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GM
では、PC最後。メル・ロワの手番。
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GM
やっていきましょう。
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GM
何をなさいますか?
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メル ロワ
*シュゼットさんを抉りで
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GM
OK!
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GM
* * *
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メル ロワ
黒い羽根が舞う
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メル ロワ
どこからともなく、示されるべくしてその袂へ。
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メル ロワ
「やぁ、お加減は如何かな。」
 日常の挨拶をするように気軽に、声がかけられる。
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シュゼット・バルデ
「あら、メルロワ」
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シュゼット・バルデ
「……好きと嫌いのお話はもうおしまいになったの?」
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雁金 至
その後ろからゆったりと歩んできて、ロワさんの斜め後ろに立つ。まだ髪とジャケットは濡れているがあまり意に介した様子はなく。
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メル ロワ
「おしまいもなにも。
 ふたり共にある限りはまだまだ続く予定さ。」
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メル ロワ
「しかし、このまま愛をはぐくんだとて、
 我らに残された時間が延びる訳でもないからね。」
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メル ロワ
「手っ取り早くきみと話をつけにきた。 そんなところかな。」
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シュゼット・バルデ
「話をつけに、ねえ」
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メル ロワ
「話し合いは嫌いかな。」
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シュゼット・バルデ
「いいえ。おしゃべりは好きよ」
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メル ロワ
「それは気が合いそうだ。
 ついでにこの呪いを解いてくれると嬉しいのだけれどね。」
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シュゼット・バルデ
「どうして解く必要が?」
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シュゼット・バルデ
「愛ってそもそも、呪いみたいなものよ」
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メル ロワ
「そりゃあ こいつとまだまだ話足りないからさ。
 あれを見ればわかるだろうこいつの頭の足りなさを。
 一夜限りでは言葉が足りんのだよ、まったくもってな。」
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メル ロワ
「そうして言葉をいくら尽くしても足りない。
 この関係をきみが呪いと呼ぶのならそうなのだろうね。」
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雁金 至
軽く肩を竦める。言われ慣れている、といった調子で。
「一夜限りでは足りない、というのは僕も同意だけれどね」
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シュゼット・バルデ
「言葉はいつだって足りないわ」
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シュゼット・バルデ
「あなたたちだけじゃない。誰だってそう」
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シュゼット・バルデ
「死ぬまで、尽くし切ることはできないものよ」
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メル ロワ
「きみと、その指輪の彼も?」
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シュゼット・バルデ
「……足りなかったわね」
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シュゼット・バルデ
「足りたら、殺してしまったかもしれないけれど!」
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メル ロワ
「終われば口を塞いで殺してしまうかい?
 であればきみにとって言葉こそが呪いだね。」
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メル ロワ
「愛とは多分君が思うよりもっと底の知れない呪いだよ。
 語るでは足りない、言葉に尽くすには惜しいものだ。」
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メル ロワ
「愛をもってすれば言葉の切れ目さえも……
 ……いや、私が語るにはおこがましいか。」
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メル ロワ
言葉の足りない男の頭を撫でやる。
「わたしも、きみのようになれればもっと楽かもしれんな。」
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シュゼット・バルデ
「御高説をありがとう、メルロワ」
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シュゼット・バルデ
「あなたは愛を裏切られたことがないってこと、よくわかったわ」
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メル ロワ
「ああ。そして困ったことに裏切り方もわからない。」
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メル ロワ
「きみならその方法を 知っているかな。シュゼット。」

「痛みを知るきみの愛とは、如何様なものだろう。」
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メル ロワ
*シュゼットの心の疵「絆」を愛で抉ります。
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シュゼット・バルデ
*横槍します
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GM
チョイスから順に処理。
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シュゼット・バルデ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
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シュゼット・バルデ
*ティーセット使用。
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シュゼット・バルデ
2d6+2+2>=7 (2D6+2+2>=7) > 10[6,4]+2+2 > 14 > 成功
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シュゼット・バルデ
1d6 効果量 (1D6) > 5
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GM
では、-5補正です。
[ シュゼット・バルデ ] HP : 18 → 17
[ シュゼット・バルデ ] ティーセット : 2 → 1
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メル ロワ
*ティーセット使います
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GM
OK!
[ メルロワ ] ティーセット : 1 → 0
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メル ロワ
2d6+3-5+2>=7 判定:愛 (2D6+3-5+2>=7) > 3[2,1]+3-5+2 > 3 > 失敗
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GM
残念。失敗ですね。
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シュゼット・バルデ
「裏切り方なんて知りたくなかったわ」
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シュゼット・バルデ
「ドレスの用意も終わってた。髪を結って、一番綺麗に見えるようにお化粧をして」
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シュゼット・バルデ
「なのに教会に彼は来なかった」
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シュゼット・バルデ
「彼のおうちには誰もいなくて、それっきりどうなったのかはわからない」
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シュゼット・バルデ
「……三日経ったら、隣の町では女の子が一人、やっぱり行方をくらませてたって話!」
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シュゼット・バルデ
「愛していたわ。そうでなかったら、こんなふうに……こんな疵のちからは現れやしない」
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シュゼット・バルデ
左手の指輪を見せびらかす。
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シュゼット・バルデ
「ほら、呪いでしょう?」
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メル ロワ
「そして、きみはひとの永遠を望むようになったのか。」
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メル ロワ
「……まさしく呪いだね。
 きみの愛が永遠ならばそれは何にも負けぬ強い力に代わるだろう。」
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メル ロワ
「きみは、その人を殺すだろうと言ったけれど……それは嘘だね。」
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メル ロワ
「己の中で燃える言葉は、それこそ語るには足りんよ。」
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メル ロワ
「わたしには わかり得ぬことだな。それこそ、永遠に。」
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シュゼット・バルデ
「わからないほうがずっと幸せよ、メルロワ」
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シュゼット・バルデ
「わからないままのほうがいい」
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メル ロワ
「どうだろうな。私はどうあれ出会ってしまった。」
 男の方に目を細める。
「……きみは、戻りたいと思うかい。何も知らなかったあの頃に。」
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シュゼット・バルデ
薄く笑う。
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シュゼット・バルデ
答えはなかった。
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メル ロワ
ちいさな沈黙。
――随分と憐れな様だな。
 誰にともなく心の中でつぶやいた。
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シュゼット・バルデ
「いつか」
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シュゼット・バルデ
「……いつまでも」
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シュゼット・バルデ
「裏切られないといいわね」
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GM
そういって、シュゼットは何度目か、姿を消しました。
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メル ロワ
ふ、と息をつく。
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メル ロワ
「指輪の奴は、よほどいい男だったんだろうな。」
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メル ロワ
「私も裏切られてみたいものだよ、いっそのことならばな。」
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雁金 至
「…………」
どこか遠くを見るような目で、シュゼットが消えていった方向を見つめながら。
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雁金 至
「僕は、裏切りたくはないな」
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雁金 至
ぽつりと、呟く。
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メル ロワ
「……信じてるさ。」
 視線は遠く交わらない。ただ黒く揺らめいている。
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メル ロワ
「きみに裏切られる日まで、永遠に。」
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GM
愛すること。愛されること。
愛を信じること。相手を信じること。
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GM
そして、裏切りを知ること。
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GM
知らないほうが幸せかもしれないけれど。
知らなかったからといって、ひとつだって「ない」なんてことにはならなくて。
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GM
ただ、それを目の前に示されたとき。
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GM
あなたは何を思う?
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GM
* * *
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GM
さて、お茶会も最終手番。
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GM
シュゼットはカリガネさんを抉りにいきます。
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GM
* * *
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シュゼット・バルデ
シーン表。
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シュゼット・バルデ
1d12 (1D12) > 4
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GM
桟橋:沼へ漕ぎ出すための小舟が繋がれている。今は沼には誰もいない。
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GM
昼は過ぎ、夕にはまだ足りない。
けれど太陽は、中天をこえて傾いている。
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GM
沼の水面は緑に揺れて、静か。
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シュゼット・バルデ
本当にただ散歩をしているように、その岸辺をゆくやわらかな足取り。
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シュゼット・バルデ
そして、ひとつ向こうの通り、メル・ロワの一歩後ろをゆくカリガネに目を留める。
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シュゼット・バルデ
「カリガネ」
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シュゼット・バルデ
友人を呼ぶような、気安い声。
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雁金 至
呼びかけられる。こえ。
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雁金 至
「……何ですか? シュゼットさん」
怪訝さを隠しもせず。
「僕」に語り掛けてこようなど、思ってもいなかったという調子で。
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シュゼット・バルデ
「あら、わたしとおしゃべりするのは嫌かしら」
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シュゼット・バルデ
「メルロワとはたくさんお話をしたけれど……あなたはあんまり、自分のことを喋ってくださらないんだもの」
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雁金 至
「……僕はあまり、喋るのが得意ではないものでして? それこそ、ロワさんに呆れられる程度には。あなただって、何となくわかってはいるでしょうに」
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シュゼット・バルデ
くすりと笑い。
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シュゼット・バルデ
「『知りたい』と思ってしまうのはやめられないんですよ、だったかしら」
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シュゼット・バルデ
今朝方の言葉をなぞる。
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雁金 至
「そう。……それは、そうです。……『知りたい』と思っているのは、本当ですよ、どこまでも」
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メル ロワ
「私以外にこいつに興味を持つ者がいるとはな。
 よかったじゃないか、カリガネ。」
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雁金 至
「そうかな」
ロワさんの言葉には、どこかぼんやりと虚空を眺めて。
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雁金 至
「……もし、本当に『興味』なんて感情が少しでもあるならば。僕なんかに興味を持つものじゃないですよ、シュゼットさん」
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雁金 至
「それとも、あなたも僕と同じ気持ちなんでしょうかね。……僕があなたを『知りたい』と望むのは、あなたを殺すためです。それ以上でも、以下でもない」
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シュゼット・バルデ
「あら怖い」
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シュゼット・バルデ
「わたしは別に、あなたたちに死んでほしいとは思わないのだけれど……」
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シュゼット・バルデ
「でもやっぱり、悪い魔女は退治しないと気がすまないものかしら?」
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雁金 至
「そうですね。『気が済まない』とでもしておきましょう。あなたの『呪い』はまぎれもなく人を害するものですから」
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シュゼット・バルデ
「あらあら……」
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シュゼット・バルデ
「わたしは別に、ひとを殺して回ってるわけじゃないでしょう?
 わたしの呪いは、知らない誰かを勝手に結びつけるわけじゃない」
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シュゼット・バルデ
「もともとそこに絆があって。
 だから、それはより強く結びつく」
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シュゼット・バルデ
「それだけ」
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雁金 至
「殺して回っているのと何も変わりませんよ。あなたの言う『絆』とは、随分勝手な言葉なんですね。まあ、元々僕はあまり好きな言葉ではないですが」
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雁金 至
「より強く結びつく? ……僕はそうは思いません。そんな歪な形で繋がった『人生』で、結局何が結びついたっていうんですか」
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雁金 至
「そこに残るのはただ、この歪な形の『人生』を送る人間だけでしょう。絆も、結びつきも、ただの言葉の綾にすぎない」
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雁金 至
「そして、事実として僕らは呪われ、幾人もの人間があなたのために既に死んでいて、結局のところ僕はその解決のためにここにいるわけですよ、シュゼットさん」
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シュゼット・バルデ
「言葉の綾?」
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シュゼット・バルデ
「もともと、愛も絆も、言葉にしなければ……ただの独りよがり」
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シュゼット・バルデ
「ひとは、形あるものを求めるものよ、カリガネ。
 例えば指輪。例えば誓い。例えば……それこそ、『結婚』という形式をね」
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シュゼット・バルデ
「わたしの求めるものは、『呪い』というかたちをしている」
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シュゼット・バルデ
「だったらあなたは、どんなものを求めているの?」
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雁金 至
「確かにあなたの求める『かたち』はそうなのでしょうね。別にそれを否定するつもりはないですよ」
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雁金 至
「ただ、否定はしませんが、受け入れの拒否くらいはさせていただきますよ。それは『あなたの話』であって、『僕の話』ではなく」
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雁金 至
「最低でも、僕にとっては、この『呪い』は求めている『かたち』ではない」
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雁金 至
「……そう、ロワさんを縛るのは、僕との契約と『約束』だけでいいんだ」
ぽつりと、これは誰かに聞かせるためでもなく、呟く。
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シュゼット・バルデ
「カリガネ」
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シュゼット・バルデ
「今したいのは、わたしの求めるものの話ではないの」
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シュゼット・バルデ
「メルロワを縛るものの話でもない」
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シュゼット・バルデ
「あなたが求めるものって、なあに?」
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シュゼット・バルデ
「あなたが一番したいことって、なあに?」
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雁金 至
「……何故、僕に『求めるもの』を問いかけるんです?」
微かに眉を顰めて。それに意味があるのか、答える理由があるのか、という意志を篭めて。
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シュゼット・バルデ
「だってカリガネ、ナントカはしないほうがいい、とか、ナントカではない、とか言うばっかりなんだもの」
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シュゼット・バルデ
「あなたが何を信じているのかさっぱりわからない。
 したいことも、求めるものも、ぜーんぜん」
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シュゼット・バルデ
「何が正しいと思っているの?それは法律?倫理?」
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シュゼット・バルデ
「あなたは何を正しいと思って、わたしの呪いを『解決』に来たのかしら?」
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シュゼット・バルデ
*カリガネの心の疵『正義の執行』を抉ります。判定は猟奇。
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メル ロワ
*横槍を入れます
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GM
では、能力値のチョイスからどうぞ。
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メル ロワ
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
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メル ロワ
2d6+1 判定:猟奇 (2D6+1) > 5[4,1]+1 > 6
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メル ロワ
*雁金の寵愛、出目に1足します。
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GM
よろしいでしょう。では成功。
[ メルロワ ] 雁金の寵愛 : 1 → 0
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GM
効果量をどうぞ!
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メル ロワ
1d6 (1D6) > 4
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GM
-4の補正。
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シュゼット・バルデ
*ティーセット使用。
[ シュゼット・バルデ ] ティーセット : 1 → 0
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シュゼット・バルデ
2d6+2+2-4>=7 (2D6+2+2-4>=7) > 9[4,5]+2+2-4 > 9 > 成功
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GM
成功です。
[ メルロワ ] HP : 22 → 21
[ 雁金至 ] 正義の執行 : 1 → 0
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メル ロワ
「何が正しいか?」
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メル ロワ
「愚問だな。
 問うにも足りん、わかりきったなんともつまらん話だ。」
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メル ロワ
「正義とはこいつの中にあるものだ。
 わたしとこいつを繋ぐもの。
 契約の末の力そのものだ。 ……だから私がここにいる。」
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シュゼット・バルデ
メル・ロワを見やる。
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メル ロワ
「契約者の意志が私を私たらしめる。
 それが、魔女たる私の魂の在りかだ。
 ふたつにひとつ。その答えは秤にかけて等しい。」
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メル ロワ
「言葉にせずとも、信じている。
 ああ、私とは……そういう者であるからな。」
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シュゼット・バルデ
「……ふうん?」 今度はカリガネを見る。
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シュゼット・バルデ
「カリガネも、そういうことでいいの?」
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雁金 至
「何が正しいか。そんなものは、各々の心に聞くしかないと、僕は思っていますから」
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雁金 至
「僕は、僕がそう信じているから、今、あなたの前に立っている。あなたの言葉を聞いている。……あなたを、殺そうとしている」
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シュゼット・バルデ
「ふふ、そう」
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シュゼット・バルデ
「でもね、カリガネ。そうだとしたら――」
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シュゼット・バルデ
「メルロワに語らせる前に、ご自分でそう宣言なさらなきゃ?」
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雁金 至
「……そういうものですかね?」
首を傾げた。
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シュゼット・バルデ
「あらあら」
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シュゼット・バルデ
「カリガネ。もうちょっとメルロワにお説教してもらいなさいな」
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メル ロワ
「ふふ、その必要はないさ。」
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メル ロワ
「なにせ、我々はお前を殺す者だ。」
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メル ロワ
「力を示すは言葉を連ねるよりも、天秤にかけるのが一番。
 言葉でわからん奴にもっとも有効な手だ。」
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メル ロワ
「説教は……あとでゆっくりと手間をかけて、存分に。」
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メル ロワ
そうだろう? カリガネに問いかける。
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雁金 至
「ああ。いつだって、救世主同士というのは、シンプルでいい」
本気でそう思ってはいない顔で、言い放ち。
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雁金 至
「僕らにもそう時間は残されていないからね。此処は手早く済ませようじゃないか」
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雁金 至
「……そう、僕らの全ては、あなたを殺してからですよ、シュゼットさん」
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シュゼット・バルデ
「……ふふ」
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シュゼット・バルデ
「なら、村の入口。沼のほとりへいらっしゃい」
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シュゼット・バルデ
「村の『幸せな二人たち』を巻き込んだら、かわいそうだものね」
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シュゼット・バルデ
「お待ちしておりますわ、お二人とも」
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シュゼット・バルデ
胸に手を当て、一礼。
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GM
するりと掻き消える。
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メル ロワ
それをしばし、見つめて。
「……本当に わかっているだろうな、契約者。」
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メル ロワ
「これは誰の為の戦いか。
 お前の心根によくよく問うがいい。」
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メル ロワ
「私は魔女だ。
 共にと誓った以上は後悔等はせん。
   ……お前も悔いのないようにな。」
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メル ロワ
そうして魔女は、黒い靄へと紛れる。
すべては、お前に問うべしと。
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雁金 至
「ああ。わかって、いるよ」
黒い靄へと紛れていったロワさんに、それだけを言って。
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雁金 至
ジャケットのポケットに両手を入れて、ゆっくりと歩き出す。
村の入口、沼のほとりに向けて。
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GM
言葉にしなければ、かたちにならない。
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GM
愛も、絆も、約束も、契約も、正義も。
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GM
言葉を置き去りにできるのは力だけ。
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GM
そして疵は、いつだってそこにある。