*
都会という程でも田舎というほどでもない街の、少し外れにある庭付き一戸建て。
*
建築家としてそこそこ稼げるようになったおり、標 渉が両親のために設計した家である。
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最も。
贈るはずの両親は完成を見る前に、事故で亡くなってしまったのであるが。
*
その、真新しい家に。
標 渉は兄と二人で住んでいた。
標 渉
正確な設計を行う前にイメージをフリーハンドで描き起こすのが、渉のやり方だ。
標 渉
一段落ついたところで椅子を下げ、天井を見上げる。
舞谷 詩亜
小さな声とともに、扉が開く。
顔を覗かせる、小柄な女。
標 渉
「ああ、大丈夫。丁度休憩しようかなって思ったとこ」
舞谷 詩亜
「……なら、よかった。お茶、どうかなって」
舞谷 詩亜
左手に、茶器の乗った銀のトレイ。
部屋の外から、少しだけためらいがちに、部屋の中へと。
標 渉
立ち上がり、デスクから応対用のソファへと移る。
舞谷 詩亜
低いテーブルに、カップとポットを並べる。
菓子皿には淡い色のフィナンシェ。
舞谷 詩亜
温かいカップに、ふわりと広がる、イングリッシュローズのフレーバー。
舞谷 詩亜
詩亜の笑みは、ようやく柔らかくなってきている。
舞谷 詩亜
院進していた詩亜は、大学をやめる心づもりだった。
舞谷 詩亜
……拾ってもらった、と言うべきだろうか。
舞谷 詩亜
その手にたすけられて、詩亜はまだ、学生をしている。
舞谷 詩亜
トレイを抱えるようにして、渉の顔をそっと眺める。
標 渉
「そうだな……ちょっと要望が多くてまとめるのが大変だけど」
標 渉
「できるだけ、叶えようと思ってがんばってるよ」
標 渉
「ん、結構大きめのやつだから慎重にやらないと」
舞谷 詩亜
「……ごめんね。なんか……あんまり、答えになってなくて」
標 渉
「詩亜が問題なく通えてるならそれでいいし」
舞谷 詩亜
「……就職するまで、……迷惑、掛けないようにするから」
標 渉
「こっちこそ、悪いな。家事とかやってもらっちゃって」
*
行動順を決めます。
1D100を振ってください。
舞谷 詩亜
3d6 (3D6) > 11[4,1,6] > 11
標 渉
3d6 (3D6) > 16[6,4,6] > 16
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
標 渉
2d6>=5 (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
舞谷 詩亜
2d6>=5 (2D6>=5) > 6[4,2] > 6 > 成功
標 渉
「それに、別に役に立つから一緒に暮らしてるわけじゃないしな……」
標 渉
「詩亜がちゃんと、自分のしたいことができればそれでいいって思うからさ」
舞谷 詩亜
*使用済みと同時に、4のダイスを振り直します
舞谷 詩亜
2d6 (2D6) > 12[6,6] > 12
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
標 渉
3d6 (3D6) > 6[2,2,2] > 6
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
舞谷 詩亜
ここに来てから、まだ。渉、と呼ぶことにためらいがある。
子供のころには、気にしたことがなかったけれど。
舞谷 詩亜
年の差だとか。
ずいぶんと、一方的に世話になっていることだとか。
標 渉
家政婦を探さなくて良くなったというのもあるが、なにより。
標 渉
「詩亜も、困ったことがあったら遠慮なく言ってくれよ」
標 渉
「俺も渡も、言ってもらったほうがわかるし」
標 渉
2d6>=5 (2D6>=5) > 7[4,3] > 7 > 成功
舞谷 詩亜
「やっぱり、……迷惑、掛けたくない、から」
標 渉
「そういうこと言ってると、適当なこと言って外出に付き合わせるぞ」
舞谷 詩亜
3d6 (3D6) > 14[4,5,5] > 14
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
標 渉
2d6 (2D6) > 5[1,4] > 5
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを1 に変更しました。
舞谷 詩亜
「……渉、は」 ためらいがちに、呼ぶ。
舞谷 詩亜
「あんまり、わたしに気を遣わなくても、いいよ」
標 渉
「別に気を遣ってるつもりはないんだけどな……」
標 渉
「実際、詩亜のおかげでだいぶ余裕もあるし」
標 渉
「ま、詩亜が息苦しく感じてないといいけど……とは思ってるけどさ」
標 渉
「男二人の世話しながら大学通うの大変だろ?」
舞谷 詩亜
2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 5[3,2]+1 > 6 > 成功
標 渉
2d6>=6 (2D6>=6) > 3[2,1] > 3 > 失敗
舞谷 詩亜
2d6+3>=10 (2D6+3>=10) > 12[6,6]+3 > 15 > 成功
*
1 情緒が入り乱れる!自身と自身以外のランダムな対象1人の情緒が入れ替わる。
舞谷 詩亜
「……大学通えてるのも、二人のおかげだし……」
舞谷 詩亜
時に息が苦しくなるとしても、それは、二人のせいではない。
舞谷 詩亜
ただ、詩亜自身が。
その温かい好意を、どうしていいか、わからないだけ。
舞谷 詩亜
2d6 (2D6) > 7[6,1] > 7
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを1 に変更しました。
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを3 に変更しました。
舞谷 詩亜
「……兄弟だけのほうが気楽かなって、やっぱり、思うし」
標 渉
2d6>=5 (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
舞谷 詩亜
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 6[1,5]+1 > 7 > 成功
標 渉
兄は昔から、なんというか。
少し、何を考えているかわからないところがある。
標 渉
双子だというと、よく。
お互いのことはわかり合っているのでは、と言われるが。
標 渉
正直に言って、自分が理解できているかと言うと。
標 渉
「渡のことはわからないけどさ。少なくとも……邪魔だとは思ってないだろうし」
標 渉
「なんか……詩亜のおかげでアイツとも話す機会増えたっていうか……」
標 渉
「それまであんまり一緒に飯も食べたりしなかったし……」
標 渉
「……ま、向こうはどう思ってるかわからないけどさ」
標 渉
「店じゃそこそこ人気あるってのが信じられないよ」
標 渉
2d6>=5 (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
舞谷 詩亜
「そういうこと言ってるのバレたら、また大変でしょ」
舞谷 詩亜
3d6 (3D6) > 12[5,5,2] > 12
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
[ 舞谷 詩亜 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
標 渉
2d6 (2D6) > 5[1,4] > 5
[ 標 渉 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
舞谷 詩亜
話して、笑って。
また次の日には少しためらう。
舞谷 詩亜
笑う時間が増えているような、気がする。
舞谷 詩亜
「……ありがと」 ふと、零れるように。
舞谷 詩亜
いてもいい、ではなくて。
いたほうがいい、と。
標 渉
2d6>=5 (2D6>=5) > 5[3,2] > 5 > 成功
舞谷 詩亜
2d6+1>=5 (2D6+1>=5) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
標 渉
2d6+1>=10 (2D6+1>=10) > 5[1,4]+1 > 6 > 失敗
舞谷 詩亜
「ううん。……あんまり長居したら、お邪魔になっちゃうね」
舞谷 詩亜
抱えていたトレイに、ささやかな休憩のあとが片付けられていく。
舞谷 詩亜
「じゃあ、また後で。……何かあったら、呼んでね」