GM
今回、メインフェイズは2サイクル。行動回数は、ハンターが各サイクル1回ずつ。モンスターは各サイクル2回ずつ。
GM
手番決めに際しては、ハンター全員の出目のうち一番高いものをひとつ、6として扱っても良いことになっています。
GM
同じ出目のキャラクターが複数いる場合、ハンター同士の順番は自由に決めて良いですが、モンスターは必ずハンターの後です。
GM
というところで、手番を決めてまいりましょう。それぞれ1d6をどうぞ!
GM
では、フェルナンド→PPP→陶子→PPP→つづみ。
GM
【メインフェイズ第1サイクル :井上フェルナンド】
井上 フェルナンド
st シーン表(6) > 普通の道端。様々な人が道を行き交う。
井上 フェルナンド
暮れゆく街に飛び出し、駆ける。
井上 フェルナンド
魔女の言葉通りであるならば、魔女はこうした音の多いところを好まないはずだ。
井上 フェルナンド
美しい音、それから静寂。それにまつわるものが魔女の支配力といったところだろう。
井上 フェルナンド
「津々土つづみ! 魔女の力の源を狙うぞ」
井上 フェルナンド
「恐らくあの魔女はきれいな音とやらをたいそう評価しているらしい。おれには音楽とやらはわからんがな!」
津々土 つづみ
「えっ。…ああ、まあ手伝いはするけど」
突然呼ばれてびっくりする。
井上 フェルナンド
「お前は楽器ケースを持ち歩いてるくらいだ、多少は音楽に心得があるのだろう!?」
津々土 つづみ
「…昔の話ね。今はもう狩りの道具しか入ってないよ」
津々土 つづみ
「それに、私にもきれいな音なんてものはよくわからないし」
井上 フェルナンド
「疵のない狩人などいない。ありもので戦うしかないものだ」
井上 フェルナンド
「その『昔の話』とやらを絞って探すんだよ、魔女の好きそうな場所を!」
井上 フェルナンド
「じゃないと音大に火をつけてしまいそうだ」
津々土 つづみ
「…んな無茶苦茶な(ぼそ」大きなため息
津々土 つづみ
「…まあ、やるだけやってみるけど。魔女が出てきたらしっかり頼むよ、私は魔女と戯れた経験がないもんでね」
井上 フェルナンド
「そのときは井上流魔女捕縛術を見せてやる」
津々土 つづみ
「…まあ、期待してるよ」
なんだ井上流魔女捕縛術って…
井上 フェルナンド
魔女に1d6+3のダメージを与えるアビリティだが……?
GM
暮れてゆく街並みの中、走る二人の姿を人がちらちら見るのが視界を過ぎていく。
津々土 つづみ
昔はこんな喧騒の中で路上ライブとかしてたっけな…。
GM
その人波の向こうで、小さな路地の一本。喫茶店のものらしい、可愛らしいメニューボードが路地の奥を指し示している。
井上 フェルナンド
音楽という娯楽に縁はなかった。狩人には必要のないものだからだ。
井上 フェルナンド
おれの求める音は魔女の断末魔の叫びのみ。
GM
ひとけのない、夕暮れの中で、真夜中のごとく奇妙に静かな。
津々土 つづみ
「…ん。ああ、おい井う………あーいや、フェルナンド。ちょっと止まれ」
手をちょいちょいとやって呼び止める。
津々土 つづみ
「あっち。妙に静かだ、少し気になる」
そう言ってその路地の奥を指差す。
井上 フェルナンド
「確かに妙な気配がするな……その洞察力、褒めてやろう!」
井上 フェルナンド
杭を抜き、静けさの方にまっしぐらだ。
津々土 つづみ
「そりゃどうも。でもただの直感だ、何もなくても怒るなよ」それを追う
GM
路地の奥に入り込めば、誰かの足音ひとつ聞こえない。
井上 フェルナンド
閃きに秀でた狩人というのは確かにいる。
井上 フェルナンド
ときに直感とは何よりもあてになるものだ。
井上 フェルナンド
前哨戦をするぞ。井上家はまず前哨戦で血を削る。先代も先々代もそうしてきた。
井上 フェルナンド
『魔女に与える鉄槌』にもまず血を削れって書いてある。
GM
AST ランダム全特技表(1) > 社会(9) > 地位
井上 フェルナンド
地位は持っているし……打撃力は2。
井上 フェルナンド
2D6+2>=5 (判定:地位) (2D6+2>=5) > 8[3,5]+2 > 10 > 成功
井上 フェルナンド
井上家は魔女狩りの権威だ。他の狩人がどう思おうと、魔女を狩り続け、そしてそのために育てられた。
GM
静寂の中、フェルナンドは小さく響くオルゴールの音を聞く。か細く愛らしい、金属の跳ねる音。
GM
ボードを出していた喫茶店の、ガラスのはめ込まれた木製のドアが開いている。
井上 フェルナンド
これがきれいな音かはおれにはわからない。そういった価値基準を持ち合わせていない。
井上 フェルナンド
だが、『魔女のにおいがする』。
井上 フェルナンド
飛び込み、杭を投じる。破壊する。
GM
薄い木の箱が割れる、軽い、ぱあん!という音。
井上 フェルナンド
おれが聞きたいのはその悲鳴だけだ。
井上 フェルナンド
「津々土つづみ、どうやら当たりのようだぞ」
PPP
中空に弾け飛んだ壊れた小箱から、金色の音符がぽろぽろと零れる。そして、見る間にとろけて、流れて、消える。
津々土 つづみ
「…まあ、それはそうなんだけどね」
めちゃくちゃなやり方だなぁ…
津々土 つづみ
いや、でも…躊躇してたら逃げられることもある。
こういった真っ直ぐさは時として必要になってくる。
津々土 つづみ
「あんたもなかなかやるね、フェルナンド。参考には、しないでおくけど」
GM
後には、当たり前の静けさだけが残る。時計の秒針が巡る音、隣家のたてるかすかなざわめき。
GM
壊れたオルゴールの破片だけが床に散らばっている。それも、誰かが気づけば片付けられるだろう。
GM
つづみとフェルナンドが駆け出していったその背後に、残された三人。
沢城 しぐれ
残された陶子と、青い顔の斗束。声はかからない。掛けたくとも、今のしぐれに声はない。
庭 陶子
うーんどうしようかな。
いっしょに追っても私、戦力外だから意味ないし……。
庭 陶子
私はそもそも“いるだけ”が仕事だからなあ……。
庭 陶子
「とりあえず落ち着けるとこ行きましょ~」
鈴原 斗束
「おなか……いえ、そんな……」 言いながら、ちょっと咳き込む。走ったので。
庭 陶子
「じゃあその辺の自販機で飲み物買って~……公園でも行きましょうか」
沢城 しぐれ
戸惑い顔の斗束の背を押して、陶子の提案に乗る。
庭 陶子
水分不足はよくないからね~といいつつのんきな足取りで公園に向かう。
鈴原 斗束
ちょっとふわふわした感じでついていく。
GM
樹木が程よく配されて、昼下がりには木漏れ日が気持ちよく落ちている。
庭 陶子
ファミレス行きたかったんだけど他のひといるもんねえ……。
庭 陶子
ガコン、と音を立ててペットボトルが落ちてくる音。
沢城 しぐれ
ちょっと迷う。好きなもの別にないな……。
沢城 しぐれ
500円玉を投入してダカラを連打した。
庭 陶子
「魔女、あんな近くで見たのはじめてだな~」
鈴原 斗束
なんかもっと……ばりばりああいうの見るのかと……とむにゃむにゃ言う。
庭 陶子
「うん、私直接こう……えいっ!てやる感じじゃないのよ」
庭 陶子
「うん~そう。後ろの方でなんかこう……お祈り……みたいな……」
庭 陶子
ロザリオをもって手を組んでみせる。
指が一本欠けて、そこにない。
鈴原 斗束
欠けた指に目を留めて、何も言えず、戸惑い顔でしぐれを見る。
沢城 しぐれ
首を傾げたが、視線の先を見て『まあよくある』と打ち込む。
鈴原 斗束
戦うとか、前に出るとか、これまで想像したこともない。
鈴原 斗束
「なんか……警察とか、……自衛隊とか?そういうのじゃないんですか?」
庭 陶子
走っていったふたりの方向をこっちだっけ……とぼんやり考えながら身を案じる。
庭 陶子
ふわふわと蓋をしめた記憶のドアが少しだけ叩かれて意識が引き戻される。
庭 陶子
「警察にもそういう、部署っていうか……」
鈴原 斗束
映画か漫画みたいだな……、とぽつり呟く。
庭 陶子
「私も、夢だったらよかったなってよく思う」
庭 陶子
「私こんな感じの事件で夫を亡くしてるの」
庭 陶子
「警察官だったんだけど~……死んじゃったなあ」
GM
そのいくらか遠くで、若者たちの声がする。日常の音声。きっと酒でも飲んでいるのだろう、明るい笑い。
庭 陶子
足が縫い留められたように動かない。
静かな気だるさのなか、その声を聴く。
GM
浮ついた声に、ふわりと意識が持っていかれる。
庭 陶子
ああ、まずい。
まずいなあ。思う間もむなしくさらわれていく意識。
GM
「こらこら、ここは飲酒禁止だよ。近所から苦情も来てるよ」
GM
たぶんそれは、何にも知らない、ごく普通の、制服を着た誰か。
庭 陶子
あの人はもっといがらっぽい声だった。
……ような気がする。そういう記憶すら薄れていく日々。
庭 陶子
公園近くのあそこかな。
もうちょっと都心の方の人たちかな。
庭 陶子
日本は平和。
自販機で飲み物がいつでも買えるし、公園でお酒飲んで眠ったって大丈夫。
PPP
道端でお酒を飲んで眠って、幸せに夢を見ていても、それで殺されたりすることはほとんどない。
庭 陶子
「規則だからとか、いろんな人のためになるってことを、結構ちゃんと説明があった気がする」
庭 陶子
「“なかったこと”にするしかないじゃない」
PPP
「『あなたのため』じゃあ、ないんじゃない?」
庭 陶子
「そんな……友達みたいにちゃんづけしないで」
庭 陶子
心が20代の頃、10代の頃にすう、と引き戻されるような感覚。
庭 陶子
押し殺したものが心のドアをこじあけて外に出たいと泣き喚くような感覚。
PPP
陶子の背徳『二階級特進』を破壊します。血量を6消費してサバトを発動。
GM
サバトの発動により妨害のコストは11、判定にマイナス5の修正がつきます。
PPP
妨害がないようなのでこのまま破壊ロールを続けます!
PPP
「世界はそれがほんとうはどういうことなのか、知ってくれるかも」
庭 陶子
「なかったことにならなくなるか、ためしてみたら」
PPP
「あとから、『ほんとうはあった』ことにはできるかも」
庭 陶子
ちゃんちゃらおかしくって、おかしくって。
GM
「えっ……おまわりさん!?」「ちょっと、どうしたの、ちょっと!」「嘘、冗談だよね?」「救急車……救急車って何番だっけ!?」
庭 陶子
魔女に向かってできないよなんて。
いうもんじゃない。
沢城 しぐれ
斗束とタブレットで会話していたしぐれが、陶子の様子に気づく。
庭 陶子
それこそ風が吹き抜けるような一瞬の間だった。
沢城 しぐれ
肩に手を置いて、目で「大丈夫か?」と問う。
庭 陶子
返答はなく、かわりに自身の得物を差し出す。
見ればわかる。
庭 陶子
「真っ先に私のとこに来ちゃったかあ……」
沢城 しぐれ
『一度場所を移ろう。向こうの騒ぎに巻き込まれたくないし』
沢城 しぐれ
音のない足取りが、斗束と陶子を先導する。
庭 陶子
歩きながら騒ぎの方向を、羽織いちまいぶんくらい他人ごとのように振り返る。
GM
傷はやがて塞がる。けれど、なかったことにはならない。
GM
傷跡は見えなくなる。それでもなかったことにはならない。
GM
もう一度傷が開けば、そこにあることはわかる。
GM
そこに『あった』ものがもう一度見出されるかは、
GM
今回妨害はなかったので、テンションの変動はなし。
陶子の背徳の強度が1削れ、伴って耐久力が1減少します。
GM
三人が公園を去ろうとすると、二人、騒ぎのほうへと視線を向ける者。
GM
陶子たちには見覚えがある。ほんの一瞬だけだったが、たしかに、まだ忘れがたく。
『歌い手』 ぺりかん
「……おっと。ぴあのちゃんが見えるやつらだ」
庭 陶子
「ま~た、もう!どうして魔女に味方しちゃうかなあ」
『歌い手』 ぺりかん
「それで、ぴあのちゃんはくれるから」
『調律師』 笹井 里香
「まあ、平たく言えばそういうことよねえ」
庭 陶子
「うーん!大体みんなおんなじこという~!」
庭 陶子
「しかも世の中ほしい!とあげる!でまわってるから言えることが少ない~!」
『調律師』 笹井 里香
「おっと、理由の定かでない禁止!」
庭 陶子
「理由ってのはねえ、全部知らない方がいいの!」
『歌い手』 ぺりかん
「めんどくさい親戚のおばちゃんみたいだな……」
庭 陶子
「で……その、みんなわかるってあたりを魔女はやってくるのよね」
庭 陶子
「ふたりとも、そういう……みんながわかるわかる!って、ところで満足できちゃっていいのかな、って思うんだ」
庭 陶子
「もしかしたら、そこがいちばん“きれいな音”なのかもしれないけど……」
GM
AST ランダム全特技表(4) > 胴部(9) > かわす
PPP
邪魔:
誰かがなんらかの判定(再起判定を除く)のサイコロを振る直前に使用できる。判定を行うキャラクター1人を目標に選ぶ。目標の行う判定に-1の修正をつけることができる。
井上 フェルナンド
援護します。関係1なので1点のプラスの修正。
[ 井上 フェルナンド ] テンション : 9 → 12
庭 陶子
2D6+2+1>=9 (判定:伏せる) (2D6+2+1>=9) > 6[1,5]+2+1 > 9 > 成功
『歌い手』 ぺりかん
修正はないです。そのまま振り直しをどうぞ。
庭 陶子
2D6+2+1>=9 (判定:伏せる) (2D6+2+1>=9) > 8[2,6]+2+1 > 11 > 成功
井上 フェルナンド
バスバスバス、と地面に杭が突き刺さる。
井上 フェルナンド
「毒杯の女め! 魔女の傀儡に堕ちたか!?」
庭 陶子
「もう、もう~!ふたりともいったん逃げて!殺されちゃうよ」
『歌い手』 ぺりかん
「里香さん、はやくはやく!」
井上 フェルナンド
「ふん……聖別された杭は魔に魅入られたものしか傷つけん」
井上 フェルナンド
喋りながらも杭をフォロワーに投げつけている。
『調律師』 笹井 里香
「何言ってんのあの人!?」 悲鳴を上げながら逃げ惑う。
井上 フェルナンド
「安心しろ、聖別された杭によって殉死すれば天国に行ける」
井上 フェルナンド
「皆には死後の世界があるのだぞ!」
庭 陶子
「せっかく生まれちゃったんだから、ちょっとくらいは現世を楽しんだっていいじゃない!」
井上 フェルナンド
「やはり……お前は毒杯の魔女」
井上 フェルナンド
「そのような欲望によってそいつらは魔女についているのだ」
庭 陶子
ふたりは無事に逃げたかな……と案じて視線を送る。
『調律師』 笹井 里香
背中が角を曲がって消えた。
『歌い手』 ぺりかん
こっちはもうとっくにいない。
庭 陶子
その背に向かって小さな祈りを投げかけた。
井上 フェルナンド
「お前の言葉によってあれらが魔女を諦めれば、目標は達成に近づく」
井上 フェルナンド
「だから殺すのが一番確実なのだ」
井上 フェルナンド
「お前もその聖印から光線の一つや二つ出せるのだろう」
井上 フェルナンド
「光線がでないのならば十分鍛錬を重ねるのだな……」
津々土 つづみ
(なんの話をしてるんだ、こいつらは…)
少し離れたところからその様子を眺めていた。
GM
何はともあれ、『調律師』笹井 里香は無力化されました。今回はもう関わってこないでしょう。
GM
欲しいものを欲しいと言うだけでそれが満ちるとき、それを望むだけの凡庸さ。
GM
それを、ごく当たり前の言葉が小さく守る。幼子の手を、そっと炎から遠ざけるように。
GM
魅入られたものは、守られたくはなかったかもしれず。
GM
だから、今は、その手を伸ばせなくなる。今は。
津々土 つづみ
二人の会話がひと段落したのを確認して、側に寄っていく。
津々土 つづみ
フォロワーをすぐ殺そうとするとは…、まあちょっと思ってはいたけどやっぱり苦手だな…あいつ。
井上 フェルナンド
しかしフォロワーを殺せない狩人は実際多い……。
庭 陶子
魚を捌けるか捌けないかみたいな話にしないの!
津々土 つづみ
『みんなまだ未来があるんだから!』か…。
みんな…、みんなねぇ…。
井上 フェルナンド
もっとフォロワーを殺せる狩人が増えれば日本の未来も明るくなると思うんだが……。
津々土 つづみ
ひとつ、ため息を吐いて夜空を見上げる。
津々土 つづみ
「で、どうするの。フォロワー追いかける?それとも魔女を探す?」
庭 陶子
「とつかくんとしぐれさんもそろそろ心配ね」
井上 フェルナンド
「そろそろ囮を使う頃合いか……」
井上 フェルナンド
魔女退治の為に殉ずれば天国に行けるからもしものときも大丈夫だ
津々土 つづみ
「…まあ、その辺りの判断は任せるけど。できれば協力者は死なせたくはないね、評価に関わるから」
井上 フェルナンド
「仕事ならいくらでもくれてやろう……」
津々土 つづみ
「あんたからの評価もらってもなぁ…」
井上 フェルナンド
「これだから俗世に生きる者は……」
沢城 しぐれ
『井上の話は話半分に聞いとけばいいとして』
沢城 しぐれ
『魔女探しはしたほうがいいな。本体を叩かねえと、いつまでも終わらねえ』
津々土 つづみ
「ああ、悪い。確かにその通りだね」
沢城 しぐれ
『ちなみに、さっき走ってった成果は?』
津々土 つづみ
「まあ、多少はあったと言ってもいいかな。残念ながら本体は見つけられなかったけど」
井上 フェルナンド
「リソースの一つを潰した。魔女の行動をいくらか抑えることができるだろう」
井上 フェルナンド
「しばらく我々は積極的に動けるだろう」
井上 フェルナンド
「おれは、そうだな……音大の方に向かうか」
井上 フェルナンド
「道中、ガソリンスタンドによれるとよいが……」
津々土 つづみ
「…なあ。こいつを一人で行動させて大丈夫か?」
沢城 しぐれ
『了解。音大行くならとつかくんも連れていくわ』
井上 フェルナンド
しかし狩人は一人では戦えないのもまた真実……。人間は儚いものだ……。
庭 陶子
「わかんない、聖印って自動的に発動するものだから」
井上 フェルナンド
光線を出すときはもっとリキを込めて使うといいぞ。
庭 陶子
「一人だと不安だからつづみさんも来てくれるとうれしいな」
津々土 つづみ
「じゃあ、そうさせてもらおうかな」
GM
つづみと陶子は、陶子のペンデュラムを頼りに歩き出す。
庭 陶子
ロザリオの端がペンデュラムになっているので、それを地面に垂らす。
庭 陶子
先ほど魔女に接触したところで強く揺れ、円を描くように回り出す。
津々土 つづみ
ペンデュラムのことはよくわかってないので黙ってついていってる。
庭 陶子
「えっと、今はねえ……ペンデュラムに魔女のにおいをおぼえさせてるというか」
庭 陶子
なんか犬みたいだな……といいつつ。
指先に感じる程度に振れる方向を指さす。
津々土 つづみ
「なるほど…、便利ですね(たぶん?)」
庭 陶子
「便利なぶん、フェルナンドくんみたいな人が嫌がったりもするんだけどねえ」
津々土 つづみ
「…まあ。あれは結構特殊じゃないですか?」
庭 陶子
「夫が結構フェルナンド君に似てるタイプでねえ」
庭 陶子
「特殊といえば特殊だなあ、たしかに、うん」
庭 陶子
「あそこまで過激じゃないわよー普通のひと」
津々土 つづみ
「ああ、そうですよね…少し驚きました…」
GM
話しながら、二人は公園のある通りから、じわじわと繁華街のほうへ。
GM
街灯の並びが落とす静かな光から、並ぶ店やビルのきらきらとした光に、視界の明るさが変わっていく。
津々土 つづみ
街並みや通り過ぎていく人々を横目に、ぽつりとこぼす。
津々土 つづみ
「まあでも、あいつくらい特殊だったら…もうちょい楽に夜を過ごせたのかな…とか思いはしますよ」
津々土 つづみ
「まあ、そういうのもありますけど…」
津々土 つづみ
「どっちかっていうと、狩人って元々一般人だった人間の方が多いじゃないですか」
津々土 つづみ
「ええ。だから…少し、ほんの少し何かが違っていたら、あそこで何も知らずに夜を過ごしてる人たちも…こっち側だった可能性もあるわけで」
津々土 つづみ
「知らない方が幸せ、ってやつですね」
PPP
「今から“こっち側”にしてあげてもいいんじゃない?」
津々土 つづみ
ぴたり、と足が止まり。視界にその少女だけが映る。
PPP
それはあるいは、本当に、音がしなくなっているのかも。
津々土 つづみ
少女の声が、耳の中に染み込んでいくようだった。
津々土 つづみ
言葉を返してはいけないとわかっていながら。
PPP
「ここに、ちょっと起こっちゃいけないことが、たまたま、起きちゃったら」
津々土 つづみ
私の目の前に落ちてきた化け物。偶然、私が選ばれてしまったんだと思わなければ…やっていられなかった。
津々土 つづみ
この、いつまで続くかわからない戦いが…私にとっての運命だったなんて、信じたくもない。
津々土 つづみ
これは偶然。誰にでも起きうること。
PPP
「きっと、誰でもそうなっちゃう。でしょ?」
津々土 つづみ
そう言っていると、持っていたギターケースの鍵が…"偶然"開いて槌と鎖が地面に落ちる。
PPP
「つづみちゃんに運試しをさせたのは、だーれだっ」
PPP
「じゃあ、今、この、たっくさんの人の中で」
PPP
「誰かに運試しをさせてみても、きっとわからないよね?」
津々土 つづみ
例えばそう。この槌を、空に向かって投げたなら。
PPP
つづみの背徳『日常の破壊』を破壊します。血量を6消費してサバトを発動。
PPP
サバトの発動により妨害のコストは11、判定にマイナス5の修正がつきます。
PPP
つづみの世界から音が消える。聞こえるのは魔女の声だけ。
津々土 つづみ
今、この音のない世界でなら…運試しをさせた人間のことなど誰も気づかない、誰も気づけない。
PPP
にこにこと見ている。まったく無邪気な笑み。
GM
重量のあるものが空を裂く音が、あっておかしくないはずなのに。
庭 陶子
そして、ごとり、で済まないような鉄の塊が人混みのさなかアスファルトに突き立つ音で振り返る。
津々土 つづみ
名前を呼ばれて、ようやく視界が元に戻り…都会の喧騒が耳に入ってくる。
津々土 つづみ
手の痺れと、激しい動悸の音がつづみの体を揺らす。
庭 陶子
近寄る。とりあえず、と前置きして槌を指さして片づけを促した。
津々土 つづみ
「………はい」
絞り出すような声で、それに返し…。
津々土 つづみ
そのままうずくまるようにアスファルトに手をつく。
庭 陶子
かける言葉がなくなる、というのは狩人によくある。
津々土 つづみ
言われるがまま、震える手でそのペットボトルを受け取り…飲む。
GM
街の喧騒は、うずくまる者を一瞥するだけで通り過ぎていく。隣に世話を焼くものがいればなおさら。
津々土 つづみ
汗が止まらない。全身から血の気が引いていく。喉を通る水分もすぐに口から吐き出してしまいそうだった。
庭 陶子
酔っ払いもそうしてよく喧騒のなか取り残されている。
津々土 つづみ
それでも、陶子のその言葉通りに呼吸を繰り返す。
庭 陶子
なにかコトが起きなければ、人は自分の日常に精いっぱいだ。
津々土 つづみ
「…なんとか」
そう言って、重い腰を上げる。
庭 陶子
「いや、よくはないけど……まだ、まだね。まだちょっとマシってことね」
庭 陶子
「つづみさんにケガもないし、他の人もケガとかなかったみたいだし」
津々土 つづみ
自分の投げた槌の方角を見る。
落ちた瞬間は周囲の人が少し騒いでいたが、今はもう人の流れが戻っている。
PPP
くすくすと笑う声が、そっと聞こえて去っていく。
津々土 つづみ
「…すみません、ありがとうございます。気を、引き締め直します」
痺れていた拳を握り、背を伸ばす。
GM
誰もがみな、そうと気づかないままに試されている。
GM
それはモンスターかもしれないし、あるいは神様かもしれない。隣にいる誰かかもしれない。
GM
善意によってかもしれないし、悪意によってかもしれないし……
GM
もしかしたら本当に、ただの偶然かもしれない。
GM
今回も妨害はなかったので、テンションの変動はなし。
つづみの背徳の強度が1削れ、伴って耐久力が1減少します。
GM
【メインフェイズ第1サイクル :津々土 つづみ】
津々土 つづみ
狩猟判定で「FFF」の強度を減少させます
津々土 つづみ
魔女と接触したので、情報共有も兼ねて音大に向かったメンバーと合流しようか…みたいな感じでいきます。
井上 フェルナンド
では音大に向かうと、人だかりができている。
井上 フェルナンド
「おれはあやしいものではない!」
井上 フェルナンド
警備員に止められてもめ事になっている。
GM
「いや、あのねえ!これ以上騒ぐと警察呼びますよ!」
井上 フェルナンド
「おれのほうは構わないぞ! 警察を呼んでも! なにもあやしくないのだから!!」
津々土 つづみ
「すいません陶子さん、私は音大の中見てくるんで…あれが暴走しない程度に見ておいてくれますか?」
井上 フェルナンド
「あやしいものなどないだろう! 見ろ! この十字架を!! この信心深さがわからないか!?」
庭 陶子
大学の入り口の野次馬に混じって見てよう。
GM
警備員は完全にフェルナンドに手一杯で、つづみのほうには全然注意が向かないですね。
井上 フェルナンド
「ふん……お前の信仰をおれが試してもいいのだぞ! 例えばヨブ記の解釈についてお前はどう考えて――」
津々土 つづみ
裏門の方に回っていき、柵を飛び越えて侵入する。
素晴らしい陽動作戦だなぁ。
GM
音大の中は……まあ夜間ですが、それなりに楽器の音が聞こえたり、サークル棟らしき建物から人の声が聞こえたり……
津々土 つづみ
こういう時ギターケースは便利だ、不審に思われにくいから。
井上 フェルナンド
どこにでもある聖別された木の杭だが……?
沢城 しぐれ
つづみが周囲を検めていると、すうっと現れる。
沢城 しぐれ
音がないのでめちゃめちゃ不意打ちみたいな現れ方をします。
津々土 つづみ
「う、わっ…と」
一瞬体がびくつく。
津々土 つづみ
「いや、問題ない。表門で騒いでるやつの代わりに来たんだけど…こっちはどう?」
と聞きながら、こちらは魔女に接触したことを簡単に話す。
沢城 しぐれ
『今はとつかくんが、知り合い連中に情報収集中』
沢城 しぐれ
『なんか変な音とか。逆に音のしない場所とか』
津々土 つづみ
彼は巻き込まれてしまった側だというのに…、まあ早く解決したいという気持ちは一緒か。
沢城 しぐれ
ちなみに、連れて行かれないようには気を遣いつつも、扱いは結構ぞんざいです。フェルナンドほどではないです。
沢城 しぐれ
『そろそろ戻ってくる時間。あんまり一人にしておくのも怖いからな』
鈴原 斗束
それから間もなくして、しぐれの言う通り、そのへんの建物から出てきます。
津々土 つづみ
「おつかれ。どうだった」
軽く手を上げる。
鈴原 斗束
「鳴るピアノがあるらしいって、いう話ですね」
鈴原 斗束
「誰もいないけど鳴るピアノがあるんだそうです。練習室棟の4階のどっかに」
津々土 つづみ
「へぇ…、どっかの怪談やら七不思議みたいだね。行ってみる価値はありそうだ」
津々土 つづみ
「一緒に来るならできるだけ守ってあげるけど、待っていた方が安全かもしれない」
鈴原 斗束
「あー……はい、そう、ですね。一緒に行きます。練習室の鍵……学生証の掲示が必要なので……」
鈴原 斗束
斗束は、必要に駆られた狩人がそういうのをぶっちぎっていくことを知らない。
津々土 つづみ
「鍵………、そっか。まあ、じゃあ来てもらおうかな」
開かなかったら壊すつもりではいた。
GM
廊下の両側にずらりと扉が並ぶ。防音された向こうから、かすかに聞こえる、くぐもったピアノやヴァイオリン。
GM
この時間だと下の方の階が空いているので、4階まで来るとほとんど人はいないですね。
GM
その中で、おそらく奥の方の部屋から、ピアノの音。
津々土 つづみ
「さて…」
ケースから槌と鎖を取り出す。
津々土 つづみ
あ、でもピアノってくそ高いんだっけ。魔女と無関係だったら困るな。
沢城 しぐれ
こちらも拳銃を抜く。しぐれにそういう葛藤はなさそうだ。
津々土 つづみ
「…………」
まあ、いっか。壊してから考えよう。ダメだったら逃げよ。
GM
では判定。自信から。攻撃力が補正につきます。
津々土 つづみ
2D6+2>=6 (判定:黙る)+攻撃力 (2D6+2>=6) > 6[1,5]+2 > 8 > 成功
GM
小さく切られた覗き窓の向こうには、誰もいない。
GM
にも関わらず響いている、ワルツの、しかも連弾。
鈴原 斗束
しぐれに促されて、扉の脇のリーダーに学生証をかざす。
津々土 つづみ
室内を見回しながら、部屋に入っていく。
GM
なめらかなテヌート。クレシェンドし、華やかに。
津々土 つづみ
「…へえ」
その音を聞きながら、ピアノの前まで歩いていく。
津々土 つづみ
「確かに良い音だ、拍手のひとつでも送ってやりたいくらいにね」
津々土 つづみ
「だけど悪いね」
ピアノにこつこつと槌をぶつけ、そして振りかぶる。
津々土 つづみ
「私はどっちかっていうとロックの方が好きなんだ」
津々土 つづみ
そう言うと同時に、ピアノが叩き潰される。
GM
枠の破壊される音とともに、230本の弦が一斉に弾け飛ぶ破滅的な音。
GM
オーケストラが、逃げ惑うようにフォルテッシシモのめちゃくちゃな音を奏で、
GM
一時室内は鼓膜が破れようかというほどにめちゃめちゃうるさくなり、
津々土 つづみ
「…まあ、これでここはオッケーかな」
よくわかんないけど、多分。
沢城 しぐれ
オッケーオッケー。魔女にも物理は効くからな。
GM
まあみんな防音室に籠もっていますし、ここも扉が開いていたとはいえ防音室ですから、即座にこの破壊がバレたりはしないでしょう。
津々土 つづみ
「…じゃあ、バレる前にさっさと離れますか」
GM
壊れたピアノから、ようやく、といったふうに目を離し。
GM
誰も知らないところで鳴る音楽が、どれほど美しくても。誰も聞いてはいない。
GM
だれも知らないところで鳴る音楽が、どれほど乱れても。誰も気づきはしない。