GM
お前たちはタルトの広間の床をいささか荒らして、ぼこぼこにした。
若干一名は歩くだけでだいぶ床を壊したな。
GM
ま、それを気にするやつは……今のとこはいない。
GM
それに、それを気にするやつは……倒しちまわなきゃいけない!
GM
1d12 シーン表 (1D12) > 4
GM
4:マシュマロのベッドルーム。柔らかいクッションのようにマシュマロが詰め込まれたお部屋。千切って食べてもおいしい。
GM
お前たちはぐるぐる歩き回って、どうやらもとの場所に戻ってきちまった。
GM
見たことのあるお菓子の家々。
アニス
「ちょっと疲れちゃいましたね……」
レディ・メグ
「あら、戻ってきちゃったみたい」
セイラン
「何だか見覚えのある景色ねえ……」きょろりと辺りを見回す。
アニス
「みなさんと合流したの、このあたりですよね?」
古森 朱
「けど丁度いいかもな。
泉はめちゃくちゃ広かったし、CCCに追っかけられるわで大変だったし」
古森 朱
「あと、流石に食いすぎて眠い。」
アニス
「いっぱい食べましたもんね……」
セイラン
「そういえばそうだったわね。折角だし、ちょっと休憩していきましょうか」ふかふかのマシュマロ!
GM
お前らは適当なドアを開ける。
GM
お菓子の家。甘いにおい漂うベッドルームは、夢のようにふわふわ。
アニス
「おお……」
アニス
「おっきいマシュマロ……」
レディ・メグ
「さっきとは違うおうちよね、たぶん」
GM
この家のベッドルームはまだ無傷だな。
レディ・メグ
齧った跡がないが思わず探した。
古森 朱
「……別の家だな。」
セイラン
「あら、ホント」さっきちぎった痕がない。
アニス
「えっ、違う家もベッドルームがマシュマロだったんですか?」
レディ・メグ
「そう。似た感じの景色ばかりで、道もわかんなくなっちゃうのよねえ」ふか……ふか……もぎ……ぱく……
セイラン
「そうよ。アニスは初めて? すごくふかふかで気持ちいいわよ」ダイブしてみなさいよとばかりに、大きなマシュマロを手で示す。
アニス
「ほんとだ、ふわふわ!」
古森 朱
躊躇なく、ぼふんとベッドに寝っ転がる。
古森 朱
「そういやあの時もC.C.Cに追っかけられた後だったな……」
セイラン
マシュマロの上で転がる女子達を何だかニヤニヤ……いや、にこにこ眺めている。
アニス
マシュマロのクッションをもふもふしている。
セイラン
「うーん、カワイイ♥」ちぎったマシュマロをぱくり。
レディ・メグ
ソファに座ってずむ……と沈んでいる。
ダメになりそう……
古森 朱
もふ……ふか…………
これは少し駄目になりつつある人。
アニス
朱の寝転がったベッドを背もたれに、ぺたんと座り込む。
アニス
「ちょっと休憩するには……いいですね……」 こちらも放っておくとだめになりそうだ。
セイラン
「あいつも来てないみたいだし、少しくらいなら大丈夫よ」こちらもマシュマロに背を預けて、足を組んで床に座った。なんだかのどかな光景だ……
レディ・メグ
「これがほんとうの堕落の国……」
古森 朱
「…………。
なんか、何時までもここに居れそうに思えてくるな……」
レディ・メグ
「それは、だめよ……ここで30日経ったらまずいもの……」
GM
しかしながらお前たちは、優しい甘いにおいと、疲れと、膨れた腹で……眠くなってきたな。
アニス
「………………」
GM
うと……うと……。
古森 朱
「……それは……分かってる……」
レディ・メグ
「ほんとに……?」
レディ・メグ
うと……
GM
うと……うと……。
セイラン
「……ふわふわの兎ちゃん……」マシュマロをちぎる動きがゆっくりになってきた。
GM
うと……うと……、
GM
すやり。
GM
マシュマロに抱かれて、束の間の夢へ。
GM
お前たちはちょっぴりだけ、眠り込んでしまった。
GM
とはいえ、大した時間じゃない。
GM
一番最初に目を覚ましたのは、お前だ。朱。
GM
夢うつつの視界。
古森 朱
「…………、」
ぼんやりと目を開ける。
GM
甘いにおいに包まれて、まだ眠いような気もする。
GM
マシュマロのベッドルーム。
古森 朱
後もう少しだけ、と微睡みながら、寝返りを打って。
ぼんやりと部屋の中を見ている。
GM
お前はもうひとつ、ごろんと寝返りをうつ。
GM
そして目の前に、
アニス
細く白い少女の首筋。
アニス
小さな呼吸に、かすかに揺れる。
古森 朱
「………………。」
古森 朱
この場所に来て、食べたものは菓子だけだ。
GM
お前に必要なもの。
GM
本当に必要なものは、菓子ではない。
古森 朱
菓子とは違う、それよりも本能の先に訴えてくる、
そんな甘そうな匂いがする。
GM
お前の飢えを満たしてくれるものは。
古森 朱
「…………」
じっ、と。白い首筋を見ている。
C・C・C
*朱の『吸血衝動』を抉るぞ。
GM
横槍はあるか?
レディ・メグ
*横槍……むにゃむにゃ……
GM
では能力値をチョイス。
レディ・メグ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
レディ・メグ
2d6+1>=7 (2D6+1>=7) > 6[2,4]+1 > 7 > 成功
レディ・メグ
1d6 (1D6) > 4
レディ・メグ
*ヤリイカ……むにゃ……
GM
では計6!
[ レディ・メグ ] ヤリイカ : 1 → 0
[ レディ・メグ ] HP : 17 → 16
C・C・C
*才覚で判定!
C・C・C
2d6+3-6>=7 (2D6+3-6>=7) > 6[5,1]+3-6 > 3 > 失敗
GM
失敗だな。
レディ・メグ
ふ、と。音もなく目を開ける。
古森 朱
……じっとアニスを見ている。
レディ・メグ
まどろみの中で、目線がさまよう。
そうして朱の姿に気づいて。
レディ・メグ
「……朱?」
古森 朱
「!!」
古森 朱
ばっ、と。人の気配に気付いた動物の様に、勢いよく振り返る。
古森 朱
「……メグ」
レディ・メグ
「……」そこにふたつ、丸い瞳。
レディ・メグ
「……おなか、すいちゃった?」
古森 朱
「…………。はぁ……」
古森 朱
「すいてない。」意地を張って返す。
レディ・メグ
「うふふ」
レディ・メグ
膝を崩して、手をついて。ゆっくりと朱の方に寄り、手を伸ばす。
古森 朱
「……なんだよ」伸ばされる手を見て、少し不機嫌そうに。
レディ・メグ
「あら、だって。前にも言ったじゃない?」
レディ・メグ
そのまま頬を撫でる。
レディ・メグ
「少しなら、いいわよって」
古森 朱
メグの手は柔らかい。
自分よりも体温が高く、触れた場所が暖かい。
レディ・メグ
そのまま、ふかふかの手で抱き寄せる。
厚くてもこもこの布地を掻き分ければそこに白い肉。
古森 朱
「…………。………………、」
古森 朱
「………………。
…………だって、負けたくねえし」
ぽそり、一言。少し子供っぽくも聞こえる声色。
レディ・メグ
「?」
古森 朱
「……とにかく!今は大丈夫だ!
あのクッキー野郎ぶっ倒してから、また考える!」
古森 朱
そういうと、ぷいっと横を向いてしまった。
アニス
「むにゃ」
レディ・メグ
「まあ」
アニス
「……どうしたんですか、おっきい声出して……?」
アニス
ふわわ。
古森 朱
「なんでもない!!」ぷんすこ。
レディ・メグ
「…………」アニスと顔を見合わせて、首を傾げた。
セイラン
「……あら、アヤって寝起きは不機嫌なタイプ?」いつの間にやら目を開けて、大きく伸びをした。
古森 朱
つーん。その可能性は否定できない。
何故なら起きるとおなかがすくため。
レディ・メグ
「朱ったら、なんだか急にこどもみたい」くすくす笑った。
セイラン
「ホント。でも、その方が年相応って感じでカワイイわよ」
古森 朱
「何なんだよ、どいつもこいつも……」
GM
空腹。生きている限り逃れられないもの。
GM
飢え。本当に満たすことの難しいもの。
GM
お前はそれを知っている。逃れがたく、避けがたく。
GM
だが、たとえそこから逃れられなくとも……別に、打ちのめされることはない。
GM
お前はそれと付き合ってきた。
GM
それは意地かもしれないし、もしかしたら単なる見栄なのかもしれないが……
GM
立派な志だろうが見栄だろうが、結果は同じだ。
GM
だからお前は、ちゃんと立っている。
GM
内心がどうあれ。
GM
理性でもって。
GM
……さて。
GM
お前たちの最後の手番だ。
レディ・メグ
*わたしの手番!
レディ・メグ
シーン表 振るか~
レディ・メグ
2d6 (2D6) > 7[2,5] > 7
GM
7:クッキーのチェス盤。バニラが白、チョコレートが黒の巨大なチェス盤。あなた達と同じサイズの駒は、氷砂糖でできている。
GM
白のクッキー。黒のクッキー。
GM
白。黒。白。黒。交互に並んだクッキーは、ひとマスが2メートルくらいある。
GM
氷砂糖のルークにポーン。お前たちと同じか、それ以上の大きさ。
レディ・メグ
「わあ」
GM
ゲームは始まっていない。駒たちは整然と並んでいる。
古森 朱
「氷像みたいだな……」
レディ・メグ
つかの間の休息を過ごして、今度は泉とは逆の方向を目指して歩いてきた。
拡がるチェス盤に感嘆の声を漏らして。
古森 朱
近くにあるポーンの駒を、つんつんとつつく。
セイラン
「まあ、大きなチェス盤ね」ぺたぺたと白黒のマスの上を歩く。
アニス
「わ~、スケールがおっきい」
古森 朱
「コマ一つ動かすのも大変そうだな」
レディ・メグ
「C・C・C用のサイズなのかしら……」対戦相手はいなさそうだが。
GM
そうだな。対戦相手は……基本的にはいない。
GM
この世界にいるのは、C・C・Cと。
GM
お前たちだけだ。
GM
お前たちのいるのとは反対側。
GM
やはり巨大な、氷砂糖の駒に囲まれて……
C・C・C
キングの位置に、C・C・Cはいる。
レディ・メグ
「……あ!」
古森 朱
「クソでっけえキングだなおい」
セイラン
てってって、と反対側のキングをとりにいこうとして、慌てて戻ってきた。「なんでいるのよ!!」
レディ・メグ
「でも、そろそろまた会う頃だと思ってたわ」
レディ・メグ
「あっちだって、こっちを探してるんでしょうし……」
レディ・メグ
いきなり襲い掛かられなかっただけましかも。
レディ・メグ
言いながら、手近なポーンのそばに隠れる。
C・C・C
どうやら、キングの駒を割っている最中だ。
氷砂糖が適当なサイズになると、アイシングのくちびるががばりと開く。
C・C・C
そのクッキーの頭の中に、どうやって消えたものか。
キングがみるみるうちに腹の中へ。
レディ・メグ
え~~!!
セイラン
「あの口、開くの……???」ナイトの鬣の影でドン引きしている。
C・C・C
ばりん、ぼりん。
レディ・メグ
「食べてる……!」
古森 朱
「うわあ。」
古森 朱
飾りじゃないんだな、あの口……
アニス
「すごい光景……」
セイラン
「齧られたらひとたまりもないわね……」
レディ・メグ
「……このまま、ずっと見てるわけにもいかないわね。
そのうち全部食べられちゃいそう」
レディ・メグ
「あのね、わたし、さっきちょっとこわいこと考えちゃったの」
レディ・メグ
「……ここって夜なんだか昼なんだか、わからないじゃない?」
レディ・メグ
「わたしたちの知らない間に日付がどんどん進んでたらどうしようって」
セイラン
「……確かに、それはそうね。何日経ったのか、正確にはわからないわ……」30日、という数字が頭をよぎる。
古森 朱
「ああ……。それは俺もさっき過ぎったな……」
古森 朱
30日ルールもあるが、自分にはそれ以上に問題がある。
レディ・メグ
「そろそろ、どうにかしないといけないとおもうの」
アニス
「……そうですね。ずっとここにはいられないですし……」
レディ・メグ
「仕掛け時なのよ、きっと」
古森 朱
「……そうだな。何時までも逃げ回ってる訳にもいかないし、
そもそもこいつを倒さないと外には出られないんだろうし……」
レディ・メグ
「ねえアニス、……C・C・Cの一番好きそうなお菓子、わかるかしら」
アニス
「えっと……」
アニス
「アントンが好きだったのは、チョコレートですね」
アニス
こういう感じ。
アニス
ぽろぽろ作って見せてくれる。
レディ・メグ
「じゃあ、それを囮にしてみましょう。
もしかして、もっと大きいのって、できる……?」
レディ・メグ
作ってくれたぶんは拾って食べた。
アニス
「んん……っと」
アニス
「両手にいっぱい!みたいなサイズなら……」
レディ・メグ
「いいんじゃないかしら!」
セイラン
「大好物に気をとられている間に仕掛けるわけね。メグったらとっても冴えてるわ!」
レディ・メグ
「うふふ」
古森 朱
「……いい考えだと思う。あいつ、あの状態でもアニスの事認識してたしな」
レディ・メグ
*C・C・Cの心の疵『アニスのお菓子』を才覚で抉ります。
クエスト『お菓子の補給』にも挑戦!
GM
いいだろう。目標値は7、クエストは8だ。
レディ・メグ
2D6+3>=8 (2D6+3>=8) > 7[2,5]+3 > 10 > 成功
GM
両方とも成功!
アニス
「むむむ……」
アニス
「えいっ!」
アニス
現れるのは、バスケットボールのようなサイズのチョコレート。
それが、ごろん、ごろん、といくつか。
レディ・メグ
「すご~い!」
アニス
どや。
セイラン
「まあ!」
古森 朱
「これは……でかい」
レディ・メグ
「さっすがアニス!
もしかして、アニスがいれば堕落の国は安泰なんじゃないかしら……」
女王様だって夢じゃないかも。
GM
まあ、そうやってお前たちがちょっとうわっついた感じになっている間にも。
C・C・C
匂いに惹かれたように。
C・C・C
「アニス?」
C・C・C
ぐるんと振り向くクッキー頭!
レディ・メグ
「あっ」
C・C・C
「おかし!」
レディ・メグ
「なっ、投げて投げて、えっと……あっち!」
アニス
「えっと、えっと……えい!」
GM
クッキーの上に転がっていく、でっかいチョコレート。
C・C・C
それを、ボールを追いかける子どもみたいにして、わたわた追いかける。
セイラン
「すごい食いつきっぷり」
レディ・メグ
「……ほんとに、アニスのお菓子が大好きなのね……」
C・C・C
ひとつ手にとって、にこにこ。
C・C・C
ふたつ手にとって、わあい!
レディ・メグ
少しうらやましそうに、さみしそうにつぶやく。
古森 朱
「……。」"元"になった人間を知っているから、どうにも手放しで喜ぶことはし辛い。
GM
そうしてお前たちは、C・C・Cの気を引く方法を知る。
GM
それにはただ、アニスのお菓子があればいい。
GM
なんて簡単なこと!
[ C・C・C ] アニスのお菓子 : 0 → -1
GM
亡者はもはや心を持たない。
GM
ただ、ただ。生きていたころの、心のかたちの抜け殻。
GM
嬉しいも、悲しいもない。
GM
お前たちがそれを見て、嬉しそうだと思うのも。
GM
お前たちがそれを見て、悲しいことだと思うのも。
GM
もう、どこにもないものの幻影だ。
GM
そして。
アニス
「メグさん、メグさん」
アニス
ちょいちょいと招く。
レディ・メグ
「なあに?」
アニス
「これね、さっき言ってた、『特別なお菓子』!」
アニス
手のひらの上に、真っ白な金平糖が一粒。
アニス
「もうすぐ、裁判になると思うから……あげる!」
レディ・メグ
「まあ……!私に?いいの?」
アニス
「うん。あんまり数は作れないから……」
レディ・メグ
「ありがとう!」
GM
HPを6点上昇するか、とうみつを獲得するか選べ。
レディ・メグ
とうみつをもらいます。
[ レディ・メグ ] とうみつ : 0 → 1
レディ・メグ
だいじだいじに、懐へ。
GM
そうこうするうちに。
C・C・C
両手にチョコレートを抱えたC・C・Cが、お前たちの方をぐるっと振り向く。
C・C・C
キャンディのおめめが、周囲を見渡して……
C・C・C
「アニス!」
アニス
「あっ!?」
セイラン
「もう戻ってきたわよ!?」
古森 朱
「気付くのはええなおい!!」
C・C・C
「アニス!アニス!おかし!」
C・C・C
どすんどすん。チェスの駒をなぎ倒しながら。
セイラン
「もう投げるチョコないの!?」
レディ・メグ
「っ、見かけによらずすばしっこいんだから……!」
古森 朱
「なんとか他に気を逸らせないか!?」
C・C・C
「アニス!!」
C・C・C
ひどく嬉しげに。
C・C・C
大好き!というように。
C・C・C
大きな手のひらが。大きな腕が広げられる。
C・C・C
抱きしめようとしている。
アニス
「うわっ……!」
GM
好きな相手を抱きしめて、一緒にいたい。
GM
ただそれだけ。それだけのこと。
GM
だが。お前は知っているな。
GM
そうしたら死んでしまう相手のいることを。
GM
殺してしまった相手のいることを、覚えている!
C・C・C
*セイランの『死の抱擁』を抉る。猟奇判定!
GM
横槍はあるか?
古森 朱
*横槍するぞ。
GM
では能力値のチョイスからだ。
古森 朱
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
古森 朱
2D6+1>=7 (2D6+1>=7) > 6[3,3]+1 > 7 > 成功
[ 古森 朱 ] HP : 19 → 18
古森 朱
1d6 効果 (1D6) > 4
古森 朱
*やったぜ。ヤリイカ乗せます。
GM
合計-6!
[ 古森 朱 ] ヤリイカ : 1 → 0
C・C・C
2d6+3-6>=7 (2D6+3-6>=7) > 6[1,5]+3-6 > 3 > 失敗
GM
失敗!
セイラン
「アニス! 伏せなさい!!」迫ってくる掌と、アニスの間に入る。
アニス
「っ!」
アニス
言われたとおりにその場に伏せる。
セイラン
近づいてくる大きな掌。あんな大きな手で抱き締められたら、きっとこの少女は壊れてしまうだろう。
セイラン
――いつか自分がそうしてしまったように。
古森 朱
「……っらあああ!!!!」
古森 朱
助走を付けて走り出し。
お菓子で出来た大きな腕を、横から思いっきり蹴飛ばす。
C・C・C
「――!!」
セイラン
「……ッ!?」衝撃を覚悟して見開いた目が、別の驚きで染まる。飛び出してきた、自分より小柄な影。
古森 朱
「おい、大丈夫か二人とも!!」
アニス
「……はい!」
セイラン
「アヤ……」ぱち。と目を瞬いて、ほっと息を吐く。
レディ・メグ
「朱!まだくるわ!」
古森 朱
「ったく、自分だけかっこつけた事しやがって」
古森 朱
「……マジかよ!本当に底なしだな、亡者の体力ってのは!!」
C・C・C
怒りに任せて振り回した腕が、近くのナイトを破壊する。
C・C・C
踏み鳴らす地団駄がクッキーを割り砕く。
古森 朱
「うわ、崩れる!!」一歩飛び退いて、急いでナイフを構える。
セイラン
「だって……」気まずそうに一瞬目を逸らしたが。
セイラン
「……ホント、休む間もないわね! 立てる? 走るわよ!」アニスの手を引いて、すぐに走り出す。その後に、がらがらとナイトの欠片が落ちてくる。
C・C・C
「アニス」
C・C・C
怒りに震える声。
GM
どろん、と。
GM
マーブルの空が溶けて落ちてくる。
GM
チェス盤を包むように。
C・C・C
「アニス」
GM
異界の主が、お前たちを逃さない。
C・C・C
「アニス」
C・C・C
「おかし」
C・C・C
「ちょうだい!」
GM
ここは子供の夢の場所。
GM
甘いお菓子に甘い夢。
現実なんてどこにもなくて、確かなものもなんにもなくて。
GM
それでもお前たちは、ここに骨を埋めるわけにはいかない。
GM
戦え。
戦って勝ち取れ。
GM
猟奇と才覚と愛とが、チョコレートの海で溺れる前に。
GM
裁判、開廷!