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GM
では、Dead or AliCe『白波に沈む』、二日目です。
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GM
今日もよろしくお願いします!
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GM
* * *
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GM
モックスフォンド学術連盟の依頼で、『オーケアニス海岸』を訪れたPCたち。
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GM
PCたちはそこで、村人たちに『カリプソ』と呼ばれる人魚――と思しき存在と接触しました。
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GM
『カリプソ』はPCたちの「お話をしたい」という言葉に、こう言いました。
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GM
「うそつき。……むかし、いたんだから」
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GM
「おかあさんを食べちゃおうとしたひと……」
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GM
* * *
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GM
ということで、導入の最後のあたり。
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GM
ひとまずDr.エイプリルのところに戻ったあなたがたです。
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GM
まあ、あったことを偽る理由もないでしょうから、『カリプソ』がいたことと、あんまり協力的ではなさそうだったことをDr.エイプリルに告げます。
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Dr.エイプリル
「……そっかそっか、とりあえず、いたかあ!」
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金生 雛
「とりあえずいましたね~」
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港桂
「いたねえ」
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セージュ
(どうするのかな……)チラッチラッ
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金生 雛
「エイプリルさんとしてはどうしたいんでしたっけ」
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セージュ
「おはなし……する……?」
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Dr.エイプリル
「そうだねえ、研究に協力的でいてくれるのが一番なんだけど……」
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Dr.エイプリル
「そうじゃないなら、こう……」
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金生 雛
「研究って?」
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Dr.エイプリル
「やっぱお肉だよね、お肉」
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金生 雛
「ですよねえ」
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セージュ
「ええ……」
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港桂
「そりゃあ難しいでしょうねえ」
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Dr.エイプリル
「だから、ね? こう……ね?」 わきわき。
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金生 雛
「マッドサイエンティスト!」
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Dr.エイプリル
「褒めてもお給金増えないよ~」
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金生 雛
「エイプリルさん、ホントは救世主じゃないの?」
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金生 雛
アレだから
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Dr.エイプリル
「ていうか、三人もついてきてもらったのって、護衛もそうだけど、そういうことだからな~」
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セージュ
疵が……
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金生 雛
「ですよね!」
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港桂
「まぁオレらこういうことしかできないしね」
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セージュ
「そ そうだったの……?」
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セージュ
「そんな アグレッシブ な……?」
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セージュ
聞いてない、とばかりに首を振っている。
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金生 雛
「まあでも、お誂え向きだよね」猟奇3点だしね
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Dr.エイプリル
「それにさあ、救世主諸君も、死なないお身体って便利なんじゃないかな~」
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港桂
「何公斤くらいほしいの」
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セージュ
(それでいいの?)とばかりに雛と港桂を交互に見ている。
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Dr.エイプリル
「可能な限り多いほうが良い!」 即答。
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港桂
「うわ~」
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Dr.エイプリル
「まあ……死なない程度に……」
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Dr.エイプリル
「本体にも興味あるし……」
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港桂
「う~んでもオレお話しにきただけって言っちゃったからなぁ」
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セージュ
(うんうん!)
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港桂
「ちょっとだけもらうって交渉じゃだめなん?」
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Dr.エイプリル
「お話して分けてくれるならそれでもまあ……」
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セージュ
(いいぞいいぞ!)
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金生 雛
「くれるならそれがいいよね」
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Dr.エイプリル
「腕とか? 腰とか? そういうとこから、こう……削いでもらうみたいな?」
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金生 雛
「タダじゃむりだよね、たぶん」
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港桂
「見返りは要求されるでしょ」
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Dr.エイプリル
「そのへんは……『お話し合い』だな~!」 含みのある言い方。
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セージュ
「ボクたちの…… に にく とか……」いやな想像をしている。
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港桂
「食うかなあ」
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金生 雛
「毛皮は?」
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Dr.エイプリル
「どうだろね。ま、明日また『お話し合い』にチャレンジしてちょうだいな」
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金生 雛
こーちゃんの首のとこ、あったかそうだし……
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港桂
「毛皮か~」
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セージュ
むしれる……?
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金生 雛
「あっ、大変なことに気付いちゃった」
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金生 雛
「私たち誰も回復の力持ってないね」
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金生 雛
「……」
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セージュ
「……」
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セージュ
アグレッシブ……
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金生 雛
アグレッシブしかないのか……?
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GM
そんなこんなでアグレッシブなあなたがたは、翌日も『カリプソ』に会いに行きます。
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GM
穏やかな波。潮風に吹かれながら、『カリプソ』は昨日と同じ洞窟にいます。
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『カリプソ』
「……また来たのね」
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港桂
「約束通りお話しにきましたよ」
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セージュ
申し訳無さそうな顔。
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港桂
「この海のことを教えてほしいな」
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港桂
1d12 
DiceBot : (1D12) > 2
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GM
2:漂う小舟 漕ぎ出した小舟の上。入り江の中は波も静かだ。
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GM
振り直してもいいですよ。
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港桂
1d12 
DiceBot : (1D12) > 7
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GM
7:浅瀬の波間 膝ほどの深さに、白い波が打ち寄せている。波音が心地よく聞こえる。
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港桂
小舟を降りて歩き始める。
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港桂
浅瀬の砂を踏みしめながら、脱いだスニーカーを肩にかけて。
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港桂
「ちょっくら話してくるわぁ」
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金生 雛
ヒナはセーちゃんを乗せたまま船を押していきます。
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金生 雛
「はーい!」
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セージュ
ドナドナ
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港桂
小舟に残った二人に手を振り。
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港桂
小舟からしばらく離れるように歩く。
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『カリプソ』
浅瀬の中を器用についていきます。
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港桂
波の音を感じながら、口を開く。
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港桂
「オレ海の近くの生まれっていったじゃん?」
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『カリプソ』
頷く。
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港桂
「あれマジでさ、え~っとほら。猿って生き物知ってる?」
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港桂
耳と尾を指さし見せてみる。
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『カリプソ』
「……なんか、人間に似てるやつ……?」 ふわふわした知識。
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港桂
「うんうん、そう。猿って山んなか住んでんのね」
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港桂
「でもオレんとこは海の近くに越して、まぁ……海の生き物と友達になったわけ」
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港桂
「でも猿だからな~あんま数はできんくてな。亀ってやつが友達だったんだけどさ」
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『カリプソ』
「亀」 猿と?亀?みたいな顔。
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港桂
「めっちゃありえん組み合わせでしょ?でもさ~マブだったんよ」
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港桂
「めっちゃ糸が結びついてたんだけどな~」
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港桂
立ち止まる。足元の砂が浅瀬に舞って、その場で波に引かれるようにして足を包み込むのをうつむいて眺めた。
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港桂
「オレ内臓売られそうになったんよねえ」
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港桂
「亀に」
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『カリプソ』
「……内臓?」
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港桂
「うん」
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港桂
「薬にするんだって」
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『カリプソ』
「…………」
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『カリプソ』
「人魚の肉と似たようなものね」
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港桂
「ね」
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港桂
「……オレの内臓食う予定だった人、海のお姫さまらしいんだけど」
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港桂
「カリプソちゃんみたいなコだったら、古い糸のはしを見つける感じだなって」
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『カリプソ』
「糸……って?」
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港桂
「オレの世界の神様みたいなもんかな」
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港桂
「誰かと誰かの人生のはしっこ」
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港桂
尾を揺らす。
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『カリプソ』
その揺れる尾を視線で追いかける。
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『カリプソ』
ゆらゆら。波のように。
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港桂
尾をさらに揺らす。
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港桂
「まぁ、頑張んなねって思うわけさ」
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『カリプソ』
「……それが、したかったお話?」
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港桂
「多分……?」
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港桂
「したいお話するより、なんかぽろっと出たお話のほうがマジっぽいっしょ」
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港桂
「まぁ、マジなんだけどさ。あーでもそろそろ、怪しまれっかなあ」
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『カリプソ』
「……したいお話もあるってことかしら」
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港桂
「賢いね~。言っちゃったらその話するっきゃないから」
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港桂
「ま……ぼかさせてよ」
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『カリプソ』
「…………」
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『カリプソ』
「……ぼかしていても」
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『カリプソ』
「ここに来たあなたたちは……そのまま帰ってくれる?」
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港桂
「オレはそうでもあの2人がどうかなあ」
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港桂
「オレよりやべーかんね」
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港桂
「……ね~カリプソちゃんこの海の向こうとか行ったことある?」
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『カリプソ』
「……ううん。わたしはずっとここにいるわ」
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港桂
「あーここにいる理由があるんだ」
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『カリプソ』
「……おかあさんが」
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『カリプソ』
「おかあさんがいた場所だから」
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港桂
なんとなくわかる。疵の入り口にたどりついてしまった感覚。
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港桂
「そうかあ……」
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港桂
*小道具の調達をしてお茶を濁します。
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GM
OK ではまず能力値を指定してください
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港桂
*【才覚】で判定。クエストにも挑戦します。
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GM
はい。では判定を。クエストの目標値は10です
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港桂
*ティーセット使用します。
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港桂
2d6+4 
DiceBot : (2D6+4) > 7[1,6]+4 > 11
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GM
成功です!
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GM
小道具は何がほしいですか?
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港桂
*免罪符を調達します。
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GM
わかりました。では港桂は免罪符をひとつ獲得します。
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GM
『カリプソ』から鱗ももらえますね。ティーセットとして使うか、Dr.エイプリルに渡して交換するかです。
avatar
港桂
「え?くれるの」
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『カリプソ』
「……あげる」
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『カリプソ』
手のひらから、大粒の真珠がひとつ。そして、
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『カリプソ』
「……っ、」
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『カリプソ』
真珠の虹色を宿した鱗が一枚。
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『カリプソ』
「…………」
avatar
港桂
「ありがとね」
avatar
『カリプソ』
かすかに頷く。
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港桂
船に戻ろう。
avatar
金生 雛
船は元いた場所にないです。
avatar
金生 雛
遅れてやってくる。どんぶらこ。どんぶらこ。
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GM
さっき二人で押してっちゃったね。
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港桂
「船……ないな」
avatar
金生 雛
「どーだった?」
avatar
港桂
真珠と鱗を見せる。
avatar
金生 雛
「やっるぅ」
avatar
セージュ
「もらえたの……?」
avatar
金生 雛
「伊達にチャラそうなだけはあるね!」
avatar
港桂
「うん、もらえたよ」
avatar
港桂
「ウェイウェ~イ」
avatar
金生 雛
「ウェ~イ」
avatar
セージュ
「うぇ……」
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港桂
「今日のとこは帰ろっか?」
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金生 雛
「うん」
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金生 雛
今日もいっぱい海で遊びましたね。
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金生 雛
魚の亡者とかもとったりしたと思います。多分。
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GM
あなたがたは浜の方へと向かっていきます。
avatar
セージュ
さくさく
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セージュ
砂に足を取られて転んだりします。
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港桂
引っ張り上げるのを手伝う。
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セージュ
ごめんなさい……
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GM
そうして浜に上がった。白砂がまとわりつく。
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GM
港桂には、そこに、一筋の糸が見えただろうか。
届いたかどうかも定かでないまま、波間に揺れるもの。
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GM
糸の先も、真珠の転がる先も、まだ誰にもわからない。
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GM
* * *
avatar
GM
次の手番に移ります。どうしよっかな。
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GM
まだふわっとしてるからさくさく一回目のPK動こうかな……
avatar
GM
動くか。PKいきまーす
avatar
GM
* * *
avatar
GM
シーン表を振るので。ヒナさんはそこにいてください。
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GM
1d12 
DiceBot : (1D12) > 3
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GM
3:潮溜まり 引き潮に取り残された小魚の亡者が、じっと満ち潮を待っている。
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金生 雛
「さかなさかなさかな~」
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金生 雛
「さかな~を~たべ~ると~♪」
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金生 雛
猟奇3の力で魚をざぱんざぱんと船に投げ込んでる。
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金生 雛
「こんなにご飯に困らないの久しぶりだな~」
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金生 雛
「売れるくらいあるんじゃない?」
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『カリプソ』
「……このあたりに、村はそこのひとつだけよ」 ふと声がする。
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『カリプソ』
少し離れた場所。岩に乗り上げるようにしてそこにいた。
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金生 雛
「あっ、こんにちは!」
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『カリプソ』
「ヒナ。……ひとり?」
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金生 雛
「うん、ひとり」
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金生 雛
小舟で魚が跳ねている。
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『カリプソ』
「たくさん獲るのね」
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金生 雛
「こういうの、なんかやりはじめると楽しくなっちゃってさ」
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金生 雛
「開いて干したらしばらく保ちそうだし……」
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金生 雛
多分こーちゃんがやってくれるだろう。かしこいので。
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『カリプソ』
「……そっか。……この海はまだ、ましだものね」
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『カリプソ』
「ここも……そのうち腐っちゃうんだろうけど……」
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金生 雛
「この世界でこんな綺麗な海、見たことないよ。こんなところあったんだ! ってびっくりしたな」
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金生 雛
「元の世界だと、よく海水浴にいったんだけどね」
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金生 雛
九十九里浜の……芋洗いみたいな海水浴場に……
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金生 雛
それと比べてもここは綺麗だ。
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『カリプソ』
「わたしは、ここ以外のことはよく知らないけど」
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『カリプソ』
「……ここも、昔に比べると……ちょっとずつ、水が変わっていってる」
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『カリプソ』
「亡者も……少しずつ、大きいのとか、強いのが来るようになってるし」
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金生 雛
「1人で大丈夫なの? 亡者相手に」
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『カリプソ』
「……だいじょうぶ」
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『カリプソ』
「……たぶん」
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金生 雛
「そっかあ」
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金生 雛
「……海が全部腐っちゃったら、どうするの?」
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『カリプソ』
「……わかんない。陸では生きていけないと思う」
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『カリプソ』
「でも、あなたたちが陸で生きてくのも、大変なんでしょ」
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金生 雛
「まあ、うん」
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『カリプソ』
「ヒナは、大変でも、ずっと生きていたいって思う?」
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金生 雛
「え、うーん」
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金生 雛
「うーん」
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金生 雛
「大変か大変じゃないかは、どっちでもいいかな~」
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金生 雛
「カリプソちゃんは?」
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『カリプソ』
「……生きていたいかは、よく、わかんない」
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『カリプソ』
「ひとりが大変だって思うことも、もうないし」
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金生 雛
「じゃあ、この海が腐っちゃうことは、生きる場所が追われるってよりは」
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金生 雛
「ここが台無しになっちゃうほうが、悲しいって感じかな」
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『カリプソ』
「……そうかな。そうかも……」
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『カリプソ』
「わたし、もうずうっとここにいるから……」
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『カリプソ』
「おかあさんがいたころに生まれた村のひとは、もうだいたい死んじゃったし」
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金生 雛
「……それなら、綺麗なうちにさ」
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金生 雛
「いや、なんでもない」
avatar
『カリプソ』
「ヒナは」
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『カリプソ』
「変わらないものが好き?」
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『カリプソ』
「綺麗なまま、変わらないもの」
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金生 雛
「うん」
avatar
金生 雛
「全部ずっとそのままでいてくれたらいいなって思う」
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『カリプソ』
「ヒナも、そのまま、今のままでいたいってこと?」
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金生 雛
「うん」
avatar
『カリプソ』
「……だから来たの?……いや」
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『カリプソ』
「そうじゃなくても、今、ここに来て……そうできるかもしれなくて」
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『カリプソ』
「……そうしたらヒナは、わたしのこと、食べちゃう?」
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金生 雛
「うん」
avatar
『カリプソ』
「……そっか」
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金生 雛
「もし、噂が本当、だとして」
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金生 雛
「そしたら、あなたは、人魚がそういう身体だってことを、嫌だと思う?」
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『カリプソ』
「……どうかな……」 少し考える。
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『カリプソ』
「わたし、わたしのことを食べた誰かがどうなるのかって、あんまり興味ないから」
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『カリプソ』
「でも、自分がずっと生きてることって、……」
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『カリプソ』
「ばかみたい、って思うことも、ある」
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金生 雛
「まあねえ」
avatar
金生 雛
「でも、そんな噂があるから、こんな風に押しかけられたり、するんじゃん」
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金生 雛
「自分が決めたことじゃないのに、相手の都合なのに、迷惑だよね」
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『カリプソ』
「……ああ」
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『カリプソ』
「ヒナ、自分で決められない何かが、嫌いなのね」
avatar
金生 雛
金の卵を産むガチョウが、ガチョウの中だけで産まれて死んだなら、それはきっとタダのガチョウとして全うしたことだろう。
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金生 雛
「……まあ、そうかな、そうかも」
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『カリプソ』
「綺麗でいられないのも。ヒナじゃなくて、時間や他人が決めていくことだものね」
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金生 雛
「私も別にあなたを傷つけたいなって思ってるわけじゃないの」
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金生 雛
「でも、そう思っていても、傷つけるだろうな、そうするだろうな、ってこと自体、もうはじめっから、なんか、思い通りじゃないよね」
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金生 雛
それもまた、何かに強いられているということだ。何かに。
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金生 雛
不老不死は、そうした軛から解き放たれる一つの答えだ。
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金生 雛
あるいは死は。
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『カリプソ』
「……わたし」
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『カリプソ』
「このままここにいられるなら、……少しだけ。一切れ。ひとりだけ、一口だけ食べられるぶんくらいの肉を、切ってあげてもいい」
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金生 雛
「えっ、本当?」
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金生 雛
めっちゃ食いついた。
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『カリプソ』
「…………」
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『カリプソ』
「変わらずにいられるのはあなただけかもしれないし」
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『カリプソ』
「他の誰かかも」
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『カリプソ』
「そうしたら、ヒナ。あなたは変わっていくし、きっと……汚れていく」
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金生 雛
踏み入られているな、と思う。
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金生 雛
疵に。心がもっとも感じるところに。
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『カリプソ』
*金生雛の心の疵、「子供のままでいたい」を抉ります。
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『カリプソ』
*能力値は才覚。
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GM
横槍を入れる人は?
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金生 雛
「……あなたの海だって、汚れていくでしょ」
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『カリプソ』
*ティーセット乗せます。
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『カリプソ』
2d6+2+2>=7 
DiceBot : (2D6+2+2>=7) > 3[1,2]+2+2 > 7 > 成功
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『カリプソ』
「この海が腐っても、わたしが汚れるわけじゃないわ」
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『カリプソ』
「変わっていくあなたと違って」
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金生 雛
いつのまにか手に、カッターナイフを持っている。
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金生 雛
「……別にあなたをここで切りつけてもいい」
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金生 雛
「でも」
avatar
金生 雛
「じゃあ、守ってあげるよ」
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金生 雛
「守ってあなたの肉を私が貰うし」
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金生 雛
「あなたは生きて、海が腐っていくのを見る」
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金生 雛
「それでいい?」
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『カリプソ』
「……ふふ」
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『カリプソ』
「いい? ひとりだけよ。……他の誰かがそれを望んだら、わたしはきっと、ヒナを選んだりはしない」
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金生 雛
「そのときは、そのときかな」
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金生 雛
いつだってその選択肢はあるのだから。
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金生 雛
焦る必要はない。
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金生 雛
決定的で、くつがえらない選択肢が、手の平に刃物の形で存在している。
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『カリプソ』
「わたしはね、ヒナ」
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『カリプソ』
「別に、あなたたちに傷ついてほしいわけじゃない」 ヒナの言葉をなぞるように。
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『カリプソ』
「でも、……傷つけていいとは思ってる」
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金生 雛
「うん」
avatar
『カリプソ』
「だから、ヒナもそうすればいいよ」
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金生 雛
「大丈夫」
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金生 雛
「はじめから、そうしてる」
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金生 雛
何もかもはじめから思い通りではないし、強いられずには始まらない。
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金生 雛
小舟に積み上がった魚をみる。
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金生 雛
「それじゃ、そろそろ戻って開きにしないといけないから、またね」
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『カリプソ』
「うん。じゃあ、わたしも行くね」
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金生 雛
開いて、塩もみして、干して。腐らないように。
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『カリプソ』
乗り上げていた岩から、とぷん、と波間に消えていく。
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金生 雛
そうして命を食べていくこと自体、それはそう出来てるからにすぎない。
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GM
ひとり。たったひとり。
選ぶこと。選ばれること。刃の先に、誰を置くのか。
その切っ先が定めたのは、どこ?
[ 金生 雛 ] 子供のままでいたい : 0 → -1
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GM
* * *
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GM
では、本日はここまで。
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GM
次回、18日の22:00からです。
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GM
おつかれさまでした!
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GM
* * *