GM
Dead or AliCe『白波に沈む』、四日目です。
GM
金生雛はそれを手に入れようと『カリプソ』の洞窟を訪れました。
GM
PCの手番からになりますが、一番手希望のある方いらっしゃいますか?
セージュ
1d6
DiceBot : (1D6) > 1
港桂
1d6
DiceBot : (1D6) > 3
金生 雛
1d6
DiceBot : (1D6) > 3
セージュ
1d12
DiceBot : (1D12) > 9
GM
9:漁師小屋 古ぼけた小屋。浮きや網、銛などが雑多に置かれている。
セージュ
「どうしたの~ ヘンリーくん? こっちが気になるの~?」
セージュ
ぬいぐるみの手足を持って一人遊びしています。
GM
藻のついた浮き。よく研がれた銛。少し籠もった海の匂いがします。
港桂
釣り針のとれた糸の先を指先でつまんで揺らす。
港桂
「なんか、いっつもそれ刺さってたやつっしょ。なんか大事なもんなんかなって」
セージュ
「別に…… そういうの じゃ ない……」
港桂
「うん、もう少しでかいやつ釣れんかなって思って」
セージュ
「ボクは……、ほしくない って言ったら 嘘に なる……」
港桂
「オレ、はやくかっけーおじーちゃんになりてーんだよね」
港桂
「え?そうなん。ほしいのに、ヒナちに譲るっていったん?セージュ、いいやつじゃん……」
セージュ
「怖い だけ… 死んだり 歳をとったりするのも そうならない 身体に 変わっちゃうのも……」
セージュ
「でも 港桂は ちゃんと……選んでる ボクは……何も 選んでないだけ だよ……」
セージュ
ぎゅっとぬいぐるみの後頭部に頭をうずめる。
港桂
「ん~。選ばないってのも、オレは選んでることなんでないかなって思うけどね」
港桂
「オレもセージュが思ってるほどちゃんと選んでるわけじゃないよ、きっと」
セージュ
顔を伏せぎみのまま、不思議がるような視線を向ける。
港桂
「あんまり後悔せんように頑張ってみてるだけなんよなあ」
セージュ
港桂のそばを通り過ぎて小屋の出口へと、足を向ける。
セージュ
「……不安だよ。きみだって、そうでしょう?」
港桂
「あー……オレが何考えてるか話、聞いとく?」
港桂
「わりと最初からずっと言ってると思うけどさ」
港桂
「う~ん、そんだけなんよな。今んところちゃんと選んで思ってるの」
セージュ
「でもそれは……」(難しいんじゃないかな……。)
港桂
「どこで生きんのも大変なら、ここにしよ、みたいな……?」
セージュ
(うまくいくといいね……)とは言えなかった。
セージュ
「……ボクもそういうところ、見つけられるといいな」
金生 雛
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
金生 雛
2d6>=7
DiceBot : (2D6>=7) > 11[6,5] > 11 > 成功
金生 雛
1d6
DiceBot : (1D6) > 5
セージュ
2d+5-5>=7 猟奇
DiceBot : (2D6+5-5>=7) > 10[4,6]+5-5 > 10 > 成功
GM
この国で、何を信じたらいい? 誰を信じたらいい?
言葉を信じてもいい? 行いを信じてもいい?
GM
きっと疵だけが嘘をつかない。
だから、ここでの出来事はきっと、嘘ではない。
港桂
そのあとを追いかける。セージュちゃんとお話します。
港桂
「不老不死になったら……やっぱ最後の救世主目指すんかな」
港桂
「ヒナち、何考えてんのかよくわかんねーとこあんだよな」
セージュ
「まあ……あるよね みんな 知られたくないことの ひとつふたつ……」
港桂
「……あのさ、オレやっぱヒナち怒らせたと思う?」
港桂
真珠色の輝きを失って透明になった鱗をポケットから取り出す。
セージュ
「うん…………」わからないでもないよの表情。
港桂
「ヒナち、言ってたじゃん。カリプソちゃんの噂って救世主を誘うための罠なんじゃないかって」
港桂
「あれさ~、あれ、あ~って思って。ここで暮らすんならカリプソちゃん生きてた方がいいんじゃね?って」
セージュ
数秒の間その言葉の意味に思いを巡らせた。
港桂
「そうなんよ~。だから、まぁ……カリプソちゃんには生きててほしいけどさあ」
セージュ
「一人だけを不老不死にするなら……死なずに済むんだよね、カリプソは」
港桂
「でもセージュも、ちょっとほしいわけじゃん?」
港桂
「オレ、セージュも欲しいんなら肉もらってほしいよ」
港桂
「だって、セージュ死ぬの怖いって言ってたし……」
セージュ
「そんな都合のいい……」話はない気がするなあ。
港桂
「セージュ、ヒナちとオレが喧嘩すんの嫌よな、たぶん」
セージュ
「というか、なんで…?」喧嘩する理由があるのかわからない。
港桂
「今、オレとヒナち険悪じゃん。で、オレがカリプソちゃん庇ったらオレやばいかなって」
港桂
「カリプソちゃん、マジで肉くれるんかなぁ……って」
セージュ
「まあ、でも、しなくて済むなら、しないほうがいいよね、喧嘩」
港桂
「まぁ、やばい時はセージュめっちゃ巻き込まれてるだけだし。オレん後ろいていいからな」
金生 雛
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
金生 雛
2d6>=7
DiceBot : (2D6>=7) > 8[4,4] > 8 > 成功
金生 雛
1d6
DiceBot : (1D6) > 2
港桂
2d6+3-2
DiceBot : (2D6+3-2) > 7[3,4]+3-2 > 8
GM
本当はプラスが2ですが、差し引きしても成功ですね。
GM
守りたいものはなんだろう。守れるものはなんだろう。
GM
戦うことになったとしても。戦い続けなければ生きていけないとしても。
GM
1d12
DiceBot : (1D12) > 11
GM
11:引き潮の道 引き潮のときにだけ現れる不思議な道。どこかへ辿り着く前に沈んでしまう。
港桂
セージュに教えてもらった引き潮の道に佇んでいる。
『カリプソ』
「……結局、ヒナ……どうするって?」
港桂
「う~ん。あれからちょっと会いにくいから話してないけど、ヒナちは多分カリプソちゃんのお肉どうしても食べるって言うと思う」
『カリプソ』
「……このへん、かな。……ちょっとだけ」 腰。人の肌と、鱗のきらめきが交わる辺りに手のひらで触れる。
『カリプソ』
「どこ食べたらいいかなんて、わたし、知らないし……」
港桂
「そうよな~なれるかわからんしな、不老不死……」
『カリプソ』
「……そうだね。おとうさんがおかあさんのこと少し食べてたら、わかったかもしれないけど……」
港桂
「それは、オレ食わん理由ちょっとわかるわ~」
『カリプソ』
「そうかな……。それでずっと一緒にいられるかもしれなくても?」
港桂
「う~んずっと一緒にいられんくなるより、お肉食べる方が怖かったとかなんじゃないかな~」
『カリプソ』
「……わかんないや。好きなひとなんていたことないし」
『カリプソ』
「外ってどんなところなのか、わたし、知らない」
『カリプソ』
「好きってだけで、……外へ行けるかな……」
『カリプソ』
「……おとうさんもそうかな。……そうだったのかも」
『カリプソ』
「知らないところへ行くのが不安なのと同じくらい」
『カリプソ』
「ずっと生きているってことは、先のこと、なんにもわからなくなるみたいなことだったのかなって」
港桂
「好きな人のこと、好きでいられなくなったら怖いしな~」
港桂
「不老不死でずっと一緒って、マジ多分奇跡なんよ」
港桂
「お母さん、でも食べてもらいたかったかもしれんから、そこは寂しかったかもしれんね~」
『カリプソ』
「この国で、ずうっと一人で生きるのって、きっと……」
港桂
「マジでヒナち不老不死になったら、友達になってくれたりするん?」
『カリプソ』
「別に……あげたいわけじゃ、ないけど」
『カリプソ』
「でも、もし……ヒナがわたしの肉を食べたとしても。わたしはね、ヒナと友達にはならない」
『カリプソ』
「わたし、……わたしの肉をあげるなら、一人だけって言ったのよ」
『カリプソ』
「例えばヒナが不老不死になったとして……そうしたら」
『カリプソ』
「一人っきりになったころ、何を思うのかなって」
港桂
「今どうしたいってこと考えるだけで、大変っぽいし、みんな」
港桂
「なんかそのへん……に小屋建てて暮らそうかなって」
『カリプソ』
「……どうして? いま、ここ、町もないわ」
『カリプソ』
「救世主……来ないかもしれないのに」
港桂
「う~ん。綺麗な海があるからって理由が一番で」
港桂
「二番目は……ここならまぁこの先どうなってもいいかな~的な?」
港桂
「救世主来たらいいけどね~いや、来ない方がカリプソちゃん的にはいいんだろうけど」
『カリプソ』
「わたし……救世主には、来ないでほしいし」
『カリプソ』
「救世主が来ないと、コーケイはきっと亡者になる」
『カリプソ』
「六ペンスコインを持った亡者はとっても強いの、知ってるでしょ? 知らない?」
港桂
「カリプソちゃんにあげるよ、オレが亡者になる前に」
『カリプソ』
「……コーケイは、亡者になるってどういうことだか、知らないのよ」
『カリプソ』
「そういうこと、言ってられなくなる」
港桂
「亡者なったことないしな~……そこは、そうなんだけどさ」
港桂
「カリプソちゃんが言うならそうなんかもだけど、賭けってやつ」
港桂
「ヒナちがお肉を食べるのと、カリプソちゃんがひとくちだけならいいっていうのと、おんなじよ」
『カリプソ』
「勝ち目の見えない賭けに命を乗せるのは、愚かって言うんだよ」
港桂
「……それを言うんなら。君のお父さんは、賢かったワケか」
『カリプソ』
*港桂の心の疵『頭が悪い』を抉ります。
『カリプソ』
2d6+2+2>=7
DiceBot : (2D6+2+2>=7) > 2[1,1]+2+2 > 6 > 失敗
『カリプソ』
「コーケイも、わたしも、みんな一緒よ」
『カリプソ』
「この国じゃ……みんな、みーんな、狂ってるんだから」
港桂
そのまま潮が満ちる前に元来た道を帰って行った。
GM
だから誰もが傷つけあう。波のように繰り返し、繰り返し。
GM
ヒナが村に戻ると、Dr.エイプリルは納屋の前で村人と何か話しています。
Dr.エイプリル
「ん、なになに~? おかえり~」
金生 雛
「さっきカリプソさんとお話つけてきたんですよ」
GM
ちなみに村人はヒナを見ると、じゃ、と言って去っていきました。
金生 雛
「なんか、お肉、一切れだけくれるみたいです」
Dr.エイプリル
「一切れ。一切れか~」 明らかに物足りないな~という顔をしています
Dr.エイプリル
「まあ、切ってくれるのが一切れでも……持って帰れれば……持って帰りたいなあ……」 むにゃむにゃ言っています。
金生 雛
「だから私、こうすることにしたんですよ」
Dr.エイプリル
悲鳴ではなく、喘ぎが喉を通り過ぎる。
金生 雛
刃を押し出す。このカッターナイフは心の疵の象形。決して尽きることはない。
金生 雛
「あなたがいなくなれば、一切れで、十分ですからね」
金生 雛
2d6+3+2>=7
DiceBot : (2D6+3+2>=7) > 10[4,6]+3+2 > 15 > 成功
金生 雛
心の疵『タナトス』に身を任せて、カッターで切りつける。折る。切りつける。折る。
金生 雛
鉈のように容易く両断できるような武器ではない。手に収まる、文房具の刃物が、雛の最も慣れ親しんだ猟奇の形。
金生 雛
「つれてこいって言ってたっけ。持っていかないと」
金生 雛
よっこいしょ、とエイプリルを担いで、その場を去る。
GM
村人がそれに気づく頃には、そこには誰もいない。
GM
Dr.エイプリルを担いだヒナが来ると思うので
GM
じゃあセージュはそれを見て、追ってきてもらえるとありがたいですね。
GM
どういうテンションで追ってくるのかはおまかせします
金生 雛
エイプリルさんをお姫様抱っこで持っていきます。
GM
引き潮の道が消えた後。今は深くなっていく海。
金生 雛
夥しい血がまだとめどなく流れており、海に赤い色を落としていく。
金生 雛
波飛沫の泡立ちと混ざり、ピンク色を呈して。
セージュ
雛の背中から声をかけようとして、微妙に様子がおかしいことに気がつく。
セージュ
駆け寄るべきだったのかもしれないが、できなかった。
セージュ
なにしろおびただしい血が流れているにしては、雛の足取りは確かなのだ。
金生 雛
はっきりと意志を持って、波を踏み越えていく。
『カリプソ』
それを嗅ぎつけてか、洞窟から『カリプソ』が顔を出しました。
港桂
波間を行く2人を堤防の上から見て、自身も洞窟へ向かった。
『カリプソ』
『カリプソ』の側からは、ヒナが誰かを抱えているのがよく見える。
『カリプソ』
「それ……わたしに会いたがってたひと?」
『カリプソ』
答えずに、ちら、とヒナの後ろのセージュを見る。
セージュ
「え、エイプリルさん……怪我……怪我、して……して……してるの?」
『カリプソ』
「死んでるね。……セージュは知らなかったの?」
『カリプソ』
「ってことはやっぱり、前に来たときはそのひと、帰るって言ってなかったんだね」
『カリプソ』
「……まあ、もう、死んじゃってるけど……」
金生 雛
「うん。だってどっちにしろ同じことだし、いいかなって」
『カリプソ』
「でもセージュには刺激が強かったのかな」
金生 雛
「救世主殺さないと生きていけないんだよ」
金生 雛
「これは私には生きるよりも大切なことだから」
『カリプソ』
「参加した裁判で一人死ねばいいんでしょ?」
金生 雛
「あと、さ、もしかしたらみんなに、こうでもしないとわかってもらえないかなって」
『カリプソ』
「セージュの言う、悪いって、なあに? どんなこと?」
『カリプソ』
「死ななかったら、誰かの肉を削いで食べてもいい? そのために、別の誰かを殺してもいい?」
セージュ
「ど、ど、どうして。ボク、な、なに、なにも、悪いことっ」
金生 雛
「それとも、悪い救世主って、私のこと?」
『カリプソ』
「セージュ。じゃあ、悪くないあなたはどうするのか決めて」
セージュ
「や……やだっ。やだっ、やだやだ。やだっ……!」
『カリプソ』
「セージュ」 それでも回答を迫る声。
『カリプソ』
*セージュの心の疵『自己愛の鎧』を抉ります。
港桂
Choice[猟奇,才覚,愛]
DiceBot : (CHOICE[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
港桂
2d6+2
DiceBot : (2D6+2) > 8[2,6]+2 > 10
港桂
1d6
DiceBot : (1D6) > 1
『カリプソ』
2d6+2+2-1>=7
DiceBot : (2D6+2+2-1>=7) > 12[6,6]+2+2-1 > 15 > 成功
港桂
「嫌がってるじゃん~」努めて軽さを保った声は届かない。
セージュ
おもむろに、落としたぬいぐるみを拾い上げる。
『カリプソ』
「選べないセージュは、ほんとうに、悪くない?」
セージュ
「ボクは……死にたくないし、誰にも死んでほしくないだけなのに!」
金生 雛
「私は死にたいし、全員死んでいいと思ってるよ」
金生 雛
全身が血にまみれている。その両手はいわずもがな。
港桂
「あのさ、」割って入るように伸ばした手を止める。
港桂
「ん~。オレ、約束はセージュとしかしてないんだよな~」
港桂
「あ、ヒナちにひとくちのお肉あげるって約束もしてる」
港桂
「で、カリプソちゃんはオレに味方になってほしいわけでもないんでしょ?」
『カリプソ』
「わたしは、コーケイのこと、悪いとは思わないけど」
『カリプソ』
「ここに残るつもりなら、コーケイと戦う」
『カリプソ』
「肉を一切れ削いで帰ってくれるヒナよりも」
セージュ
ドレスに仕込んでいた、新しい釘を手にする。
セージュ
「『カリプソ』……きみは、ボクの……敵、だ」
港桂
「良い隣人ができたと思ったんだけどな、今度こそ」
セージュ
まるで人質に取るように、釘の先端をぬいぐるみの布地に添わせる。
金生 雛
「どこの部位食べる? なんて聞かれたけれど」
『カリプソ』
「わたしの肉のために、人まで殺したのにね。無駄になっちゃったね」
金生 雛
「悪いことしちゃったな、エイプリルさんに」
セージュ
「痛いことも、欲望も……ボクの世界に、持ち込むな……」
『カリプソ』
「だって、死にたくないって、それだけで……痛いまま生きていくってことだもの」
セージュ
「この世界を……ボクの、痛み、で……。」
GM
満ちていく潮が、カリプソの手に三叉戟を形作る。
『カリプソ』
「救世主って、そういうものなんでしょ」
金生 雛
「でも、お腹が痛いのは、絶対に嫌なんだ」
GM
投げ捨てた法は波に攫われて、今は誰も、見向きもせずに。
GM
猟奇と才覚と愛だけが、白波とともに打ち寄せる。
GM
安寧の夢を。永遠の夢を。見ることを許されるのは、いったいだあれ?