GM
お茶会は2ラウンド。手番は各ラウンド、1d99を振って大きいほうから。
盲の塔シーン表
1 窓辺。塔の下を見下ろせば、緑色のラプンツェルの絨毯が広がっている。
2 図書室。並んだ背表紙には、読めるもの、読めないもの、多くの世界のあらゆる文字。
3 井戸の間。手押しポンプ式の井戸がある。この高さをどう汲み上げているのかはわからない。
4 食堂。八人がけのテーブルに白いクロス。どこかつましい空気がそっと佇んでいる。
5 衣装部屋。色鮮やかなドレスと、色鮮やかであっただろうドレス。裾の朽ちたものもある。
6 祈りの間。静けさの横たわる小部屋。ろうそくに照らされた祭壇には何もない。
7 奈落。塔の一番内側にある暗い穴。光の差さない深みが口を開けている。
8 広間。高い天井には、抽象化されたドレスと三編みの意匠が描かれている。
9 食料庫。ひやりとした空気の中に、水樽と保存食と、青々としたラプンツェルの束が並んでいる。
10 裁縫室。色とりどりの布と刺繍糸。クラシカルな足踏みミシン。
11 寝室。誰が眠るのかわからない、真っ白なシーツのベッド。内側から鍵がかかるようになっている。
12 階段。白い石の階段。今は、上っても下りても、同じ場所へ帰ってくる。
GM
オリゾン > ありす > カーシェス > レフト
オリゾン
1d12 シーン表 (1D12) > 9
GM
9 食料庫。ひやりとした空気の中に、水樽と保存食と、青々としたラプンツェルの束が並んでいる。
オリゾン
「すごいな。『おひいさま』とかいうだけある」
オリゾン
「金に飽かしたって、そもそも、ないもんはないもんねえ」
レフト
「あるいは亡者の生み出す幻覚やもしれませんね」
カーシェス
変な匂いはしないし、毒の味もしなかった。
カーシェス
近くに積んであったチーズを、手元に取り出したナイフで削り、口に運ぶ。
レフト
「不用意に口になさらないでくださいと先程も!」
カーシェス
熟成された風味、原料も保存方法も、質が高いものであるとわかる。
オリゾン
「わが道を突っ走ってるタイプっぽいから、あの救世主サマ」
オリゾン
へえ~。という、なんとも曖昧きわまる反応。
レフト
「少なくとも、私の前でなにかを見捨てるようなことをなされたことはない」
レフト
「救世主としてこの国を救われるのは、あの方であって欲しい」
オリゾン
「ふーん。じゃあ、あんたも『見捨てずに』拾ってもらったってわけ?」
レフト
「荒野を彷徨い歩いて、蚊の亡者に追われたとき」
オリゾン
「荒野ぁ? なーんでそんなとこ歩いてたのよ」
オリゾン
「救世主サマもいないときに、よーやるわ」
レフト
「末裔同士も殺し合う。すこしばかり規模の大きい街ならなおさら」
オリゾン
「ま、言いたいこたわからねーでもないけど」
オリゾン
「追放、みたいなのはさあ……何? 殺っただけで?」
カーシェス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
カーシェス
2d6+3>=7 (2D6+3>=7) > 5[2,3]+3 > 8 > 成功
オリゾン
2d6+2+2-6>=7 (2D6+2+2-6>=7) > 2[1,1]+2+2-6 > 0 > 失敗
オリゾン
Choice[免罪符,時計,ヤリイカ,ティーセット,ティーセット] (choice[免罪符,時計,ヤリイカ,ティーセット,ティーセット]) > ティーセット
[ 天宮 ありす ] ティーセット : 2 → 1
カーシェス
さっきのチーズから切り取った一切れずつを二人に差し出す。
カーシェス
「ワインに合うんだよ、これ。向こうでちょっと拝借しないかい?」
レフト
「客人として訪っているのですから、許されましょう」
天宮 ありす
「あっ、オリゾンはだめだからね、オリゾンあんまり強くないんだから!」
レフト
「”殺っただけ”ではすまない者を殺したということだ」
レフト
うやむやにすればいいものを、馬鹿正直に口にした。
オリゾン
こちらは、何を考えているのか、今ひとつ読めないような声。
GM
殺すことも、殺されることも。それが誰でも、どんな理由でも、この国ではありふれたこと。
GM
命は簡単にこぼれていくけれど、それもやっぱり、珍しくないこと。
GM
それぞれたったひとつきりのことのはず、なんだけれども。
天宮 ありす
1d12 シーン表 (1D12) > 10
GM
10 裁縫室。色とりどりの布と刺繍糸。クラシカルな足踏みミシン。
GM
壁のラックには太く巻かれた布が並び、机の上には色とりどりの針刺し。
天宮 ありす
オリゾンの開けた扉を、後ろから覗き込む。
レフト
さらに後ろから覗き込む。ありすの後ろからでも問題はなかった。
カーシェス
そもそも、救世主が出してるというのなら
服でなく布なのはなんでだ。
レフト
「帽子屋の末裔などいれば喜びそうですが……」
オリゾン
「やってやれないこたないけど、苦手だねえ」
天宮 ありす
「へえ~。じゃあ服ってどうするの?」
天宮 ありす
「トランプの人たちってさ、なんか……独特じゃん……服の趣味が……」
レフト
「私の勤めていた屋敷では、支給がありましたので」
レフト
「ええ。といっても救世主様のものではなく、街を取り仕切っていた公爵家の」
天宮 ありす
「応接室があって、書斎があって、ちっちゃな礼拝堂とかアトリエとかがあってみたいな……?」
レフト
「そうですね。歴史あるものだと聞いておりました」
天宮 ありす
「ふうん……じゃ、そこで働いてたんだ。お洋服が支給できるって、結構すごいね」
レフト
「ええ。たいへん恵まれていたものと思います」
天宮 ありす
「そういうの、台無しにしちゃったの?」
レフト
「なぜ立場を手放したのか、というご質問でしょうか」
天宮 ありす
「だって、恵まれたものっていうくらい、ちゃんとしたご主人さまだったんじゃないの?」
天宮 ありす
「お屋敷の末裔たちを大切にしてくれなかった?」
レフト
「公爵家のみなさまは、少々矜持の高すぎるきらいがありますが」
レフト
「私の勤めていた屋敷の主人はそれはもう聡明な方でいらっしゃいました」
レフト
「救世主様のご支援もなさっておられました。街の皆にも愛されて」
レフト
「……その主人の顔に私が泥を塗ったことは、情けのないことです」
レフト
「ですが私は、私の行いを過ちだとは思っていません」
天宮 ありす
「ほんとに、わるいことだって思ってない?」
天宮 ありす
「あなたにとって、どういうことなの?」
天宮 ありす
*レフトの『左手』を猟奇で抉ります。
カーシェス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
天宮 ありす
2d6+3-2>=7 (2D6+3-2>=7) > 10[6,4]+3-2 > 11 > 成功
レフト
「それはおそらく荒野で朽ちることで贖うものではないと」
レフト
真っ直ぐに。迷いなく。けれどどこか頼りなく。
天宮 ありす
「もし、この塔を一番てっぺんまで上ったら、しあわせになれると思う?」
レフト
「この塔の正体が明らかでない以上は、なんとも申し上げられませんね」
レフト
「ありす様は如何様にお考えでいらっしゃいますか?」
天宮 ありす
「しあわせになるって、よくわかんないな……って」
天宮 ありす
「でも、そういう資格? があるなら」
天宮 ありす
「なっていいってことなのかな、……って、ちょっと思ってるよ」
レフト
「正直なところを申し上げますと、私にはしあわせの資格があるようには思えません」
レフト
「私にもしもそれがあるとしたら……それは、この堕落の国に等しく注がれる救済の一端でしかありえません」
レフト
「私自身の持っていたそれは、既にこの手よりこぼれ落ちてしまったように思います」
レフト
「その手を伸ばせば、届くところにあるはず」
天宮 ありす
「……ほんものの救世主なら、たぶんね」
GM
贖おうと思ったとき、十分な代償を払ったと認めてくれるのは?
GM
誰か一人が許しても、他の誰かは許しちゃくれない。
GM
他の誰かが許してくれても、自分で自分を許せなきゃ、
GM
1 窓辺。塔の下を見下ろせば、緑色のラプンツェルの絨毯が広がっている。
GM
ぬるい風が吹き込む窓辺。この高さから見ても、ラプンツェルはどこまでも広がっているように見える。
カーシェス
窓辺。淀んだ空と青々とした緑の絨毯を見下ろしている。
カーシェス
使いにやっていた足元の影が、戻ってくる。
カーシェス
思えば、この国に来てからというもの海を見ていない。
カーシェス
窓からつばを吐き飛ばしても、そんなにすっきりしない気がするのは、きっと。
カーシェス
独りでするそれに、意味がないからだろう。
カーシェス
静かに出てきたものだから、気づいていないかもしれない。
カーシェス
からん、と手元からダイスがこぼれ落ちる。
レフト
転がり落ちたそれを拾い上げると両手で差し出す。
カーシェス
受け取ったダイスは握った手のひらの中で消える。
レフト
「私は女性と話ができないというわけでは……」
カーシェス
がっと右手で肩を組むように引き寄せる。
カーシェス
「あんまり仲良くすると、辛いのはお前だぞ」
レフト
「ありす様と、カーシェス様と、でございますか?」
レフト
「……生まれも、育ちも、振る舞いもお考え方も……すべて違うように思います」
カーシェス
「俺を殺せって言ったら、お前は殺せるか?」
カーシェス
「そうだ。つまり、お前の『救世主』をな」
カーシェス
「お前が目指す『救世』ってやつをするには」
カーシェス
「他の救世主を全部殺さなきゃならない」
カーシェス
「お前が俺より救世主に相応しいってやつを見つけた時」
カーシェス
「そいつより相応しいやつを見つけた時」
カーシェス
「俺はさ、これまでお前のこと、何も聞かなかっただろ」
レフト
「では、カーシェス様のことをお尋ねするべきでしょうか」
カーシェス
「俺は、責任持ちたいって思ってるんだよね」
カーシェス
「だからこっちからは何も聞かないし、向こうから持ちかけられた時だって一線は引く」
カーシェス
「お前が何か、ひとりで抱え込んでるなら」
カーシェス
*レフトの疵『右手』を才覚で舐めます。
オリゾン
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
オリゾン
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[4,4]+2 > 10 > 成功
カーシェス
2d6+3-2>=7 (2D6+3-2>=7) > 5[3,2]+3-2 > 6 > 失敗
オリゾン
「救世主サマにそう言われちゃ、アタシら末裔は立場ってもんがないよ」
レフト
「……カーシェス様がそのように思われる必要はありません」
カーシェス
いいように使っている。
そう思われても無理はない。
カーシェス
いつ誰が死ぬかわからない世界で、仲間なんて持たない方が良い。
カーシェス
「この世界では一番好きかもしれないな~」
レフト
「……やはり、カーシェス様は誠実な御方です」
オリゾン
「本人がそう思ってんなら言わしときゃいいんだって」
カーシェス
「俺はお前に、しあわせになってほしいよ」
GM
踏み込まないでやってきて、踏み込む隙間は見えていて。
GM
けれどあなたにその責任を求めるのは、他の誰でもなくあなた自身。
GM
4 食堂。八人がけのテーブルに白いクロス。どこかつましい空気がそっと佇んでいる。
カーシェス
手元でダイスを弄びながら、影のない男が歩く。
カーシェス
適当に開いた扉の先に見たのは長いテーブルと椅子。
レフト
がしゃがしゃと鉄の合わさる音を立てながらそれについて歩く。
カーシェス
「このテーブル、8人は座れそうだけど」
カーシェス
「何のためにこのサイズなんだろうなってね」
カーシェス
「Social distancing?」
カーシェス
「お茶会の時は物理的に距離を取ることで、心のダメージを位置エネルギーで相殺することができるんだぞ」
レフト
「恥ずかしながら存じ上げませんでした。お詳しくいらっしゃる」
カーシェス
「ま、狙われにくくなるってのはあるだろうけどな」
レフト
「そうですね……実際、我々の身長であれば、有利に働きますでしょう」
レフト
「カーシェス様の視野の広さには、度々学ばせていただいております」
レフト
「嘘をおつきになられたとしても、あなたの言葉には慮りがある」
カーシェス
「お前、全然騙されてくれないんだもんな」
レフト
「そのように感じたことがなかったものですから」
レフト
「カーシェス様はいささかお人がよろしすぎる」
カーシェス
「でも、嘘がうまいほうが世の中、うまくやっていけるだろ」
レフト
「いえ、決してカーシェス様が上手くやっておられないというわけではなく」
カーシェス
「最初から嘘つきだって思ってくれたらさ」
レフト
「日頃の嘘にそのようなお考えがあったとは……」
カーシェス
「お前全然騙されてくれないんだもんな」
レフト
「先程のお言葉に甘えて……少し、私のことをお話しても、よろしいでしょうか」
レフト
「……以前お話した通り、私は街を追われております」
レフト
「罪状は弟殺し。弟は、主人に大変可愛がられておりましたので……『右手殺しのレフト』などと呼ぶものもありました。」
レフト
「私よりもずっと優れた弟でした。双子として生まれたので、本来は兄弟の区別などなかったのかもしれませんが……私を兄だと言って聞かず」
レフト
「明るく、正しく、真っ直ぐで。街の者から、主人と同じく愛されて」
レフト
「主人のご息女に寵愛を受け、それを断りきれませんでした」
レフト
「……恥ずべきことです。ご息女は婚約者がすでに決まっておられたというのに」
レフト
「ですが、可愛い弟でしたから。責めることもできませんでした」
レフト
「私の預かり知らぬ間に、弟はご息女を想うあまり、罪を」
レフト
「……それはもはや一人の身では贖い切れるものではありませんでした」
カーシェス
内緒話をするように、隣にしゃがみ込む。
レフト
「それでも、救えた命を見殺しにしたのは私です」
カーシェス
「お前、俺なんかよりずっと嘘つきだったんだな」
レフト
カーシェスの心の疵『虚言吐き』を愛で舐めます。
オリゾン
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
オリゾン
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[1,4]+2 > 7 > 成功
レフト
「……はい。そうしていただけますと、幸いです」
カーシェス
「お前がいつか『嘘なんだ』って言えるように」
カーシェス
そんなことを、気にしなくていいくらい。
カーシェス
それがどんなものでも、喉から、胸の奥から。
カーシェス
ちくちくと突き刺すように、ずっとずっと苦しめる。
カーシェス
レフトはきっと、ずっと。それを抱えたままだろう。
GM
重ねて混ぜて手元に残る、そのカードは一体どちら?
GM
相手に差し出したいのは、見てほしいのは、信じてほしいのは。