GM
お茶会は2ラウンド。手番は各ラウンド、1d99を振って大きいほうから。
GM
シーン表はこちら。
盲の塔シーン表
1 窓辺。塔の下を見下ろせば、緑色のラプンツェルの絨毯が広がっている。
2 図書室。並んだ背表紙には、読めるもの、読めないもの、多くの世界のあらゆる文字。
3 井戸の間。手押しポンプ式の井戸がある。この高さをどう汲み上げているのかはわからない。
4 食堂。八人がけのテーブルに白いクロス。どこかつましい空気がそっと佇んでいる。
5 衣装部屋。色鮮やかなドレスと、色鮮やかであっただろうドレス。裾の朽ちたものもある。
6 祈りの間。静けさの横たわる小部屋。ろうそくに照らされた祭壇には何もない。
7 奈落。塔の一番内側にある暗い穴。光の差さない深みが口を開けている。
8 広間。高い天井には、抽象化されたドレスと三編みの意匠が描かれている。
9 食料庫。ひやりとした空気の中に、水樽と保存食と、青々としたラプンツェルの束が並んでいる。
10 裁縫室。色とりどりの布と刺繍糸。クラシカルな足踏みミシン。
11 寝室。誰が眠るのかわからない、真っ白なシーツのベッド。内側から鍵がかかるようになっている。
12 階段。白い石の階段。今は、上っても下りても、同じ場所へ帰ってくる。
GM
では、早速手番決めから。
天宮 ありす
1d99 (1D99) > 48
オリゾン
1d99 (1D99) > 73
レフト
1d99 (1D99) > 3
カーシェス
1d99 (1D99) > 19
GM
オリゾン > ありす > カーシェス > レフト
GM
*第1ラウンド オリゾン
オリゾン
1d12 シーン表 (1D12) > 9
GM
9 食料庫。ひやりとした空気の中に、水樽と保存食と、青々としたラプンツェルの束が並んでいる。
オリゾン
「うわっ、豪華」
GM
棚に並んだ食料の数々。
GM
黴びても腐ってもいない。
オリゾン
「すごいな。『おひいさま』とかいうだけある」
天宮 ありす
「この国でこんなの見たことある?」
オリゾン
「ないない。あんたらは?」
カーシェス
「さっき下で見たのが最初かな」
レフト
「私も先程見たものが初めてです」
オリゾン
「だよねえ~」
オリゾン
「金に飽かしたって、そもそも、ないもんはないもんねえ」
カーシェス
「救世主の力か……ねぇ」
レフト
「あるいは亡者の生み出す幻覚やもしれませんね」
オリゾン
「どーだろ。食べてみれば?」
カーシェス
「そうするか」
カーシェス
変な匂いはしないし、毒の味もしなかった。
GM
むしろ、救世主の舌にもかなり美味しい部類。
カーシェス
近くに積んであったチーズを、手元に取り出したナイフで削り、口に運ぶ。
レフト
「カーシェス様、私が」
レフト
「あっ」
カーシェス
「ふぇ?」
レフト
「カーシェス様!」
レフト
「不用意に口になさらないでくださいと先程も!」
カーシェス
熟成された風味、原料も保存方法も、質が高いものであるとわかる。
オリゾン
「ど?」
カーシェス
「うん、美味いね」
レフト
安堵。
カーシェス
「ビスケットとかないかな……」
オリゾン
「ぐいぐい行くねえ」
カーシェス
箱を叩いたり、開けたりしている。
オリゾン
その姿を見ながら、
オリゾン
「あんた苦労しない?」
レフト
「私が?なぜ」
オリゾン
「わが道を突っ走ってるタイプっぽいから、あの救世主サマ」
レフト
「そのようなことはない」
レフト
「カーシェス様は誠実なお方だ」
オリゾン
へえ~。という、なんとも曖昧きわまる反応。
レフト
「少なくとも、私の前でなにかを見捨てるようなことをなされたことはない」
レフト
「救世主としてこの国を救われるのは、あの方であって欲しい」
オリゾン
「ふーん。じゃあ、あんたも『見捨てずに』拾ってもらったってわけ?」
レフト
うなずく。
レフト
「荒野を彷徨い歩いて、蚊の亡者に追われたとき」
レフト
「救ってくださったのがあの方だよ」
オリゾン
「荒野ぁ? なーんでそんなとこ歩いてたのよ」
レフト
「……」少しばかりの沈黙。
レフト
「街を追われてね」
レフト
「肉親を殺した」
オリゾン
「えっマジ?」
レフト
「真実(マジ)」
オリゾン
「わーお」
オリゾン
ちら、とレフトの握ったメイスを見て、
オリゾン
「救世主サマもいないときに、よーやるわ」
レフト
「珍しくもないだろう」
レフト
「末裔同士も殺し合う。すこしばかり規模の大きい街ならなおさら」
オリゾン
「ま、言いたいこたわからねーでもないけど」
オリゾン
「そんなのが『珍しくもない』とこで」
オリゾン
「追放、みたいなのはさあ……何? 殺っただけで?」
オリゾン
*レフトの『右手』を才覚で抉ります。
カーシェス
*横槍します
GM
では能力値のチョイスから。
カーシェス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
カーシェス
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 5[2,3]+3 > 8 > 成功
カーシェス
1d6 (1D6) > 4
レフト
*ヤリイカをどうぞ。
[ レフト ] ヤリイカ : 1 → 0
カーシェス
ヤリイカ!
カーシェス
-6だ!
[ カーシェス ] HP : 16 → 15
オリゾン
*ティーセット。
[ オリゾン ] ティーセット : 1 → 0
オリゾン
2d6+2+2-6>=7 (2D6+2+2-6>=7) > 2[1,1]+2+2-6 > 0 > 失敗
GM
ファンブル!
オリゾン
Choice[免罪符,時計,ヤリイカ,ティーセット,ティーセット] (choice[免罪符,時計,ヤリイカ,ティーセット,ティーセット]) > ティーセット
[ 天宮 ありす ] ティーセット : 2 → 1
カーシェス
「ほい」
カーシェス
さっきのチーズから切り取った一切れずつを二人に差し出す。
カーシェス
「旨いチーズ食べたことないだろ」
レフト
ぱち、と瞬く。
オリゾン
「……ないねえ」
レフト
差し出されたものは、素直に受け取って。
カーシェス
「ワインに合うんだよ、これ。向こうでちょっと拝借しないかい?」
カーシェス
「頂戴する、かも」
レフト
「客人として訪っているのですから、許されましょう」
天宮 ありす
「あっ、オリゾンはだめだからね、オリゾンあんまり強くないんだから!」
カーシェス
「じゃ、ありすは?」
天宮 ありす
「…………」
天宮 ありす
「おみずがいい」
カーシェス
理性。
天宮 ありす
お酒あんまり好きじゃない……。
カーシェス
「それじゃ……うーん……」
カーシェス
樽の端のにおいを確認して
カーシェス
「こっちの樽かな」
レフト
オリゾンを見る。
オリゾン
見返す。
レフト
「”殺っただけ”ではすまない者を殺したということだ」
レフト
うやむやにすればいいものを、馬鹿正直に口にした。
オリゾン
「……へえ~」
オリゾン
こちらは、何を考えているのか、今ひとつ読めないような声。
オリゾン
「そりゃ大変」
オリゾン
手の中のチーズをかじり取り。
オリゾン
レフトから視線を外した。
レフト
それきり黙り、同じようにチーズを齧る。
レフト
しばらくそうしていた。
GM
殺すことも、殺されることも。それが誰でも、どんな理由でも、この国ではありふれたこと。
GM
命は簡単にこぼれていくけれど、それもやっぱり、珍しくないこと。
GM
けれどそれって本当は、
GM
それぞれたったひとつきりのことのはず、なんだけれども。
GM
GM
*第1ラウンド 天宮 ありす
天宮 ありす
1d12 シーン表 (1D12) > 10
GM
10 裁縫室。色とりどりの布と刺繍糸。クラシカルな足踏みミシン。
GM
壁のラックには太く巻かれた布が並び、机の上には色とりどりの針刺し。
GM
足踏みミシンのつややかな鋼色。
天宮 ありす
オリゾンの開けた扉を、後ろから覗き込む。
天宮 ありす
「すごーい……」
オリゾン
「こりゃまた」
レフト
「見事ですね」
レフト
さらに後ろから覗き込む。ありすの後ろからでも問題はなかった。
カーシェス
さらにその上から部屋を覗き込む。
カーシェス
「ふぅん」
天宮 ありす
「お店ひらけちゃうよ」
カーシェス
「使ってるのかね……」
カーシェス
あんまりそんな感じではないが。
カーシェス
そもそも、救世主が出してるというのなら
服でなく布なのはなんでだ。
レフト
「帽子屋の末裔などいれば喜びそうですが……」
天宮 ありす
「オリゾンってお裁縫できる?」
オリゾン
「やってやれないこたないけど、苦手だねえ」
オリゾン
縫い目ガタガタするタイプ。
カーシェス
「レフは?」
レフト
「私は皆目……」
レフト
面目なさそうに。
天宮 ありす
「へえ~。じゃあ服ってどうするの?」
天宮 ありす
「トランプの人たちってさ、なんか……独特じゃん……服の趣味が……」
レフト
「私の勤めていた屋敷では、支給がありましたので」
天宮 ありす
「お屋敷」
レフト
「ええ。といっても救世主様のものではなく、街を取り仕切っていた公爵家の」
天宮 ありす
「応接室があって、書斎があって、ちっちゃな礼拝堂とかアトリエとかがあってみたいな……?」
レフト
「そうですね。歴史あるものだと聞いておりました」
天宮 ありす
「ふうん……じゃ、そこで働いてたんだ。お洋服が支給できるって、結構すごいね」
レフト
「ええ。たいへん恵まれていたものと思います」
レフト
都度頷く。
レフト
オリゾン相手とは、態度が違う。
天宮 ありす
「……じゃあなんで、その……」
天宮 ありす
「そういうの、台無しにしちゃったの?」
レフト
「……」
レフト
「台無しに、とおっしゃられますと」
レフト
「なぜ立場を手放したのか、というご質問でしょうか」
天宮 ありす
「そういうこと、かな……?」
天宮 ありす
「だって、恵まれたものっていうくらい、ちゃんとしたご主人さまだったんじゃないの?」
天宮 ありす
「お屋敷の末裔たちを大切にしてくれなかった?」
レフト
「大切にしてくださいましたとも」
レフト
「公爵家のみなさまは、少々矜持の高すぎるきらいがありますが」
レフト
「私の勤めていた屋敷の主人はそれはもう聡明な方でいらっしゃいました」
レフト
「救世主様のご支援もなさっておられました。街の皆にも愛されて」
レフト
「……その主人の顔に私が泥を塗ったことは、情けのないことです」
レフト
「ですが私は、私の行いを過ちだとは思っていません」
レフト
「…………」
天宮 ありす
「…………」 じっと見る。
レフト
少し困ったように、微笑む。
天宮 ありす
「…………ほんとに?」
天宮 ありす
「ほんとに、わるいことだって思ってない?」
レフト
ーーほんとうに?
天宮 ありす
「だったら、それって」
天宮 ありす
「あなたにとって、どういうことなの?」
天宮 ありす
*レフトの『左手』を猟奇で抉ります。
カーシェス
*横槍します
GM
ではチョイスから。
カーシェス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
カーシェス
*ティーセット使用
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
カーシェス
1d6 (1D6) > 2
[ カーシェス ] ティーセット : 1 → 0
[ カーシェス ] HP : 15 → 14
天宮 ありす
2d6+3-2>=7 (2D6+3-2>=7) > 10[6,4]+3-2 > 11 > 成功
[ レフト ] 左手 : 0 → -1
レフト
ーーあの眼差しに耐えられなかったのは誰?
レフト
ーーあの正しい手を守れなかったのは誰?
レフト
ーーレフト。
レフト
ーーあのひとを許してやってくれ。
レフト
「……」
天宮 ありす
少女の視線。
レフト
「贖うべき罪科、でございます」
レフト
「それはおそらく荒野で朽ちることで贖うものではないと」
レフト
「そう気づき、こうして」
レフト
「カーシェス様の救世のお手伝いを」
レフト
真っ直ぐに。迷いなく。けれどどこか頼りなく。
天宮 ありす
「……レフトは」
天宮 ありす
「もし、この塔を一番てっぺんまで上ったら、しあわせになれると思う?」
レフト
「この塔の正体が明らかでない以上は、なんとも申し上げられませんね」
天宮 ありす
「…………」
天宮 ありす
「そっか」
レフト
「ありす様は如何様にお考えでいらっしゃいますか?」
天宮 ありす
「わたし?」
天宮 ありす
「うーん……」
天宮 ありす
「しあわせになるって、よくわかんないな……って」
天宮 ありす
「でも、そういう資格? があるなら」
天宮 ありす
「なっていいってことなのかな、……って、ちょっと思ってるよ」
レフト
「左様でございますか」
レフト
身を屈めて、ありすと視線を合わせる。
レフト
「正直なところを申し上げますと、私にはしあわせの資格があるようには思えません」
レフト
「私にもしもそれがあるとしたら……それは、この堕落の国に等しく注がれる救済の一端でしかありえません」
レフト
「私自身の持っていたそれは、既にこの手よりこぼれ落ちてしまったように思います」
レフト
「ですが救世主様がたはちがう」
レフト
「その手を伸ばせば、届くところにあるはず」
レフト
「きっと」
天宮 ありす
「……そうね」
天宮 ありす
「……ほんものの救世主なら、たぶんね」
GM
罪科を数えるのは誰?
GM
贖おうと思ったとき、十分な代償を払ったと認めてくれるのは?
GM
誰か一人が許しても、他の誰かは許しちゃくれない。
GM
他の誰かが許してくれても、自分で自分を許せなきゃ、
GM
結局のところ、支払いなんて終わりはしない。
GM
どこまでもいつまでも。
GM
疵から流れる血が、止まらない。
GM
GM
*第1ラウンド カーシェス
カーシェス
1d12 (1D12) > 1
GM
1 窓辺。塔の下を見下ろせば、緑色のラプンツェルの絨毯が広がっている。
GM
ぬるい風が吹き込む窓辺。この高さから見ても、ラプンツェルはどこまでも広がっているように見える。
カーシェス
窓辺。淀んだ空と青々とした緑の絨毯を見下ろしている。
カーシェス
使いにやっていた足元の影が、戻ってくる。
カーシェス
思えば、この国に来てからというもの海を見ていない。
カーシェス
窓からつばを吐き飛ばしても、そんなにすっきりしない気がするのは、きっと。
カーシェス
独りでするそれに、意味がないからだろう。
カーシェス
ちら、と扉の方を見る。
カーシェス
静かに出てきたものだから、気づいていないかもしれない。
カーシェス
からん、と手元からダイスがこぼれ落ちる。
カーシェス
「レフ」
レフト
「はい」
レフト
転がり落ちたそれを拾い上げると両手で差し出す。
カーシェス
「女の子と話できるじゃん」
レフト
「は……」
カーシェス
受け取ったダイスは握った手のひらの中で消える。
レフト
「私は女性と話ができないというわけでは……」
カーシェス
「口説かれてた?」
レフト
「滅相もありません」
カーシェス
がっと右手で肩を組むように引き寄せる。
レフト
「♣」
レフト
「か、カーシェス様……?」
カーシェス
「あんまり仲良くすると、辛いのはお前だぞ」
レフト
「……」
レフト
「……申し訳ございません」
カーシェス
「別に怒ってるわけじゃないよ」
レフト
「はい」
レフト
「お心遣いをいただいております」
カーシェス
「お前、真面目だから」
カーシェス
右腕を曲げて、頭をぽんぽんする。
レフト
それを神妙な顔で受ける。
レフト
卑屈になることも、謙遜することもせず。
カーシェス
「俺とあの子って、何が違うと思う?」
レフト
「ありす様と、カーシェス様と、でございますか?」
カーシェス
「そう」
レフト
「……生まれも、育ちも、振る舞いもお考え方も……すべて違うように思います」
カーシェス
「そうだなぁ」
カーシェス
「でも、同じ救世主だ」
カーシェス
「どっちが生き残っても救済はできる」
レフト
「……」
レフト
「はい」
レフト
否定をしない。
カーシェス
「俺が、お前に」
カーシェス
「俺を殺せって言ったら、お前は殺せるか?」
レフト
「はい」
レフト
これも、また。
レフト
否定しない。
カーシェス
「じゃあ……」
カーシェス
「選べっていったら、選べるか?」
レフト
「殺すか、殺さないかを、ですか?」
カーシェス
「そうだ。つまり、お前の『救世主』をな」
レフト
「私に選ぶ権利があるのならば、選びます」
カーシェス
「あるだろ?」
レフト
「違いが」
カーシェス
「上に上がれるのは二人だ」
カーシェス
「まあ、そうでなくても」
カーシェス
「お前が目指す『救世』ってやつをするには」
カーシェス
「他の救世主を全部殺さなきゃならない」
カーシェス
「お前が俺より救世主に相応しいってやつを見つけた時」
カーシェス
「そいつより相応しいやつを見つけた時」
カーシェス
「いちいち選ぶのは大変だぞ」
レフト
「……それでも」
レフト
「選びます」
カーシェス
「どうして」
レフト
「……そうすべきです」
カーシェス
「誰が決めた」
レフト
「私が、私自身にそうあるように求めます」
カーシェス
「なあ、レフ」
レフト
「はい」
カーシェス
「俺はさ、これまでお前のこと、何も聞かなかっただろ」
レフト
うなずく。
カーシェス
「聞いてほしかった?」
レフト
「いいえ」
カーシェス
わしわしと頭を撫でる。
レフト
「お話したほうがよろしかったでしょうか」
レフト
撫でられながら問う。
カーシェス
「ぜんぜん」
レフト
「では、カーシェス様のことをお尋ねするべきでしょうか」
カーシェス
「それも、別に求めてないよ」
カーシェス
ふう、と息をつく。
カーシェス
「他人の領域に踏み込む時にはさ」
カーシェス
「俺は、責任持ちたいって思ってるんだよね」
カーシェス
「だからこっちからは何も聞かないし、向こうから持ちかけられた時だって一線は引く」
カーシェス
「でもさ」
カーシェス
「お前が何か、ひとりで抱え込んでるなら」
カーシェス
「いつでも聞くよ」
カーシェス
*レフトの疵『右手』を才覚で舐めます。
オリゾン
*横槍
オリゾン
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
オリゾン
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[4,4]+2 > 10 > 成功
オリゾン
1d6 (1D6) > 2
[ オリゾン ] HP : 17 → 16
カーシェス
2d6+3-2>=7 (2D6+3-2>=7) > 5[3,2]+3-2 > 6 > 失敗
レフト
「……ありがとうございます」
レフト
「そして、申し訳ございません」
レフト
「不甲斐なく、思われましたか?」
カーシェス
「いいや」
カーシェス
「不甲斐ないのは俺の方さ」
レフト
はたと瞬く。
オリゾン
その瞬きの隙間に。
オリゾン
「救世主サマにそう言われちゃ、アタシら末裔は立場ってもんがないよ」
オリゾン
くつくつ笑って。
カーシェス
「まったくな」
レフト
「……カーシェス様がそのように思われる必要はありません」
レフト
「大丈夫です」
カーシェス
いいように使っている。
そう思われても無理はない。
カーシェス
実際にそうなのだから、仕方ない。
カーシェス
いつ誰が死ぬかわからない世界で、仲間なんて持たない方が良い。
カーシェス
「…………」
カーシェス
そう思ってたんだけどな。
カーシェス
「レフ」
レフト
「はい」
カーシェス
「俺、お前のこと好きだよ」
レフト
きょと、と目を瞠る。
オリゾン
口笛。
カーシェス
「この世界では一番好きかもしれないな~」
レフト
「勿体ないお言葉でございます」
レフト
なぜか姿勢を正す。
カーシェス
「……これは本当」
レフト
「……やはり、カーシェス様は誠実な御方です」
オリゾン
いいねえ、とばかりに笑っている。
天宮 ありす
その脇腹を軽くつついて、
天宮 ありす
「あれ誠実って言う?」
オリゾン
「本人がそう思ってんなら言わしときゃいいんだって」
カーシェス
「だから」
カーシェス
「俺はお前に、しあわせになってほしいよ」
カーシェス
ぽんと肩をたたいてその場を離れる。
レフト
「……」
レフト
「有り難いお言葉です。カーシェス様」
GM
踏み込まないでやってきて、踏み込む隙間は見えていて。
GM
けれどあなたにその責任を求めるのは、他の誰でもなくあなた自身。
GM
隣を歩く相手に。ともに過ごす相手に。
GM
まだ、それを預けられない。
GM
GM
*第1ラウンド レフト
レフト
1d12 (1D12) > 4
GM
4 食堂。八人がけのテーブルに白いクロス。どこかつましい空気がそっと佇んでいる。
カーシェス
手元でダイスを弄びながら、影のない男が歩く。
カーシェス
適当に開いた扉の先に見たのは長いテーブルと椅子。
カーシェス
小さい食卓だなと思った。
レフト
がしゃがしゃと鉄の合わさる音を立てながらそれについて歩く。
レフト
「なにか気にかかるものがおありですか」
カーシェス
「うーん」
カーシェス
「このテーブル、8人は座れそうだけど」
カーシェス
「何のためにこのサイズなんだろうなってね」
レフト
「8人……座るためでは?」おおまじめ。
カーシェス
「ここに8人揃うこと……あるか?」
レフト
「4人しかおりませんね」
レフト
「そして2人になるとのことですから」
レフト
「確かに、なんのために8人掛けを……」
カーシェス
「Social distancing?」
レフト
「社会的距離を?」
レフト
「なるほど、それは大いにあり得ます」
カーシェス
「お茶会用かもな」
カーシェス
「お茶会の時は物理的に距離を取ることで、心のダメージを位置エネルギーで相殺することができるんだぞ」
レフト
「なんと」
レフト
「恥ずかしながら存じ上げませんでした。お詳しくいらっしゃる」
カーシェス
「嘘ぴょん」
レフト
「♣」
カーシェス
「ま、狙われにくくなるってのはあるだろうけどな」
レフト
「そうですね……実際、我々の身長であれば、有利に働きますでしょう」
レフト
「カーシェス様の視野の広さには、度々学ばせていただいております」
レフト
嫌味でも皮肉でもなく、本心。
レフト
まっすぐな瞳があなたを見る。
カーシェス
「…………」
カーシェス
「視野の広さか~?」
レフト
「嘘をおつきになられたとしても、あなたの言葉には慮りがある」
レフト
「私のことを見てくださっています」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「お前、全然騙されてくれないんだもんな」
レフト
「騙そうとしておられるのですか?」
カーシェス
「はは」
カーシェス
「そうかもなぁ」
レフト
「そのように感じたことがなかったものですから」
レフト
まじまじと見る。
カーシェス
「そういうところだよ」
カーシェス
「苦手なんだよな、嘘つくの」
レフト
「……恐れながら、同感でございます」
レフト
「カーシェス様はいささかお人がよろしすぎる」
カーシェス
「でも、嘘がうまいほうが世の中、うまくやっていけるだろ」
レフト
「そのようでございますね」
レフト
「いえ、決してカーシェス様が上手くやっておられないというわけではなく」
レフト
「とはいえ、苦労は多くお見受けします」
カーシェス
「最初から嘘つきだって思ってくれたらさ」
カーシェス
「向こうが勝手に勘ぐってくれるし」
カーシェス
「楽なんだよ、いろいろ」
レフト
「日頃の嘘にそのようなお考えがあったとは……」
カーシェス
「お前全然騙されてくれないんだもんな」
レフト
「面目ございません」
レフト
「……カーシェス様」
レフト
「先程のお言葉に甘えて……少し、私のことをお話しても、よろしいでしょうか」
カーシェス
「うん」
レフト
「……以前お話した通り、私は街を追われております」
レフト
「罪状は弟殺し。弟は、主人に大変可愛がられておりましたので……『右手殺しのレフト』などと呼ぶものもありました。」
レフト
「私よりもずっと優れた弟でした。双子として生まれたので、本来は兄弟の区別などなかったのかもしれませんが……私を兄だと言って聞かず」
レフト
「明るく、正しく、真っ直ぐで。街の者から、主人と同じく愛されて」
レフト
「私の誇りでした」
レフト
「……ですが、過ちを」
カーシェス
「過ち?」
レフト
「主人のご息女に寵愛を受け、それを断りきれませんでした」
レフト
「……恥ずべきことです。ご息女は婚約者がすでに決まっておられたというのに」
カーシェス
「……なるほどね」
レフト
「怒りを覚えなかったわけではありません」
レフト
「ですが、可愛い弟でしたから。責めることもできませんでした」
レフト
「けれどーー」
レフト
「私の預かり知らぬ間に、弟はご息女を想うあまり、罪を」
レフト
「重ねていた」
レフト
「……それはもはや一人の身では贖い切れるものではありませんでした」
レフト
「愚かな話です」
レフト
「……」
レフト
カーシェスの傍らに片膝をつく。
レフト
「お耳を」
カーシェス
内緒話をするように、隣にしゃがみ込む。
レフト
「弟を刺したのは、私ではありません」
レフト
「それでも、救えた命を見殺しにしたのは私です」
レフト
「……それが真実」
カーシェス
「…………なんだ」
カーシェス
「お前、俺なんかよりずっと嘘つきだったんだな」
レフト
「はい」
レフト
カーシェスの心の疵『虚言吐き』を愛で舐めます。
オリゾン
*横槍
オリゾン
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
オリゾン
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
[ オリゾン ] HP : 16 → 15
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[1,4]+2 > 7 > 成功
[ カーシェス ] 虚言吐き : 0 → 1
カーシェス
「心強いよ」
レフト
「ええ、ですので」
レフト
「ご安心ください」
レフト
微笑む。
カーシェス
「お前の嘘は、誰にも言わないよ」
レフト
「……はい。そうしていただけますと、幸いです」
カーシェス
「ただし」
カーシェス
「お前がいつか『嘘なんだ』って言えるように」
カーシェス
そんなことを、気にしなくていいくらい。
カーシェス
「俺は頑張るけどね」
レフト
「……」
レフト
「お手伝いさせていただきますとも」
カーシェス
嘘をつくのは苦手だ。
カーシェス
それがどんなものでも、喉から、胸の奥から。
カーシェス
ちくちくと突き刺すように、ずっとずっと苦しめる。
カーシェス
レフトはきっと、ずっと。それを抱えたままだろう。
カーシェス
それを、取り払うことはできなくても。
カーシェス
少しでも、楽にしてやれたらいい。
GM
嘘。本当。
GM
重ねて混ぜて手元に残る、そのカードは一体どちら?
GM
相手に差し出したいのは、見てほしいのは、信じてほしいのは。
GM
そう思ったとき、イカサマはできない。
GM
ただ一枚。
GM
めくるカードが真実。