔と呼ぶのならば。
シャルル
後悔とはきっと、自分の心に気付かないふりをして。
騙し、ごまかし、納得して。
シャルル
「…………もう、我慢するのはやめましょうか。」
シャルル
服に手をかける。
できうる限り丁寧に。
確かめる。頬で、唇で。
シャルル
そうすべきと思ったからではなく、
そうしたいと思ったから。
シャルル
この心はもはや、他の何でも埋められない。
シャルル
知ってしまったから。
もう、知らない頃には戻れない。
シャルル
忘れられなかった過去の未来。
愛してしまった人。
アレクシア
この疵はもはや、他の何にも代えられない。
アレクシア
手にしてしまったから。
もう、空白には戻せない。
アレクシア
忘れられなかった過去の未来。
手放せなくなってしまったもの。
シャルル
「……あまり、気のきいた事も言えずもうしわけありませんが。」
アレクシア
「……わたしも、好きだよ。お前だけだ」
*
…ダイヤの8にスペードの8…
…ハートのAにクラブのA…
…スペードの10にハートの10…
…クラブの5にスペードの5……
*
捨て札、切り札、上がり札、
手に手をとって、折り重なるのを、
こぼれて外れた2枚のカード。
*
定められたルールからはずれ、
異なる地で重なり合ったそれを。