GM
『They lived happily ever after.』前日譚
GM
水は濁り、草木は枯れ、飢えと病が蔓延る……そんな場所でも。
あるいはそんな場所だから。
各地の酒場は、多くの人々を集めている。
GM
強いばっかりが取り柄の酒。
ちょっぴりだけ甘いけれども、水のように薄い酒。
GM
品揃えは大したことがなくても、そこに呑み仲間がいれば、まあまあ、それなりに酒はうまい!
GM
油をケチったランプと、ちびたロウソクの明かり。
GM
その、小さいからこそ暖かい色の光が揺らぐテーブルで……
GM
エーとユークリッドもまた、顔を合わせている。
ユークリッド
「…さて、この世界に来て数日」
「時空の旅人とあれば、やはりここに流れ着くか」
「勇者」エー
自らの……正確には自らの中の"データ"に存在する勇者の、記憶の中にあった酒場よりも随分と資源を切り詰めた酒場。
けれども人々の賑やかな声は、よく知る酒場と変わりはない。
ユークリッド
元の世界が色々あって無くなり、自分も天命尽きようかという折。
手に取った手紙に呼ばれて、ここに来た。やはり我は数奇な運命の星に生まれているのだろう。な!
ユークリッド
「勇者よ、まさか主と共に世界を渡るとは思わなんだが…いいじゃないか!なんだ、まるで冒険者のようだ」
ユークリッド
「折角冒険者が酒場に来たのだ。何か飲んでみようじゃないか」
ユークリッドは、メニューを開いた。
▼何を飲む?
「勇者」エー
「…… …… ……」
勇者は相変わらず声を発さないが、魔術師の――かつて相対した時には、魔王を名乗った彼の言葉に頷いた。
まさか、こうして共に世界を巡る旅に出る事になるとは、予想していなかった。
「勇者」エー
以前にも仲間と世界を巡る旅に出た記憶はあれど、それをまさか魔王を名乗り相対した相手と共にする事になるとは。
誰が、そんな数奇な運命を想像できただろうか?
「勇者」エー
……とはいえ、正直な所を言うと。
こうして共に居るのは、悪い気はしていない。
「勇者」エー
彼は"勇者"と呼ばれる己に、憧れを持っていた。
自らの世界は救われるべきではないものと知った時の、彼の悲し気な笑いを、よく覚えていた。
「勇者」エー
救えないと思っていた相手と再会する事が叶い、共にテーブルを囲んでいるのは。意外ではあるが、嬉しいとも思う訳だ。
「勇者」エー
「…… …… ……」
勇者は広げられたメニューを見ている。
ユークリッド
「…」声に出すことは無いが、勇者にも考えがある事だろう。一つずつ指さしていこう。
ユークリッド
ワイン、エール、水、果実のジュース…あ、我ジュースにしよ。
ユークリッド
「いらなければ首を横に振るといい」と、メニューを一回り。/
「勇者」エー
▼何を飲む?
ワイン
エール
みず
>ジュース
「勇者」エー
勇者も同じものを選んだ。
物語で16歳の誕生日がどうとかなんとか言われていた気がする為である。
「勇者」エー
まあ15歳成人かもしれないけれど、その辺の世界設定は自らのデータには書かれてなくて曖昧なんだよなあ、これが。なのでカセットのあった場所の方を基準にしている。
ユークリッド
「お、我と同じものか。では店の人を呼ぶとしよう」
看板娘
目端のよく利く白兎の末裔が、耳を揺らして寄ってくる。
ユークリッド
「禁断の果実の雫…これを二つだ」
そういいながら、メニューを指さす。メニューを指しているので伝わるはずだ。
「勇者」エー
そんな名前だったっけ。勇者は思った。伝わったかは定かではない。
看板娘
「禁断の……あっはい、りんごの。はぁい、うふふ」
看板娘
ころころと笑って、カウンターの奥に引っ込んでいく。
看板娘
それからまもなく、デキャンタで淡い色のジュース……らしきものが運ばれてくる。木のコップがふたつ。
GM
デキャンタの中の液体は、明らかに向こう側が透けている。薄い。
「勇者」エー
店員に軽く会釈をした後、カップの取っ手を持ち中身をまじまじと見る。
ユークリッド
「酒場に来たからには、旅人らしく情報でも集めるとしようか」
「勇者」エー
「…… …… ……」
めっちゃうすいジュースを飲みつつ、ユークリッドの方を見る。
ユークリッド
結構彼は、人前に立つと噂好きな人が現れたりもするのだが。
ユークリッド
「しばらくはここでしばしの休息としよう」
「勇者」エー
頷く。この世界では伝わる時と伝わらない時とあるので、正直な所めっちゃ助かる。
GM
さて、そうしてあなたがたが、この村をひとときの休息の場に定めたところで。
GM
二人、薄いジュースのコップの縁越しに……目があって。
GM
言葉もなく、ほんのわずか。
通じ合うような、それとも探り合うような。
GM
まずは先制から。
かけひきの先制に影響するのは、才覚のみ!
ユークリッド
1d6+1 (1D6+1) > 2[2]+1 > 3
「勇者」エー
1d6 才覚0なので補正無し。 (1D6) > 5
GM
順に手札を補充していきましょう。
かけひきに使用する手札は3枚です。
GM
はい。かけひきの判定には、脅威度がプラスの補正としてつきます。
GM
ユークリッドの手札に割り込みはないので、そのまま判定をどうぞ。
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 6[5,1]+2 > 8 > 成功
「勇者」エー
改めて、この世界での"ルール"を思い返しつつ。
ユークリッドは、どうしたいと考えているのか、と。尋ねる様に少し首を傾げる。/
ユークリッド
「なんだ。…ああ、この世界の事か」
勇者と過ごしている間に、随分と察しがよくなった。
ユークリッド
「あまり考えてはいなかったが…何、我にとっては寿命が延びたくらいのものよ」
ユークリッド
「朽ちた世界ではあるが、その他には彼の地とも変わらん。食事が美味しくないのが悩ましいが」
ユークリッド
「ここでの旅は、悪いものではないよ」
そう語り、背伸びを一つ。/
ユークリッド
補助動作が出来そうなので使ってみようかな
GM
いいですね。距離を測るを使うと、次の判定に+1の修正がつきます
「勇者」エー
*誘い受け使いましょうか。c5を使用。
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[4,1]+2 > 7 > 成功
ユークリッド
2d6+2>=7 アピール (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
ユークリッド
「そういう勇者はどうなのだ。ここも汝にとって、救うべき世界か?」
ユークリッド
ある程度はわかるとはいえ、彼の心境のすべては見通せない。グラスを片手に、表情をうかがう。/
「勇者」エー
勇者は、迷いなく頷いた。それが己の"物語"なのだから。
「勇者」エー
この世界を救おうと思うのならば、何をしなければならないのか。それもまた、勇者は理解している。理解して尚、そうしなければならないと考えている。
「勇者」エー
救世主が元の世界に帰るにはどうするか、という噂もこの酒場で囁かれていたが。仮にその方法があったとしても、彼の帰る世界は既に消滅しているか、その寸前の状態なのだろう。
GM
では、ラウンド終了。不要の手札があれば、宣言ののち捨ててください。
「勇者」エー
それでも彼が元の世界に帰る、と言わない限りは。
「勇者」エー
この旅の終着点は、お互いとの戦いになる。
自分たちが共に"救世主"である以上は。
「勇者」エー
奇しくもそれは、堕落の国に訪れる前と同じ事の繰り返しだ。/
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 11[5,6]+2 > 13 > 成功
ユークリッド
2d6+3>=13 そおい (2D6+3>=13) > 8[5,3]+3 > 11 > 失敗
GM
悪くないんだけどね。では、ユークリッドの情緒が+1
ユークリッド
「…ああ、わかっているとも」
「また、汝と相まみえる時が訪れんとしている」
ユークリッド
「魔王の更なる深淵か、はたまた続編か…いずれにせよ、面白い」
ユークリッド
───その決戦の勝利に、意味はない事もまた、彼は知っている。
ユークリッド
だが、それでも。我々が我々であるのならば。
またその時が来るのだろうと。/
GM
ユークリッドの手札に割り込みはないですね。では判定を。
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 6[4,2]+2 > 8 > 成功
「勇者」エー
彼が告げた"面白い"という言葉は、確かに本心なのだろう。
「勇者」エー
だが、ふと過ったのは。彼の悲し気な笑い声だった。
自らの世界が滅ぼされるべきものであると知り、魔王を名乗ったあの時の姿だ。
「勇者」エー
……救世主が唯一となった時。堕落の国が、元の姿を取り戻す時。
『救世主はあらゆる物語を書き換えるチカラを手に入れる』。
「勇者」エー
もしもその話が、真実であるならば。
彼がその力を手に入れれば、自分の世界を真実に変えてしまう事も、可能なのではないかと――思うのだが。
「勇者」エー
その可能性には、気付いていないのか。
それとも、気付いているが"その選択の可能性は無い"と考えているのか。
「勇者」エー
少しだけ目線を外し、遠くを見ながら。考える。/
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[2,6]+2 > 10 > 成功
ユークリッド
2d6+3>=10 (2D6+3>=10) > 7[4,3]+3 > 10 > 成功
ユークリッド
「…なに。わかっているさ。我が理解に及んでないということは無い」
ユークリッド
「ただな、今もなお決めあぐねているのは事実だ」
「…どちらも、というようにはいかない物か、とな」
ユークリッド
互いにはあれない世界を憂いて。
「我にとって肝要なのは、世界をかけてまた戦う事だ。その結果どちらに転がろうとも…な」/
GM
誘い受けは重ねることもできますが、どうします?
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 6[1,5]+2 > 8 > 成功
GM
ユークリッドの誘い受けの目標値は8になります。
ユークリッド
2d6+2>=8 誘い受けられた誘い受け (2D6+2>=8) > 3[2,1]+2 > 5 > 失敗
「勇者」エー
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[6,1]+2 > 9 > 成功
「勇者」エー
仮にどちらも、という選択が取れるならば。己もまた、その選択を選んでいるだろう。
「勇者」エー
再びカップに手を付ける。
薄い味は、貧しく滅びの淵にこの世界が在るという証だ。
「勇者」エー
どちらも取る事は出来ないのだ。
結局のところ、この数奇な偶然……あるいは運命すらも、自分達が同時に存在する事を赦さない。
「勇者」エー
ただ、そんな将来が待ち受けているのを理解していても。
勇者という存在を、普通より少しだけ変わった観点で見るこの少年と旅をするのは、楽しいと思っている己が居るのだった。
「勇者」エー
青い目が少しだけ細められながら、彼の方を見る。
……そう思う自身の感情は、音のない声は。果たして、伝わっているのだろうか?/
ユークリッド
「…なんだ」なんだその眼は。いつもと違うぞ。
ユークリッド
「なんだ…?」じっと見つめられると、表情を読むだとかそういうのを超え、いつしか無性に恥ずかしくなる。
これも酒場の熱気に充てられたからか。
ユークリッド
結局、これ以上の真意を測ることは叶わない。
ふい、と顔を背けて。
ユークリッド
「ああ、なんだ。別に忌避しているわけではない。ないが…」「そう。もう夜遅い」
ユークリッド
「冒険者というならば、自己の体調も管理できねばなるまい。な」そうだそうだ。
ユークリッド
ぐいっと水のようなジュースをあけて。
「勇者」エー
「…… ……?」
顔を背けられた。というか、照れられている様な。
「勇者」エー
勇者は首を傾げる。
が、実際彼の言う事も最もであろう。あまり夜遅くまで起きていては、明日の朝に響く。
「勇者」エー
水の様なジュースを飲み終えると、受付の方に歩いていく。
GM
お定まりのとおり、2階が宿屋になっています。
主人
「では、お二階へどうぞ。ごゆっくりお休みください」
「勇者」エー
鍵を受け取って、ちらっとユークリッドの方を見る。
ユークリッド
我、ベッドがいいのだけど。あるかな。二つ。
ユークリッド
階段を上がる。こういった場所に特有の、勾配のきついものは結構きつい。
GM
用意された部屋には、真っ白でふわふわの……とは言えませんが、それなりにきちんとしたベッドがふたつ。
ユークリッド
「はーーーっはーーーっ」
「…さて、寝るとしよう。また明日だ」
失ったはずのその言葉を、口にする。
「勇者」エー
階段を上り、用意された部屋の扉を開ける。
勇者も出来ればベッドの方がいいので、二つある事に安心しつつ。
「勇者」エー
「…… …… ……」言葉は相変わらず無いのだが、勇者の方もまた明日と返す様に。
GM
この村を出るのは、明日のことだか、明後日のことだか……
GM
ということで、ユークリッド。
希望があれば、小道具『エーの寵愛』を獲得しても構いません。
GM
では、ユークリッドが本編に持ち込む小道具に『エーの寵愛』が追加されました。
これは宝物の所持制限にかかりません。
GM
というところで、『They lived happily ever after.』前日譚――おしまい。