GM
そこに結び渡される絆は、どんな色をしているの? どんな歌を奏でるの?
GM
Dead or AliCe
『They lived happily ever after.』
GM
倒れた一人とは、知り合いというわけでもなさそうでしたが。
GM
しかし救世主は、六ペンスコインを必要としています。いつだって。
GM
ここで失ったHP、小道具はのちほど戻ってきます。
GM
シーンとしては裁判の真っ只中ですが、せっかくなので先制決めからやっていきましょう。
GM
では……先制ダイス!
小道具の使用がある場合は宣言してください。
行きずりの救世主
1d6+2 先制 (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
雁金 至
1d6+2+1+2 先制値決定 (1D6+2+1+2) > 2[2]+2+1+2 > 7
雁金 至
歪な形の銃を、行きずりの救世主に向ける。
行きずりの救世主
銃口に警戒の色を見せます。
先に一人倒れていますしね。
メル ロワ
「今なら降伏して去るという手もあるが……
どうやらきみにはその気はないようだね?」
行きずりの救世主
「そりゃな。六ペンスを譲ってくれるつもりはねえんだろ?」
雁金 至
「そうだね。……残念だけど、譲るわけにはいかないな」
どこか諦めたような声音。
メル ロワ
「つまり満場一致って訳だ。 いやぁ気が合うね。」
雁金 至
「こういう時にこそ、必要なものだからな」
それだけを言って、引鉄に指をかける。
行きずりの救世主
1d6 精確 (1D6) > 1
行きずりの救世主
2d6+2+1>=7 (2D6+2+1>=7) > 8[2,6]+2+1 > 11 > 成功
雁金 至
2d6+2>=11 衝撃 (2D6+2>=11) > 8[3,5]+2 > 10 > 失敗
雁金 至
疵によって生み出された銃弾は救世主を掠めるのみ。
行きずりの救世主
髪の一房が弾け飛ぶ。けれどそれだけだ。
雁金 至
無言で銃口を向け続ける。……何かを待っているかのように。
メル ロワ
大きくため息。
「まったく手加減もいいところだね。君は甘いんだよ。」
メル ロワ
「まぁ、頼りにされるのは……嫌いではないけれどもね。」
さぁ行けとばかりに、ぱちんと指を鳴らす。
メル ロワ
2d6+3 判定:愛 (2D6+3) > 7[6,1]+3 > 10
GM
成功!
では、カリガネの与えるダメージは閉廷まで+3されます。
メル ロワ
手を添えるように黒い羽根が舞う。
「君が思うさま、仕事をしろよ。カリガネ。」
雁金 至
羽根が舞う。……手にした銃が応えるように漆黒の色を深めていく。
雁金 至
この銃は、僕の言葉よりもよっぽど雄弁だ。
雁金 至
だから、言葉の代わりに、幽かな頷きと、あとは銃を構えなおすことで返す。
行きずりの救世主
夜のように黒を深める銃に目を細めると、手にした棍をすっと一振り。
雁金 至
2d6+2>=7 妨害 (2D6+2>=7) > 6[5,1]+2 > 8 > 成功
行きずりの救世主
1d6 精確 (1D6) > 5
行きずりの救世主
2d6+2+5>=8 (2D6+2+5>=8) > 6[4,2]+2+5 > 13 > 成功
行きずりの救世主
1d6+1 スート凶器 (1D6+1) > 1[1]+1 > 2
メル ロワ
2d6+3 判定:愛 (2D6+3) > 7[6,1]+3 > 10
GM
成功!ダメージ軽減後、最低値の1が残ります。
雁金 至
ちらりとロワさんを見るが、それだけだ。
僕がすべきことは、決まっているから。
行きずりの救世主
棍の先がそちらに引かれる。巻き取られる。
メルロワ
引き寄せ、そして力のままに放り投げる。
「きみも救世主なら楽しませておくれよ。」
メル ロワ
「本当の力はそんなものじゃないだろう?」
行きずりの救世主
放られて、舌打ち。
しかし、空中で器用に身を翻して着地する。
行きずりの救世主
その折に、ほんのかすか、メル・ロワの耳元を薙いでいく。
行きずりの救世主
*s6 h7 s8 c10 cQ
GM
OK!NPCからこれ以上の妨害はありません。
判定をどうぞ。
雁金 至
2d6+2>=7 妨害 (2D6+2>=7) > 9[4,5]+2 > 11 > 成功
行きずりの救世主
2d6+2>=11 (2D6+2>=11) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
GM
失敗した判定は目標値が妨害で変更されていましたね。
雁金 至
1d6+2+1+3+2 間隙ダメージ(凶器+殺意+祝福+才覚) (1D6+2+1+3+2) > 3[3]+2+1+3+2 > 11
雁金 至
2d6+2>=7 暗器 (2D6+2>=7) > 4[3,1]+2 > 6 > 失敗
雁金 至
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[3,2]+2 > 7 > 成功
雁金 至
1d6+2+1+3 威力(凶器+殺意+祝福) (1D6+2+1+3) > 6[6]+2+1+3 > 12
行きずりの救世主
2d6+2 (2D6+2) > 5[2,3]+2 > 7
GM
ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
行きずりの救世主
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
行きずりの救世主
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 11[6,5]+2 > 13 > 成功
雁金 至
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》] (choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《衰弱》
雁金 至
相手の妨害をも撃ち抜き、命を刈り取るかのごとき二発の黒の銃弾。
雁金 至
実際に――命を刈り取っていただろう。これが、尋常の場面ならば。
行きずりの救世主
もちろん、救世主は尋常の存在ではない。
雁金 至
「まだ、立つんだね。……君も」
今まで相対してきた救世主たちのことを思い返しながら、ぽつりと呟く。
行きずりの救世主
「倒れてられっかよ。倒れりゃ死ぬだけだぜ」
メル ロワ
「そうさ、だからこそ 情けなんてかけちゃいられないんだ。」
雁金 至
「そうだね。……そうだね。情けをかけているつもりはないよ。ただ」
銃口は、あくまで相手を捉えたままで。
雁金 至
「……僕に関わったことが、きっと、君の不幸だったのだろうな、と。思っただけさ」
メル ロワ
どうせ本心では碌な事を考えていないのだろう、奴は甘い男だ。
メル ロワ
つかつかとヒールを鳴らし、尚立つ男の元へと指先の一閃。
メル ロワ
2d6+1 判定:猟奇 (2D6+1) > 8[6,2]+1 > 9
行きずりの救世主
2d6+2-1 (2D6+2-1) > 8[3,5]+2-1 > 9
メル ロワ
魔女、メルロワの力は、契約者 雁金至 彼の意志の力。
メル ロワ
その程度の意志では鋭い刃も鈍くなる。救世主に刃は届かない。
雁金 至
「『何度も殺す』のはいつだって慣れないさ」
メル ロワ
「なればこそ、とっとと殺してしまうべきだと私は思うがね。」
雁金 至
「……ロワさんはいつでも正しいよ」
少しだけ、笑む。まるっきり場違いな、笑い方で。
行きずりの救世主
二人の会話に、ぺっ、と赤の混じった唾を吐く。
行きずりの救世主
「救世主に正しいやつなんかいるかよ!」
雁金 至
「いるさ。……『僕がそう信じている』限り」
メル ロワ
「……どうだかな。」
「きちんと守ってくれよ、契約者。」
行きずりの救世主
*cQ おくすりを選び、破壊します。
[ 行きずりの救世主 ] おくすり : 1 → 0
行きずりの救世主
*さらにc10で妨害を割り込みます
行きずりの救世主
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 3[2,1]+2 > 5 > 失敗
雁金 至
2d6+2+3>=7 妨害 (2D6+2+3>=7) > 5[2,3]+2+3 > 10 > 成功
行きずりの救世主
2d6+2>=10 (2D6+2>=10) > 10[4,6]+2 > 12 > 成功
行きずりの救世主
1d6+1+2+3 スート凶器+破壊+小道具破壊 (1D6+1+2+3) > 5[5]+1+2+3 > 11
メル ロワ
2d6+3 判定:愛 (2D6+3) > 8[3,5]+3 > 11
行きずりの救世主
手負いとは思えない鋭さで、横薙ぎの一閃。
行きずりの救世主
曖昧な手応えに顔をしかめる。音高く舌打ち。
メル ロワ
切れ切れになった衣が、メルロワの元へ還ってゆく。
メル ロワ
毛皮を撫でつけながら、契約者の元を見る。
「動く気がないのかな。そんなことではいつかまた、失うよ。」
メル ロワ
「なぁ、そこの救世主殿。
そちらからも言ってやってくれないか。
”もっとやる気を出せ” とな。」
雁金 至
「僕はロワさんを信じているだけだよ。……僕には僕のやり方があり、ロワさんにはロワさんのやり方がある。……それだけさ」
行きずりの救世主
「違うな。俺が言うなら……やる気がないなら死んでくれ、だ」
雁金 至
「そうだね。君ならそう言うのだろう。……でも、死ぬのは君の方だよ」
雁金 至
2d6+2>=7 衝撃 (2D6+2>=7) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
雁金 至
1d6+2+1+3 威力(凶器+殺意+祝福) (1D6+2+1+3) > 2[2]+2+1+3 > 8
行きずりの救世主
2d6+2-2 (2D6+2-2) > 7[5,2]+2-2 > 7
GM
ランダムな能力値で判定し、成功すればHP1の状態で立ち上がる。失敗すれば〈昏倒〉する。
行きずりの救世主
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
行きずりの救世主
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[1,6]+2 > 9 > 成功
GM
では、衝撃の効果で捨てさせるカードを指定してください。
雁金 至
放った銃弾がもう一度、命脈を穿つ。それでもなお倒れない相手を見やって、目を細める。
雁金 至
「これで、もうひとつ。あと何回殺せばいいのかな」
メル ロワ
「奴も言ったろう、"やる気のぶんだけ"だ。」
行きずりの救世主
「そっちのメガネは、わかってんじゃねーか」
メル ロワ
「まったく痛々しいね。やる気のある若者ってモノは。」
メル ロワ
眉をひそめて。
魔女はただ固い踵をカツンカツン、とならすだけ。
メル ロワ
何かを待つ様子で、ただそこに佇んでいる。
GM
NPCの手番。
ここでメル・ロワの封印が解除されます。
行きずりの救世主
その音に惹かれるように、棍の先がメル・ロワを指し示す。
行きずりの救世主
*hJで封殺!対象はメル・ロワ!
雁金 至
2d6+2>=7 妨害 (2D6+2>=7) > 7[3,4]+2 > 9 > 成功
行きずりの救世主
1d6 精確 (1D6) > 6
行きずりの救世主
2d6+2+6>=9 (2D6+2+6>=9) > 3[2,1]+2+6 > 11 > 成功
行きずりの救世主
1d6+1+1 スート凶器+殺意 (1D6+1+1) > 4[4]+1+1 > 6
メル ロワ
2d6+3 判定:愛 (2D6+3) > 7[4,3]+3 > 10
行きずりの救世主
引き寄せられるように。あるいは吸い付くように。
棍の先がメル・ロワの腹部を狙う。
行きずりの救世主
薙いでだめなら、突くのはどうだ?
メル ロワ
突いた部位からまたたくように爆ぜる漆黒。
行きずりの救世主
突きこんだ棍の先を即座に引いて、自身も飛び下がる。
雁金 至
「ロワさん」
少しばかり、気遣うような声音。……だが、視線は彼女の方を向いてはいない。
メル ロワ
カツン。 ヒールの音。
影の一歩後ろに、魔女がゆらりと現れる。
メル ロワ
「心配をするくらいなら前を見ろよ、契約者。」
飄々としているが、指先は強張る。
目には判り難いがその一撃ひとつひとつは確かに魔女を消耗させている。
雁金 至
僕が見る必要が無いと断じている。……最低でも、この戦いが終わるまでは。
行きずりの救世主
視線が、さっとカリガネとメル・ロワを一往復する。
行きずりの救世主
心配。心配が必要なことがある。あのメガネにも。
そして今、その言葉が出るならば。
行きずりの救世主
だん、と地を蹴って、跳ぶ。
手近の建物の、二階の窓枠に手をかけ、振り子のように屋根にまで上がる。
行きずりの救世主
血の雫が、降り始めの雨のように小さく散って。
メル ロワ
視界からその姿が消える。物音も聞こえない。
GM
これにてチュートリアルを終了します。
裁判閉廷です。
GM
先に倒れていた一人の懐を漁れば、幾ばくか、六ペンスコインが入っています。
しかし10枚もないですね。本当に数枚。
メル ロワ
数枚を手に取ってかざす。
「これきりか。 まぁ、一人分ではそんなものだな。」
メル ロワ
あとひとりぶん、取り逃したのは少々痛手だ。
もしも、一発で仕留めることができたなら……
メル ロワ
「……まさか、安心してやいまいな。」
先ほどの戦いでひとりぶん、殺さずに済んだこと。
雁金 至
「まさか」
わらう。……ロワさんはいつも僕を見透かすくせに、時々とんちんかんなことを言う。
メル ロワ
「そういうところで、信用ならんからな。お前という奴は。」
そのヘラヘラ顔はどうにもいけ好かない。契約者と言えどもだ。
GM
チュートリアルが終了したところで、希望があれば、各々ひとつだけ技能の入れ替えを認めます。
GM
さて、そのようにして、二人がいくらかの六ペンスコインを手にしたところで。
帽子屋の末裔
「いやあ、お強いねえ、おふたりさん!」
GM
どこから見ていたものか、話しかけてくる末裔が一人。
雁金 至
疵の力で生み出していた銃を手の中から消して。帽子屋の末裔に向き直る。
メル ロワ
「はは、では恥ずかしいところを見られてしまったね。
どうせならこの薄羽ですっと一太刀するところを見舞いたかったな。」
メル ロワ
「そうか、それはいいことだ。
争いは無いにこしたことはないからね。」
雁金 至
「それなら尚更、騒ぎを起こしてしまって申し訳ない」
後ろ頭を掻く。
帽子屋の末裔
「いや。今回はわりとおとなしいほうだったよ」
帽子屋の末裔
「前回はねえ、広場の石畳の半分がめくれっちまうようなありさまでねえ……」
帽子屋の末裔
「まあまあ、救世主さまの戦いってのはそういうもんさ」
メル ロワ
「おや、それは災難だったね。
気性の粗いやつもいたものだ。なぁカリガネ。」
メル ロワ
少し小突く。
「しかし、見てもらった通りだ。
紳士な我らは救世主のひとりを逃がしてしまった。」
メル ロワ
「こちらはいつ襲われるともわからない身でね。」
帽子屋の末裔
「ぼくら末裔が救世主さまにしてあげられることは少ないからね」
雁金 至
「そうだね。……このままここに留まっては更に騒ぎを起こしそうだ。君も、僕らに関わり合いにならない方がいい」
メル ロワ
「こいつは優しいだけが取り柄の男でね。」皮肉めいた声音だ。
帽子屋の末裔
「じゃあ、お優しい救世主さま。
この街を出てくなら、お優しいついでにひとつ、お願いしたいことがあるんだがね」
帽子屋の末裔
「こっから丸一日くらい行ったところに、プレスコット村って場所があってね」
帽子屋の末裔
「あすこはここら一体の水源なんだけれども……」
帽子屋の末裔
「最近、一人であすこに行くと、戻ってこないんだな。人が」
帽子屋の末裔
「ちなみに三人で行っても、一人、戻ってこない」
雁金 至
「それはまた、……奇妙な話といえば、奇妙な話だな。残りの二人はその一人がどう『戻ってこない』のか、何か言っていたのかな」
帽子屋の末裔
「さて、戻ってきたやつも……よくわからんようなんだよな……」
帽子屋の末裔
「二人で行くと戻ってくる……こともある。
でも今度は、その二人が一緒に歩いてるとこはとんと見なくなっちまう」
メル ロワ
「ふむ、それは何やら不穏な気配だね。」
メル ロワ
「亡者の仕業だろうか。
何かしらの力が働いているようには思えるが……」
雁金 至
「僕もロワさんと同じ感想だな。ただ、それが具体的にどのような力なのかは見当もつかないな……ひとりで行くと戻ってこない、ふたりで行くと離れ離れか……」
帽子屋の末裔
「なんにせよこの国は、奇妙なことってのは大概、救世主か亡者かってとこだからね」
メルロワ
「そりゃあそうだ。」 笑って。
「ここでは、何が起こってもおかしくはない。
ふうむ、その謎 私は興味が湧いてきたよ。」
メルロワ
「どうせ暇な身分だ、ちょっと首を突っ込んでみないか?」
雁金 至
「そうだね。『戻ってこない』という状態が続くのは、よいことではないだろうしね。異論はないよ」
メルロワ
「ああ、こいつの正義に誓って。」 雁金をつついて。
雁金 至
「そういう言い方はあまり好きではないのだけどな」つつかれながら。
帽子屋の末裔
「正義の味方ってわけだ。かっこいいね!」
雁金 至
「それならよかったんだけど、な」
口の中で呟き、ほんの少しだけ、わらって。
メル ロワ
「ああ、正義とは潜む悪を見過ごさない。
この事件だってきっと解決してみせるさ。」こいつが。
雁金 至
「ロワさんは大げさに言うけれど、そうだね、僕にできることはするよ」
帽子屋の末裔
「うんうん。ありがとう、救世主さま」
GM
それから末裔は、二人にかんたんな手当をしてくれます。
多少の物資も融通してくれますね。
GM
ここでHPと、使用した小道具を回復しましょう。
GM
ということで、末裔が用意してくれた簡素な地図を片手に、二人は街を出ます。
GM
プレスコット村は、この近辺の水源。
沼に囲まれた、そこそこ大きな村です。
メル ロワ
ぬかるみを進んでいく。
ヒールがずぶり、ぐちゃりと嫌な音を立てる。
雁金 至
「思ったより進みづらいな。ロワさんは大丈夫かい?」
メル ロワ
「そうだね、心配するなら肩車くらいしてくれると助かるのだが。」
雁金 至
「ロワさんが望むなら、背負うくらいはするけれど。肩車は単純にバランスを崩しそうだから嫌だな」
至極真面目に答える。
メル ロワ
「まったくつまらん男だな。きみは。」
僅かに浮かび上がる。だって魔女だから。
雁金 至
「つまらない男で悪かったね」
そんなロワさんを横目に、ゆっくりと歩みを進める。自分にはロワさんのような魔法はなく、救世主としての力も酷く偏ったものであるから。
メル ロワ
「……大いに悪いよ。」
漆黒の衣が、辺りをふわふわと漂う。
メル ロワ
それはすこし不満げに、カリガネを茶化すように光の粒を吐き出してゆく。
メル ロワ
その漆黒は雁金を助けることは無い。
その偏った力をもって、ただ歩けと言うだけだ。
雁金 至
そう、だから歩いていく。漆黒にささやきかけられるようにしながら、ゆっくりと、一歩ずつ確かめるように。
GM
分厚い雲の向こうに傾いていく日を感じながら、ぬかるんだ道を、しばし。
GM
やがて、ぬかるみ始めたときと同様にだんだんと、足元が踏み固められた道になっていく。
GM
確かになっていく足元が、ようやく、靴の踵で音を立てるほどしっかりとして。