GM
メインフェイズに移っていきます。
GM
今回、メインフェイズは2サイクル。行動回数は、ハンターが各サイクル1回ずつ。モンスターは各サイクル2回ずつ。
GM
手番決めに際しては、ハンター全員の出目のうち一番高いものをひとつ、6として扱っても良いことになっています。
GM
同じ出目のキャラクターが複数いる場合、ハンター同士の順番は自由に決めて良いですが、モンスターは必ずハンターの後です。
GM
というところで、手番を決めてまいりましょう。それぞれ1d6をどうぞ!
津々土 つづみ
1d6 (1D6) > 2
井上 フェルナンド
1d6 (1D6) > 4
庭 陶子
1d6 (1D6) > 4
PPP
1d6 (1D6) > 5
PPP
1d6 (1D6) > 3
井上 フェルナンド
おれが一番先に動くぞ!
井上 フェルナンド
おれが!
井上 フェルナンド
おれが一番に動くぞ!
井上 フェルナンド
おれは6だ!
庭 陶子
うんうん
津々土 つづみ
何回言うんだ
GM
では、フェルナンド→PPP→陶子→PPP→つづみ。
GM
【メインフェイズ第1サイクル :井上フェルナンド】
井上 フェルナンド
st シーン表(6) > 普通の道端。様々な人が道を行き交う。
井上 フェルナンド
暮れゆく街に飛び出し、駆ける。
井上 フェルナンド
魔女の言葉通りであるならば、魔女はこうした音の多いところを好まないはずだ。
井上 フェルナンド
美しい音、それから静寂。それにまつわるものが魔女の支配力といったところだろう。
井上 フェルナンド
「津々土つづみ! 魔女の力の源を狙うぞ」
井上 フェルナンド
「恐らくあの魔女はきれいな音とやらをたいそう評価しているらしい。おれには音楽とやらはわからんがな!」
津々土 つづみ
「えっ。…ああ、まあ手伝いはするけど」
突然呼ばれてびっくりする。
井上 フェルナンド
「お前は楽器ケースを持ち歩いてるくらいだ、多少は音楽に心得があるのだろう!?」
津々土 つづみ
「…昔の話ね。今はもう狩りの道具しか入ってないよ」
津々土 つづみ
「それに、私にもきれいな音なんてものはよくわからないし」
井上 フェルナンド
「疵のない狩人などいない。ありもので戦うしかないものだ」
井上 フェルナンド
「その『昔の話』とやらを絞って探すんだよ、魔女の好きそうな場所を!」
井上 フェルナンド
「じゃないと音大に火をつけてしまいそうだ」
井上 フェルナンド
別にそれでいいのだが……。
津々土 つづみ
「…んな無茶苦茶な(ぼそ」大きなため息
津々土 つづみ
「…まあ、やるだけやってみるけど。魔女が出てきたらしっかり頼むよ、私は魔女と戯れた経験がないもんでね」
津々土 つづみ
「ぶん殴るくらいしかできん」
井上 フェルナンド
「そのときは井上流魔女捕縛術を見せてやる」
津々土 つづみ
「…まあ、期待してるよ」
なんだ井上流魔女捕縛術って…
井上 フェルナンド
魔女に1d6+3のダメージを与えるアビリティだが……?
津々土 つづみ
つよい
GM
暮れてゆく街並みの中、走る二人の姿を人がちらちら見るのが視界を過ぎていく。
GM
ざわめき。喧騒。
津々土 つづみ
昔はこんな喧騒の中で路上ライブとかしてたっけな…。
GM
その人波の向こうで、小さな路地の一本。喫茶店のものらしい、可愛らしいメニューボードが路地の奥を指し示している。
井上 フェルナンド
音楽という娯楽に縁はなかった。狩人には必要のないものだからだ。
井上 フェルナンド
おれの求める音は魔女の断末魔の叫びのみ。
GM
ひとけのない、夕暮れの中で、真夜中のごとく奇妙に静かな。
津々土 つづみ
「…ん。ああ、おい井う………あーいや、フェルナンド。ちょっと止まれ」
手をちょいちょいとやって呼び止める。
井上 フェルナンド
「む」止まる。
津々土 つづみ
「あっち。妙に静かだ、少し気になる」
そう言ってその路地の奥を指差す。
井上 フェルナンド
「確かに妙な気配がするな……その洞察力、褒めてやろう!」
井上 フェルナンド
杭を抜き、静けさの方にまっしぐらだ。
津々土 つづみ
「そりゃどうも。でもただの直感だ、何もなくても怒るなよ」それを追う
GM
路地の奥に入り込めば、誰かの足音ひとつ聞こえない。
井上 フェルナンド
閃きに秀でた狩人というのは確かにいる。
井上 フェルナンド
ときに直感とは何よりもあてになるものだ。
GM
圧のある静寂。
井上 フェルナンド
前哨戦をするぞ。井上家はまず前哨戦で血を削る。先代も先々代もそうしてきた。
GM
はい。では特技出します。
井上 フェルナンド
『魔女に与える鉄槌』にもまず血を削れって書いてある。
GM
AST ランダム全特技表(1) > 社会(9) > 地位
GM
打撃力が修正につきます。
井上 フェルナンド
地位は持っているし……打撃力は2。
井上 フェルナンド
素で振るぞ!
井上 フェルナンド
2D6+2>=5 (判定:地位) (2D6+2>=5) > 8[3,5]+2 > 10 > 成功
GM
成功です。魔女の血量が-6されます。
[ PPP ] 血量 : 15 → 9
井上 フェルナンド
井上家は魔女狩りの権威だ。他の狩人がどう思おうと、魔女を狩り続け、そしてそのために育てられた。
GM
静寂の中、フェルナンドは小さく響くオルゴールの音を聞く。か細く愛らしい、金属の跳ねる音。
GM
ボードを出していた喫茶店の、ガラスのはめ込まれた木製のドアが開いている。
井上 フェルナンド
これがきれいな音かはおれにはわからない。そういった価値基準を持ち合わせていない。
井上 フェルナンド
だが、『魔女のにおいがする』。
井上 フェルナンド
飛び込み、杭を投じる。破壊する。
GM
可愛らしい小箱が、為すすべなく弾け飛ぶ。
GM
薄い木の箱が割れる、軽い、ぱあん!という音。
GM
それとともに、
PPP
「きゃあっ!」
GM
短い悲鳴が聞こえた。
井上 フェルナンド
そうだ。
井上 フェルナンド
おれが聞きたいのはその悲鳴だけだ。
井上 フェルナンド
「津々土つづみ、どうやら当たりのようだぞ」
PPP
中空に弾け飛んだ壊れた小箱から、金色の音符がぽろぽろと零れる。そして、見る間にとろけて、流れて、消える。
津々土 つづみ
「…まあ、それはそうなんだけどね」
めちゃくちゃなやり方だなぁ…
津々土 つづみ
いや、でも…躊躇してたら逃げられることもある。
こういった真っ直ぐさは時として必要になってくる。
津々土 つづみ
「あんたもなかなかやるね、フェルナンド。参考には、しないでおくけど」
井上 フェルナンド
「ふん……それでいい」
GM
後には、当たり前の静けさだけが残る。時計の秒針が巡る音、隣家のたてるかすかなざわめき。
GM
そこにはもう、特別なものは何もない。
GM
壊れたオルゴールの破片だけが床に散らばっている。それも、誰かが気づけば片付けられるだろう。
GM
ごく当たり前に。
GM
この夜が明ければ。
GM
GM
【メインフェイズ第1サイクル :PPP①】
GM
つづみとフェルナンドが駆け出していったその背後に、残された三人。
沢城 しぐれ
あーあー、という顔で見送る。
沢城 しぐれ
残された陶子と、青い顔の斗束。声はかからない。掛けたくとも、今のしぐれに声はない。
庭 陶子
とつかくんを見やる。
庭 陶子
うーんどうしようかな。
いっしょに追っても私、戦力外だから意味ないし……。
庭 陶子
私はそもそも“いるだけ”が仕事だからなあ……。
鈴原 斗束
「走っていっちゃいましたね……」
庭 陶子
「とりあえず落ち着けるとこ行きましょ~」
鈴原 斗束
「あっ、はい……」
庭 陶子
「おなかすいてない?」
庭 陶子
経費で何食べちゃおっかな!
鈴原 斗束
「おなか……いえ、そんな……」 言いながら、ちょっと咳き込む。走ったので。
庭 陶子
「じゃあその辺の自販機で飲み物買って~……公園でも行きましょうか」
沢城 しぐれ
戸惑い顔の斗束の背を押して、陶子の提案に乗る。
庭 陶子
水分不足はよくないからね~といいつつのんきな足取りで公園に向かう。
鈴原 斗束
ちょっとふわふわした感じでついていく。
GM
近場の公園はそこそこ大きい。
GM
樹木が程よく配されて、昼下がりには木漏れ日が気持ちよく落ちている。
GM
今は、その影も濃い。
GM
少しだけ色の剥げたベンチにも人はいない。
庭 陶子
ファミレス行きたかったんだけど他のひといるもんねえ……。
庭 陶子
ポカリはないな~……ダカラでいっか。
庭 陶子
ガコン、と音を立ててペットボトルが落ちてくる音。
沢城 しぐれ
ちょっと迷う。好きなもの別にないな……。
沢城 しぐれ
まあいっか、ダカラでも。
沢城 しぐれ
500円玉を投入してダカラを連打した。
沢城 しぐれ
2本目を斗束に手渡す。
鈴原 斗束
「あっ、どうも……」
庭 陶子
「ふう」
庭 陶子
一息。
庭 陶子
「魔女、あんな近くで見たのはじめてだな~」
鈴原 斗束
「えっ、そうなんですか?」
鈴原 斗束
なんかもっと……ばりばりああいうの見るのかと……とむにゃむにゃ言う。
庭 陶子
「うん、私直接こう……えいっ!てやる感じじゃないのよ」
庭 陶子
「サポート役というか~」
鈴原 斗束
「サポート役」
庭 陶子
「うん~そう。後ろの方でなんかこう……お祈り……みたいな……」
庭 陶子
ロザリオをもって手を組んでみせる。
指が一本欠けて、そこにない。
鈴原 斗束
欠けた指に目を留めて、何も言えず、戸惑い顔でしぐれを見る。
沢城 しぐれ
首を傾げたが、視線の先を見て『まあよくある』と打ち込む。
庭 陶子
「前の方に出る人は……たいへんよねえ」
鈴原 斗束
「ええっと……」 視線が逃げた。
鈴原 斗束
戦うとか、前に出るとか、これまで想像したこともない。
鈴原 斗束
「なんか……警察とか、……自衛隊とか?そういうのじゃないんですか?」
庭 陶子
走っていったふたりの方向をこっちだっけ……とぼんやり考えながら身を案じる。
庭 陶子
ふわふわと蓋をしめた記憶のドアが少しだけ叩かれて意識が引き戻される。
庭 陶子
「……一応、あるよ」
庭 陶子
「警察にもそういう、部署っていうか……」
鈴原 斗束
映画か漫画みたいだな……、とぽつり呟く。
庭 陶子
「現実らしいのよねえ」
庭 陶子
「私も、夢だったらよかったなってよく思う」
庭 陶子
「今までのこととか……ね」
鈴原 斗束
「……なんかあったんですか?」
庭 陶子
「えっとね」
庭 陶子
ちょっと迷って。
庭 陶子
「私こんな感じの事件で夫を亡くしてるの」
庭 陶子
「警察官だったんだけど~……死んじゃったなあ」
鈴原 斗束
「……死ん、」
GM
斗束が言葉を失って落ちる、一瞬の静寂。
GM
そのいくらか遠くで、若者たちの声がする。日常の音声。きっと酒でも飲んでいるのだろう、明るい笑い。
GM
それが、この場にはどこかうそ寒い。
庭 陶子
足が縫い留められたように動かない。
静かな気だるさのなか、その声を聴く。
GM
浮ついた声に、ふわりと意識が持っていかれる。
庭 陶子
ああ、まずい。
まずいなあ。思う間もむなしくさらわれていく意識。
GM
そしてそこに、さらに挿し込まれる声。
GM
「こらこら、ここは飲酒禁止だよ。近所から苦情も来てるよ」
GM
たぶんそれは、何にも知らない、ごく普通の、制服を着た誰か。
GM
陶子の大切な彼とは違って。
庭 陶子
あの人はもっといがらっぽい声だった。
……ような気がする。そういう記憶すら薄れていく日々。
庭 陶子
公園近くのあそこかな。
もうちょっと都心の方の人たちかな。
庭 陶子
日本は平和。
自販機で飲み物がいつでも買えるし、公園でお酒飲んで眠ったって大丈夫。
PPP
道端でお酒を飲んで眠って、幸せに夢を見ていても、それで殺されたりすることはほとんどない。
庭 陶子
ほとんど、ない。
PPP
ほとんど。
PPP
「おんなじだったのにねえ」
PPP
陶子の耳に囁く声。
庭 陶子
「おんなじじゃない」
PPP
「おんなじだったはずなのに」
庭 陶子
「おんなじじゃないの」
PPP
「どうして?」
庭 陶子
「うん、何度も思った」
庭 陶子
「規則だからとか、いろんな人のためになるってことを、結構ちゃんと説明があった気がする」
庭 陶子
「間違ってるわけじゃないの」
PPP
「ほんとうに?」
庭 陶子
「……仕方のないことよ」
庭 陶子
「あなたたちが“超常現象”だもの」
庭 陶子
「“いちゃいけない”んだもの」
庭 陶子
「“なかったこと”にするしかないじゃない」
PPP
「いろんなひとのために?」
庭 陶子
「いろんなひとのために」
庭 陶子
「……あのひとは」
庭 陶子
「“心臓発作”で死んだのよ」
PPP
「いろんなひとのために」
庭 陶子
「いろんなひとのために」
庭 陶子
がんばってきたひとなのに
PPP
「そう……」
庭 陶子
声にならない声。
PPP
「でも、それって」
PPP
「『あなたのため』じゃあ、ないんじゃない?」
PPP
「ねえ、陶子ちゃん」
PPP
「どう?」
PPP
「どう思う?」
庭 陶子
「そんな……友達みたいにちゃんづけしないで」
庭 陶子
心が20代の頃、10代の頃にすう、と引き戻されるような感覚。
庭 陶子
押し殺したものが心のドアをこじあけて外に出たいと泣き喚くような感覚。
PPP
「陶子ちゃん」
庭 陶子
「私もういい大人なのにな」
庭 陶子
ばかみたい。
庭 陶子
いいひとだった。
だいすきなひとだった。
庭 陶子
もっと評価されるべきひとだった──
PPP
陶子の背徳『二階級特進』を破壊します。血量を6消費してサバトを発動。
GM
サバトの発動により妨害のコストは11、判定にマイナス5の修正がつきます。
[ PPP ] 血量 : 9 → 3
PPP
妨害がないようなのでこのまま破壊ロールを続けます!
PPP
例えば、今、向こうのほうで。
PPP
“心臓発作”が起きるかも。
PPP
だって、私は“超常現象”、なんだもん!
PPP
「もっともっと“心臓発作”が起きたら」
PPP
「世界はそれがほんとうはどういうことなのか、知ってくれるかも」
PPP
「ねえ陶子ちゃん」
PPP
「そうしてみる?」
庭 陶子
「……勝手にしたら」
庭 陶子
「なかったことにならなくなるか、ためしてみたら」
庭 陶子
「たぶんならないよ」
PPP
ふふっ、と笑う声がして。
PPP
「なかったことにならなくても」
PPP
「あとから、『ほんとうはあった』ことにはできるかも」
庭 陶子
「いつか認められるって?」
庭 陶子
そんな夢物語。
庭 陶子
ちゃんちゃらおかしくって、おかしくって。
庭 陶子
悲しいな。
庭 陶子
「できないよ」
庭 陶子
「そんなかんたんなことじゃない」
庭 陶子
「“普通”にはできないね」
PPP
魔女はもう一度笑った。
GM
そして、遠くのざわめきの色が変わる。
GM
「えっ……おまわりさん!?」「ちょっと、どうしたの、ちょっと!」「嘘、冗談だよね?」「救急車……救急車って何番だっけ!?」
庭 陶子
魔女に向かってできないよなんて。
いうもんじゃない。
沢城 しぐれ
斗束とタブレットで会話していたしぐれが、陶子の様子に気づく。
庭 陶子
それこそ風が吹き抜けるような一瞬の間だった。
沢城 しぐれ
肩に手を置いて、目で「大丈夫か?」と問う。
庭 陶子
返答はなく、かわりに自身の得物を差し出す。
見ればわかる。
庭 陶子
穢れている。
沢城 しぐれ
沈黙。
庭 陶子
「真っ先に私のとこに来ちゃったかあ……」
庭 陶子
ぽつりと零して。
沢城 しぐれ
『一度場所を移ろう。向こうの騒ぎに巻き込まれたくないし』
庭 陶子
頷くほかない。
沢城 しぐれ
音のない足取りが、斗束と陶子を先導する。
庭 陶子
歩きながら騒ぎの方向を、羽織いちまいぶんくらい他人ごとのように振り返る。
庭 陶子
今回は私、生き残れないかもしれない。
庭 陶子
それも悪くないかもしれない。
GM
傷はやがて塞がる。けれど、なかったことにはならない。
GM
傷跡は見えなくなる。それでもなかったことにはならない。
GM
もう一度傷が開けば、そこにあることはわかる。
GM
そこに『あった』ものがもう一度見出されるかは、
GM
わからない。
GM
GM
今回妨害はなかったので、テンションの変動はなし。
陶子の背徳の強度が1削れ、伴って耐久力が1減少します。
[ 庭 陶子 ] 耐久力 : 7 → 6
GM
GM
【メインフェイズ第1サイクル :庭 陶子】
庭 陶子
前哨戦でフォロワーに接触します。
GM
三人が公園を去ろうとすると、二人、騒ぎのほうへと視線を向ける者。
GM
陶子たちには見覚えがある。ほんの一瞬だけだったが、たしかに、まだ忘れがたく。
『歌い手』 ぺりかん
「ぴあのちゃんかな」
『調律師』 笹井 里香
「ぴぴぴさんだろうねえ」
沢城 しぐれ
二人に目を留めて、足を止めた。
庭 陶子
数テンポ遅れて足を止める。
庭 陶子
「あ」
『歌い手』 ぺりかん
「……おっと。ぴあのちゃんが見えるやつらだ」
庭 陶子
ずいずいとそちらの方へ歩み寄る。
庭 陶子
必殺おばちゃんステップだ。
庭 陶子
「ま~た、もう!どうして魔女に味方しちゃうかなあ」
『調律師』 笹井 里香
ぱちぱちと目を瞬く。
『調律師』 笹井 里香
あらあら……という顔。
『歌い手』 ぺりかん
「欲しいからだよ」
『歌い手』 ぺりかん
「それで、ぴあのちゃんはくれるから」
『調律師』 笹井 里香
「まあ、平たく言えばそういうことよねえ」
庭 陶子
「うーん!大体みんなおんなじこという~!」
庭 陶子
「しかも世の中ほしい!とあげる!でまわってるから言えることが少ない~!」
庭 陶子
「でもだめ!」
『調律師』 笹井 里香
「おっと、理由の定かでない禁止!」
庭 陶子
「理由ってのはねえ、全部知らない方がいいの!」
『歌い手』 ぺりかん
「めんどくさい親戚のおばちゃんみたいだな……」
庭 陶子
「いまどきめずらしいでしょ?」
庭 陶子
「うーん気持ちはわからなくもないのよ」
庭 陶子
「で……その、みんなわかるってあたりを魔女はやってくるのよね」
庭 陶子
「ふたりとも、そういう……みんながわかるわかる!って、ところで満足できちゃっていいのかな、って思うんだ」
庭 陶子
「もしかしたら、そこがいちばん“きれいな音”なのかもしれないけど……」
庭 陶子
笹井 里香さんに前哨戦をしかけます。
GM
打撃力が補正につきます。特技出しますね。
GM
AST ランダム全特技表(4) > 胴部(9) > かわす
PPP
アビリティ『邪魔』を発動。
PPP
邪魔:
誰かがなんらかの判定(再起判定を除く)のサイコロを振る直前に使用できる。判定を行うキャラクター1人を目標に選ぶ。目標の行う判定に-1の修正をつけることができる。
PPP
補助アビリティでコストは2です。
[ PPP ] テンション : 11 → 13
井上 フェルナンド
援護します。関係1なので1点のプラスの修正。
[ 井上 フェルナンド ] テンション : 9 → 12
GM
では、邪魔と援護で修正がプラマイ0です。
GM
フェルナンドは激情を獲得。
庭 陶子
興奮剤を使用します。
庭 陶子
2D6+2+1>=9 (判定:伏せる) (2D6+2+1>=9) > 6[1,5]+2+1 > 9 > 成功
『歌い手』 ぺりかん
『犯罪者』の効果を発動。
『歌い手』 ぺりかん
修正はないです。そのまま振り直しをどうぞ。
庭 陶子
2D6+2+1>=9 (判定:伏せる) (2D6+2+1>=9) > 8[2,6]+2+1 > 11 > 成功
井上 フェルナンド
飛来する杭!!!
庭 陶子
!!
『調律師』 笹井 里香
!?
庭 陶子
「危ない!」
庭 陶子
なんのことはない、ロザリオを振る。
庭 陶子
どうということはない、祈り。
井上 フェルナンド
バスバスバス、と地面に杭が突き刺さる。
庭 陶子
「わっ、わわっ」
井上 フェルナンド
「毒杯の女め! 魔女の傀儡に堕ちたか!?」
庭 陶子
「私ごといくつもり!?」
庭 陶子
「もう、もう~!ふたりともいったん逃げて!殺されちゃうよ」
庭 陶子
野良猫を車道からどかすごとく。
『歌い手』 ぺりかん
「里香さん、はやくはやく!」
井上 フェルナンド
「ふん……聖別された杭は魔に魅入られたものしか傷つけん」
井上 フェルナンド
「これは異端審問なのだよ!」
庭 陶子
「私の聖印でいったん無効化しました!」
井上 フェルナンド
喋りながらも杭をフォロワーに投げつけている。
庭 陶子
バーリア!
井上 フェルナンド
くっ!
『調律師』 笹井 里香
「何言ってんのあの人!?」 悲鳴を上げながら逃げ惑う。
井上 フェルナンド
「魔女の手先はすべて殺す」
井上 フェルナンド
「魔女の手先はすべて殺す」
庭 陶子
「殺さないの!」
庭 陶子
「みんなまだ未来があるんだから!」
庭 陶子
「若いんだから、ねっ!」
井上 フェルナンド
「安心しろ、聖別された杭によって殉死すれば天国に行ける」
井上 フェルナンド
「皆には死後の世界があるのだぞ!」
庭 陶子
「せっかく生まれちゃったんだから、ちょっとくらいは現世を楽しんだっていいじゃない!」
井上 フェルナンド
「やはり……お前は毒杯の魔女」
庭 陶子
「ただの主婦ですよーだ!」
井上 フェルナンド
「そのような欲望によってそいつらは魔女についているのだ」
庭 陶子
ふたりは無事に逃げたかな……と案じて視線を送る。
『調律師』 笹井 里香
背中が角を曲がって消えた。
『歌い手』 ぺりかん
こっちはもうとっくにいない。
庭 陶子
その背に向かって小さな祈りを投げかけた。
庭 陶子
普通がいちばんよ。
井上 フェルナンド
「ふん……まあいい」
庭 陶子
「元気ねえ……」
庭 陶子
息切れ。
井上 フェルナンド
「お前の言葉によってあれらが魔女を諦めれば、目標は達成に近づく」
庭 陶子
「はあー、なんとかなればいいけど……」
庭 陶子
汗をタオルハンカチでぬぐった。
井上 フェルナンド
「だから殺すのが一番確実なのだ」
庭 陶子
「日本はほうちこっかなの!」
井上 フェルナンド
「お前もその聖印から光線の一つや二つ出せるのだろう」
庭 陶子
「え、出るの?」
庭 陶子
そのうち?
井上 フェルナンド
「出るはずだ」
庭 陶子
「ゴキブリたおすのに便利そう……」
井上 フェルナンド
「聖印から出る光線は合法だ」
井上 フェルナンド
「憶えておけ」
庭 陶子
「レジンもかたまるかな……」
井上 フェルナンド
「光線がでないのならば十分鍛錬を重ねるのだな……」
庭 陶子
かばんからダカラを出して飲んだ。
井上 フェルナンド
「やがて出るだろう」
津々土 つづみ
(なんの話をしてるんだ、こいつらは…)
少し離れたところからその様子を眺めていた。
GM
何はともあれ、『調律師』笹井 里香は無力化されました。今回はもう関わってこないでしょう。
GM
欲しいものを欲しいと言うだけでそれが満ちるとき、それを望むだけの凡庸さ。
GM
それを、ごく当たり前の言葉が小さく守る。幼子の手を、そっと炎から遠ざけるように。
GM
魅入られたものは、守られたくはなかったかもしれず。
GM
けれど、確かに守られてしまった。
GM
だから、今は、その手を伸ばせなくなる。今は。
GM
GM
【メインフェイズ第1サイクル :PPP②】
PPP
まず、輸血パックを2個。血量を4回復。
[ PPP ] 血量 : 3 → 7
津々土 つづみ
二人の会話がひと段落したのを確認して、側に寄っていく。
津々土 つづみ
フォロワーをすぐ殺そうとするとは…、まあちょっと思ってはいたけどやっぱり苦手だな…あいつ。
井上 フェルナンド
しかしフォロワーを殺せない狩人は実際多い……。
庭 陶子
魚を捌けるか捌けないかみたいな話にしないの!
井上 フェルナンド
人を裁く裁かないの話だ。
津々土 つづみ
それにしても…
陶子の方を見る。
津々土 つづみ
『みんなまだ未来があるんだから!』か…。
みんな…、みんなねぇ…。
井上 フェルナンド
もっとフォロワーを殺せる狩人が増えれば日本の未来も明るくなると思うんだが……。
津々土 つづみ
ひとつ、ため息を吐いて夜空を見上げる。
庭 陶子
なるかなあ…。
津々土 つづみ
「で、どうするの。フォロワー追いかける?それとも魔女を探す?」
井上 フェルナンド
「魔女だな」
庭 陶子
「とつかくんとしぐれさんもそろそろ心配ね」
井上 フェルナンド
「そろそろ囮を使う頃合いか……」
鈴原 斗束
囮って俺のことだよな……??
井上 フェルナンド
魔女退治の為に殉ずれば天国に行けるからもしものときも大丈夫だ
津々土 つづみ
「…まあ、その辺りの判断は任せるけど。できれば協力者は死なせたくはないね、評価に関わるから」
井上 フェルナンド
「おれは殺す狩人を評価する」
井上 フェルナンド
「仕事ならいくらでもくれてやろう……」
津々土 つづみ
「あんたからの評価もらってもなぁ…」
庭 陶子
「殺さない方がコネは増えるわよ」
庭 陶子
お家のローンとか……払ってもらえる!
井上 フェルナンド
「これだから俗世に生きる者は……」
沢城 しぐれ
『井上の話は話半分に聞いとけばいいとして』
井上 フェルナンド
倍……話すが?
沢城 しぐれ
『魔女探しはしたほうがいいな。本体を叩かねえと、いつまでも終わらねえ』
庭 陶子
小学生男子みたいなこといわないの!
津々土 つづみ
「ああ、悪い。確かにその通りだね」
沢城 しぐれ
『ちなみに、さっき走ってった成果は?』
津々土 つづみ
「まあ、多少はあったと言ってもいいかな。残念ながら本体は見つけられなかったけど」
津々土 つづみ
フェルナンドの方を見る。
井上 フェルナンド
「リソースの一つを潰した。魔女の行動をいくらか抑えることができるだろう」
井上 フェルナンド
「しばらく我々は積極的に動けるだろう」
庭 陶子
どや!
沢城 しぐれ
『よし。じゃあ攻勢だ』
井上 フェルナンド
「おれは、そうだな……音大の方に向かうか」
井上 フェルナンド
「道中、ガソリンスタンドによれるとよいが……」
沢城 しぐれ
『お前、放火は最終手段だぞ』
井上 フェルナンド
「しかし手っ取り早いぞ」
津々土 つづみ
「…なあ。こいつを一人で行動させて大丈夫か?」
沢城 しぐれ
『駄目だな』
庭 陶子
「しぐれちゃんついててくれる?」
井上 フェルナンド
は? 一人でやれるが……?
沢城 しぐれ
『了解。音大行くならとつかくんも連れていくわ』
井上 フェルナンド
しかし狩人は一人では戦えないのもまた真実……。人間は儚いものだ……。
庭 陶子
「私はさっき接触があったから……」
井上 フェルナンド
「何?」
庭 陶子
「ペンデュラムで跡を探ってみようかな」
井上 フェルナンド
「退けたのか?」
庭 陶子
「わかんない、聖印って自動的に発動するものだから」
庭 陶子
知ってるでしょ、とつけくわえ。
井上 フェルナンド
光線を出すときはもっとリキを込めて使うといいぞ。
庭 陶子
そんなアクティブになれないわよお。
津々土 つづみ
どんだけ光線推すんだよ
庭 陶子
「一人だと不安だからつづみさんも来てくれるとうれしいな」
井上 フェルナンド
「ではそちらは任せよう」
津々土 つづみ
「じゃあ、そうさせてもらおうかな」
GM
そんなこんなで二手に分かれました。
GM
つづみと陶子は、陶子のペンデュラムを頼りに歩き出す。
庭 陶子
ロザリオの端がペンデュラムになっているので、それを地面に垂らす。
庭 陶子
先ほど魔女に接触したところで強く揺れ、円を描くように回り出す。
津々土 つづみ
ペンデュラムのことはよくわかってないので黙ってついていってる。
庭 陶子
「えっと、今はねえ……ペンデュラムに魔女のにおいをおぼえさせてるというか」
庭 陶子
なんか犬みたいだな……といいつつ。
指先に感じる程度に振れる方向を指さす。
庭 陶子
「……たぶん、あっち!」
津々土 つづみ
「なるほど…、便利ですね(たぶん?)」
庭 陶子
「便利なぶん、フェルナンドくんみたいな人が嫌がったりもするんだけどねえ」
津々土 つづみ
「…まあ。あれは結構特殊じゃないですか?」
津々土 つづみ
あんなのがたくさんいたら困る。
庭 陶子
「夫が結構フェルナンド君に似てるタイプでねえ」
庭 陶子
「特殊といえば特殊だなあ、たしかに、うん」
津々土 つづみ
「へぇ……………、えっ?」
庭 陶子
真面目すぎるっていうか……。
庭 陶子
「あそこまで過激じゃないわよー普通のひと」
津々土 つづみ
「ああ、そうですよね…少し驚きました…」
GM
話しながら、二人は公園のある通りから、じわじわと繁華街のほうへ。
GM
街灯の並びが落とす静かな光から、並ぶ店やビルのきらきらとした光に、視界の明るさが変わっていく。
津々土 つづみ
街並みや通り過ぎていく人々を横目に、ぽつりとこぼす。
津々土 つづみ
「まあでも、あいつくらい特殊だったら…もうちょい楽に夜を過ごせたのかな…とか思いはしますよ」
庭 陶子
「寝なくてもよさそうとか?」
庭 陶子
のんびりとした声。
津々土 つづみ
「まあ、そういうのもありますけど…」
津々土 つづみ
「どっちかっていうと、狩人って元々一般人だった人間の方が多いじゃないですか」
庭 陶子
「だいたい御三家だけくらいかしらね」
庭 陶子
「元々狩人だったのは……」
津々土 つづみ
「ええ。だから…少し、ほんの少し何かが違っていたら、あそこで何も知らずに夜を過ごしてる人たちも…こっち側だった可能性もあるわけで」
津々土 つづみ
そう言って街ゆく人たちを見る。
庭 陶子
「みんな知らないものねえ」
津々土 つづみ
「知らない方が幸せ、ってやつですね」
PPP
「……知らないなら」 こぼれるような声。
PPP
「今から“こっち側”にしてあげてもいいんじゃない?」
PPP
街の人波の中に、そっと佇む少女の姿。
津々土 つづみ
ぴたり、と足が止まり。視界にその少女だけが映る。
PPP
喧騒が遠ざかる心地。
PPP
それはあるいは、本当に、音がしなくなっているのかも。
津々土 つづみ
少女の声が、耳の中に染み込んでいくようだった。
津々土 つづみ
「それは…」
津々土 つづみ
言葉を返してはいけないとわかっていながら。
津々土 つづみ
「どういう意味?」
PPP
「偶然」 歌うように。
PPP
「ここに、ちょっと起こっちゃいけないことが、たまたま、起きちゃったら」
PPP
「気づいてくれる人が、いるかも」
津々土 つづみ
そう。偶然だった。
津々土 つづみ
私の目の前に落ちてきた化け物。偶然、私が選ばれてしまったんだと思わなければ…やっていられなかった。
津々土 つづみ
「偶然…」
津々土 つづみ
この、いつまで続くかわからない戦いが…私にとっての運命だったなんて、信じたくもない。
津々土 つづみ
これは偶然。誰にでも起きうること。
PPP
「ほんのちょっとの運の良し悪しで」
PPP
「きっと、誰でもそうなっちゃう。でしょ?」
PPP
「運試しがしたかったわけじゃないのにね」
津々土 つづみ
「…ははっ、冗談を」
津々土 つづみ
そう言っていると、持っていたギターケースの鍵が…"偶然"開いて槌と鎖が地面に落ちる。
PPP
「つづみちゃんに運試しをさせたのは、だーれだっ」
PPP
「わからないよね?」
津々土 つづみ
「…わからない」
PPP
「じゃあ、今、この、たっくさんの人の中で」
PPP
「誰かに運試しをさせてみても、きっとわからないよね?」
津々土 つづみ
「………」
落ちた槌を、手に取る。
津々土 つづみ
「わからないだろうね」
津々土 つづみ
例えばそう。この槌を、空に向かって投げたなら。
PPP
音もなく降ってくるそれに。
PPP
誰かが。
PPP
つづみの背徳『日常の破壊』を破壊します。血量を6消費してサバトを発動。
[ PPP ] 血量 : 7 → 1
PPP
サバトの発動により妨害のコストは11、判定にマイナス5の修正がつきます。
PPP
妨害なしですね。うれしいなっ
津々土 つづみ
そんな〜〜〜っ!(ぴょーん)
PPP
つづみの世界から音が消える。聞こえるのは魔女の声だけ。
PPP
「ほら、つづみちゃん。試してみよう?」
津々土 つづみ
今、この音のない世界でなら…運試しをさせた人間のことなど誰も気づかない、誰も気づけない。
津々土 つづみ
ゆっくりと、槌を持ち上げる。
PPP
にこにこと見ている。まったく無邪気な笑み。
津々土 つづみ
「全ては」
津々土 つづみ
槌を持つ手に、力を込め。
津々土 つづみ
「偶然」
津々土 つづみ
その槌を。
津々土 つづみ
「………」
津々土 つづみ
空に向かって投げた。
GM
風を切る音もしない。
GM
重量のあるものが空を裂く音が、あっておかしくないはずなのに。
庭 陶子
そして、ごとり、で済まないような鉄の塊が人混みのさなかアスファルトに突き立つ音で振り返る。
庭 陶子
その視線の途中につづみがいた。
GM
音のない世界はもうない。
庭 陶子
「つづみさん?」
GM
鎚の持ち手がゆっくりと倒れていく。
庭 陶子
通行人のやや戸惑う声。
津々土 つづみ
名前を呼ばれて、ようやく視界が元に戻り…都会の喧騒が耳に入ってくる。
津々土 つづみ
「………ぁ、え?」
津々土 つづみ
手の痺れと、激しい動悸の音がつづみの体を揺らす。
庭 陶子
ペンデュラムにヒビの入る小さな音。
庭 陶子
「あ……」
庭 陶子
近寄る。とりあえず、と前置きして槌を指さして片づけを促した。
庭 陶子
「話しかけられた?」
庭 陶子
こっそり聞いてみる。
津々土 つづみ
「………はい」
絞り出すような声で、それに返し…。
津々土 つづみ
そのままうずくまるようにアスファルトに手をつく。
庭 陶子
ペットボトルの飲料を差し出す。
庭 陶子
「とりあえず、飲んで」
庭 陶子
かける言葉がなくなる、というのは狩人によくある。
庭 陶子
そんな時に、飲み物は便利だ。
津々土 つづみ
言われるがまま、震える手でそのペットボトルを受け取り…飲む。
庭 陶子
「深呼吸~……」
GM
街の喧騒は、うずくまる者を一瞥するだけで通り過ぎていく。隣に世話を焼くものがいればなおさら。
庭 陶子
吸って吐く、を促す。
津々土 つづみ
汗が止まらない。全身から血の気が引いていく。喉を通る水分もすぐに口から吐き出してしまいそうだった。
庭 陶子
酔っ払いもそうしてよく喧騒のなか取り残されている。
津々土 つづみ
それでも、陶子のその言葉通りに呼吸を繰り返す。
庭 陶子
なにかコトが起きなければ、人は自分の日常に精いっぱいだ。
庭 陶子
「歩けそう?」
津々土 つづみ
「…なんとか」
そう言って、重い腰を上げる。
庭 陶子
「ん、よかった!」
庭 陶子
「いや、よくはないけど……まだ、まだね。まだちょっとマシってことね」
津々土 つづみ
「…すみません」
庭 陶子
「つづみさんにケガもないし、他の人もケガとかなかったみたいだし」
庭 陶子
「いいのいいの、お互い様」
津々土 つづみ
自分の投げた槌の方角を見る。
落ちた瞬間は周囲の人が少し騒いでいたが、今はもう人の流れが戻っている。
PPP
「みんな運が良くって、よかったね」
PPP
くすくすと笑う声が、そっと聞こえて去っていく。
津々土 つづみ
「…すみません、ありがとうございます。気を、引き締め直します」
痺れていた拳を握り、背を伸ばす。
GM
誰もがみな、そうと気づかないままに試されている。
GM
誰に? 誰かに。
何に? 何かに。
GM
それはモンスターかもしれないし、あるいは神様かもしれない。隣にいる誰かかもしれない。
GM
善意によってかもしれないし、悪意によってかもしれないし……
GM
もしかしたら本当に、ただの偶然かもしれない。
GM
GM
今回も妨害はなかったので、テンションの変動はなし。
つづみの背徳の強度が1削れ、伴って耐久力が1減少します。
[ 津々土 つづみ ] 耐久力 : 7 → 6
GM
GM
【メインフェイズ第1サイクル :津々土 つづみ】
津々土 つづみ
狩猟判定で「FFF」の強度を減少させます
津々土 つづみ
魔女と接触したので、情報共有も兼ねて音大に向かったメンバーと合流しようか…みたいな感じでいきます。
井上 フェルナンド
では音大に向かうと、人だかりができている。
井上 フェルナンド
「おれはあやしいものではない!」
井上 フェルナンド
警備員に止められてもめ事になっている。
GM
「いや、あのねえ!これ以上騒ぐと警察呼びますよ!」
井上 フェルナンド
「おれのほうは構わないぞ! 警察を呼んでも! なにもあやしくないのだから!!」
津々土 つづみ
「あー…、なるほど」肩をすくめる
津々土 つづみ
「すいません陶子さん、私は音大の中見てくるんで…あれが暴走しない程度に見ておいてくれますか?」
井上 フェルナンド
「あやしいものなどないだろう! 見ろ! この十字架を!! この信心深さがわからないか!?」
庭 陶子
「うん、気をつけてね」
津々土 つづみ
「ええ、ありがとうございます」
庭 陶子
大学の入り口の野次馬に混じって見てよう。
GM
警備員は完全にフェルナンドに手一杯で、つづみのほうには全然注意が向かないですね。
井上 フェルナンド
「ふん……お前の信仰をおれが試してもいいのだぞ! 例えばヨブ記の解釈についてお前はどう考えて――」
津々土 つづみ
裏門の方に回っていき、柵を飛び越えて侵入する。
素晴らしい陽動作戦だなぁ。
GM
音大の中は……まあ夜間ですが、それなりに楽器の音が聞こえたり、サークル棟らしき建物から人の声が聞こえたり……
GM
そこそこ賑やか。
津々土 つづみ
こういう時ギターケースは便利だ、不審に思われにくいから。
井上 フェルナンド
どこにでもある聖別された木の杭だが……?
沢城 しぐれ
つづみが周囲を検めていると、すうっと現れる。
沢城 しぐれ
音がないのでめちゃめちゃ不意打ちみたいな現れ方をします。
津々土 つづみ
「う、わっ…と」
一瞬体がびくつく。
津々土 つづみ
「…音がないの、びっくりするな」
沢城 しぐれ
悪いね、とばかりに少し笑う。
津々土 つづみ
「いや、問題ない。表門で騒いでるやつの代わりに来たんだけど…こっちはどう?」
と聞きながら、こちらは魔女に接触したことを簡単に話す。
沢城 しぐれ
『今はとつかくんが、知り合い連中に情報収集中』
沢城 しぐれ
『なんか変な音とか。逆に音のしない場所とか』
津々土 つづみ
「なるほど、ありがたいね」
津々土 つづみ
彼は巻き込まれてしまった側だというのに…、まあ早く解決したいという気持ちは一緒か。
沢城 しぐれ
ちなみに、連れて行かれないようには気を遣いつつも、扱いは結構ぞんざいです。フェルナンドほどではないです。
沢城 しぐれ
『そろそろ戻ってくる時間。あんまり一人にしておくのも怖いからな』
鈴原 斗束
それから間もなくして、しぐれの言う通り、そのへんの建物から出てきます。
津々土 つづみ
「おつかれ。どうだった」
軽く手を上げる。
鈴原 斗束
「どうも……」
鈴原 斗束
「えーっと」
鈴原 斗束
「鳴るピアノがあるらしいって、いう話ですね」
鈴原 斗束
「誰もいないけど鳴るピアノがあるんだそうです。練習室棟の4階のどっかに」
津々土 つづみ
「へぇ…、どっかの怪談やら七不思議みたいだね。行ってみる価値はありそうだ」
津々土 つづみ
「…どうする、一緒に来る?」
津々土 つづみ
「一緒に来るならできるだけ守ってあげるけど、待っていた方が安全かもしれない」
鈴原 斗束
「あー……はい、そう、ですね。一緒に行きます。練習室の鍵……学生証の掲示が必要なので……」
鈴原 斗束
斗束は、必要に駆られた狩人がそういうのをぶっちぎっていくことを知らない。
津々土 つづみ
「鍵………、そっか。まあ、じゃあ来てもらおうかな」
開かなかったら壊すつもりではいた。
沢城 しぐれ
まじめだな~。
GM
ということで、練習室棟。
GM
廊下の両側にずらりと扉が並ぶ。防音された向こうから、かすかに聞こえる、くぐもったピアノやヴァイオリン。
GM
斗束の先導で4階へ。
GM
この時間だと下の方の階が空いているので、4階まで来るとほとんど人はいないですね。
GM
その中で、おそらく奥の方の部屋から、ピアノの音。
津々土 つづみ
「さて…」
ケースから槌と鎖を取り出す。
津々土 つづみ
あ、でもピアノってくそ高いんだっけ。魔女と無関係だったら困るな。
沢城 しぐれ
こちらも拳銃を抜く。しぐれにそういう葛藤はなさそうだ。
津々土 つづみ
「…………」
まあ、いっか。壊してから考えよう。ダメだったら逃げよ。
GM
奥の方へ。
GM
では判定。自信から。攻撃力が補正につきます。
津々土 つづみ
2D6+2>=6 (判定:黙る)+攻撃力 (2D6+2>=6) > 6[1,5]+2 > 8 > 成功
GM
成功!
GM
左手、一番奥から三番目。
GM
小さく切られた覗き窓の向こうには、誰もいない。
GM
にも関わらず響いている、ワルツの、しかも連弾。
鈴原 斗束
しぐれに促されて、扉の脇のリーダーに学生証をかざす。
鈴原 斗束
ぴっ、という軽い音。
津々土 つづみ
室内を見回しながら、部屋に入っていく。
GM
なめらかなテヌート。クレシェンドし、華やかに。
GM
それにヴァイオリンの音が重なる。
GM
フルート。
GM
チェロ。
GM
聞き手を得て、溢れ出すオーケストラ。
津々土 つづみ
「…へえ」
その音を聞きながら、ピアノの前まで歩いていく。
GM
ピアノの鍵盤はひとりでに動いている。
津々土 つづみ
「確かに良い音だ、拍手のひとつでも送ってやりたいくらいにね」
津々土 つづみ
「だけど悪いね」
ピアノにこつこつと槌をぶつけ、そして振りかぶる。
津々土 つづみ
「私はどっちかっていうとロックの方が好きなんだ」
津々土 つづみ
そう言うと同時に、ピアノが叩き潰される。
GM
ばあーーーん!!!
GM
枠の破壊される音とともに、230本の弦が一斉に弾け飛ぶ破滅的な音。
GM
オーケストラが、逃げ惑うようにフォルテッシシモのめちゃくちゃな音を奏で、
GM
一時室内は鼓膜が破れようかというほどにめちゃめちゃうるさくなり、
GM
そして静かになる。
鈴原 斗束
ピアノが……。わあ……。
津々土 つづみ
「…まあ、これでここはオッケーかな」
よくわかんないけど、多分。
沢城 しぐれ
オッケーオッケー。魔女にも物理は効くからな。
沢城 しぐれ
そういう顔でうむうむ頷く。
GM
まあみんな防音室に籠もっていますし、ここも扉が開いていたとはいえ防音室ですから、即座にこの破壊がバレたりはしないでしょう。
津々土 つづみ
「…じゃあ、バレる前にさっさと離れますか」
鈴原 斗束
「は、い。わかりました」
GM
壊れたピアノから、ようやく、といったふうに目を離し。
GM
その場を後にする。
[ 【支配力】FFF ] 強度 : 3 → 2
[ PPP ] 耐久力 : 13 → 12
GM
誰も知らないところで鳴る音楽が、どれほど美しくても。誰も聞いてはいない。
GM
だれも知らないところで鳴る音楽が、どれほど乱れても。誰も気づきはしない。
GM
なかったのと同じ。
GM
だから、壊れても、今は誰も構わない。
GM
気づかないままに、始まり、終わる。
GM
夜の狩りと同じ。
GM
GM
第1サイクルが終了しました。