GM
昨日、この村を訪れたときと同じ道を、今度は村の外へ向かって歩く。
GM
負ければ、互いに二度と会うことのできなくなる戦いが、待っている。
雁金 至
「……ロワさん」
辺りを漂う黒い靄に向けて語り掛ける。
雁金 至
「ロワさんは、まだ……、このまま目を閉じてもよいと思ってるかい?」
メル ロワ
黒い靄が答える。
「目を閉じても、何も変わりはしないさ。」
メル ロワ
「それがいいか悪いか、それは私には量りかねるがな。」
雁金 至
「ロワさんにもわからないことはあるんだな」
……それは当然なのだけれども。それでも、つい、口をついて出る。
メル ロワ
「私はただ一介の魔女だからね。
わからぬことだって、あるさ。
奇跡のような力だって持ち合わせちゃいない。」
メル ロワ
現に、お前とこうしているのも、そう。
漂うようにしてお前とただそこにいるだけの私だ。
メル ロワ
「それに、すべてがわかっては面白くないだろう。
視界を切り開くのは、お前の力さ ……カリガネ。」
雁金 至
「ああ。そうだね、ロワさん」
目を閉じて、開く。今はまだ開けていない視界。
雁金 至
「僕はどうあれロワさんの意志を尊重する。そう言ったけど、ひとつ、言うことくらいは許してもらえるかな」
雁金 至
「僕はこのまま目を閉じることはできそうにない。ロワさんが仮に望んだとしても、それが『変わりはしない』ものだとしても」
メル ロワ
体温を奪う指先が、ゆるく形を成して。
「……そうか。」 と、少しだけ笑った。
雁金 至
「そうだ。僕は。……それを、許しはしない」
雁金 至
僕が『許さない』からといって何が変わるわけでもない。……ただ、言っておきたかっただけだ。
GM
そこに立つ女の影が、薄い霧の向こうに、おぼろに見え始める。
GM
では、アイテムの受け渡しがあるのならばここでどうぞ。
シュゼット・バルデ
「お待ちしておりましたわ、お二人とも」
雁金 至
さっぱり待たせて申し訳ないとは思っていない、口だけの言葉。
シュゼット・バルデ
「ふふ。お二人の最後の時間ですもの。
待つのはちっとも苦にならないわ」
メル ロワ
「そうだな、お前とはもう少し話をしていたかったよ。」
雁金 至
「ロワさんはそうだろうけど、僕はそろそろうんざりしてきていたところだ」
雁金 至
「嫌われても構わないよ。……ロワさんに嫌われるというなら、少し考えるけど」
メル ロワ
「言うじゃないか。嫌ってやってもいいんだぞ。お前がそう望むなら。」
シュゼット・バルデ
「あらあら。愛し合っていらして、本当に結構ですこと」
シュゼット・バルデ
「わたしが、二人で末永く幸せに暮らしていけるようにしてあげるからね」
シュゼット・バルデ
薬指の指輪が、黒いもやを纏う。
メル ロワ
「生憎私は貪欲なものでね。
永遠にするには、まだまだ足りないんだ。」
メル ロワ
黒く靄が広がる。それはきらめいて冷たい無機の法。
雁金 至
「僕らはまだ永遠には遠すぎる。……それには同意だよ、ロワさん」
雁金 至
「僕が、愛するひと。……共に在りたいと、望むひと」
雁金 至
「だから、僕は、僕自身の望みをもって、ここに銃を抜く」
雁金 至
「シュゼットさん。……あなたを殺します」
シュゼット・バルデ
その言葉に、軽く嘲笑った。
それだけ。たったそれだけだった。
GM
シュゼットの配下が『仕込』を所持しています。
[ シュゼット・バルデ ] 水パイプ : 0 → 2
GM
では、先制判定。小道具の使用があれば宣言してください。
GM
ではそれぞれダイスを振りましょう。1d6+各種補正。
シュゼット・バルデ
1d6 先制 (1D6) > 3
雁金 至
1d6+2+1+2 先制値決定 (1D6+2+1+2) > 3[3]+2+1+2 > 8
シュゼット・バルデ
*c2 d3 h3 s5 cA
GM
シュゼットは3R目のカリガネの手番まで衰弱。
雁金 至
2d6+2>=7 衝撃 (2D6+2>=7) > 2[1,1]+2 > 4 > 失敗
雁金 至
2d6+2>=7 衝撃 (2D6+2>=7) > 5[2,3]+2 > 7 > 成功
雁金 至
1d6+2+2 凶器+衰弱 (1D6+2+2) > 6[6]+2+2 > 10
シュゼット・バルデ
*イカサマ発動。『陣形』にて、ダメージを配下眠りのいざないに移し替えます。
GM
衰弱はシュゼットに乗っていますので、ダメージは8。
眠りのいざない
ふわり。甘い香りとともに、眠気が襲う。
眠りのいざない
深夜から今まで、一睡もしていない。
雁金 至
その手の中にはいつの間にか歪な銃が生み出されていて。
雁金 至
引鉄を引く。まとわりつく「眠りのいざない」を貫くべく。
シュゼット・バルデ
薬指の指輪が生むもやが、ドレスのように翻る。
そのさまはまるで、黒いウエディングドレス。
シュゼット・バルデ
2d6 回復量 (2D6) > 4[1,3] > 4
[ シュゼット・バルデ ] HP : 17 → 21
シュゼット・バルデ
ふうわりと、やわらかな布地のように踊るもや。
その一部がシュゼットに還元される。
雁金 至
2d6+2>=7 妨害 (2D6+2>=7) > 2[1,1]+2 > 4 > 失敗
シュゼット・バルデ
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 9[5,4]+2 > 11 > 成功
シュゼット・バルデ
たん、とステップ。もやが揺らぐ。
眠りのいざない
そのステップに伴って、幻が揺れる。
眠りを誘う、ゆめまぼろし。
雁金 至
2d6+2>=7 妨害 (2D6+2>=7) > 6[4,2]+2 > 8 > 成功
眠りのいざない
2d6+2>=8 (2D6+2>=8) > 5[2,3]+2 > 7 > 失敗
GM
達成値が妨害の効果で変更されています。
威力を算出してください。
雁金 至
1d6+2+2 凶器威力+才覚 (1D6+2+2) > 4[4]+2+2 > 8
シュゼット・バルデ
*イカサマ発動。8点のダメージはシュゼットがもらいます。
[ シュゼット・バルデ ] HP : 21 → 13
雁金 至
銃声。靄を貫く銃弾。闇雲に放たれたように見えたそれ。
雁金 至
「……まだ、眠るわけにはいかないんだ」
銃の握りを確かめながら。
メル ロワ
「うちのは頑固だろう。 私もそこが気に入っているんだ。」
メル ロワ
2d6+1>=7 判定:猟奇 (2D6+1>=7) > 11[6,5]+1 > 12 > 成功
シュゼット・バルデ
*イカサマ発動。5点を眠りのいざないへ
メル ロワ
靄が鋭い刃となって、一閃。貫いていく。
メル ロワ
迷いのない一太刀が、シュゼットをめがけて打ち込まれる。
眠りのいざない
しかしその鋭さは、眠気に鈍る。シュゼットには届かない。
メル ロワ
その切っ先は彼女に届く前に霧散する。
甘い香りと黒い靄が滲んでとけた。
シュゼット・バルデ
*d4 h5 d10 dK(c2)
雁金 至
2d6+2>=7 暗器 (2D6+2>=7) > 8[4,4]+2 > 10 > 成功
雁金 至
1d6+2+3 凶器+鋭気 (1D6+2+3) > 6[6]+2+3 > 11
シュゼット・バルデ
*イカサマ!眠りのいざないへ移し替えます。
眠りのいざない
形なきものも、その号砲に散っていく。
雁金 至
「僕に粋なんてものを求めること自体が間違いなんですよ」
シュゼット・バルデ
「そういうの、開き直りっていうのよ。ご存知?」
シュゼット・バルデ
*d10吸精。d4霊気で割り込み
シュゼット・バルデ
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[1,6]+2 > 9 > 成功
シュゼット・バルデ
1d6+1+3+4 スート凶器+霊気+集気 (1D6+1+3+4) > 1[1]+1+3+4 > 9
メル ロワ
2d6+3=>7 判定:愛 (2D6+3>=7) > 10[6,4]+3 > 13 > 成功
GM
では、3点の軽減……に、看破の2点がついて、差し引き1点の軽減。
[ シュゼット・バルデ ] HP : 13 → 15
シュゼット・バルデ
黒いもやはカリガネに向かう。黒い薄布は死のヴェール。
メル ロワ
ヴェールを引き裂くように真っすぐに振り下ろされる。
「言われるまでもなく。」
シュゼット・バルデ
切り裂かれてなお、そのヴェールは奪い取る。
二人の間にある愛情のひと欠け。
シュゼット・バルデ
そしてそれはそのまま、シュゼットのちからのひと欠けになる。
メル ロワ
それでも、まだ燃えている。
繋ぐものは愛情、その限りではないから。
メル ロワ
3d6+1 回復 (3D6+1) > 15[3,6,6]+1 > 16
メル ロワ
黒い影たちはちりちりと冷たく、燃え上がるように
メル ロワ
魔女のドレスを丁寧に繕っていく。
「さぁ、踊ろうか。まだまだ終わらないよ。」
シュゼット・バルデ
「もちろん。まだ夜は長いわ!」
シュゼット・バルデ
*s4 hJ cK(c2 dK)
雁金 至
2d6+2>=7 暗器 (2D6+2>=7) > 9[4,5]+2 > 11 > 成功
雁金 至
1d6+2 凶器威力 (1D6+2) > 2[2]+2 > 4
雁金 至
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》] (choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《猛毒》
GM
シュゼットは、5Rのカリガネの手番まで、猛毒を受けます。
[ シュゼット・バルデ ] HP : 15 → 11
シュゼット・バルデ
*報復cK 霊気s4を割り込み
シュゼット・バルデ
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
シュゼット・バルデ
1d6+1+3 スート凶器+霊気 (1D6+1+3) > 1[1]+1+3 > 5
雁金 至
……シュゼットに一撃を与えるが、それと同時に黒いヴェールが襲い来る。
シュゼット・バルデ
愛しい。だからこそ憎い。
シュゼットの感情が、銃弾の軌跡を伝って逆流する。
シュゼット・バルデ
行き場のないものが、銃弾によって穿たれた傷を出口に溢れ出す。
雁金 至
溢れ出す感情。それは実際に凶器となってこの身を抉る。……与えた傷は、もう一つの傷を穿つ。
雁金 至
「……っ」
痛みよりも、ぶつけられた「感情」に、僅かに眉を顰める。
シュゼット・バルデ
笑みの下にあるものが、垣間見えて。
シュゼット・バルデ
*補助動作、水パイプを使用。猛毒を解除
[ シュゼット・バルデ ] 水パイプ : 2 → 1
雁金 至
2d6+2+6>=7 妨害 (2D6+2+6>=7) > 3[1,2]+2+6 > 11 > 成功
雁金 至
2d6+2+6>=7 妨害 (2D6+2+6>=7) > 10[6,4]+2+6 > 18 > 成功
シュゼット・バルデ
2d6+2>=18 (2D6+2>=18) > 10[6,4]+2 > 12 > 失敗
GM
目標値の変更がありました。威力を算出してください。
雁金 至
1d6+2+2 凶器+才覚 (1D6+2+2) > 3[3]+2+2 > 7
[ シュゼット・バルデ ] HP : 11 → 4
シュゼット・バルデ
*dK報復!c2で霊気を割り込みます。
シュゼット・バルデ
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 9[5,4]+2 > 11 > 成功
シュゼット・バルデ
1d6+1+3 スート凶器+霊気 (1D6+1+3) > 1[1]+1+3 > 5
シュゼット・バルデ
より絢爛に。美しくなろうとする。
雁金 至
今の、隙をついた一撃も確かにシュゼットを傷つけてはいるはずだが、同時に自分にも傷が穿たれる。ぽたた、と血が、滴る。
メル ロワ
その熱い血を吸い上げるようにして、
痛みを伴って影は激しく燃えゆく。
メル ロワ
穿たれた傷を抉るようにして、
その力は湧き上がってくる。黒く。深い色に。
メル ロワ
男を、彼女を、取り囲むようにドレスは翻る。
メル ロワ
2d6+3=>7 判定:愛 (2D6+3>=7) > 7[3,4]+3 > 10 > 成功
GM
禍々しい凶器の効果を含め、カリガネは3点回復。
メル ロワ
情念のドレスに執念の炎が燃え上がる。
黒いドレスを取り囲む影は踊るように黒く黒く燃える。
メル ロワ
「終わらないのだろう、まだまだ。
お前は、その笑みを絶やさずおれようか。」
メル ロワ
「裁きの時だ、疵を明かせよ。もっと燃やしてみせろ。」
メル ロワ
「さぁカリガネ、お前がやるべきことを。
この心さえも穿ってみせろ。私はそれまで、永遠に。」
メル ロワ
魔女が笑う。愉快そうに。歪な銃に手を添えて。
シュゼット・バルデ
*c3 c7 c10 cJ cQ
メル ロワ
*s8 joker(h4 hA hQ)
雁金 至
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 10[6,4]+2 > 12 > 成功
雁金 至
1d6+2 凶器威力 (1D6+2) > 3[3]+2 > 5
シュゼット・バルデ
2d6+2 (2D6+2) > 9[6,3]+2 > 11
雁金 至
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》] (choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《封印》
雁金 至
歪な銃から放たれた一撃は、シュゼットの急所を過たず貫く。
雁金 至
「シュゼットさん。まだ立つんでしょう?」
シュゼット・バルデ
その下がどれだけ傷になっても、もやのドレスは形を崩さない。
シュゼット・バルデ
*c10吸精、対象カリガネ。c3霊気を割り込み
雁金 至
*割り込み、h8妨害。更に割り込みでc4精確。
雁金 至
2d6+2+6>=7 妨害 (2D6+2+6>=7) > 9[5,4]+2+6 > 17 > 成功
シュゼット・バルデ
2d6+2>=17 (2D6+2>=17) > 8[2,6]+2 > 10 > 失敗
雁金 至
ステップを崩す、シュゼットを掠める銃弾。
シュゼット・バルデ
「ダンスもできない殿方なんて!」
メル ロワ
「悪態はいけませんよ、お嬢様。」
外れたステップを、すくい上げるように影が踊る。
メル ロワ
「いつでも微笑みを絶やさずに、ダンスも唄も美しく。」
メル ロワ
2d6+3=>7 判定:愛 (2D6+3>=7) > 4[1,3]+3 > 7 > 成功
GM
成功。閉廷までカリガネの威力が+3されます。
メル ロワ
影が渦巻いて、雁金の身にまとう。
リードするように、行く先の足を、ひとあし、ふたあし。
ヒールの音だけを鳴らし、優雅に舞い踊る。
メル ロワ
「待つだけではだめだ。
着飾るだけでもまだ足りん。
女は男を躍らせてなんぼだろう!」
雁金 至
それに応えるように、歩を進める。ダンス、にはどうしたって程遠いけれど、それでも。
シュゼット・バルデ
*d2 d6 s10(cJ cQ)
メル ロワ
*dA(h4 hQ hA joker)
雁金 至
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
雁金 至
1d6+2+3 凶器威力+祝福 (1D6+2+3) > 3[3]+2+3 > 8
シュゼット・バルデ
2d6+2-1 (2D6+2-1) > 8[4,4]+2-1 > 9
雁金 至
Choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》] (choice[《封印》,《猛毒》,《指切り》,《衰弱》]) > 《猛毒》
雁金 至
ロワさんに応えて、手にした銃が黒く染まる。その握りを握りしめる指先も。
シュゼット・バルデ
立ち上がる。黒いドレスの上を、真珠のように赤が滑り落ちる。
シュゼット・バルデ
*補助動作で水パイプを使用。猛毒を解除
シュゼット・バルデ
*主動作、s10吸精。d2霊気を割り込みます。
雁金 至
*割り込み、h9妨害。更に割り込みでs2精確。
雁金 至
2d6+2+2>=7 妨害 (2D6+2+2>=7) > 4[3,1]+2+2 > 8 > 成功
シュゼット・バルデ
2d6+2>=9 (2D6+2>=9) > 6[2,4]+2 > 8 > 失敗
シュゼット・バルデ
指輪が輝いている。ただそれだけが輝き続けて。
シュゼット・バルデ
だが、それは今、どこに届くこともない。
シュゼット・バルデ
あの日、どこにも、誰にも、声が届かなかったように。
[ シュゼット・バルデ ] 水パイプ : 1 → 0
メル ロワ
ひとりの女の周りを踊るは影だ。
その声は聞き遂げられることなく、魔女へと墜ちた。
言葉の魔女は、その声を聴く。
メル ロワ
「お前は美しいよ、シュゼット。
その声も、呪いも、私にとってはすべて等しく清いものだ。」
メル ロワ
「きみは呪いというだろうか。
でもそれは確かに燃えるきみの愛。」
メル ロワ
「わたしはね、羨ましいよ。 きみのことが。」
メル ロワ
3d6+1 回復 (3D6+1) > 9[2,4,3]+1 > 10
メル ロワ
言葉を、恨みを、想いを、ドレスを巻き上げるように。
ふたりを取り巻いて、渦を成す。歪な力を。正しい力を。
メル ロワ
「お前の想い、お前の言葉を、受け取ろう。」
メル ロワ
「私は"言葉"の魔女。人と人の間で紡がれるもの。
届かない想いも、繋ぎ結ぶことが我が役割。」
穿たれた孔から、痛みもろとも、唄にかえて。
メル ロワ
燃えていく、すべてを取り巻いて。
疵は熱へ変わる。疵は力に代わる。ここは堕落の国。
シュゼット・バルデ
「あのひとはこの世界にはいない」
シュゼット・バルデ
「どこにいるのかなんて、知らないけれど!」
メル ロワ
「今もなお、永遠であれと、美しくあろうときみは息を吐く。」
メル ロワ
「どこにいる?
きみにはもう、そんなものはどうでもいいのではないのかな。」
メル ロワ
「きみは、ここに墜ちた。
いないとわかっていても、求めるのだろう、きみは。」
シュゼット・バルデ
「こんな疵を抱えやしないわ!」
シュゼット・バルデ
*h3 h6 sJ(cJ cQ)
メル ロワ
*hJ (h4 hA hQ joker)
GM
カリガネの手番から。
また、このタイミングでシュゼットの封印が解除されます。
雁金 至
2d6+2>=7 暗器 (2D6+2>=7) > 5[1,4]+2 > 7 > 成功
雁金 至
1d6+2+3 凶器威力+祝福 (1D6+2+3) > 3[3]+2+3 > 8
シュゼット・バルデ
2d6+2-2 (2D6+2-2) > 5[1,4]+2-2 > 5
雁金 至
……ロワさんの力で、痛みは既に消えていた。かつて痛みだったものは、この手の中の銃に込められて。
雁金 至
その胸に赤い花を咲かせるために。放たれた銃弾が、シュゼットの元へと、向かう。
シュゼット・バルデ
黒いドレスに、弾丸の通ったままに穴が空き。
シュゼット・バルデ
そこから、抱えきれなくなった『何か』が溢れて漏れて。
シュゼット・バルデ
ドレスが引き裂け、ほどけていく。
メル ロワ
――"殺す"
――"殺す"
"死ぬまで殺す"
シュゼット・バルデ
血が舞った。ひと雫、ひと雫が宝石のように輝いて。
けれどその色は――けっして、花嫁の纏う白ではなく。
シュゼット・バルデ
そして、白いドレスを纏うことのなかった魔女は。
GM
――これにて裁判閉廷!勝者、カリガネとメル・ロワ!
GM
未だ、ほんの微かにだけ、黒いもやを留めている。
メル ロワ
冷たい影がほどけていく。
それは、彼女の身体をすくい上げて、抱え込む。
メル ロワ
「……カリガネ。」
彼女の手をとる。 そして差し示すように。
メル ロワ
「これで終わりだ。」 銃口の先に、指輪がきらめく。
雁金 至
……彼女について、僕が思いを馳せることはない。ロワさんのように、彼女に何か寄せられる言葉もない。
GM
女の身体は、抱えられたまま、小さく一度跳ねた。
それきりだった。
シュゼット・バルデ
声ひとつないまま、魔女は死んだ。
GM
指輪から、最後のもやがふわりと漂い、消えて。
GM
風の過ぎる一瞬に、かすかに甘い香りがしたような、そんな気がした。
メル ロワ
甘い香りが命をさらっていく。
表す言葉もなく、薄く影にとけていく。
メル ロワ
「………………。」
その手に残ったのはドレスの切れ端と薄い笑み。
雁金 至
……また、ひとつ。あっけなく命を奪った銃を、虚空へと還す。疵が鈍く痛む。
雁金 至
伸びきった髪を揺らす風に、甘い香りはもうしない。
メル ロワ
黒い影が深い色に染まる、命を刈り取るのが雁金の銃であるならば
弔うのはこの剣、この秤。魔女はその命の抜け殻を漆黒に染める。
雁金 至
それは僕にはできないことだ。ただ、殺すことしかできない僕には。それとも、
雁金 至
……本当は、僕の中にもあるはずのものなのだろうか。ロワさんの剣が、ロワさんの秤が、「僕」から生まれいずるのだというとおり。
メル ロワ
彼女の躰が、影が、ドレスとともに、漆黒の中へ沈んでゆく。
僅かばかり交わした言葉と、甘い香りの記憶と、愛の形を。
その身の中へ、黒く、深く、沈めてゆく。
GM
いつの間にか日は暮れている。
堕落の国の絶えぬ雲の向こうから、夜はこの場に訪っている。
GM
あなたがたの長い一日が、再びの夜に終わってゆく。
GM
もう、目を閉じても。
二人、分かたれることはない。
メル ロワ
闇が辺りを満たしてゆく。
今は残り火も、跡形なく。
気配だけがふたり、そこに佇んでいる。
雁金 至
……闇に沈んでいく世界の中で。
確かめるように、瞼を閉じて。
雁金 至
側に、今は確かにロワさんがいることを、感じながら。
雁金 至
……言葉もなく。
ただ、ここで感じた痛みを。
GM
この夜が過ぎ、朝が来れば。
呪いの中にいた『幸せな二人たち』も、やがては二人、目覚めて再び出会うでしょう。
GM
そこに結び渡された絆が、どうかこれからも絶えませんように。
GM
Dead or AliCe
『They lived happily ever after.』