GM
階段――上階への道は開かれど。
GM
あなたがたは、その前に、少しの休息を求め。
GM
今少し、この階に留まっている。
GM
あなたがたの手には、案内人から、ありすとオリゾンの持っていたコインが手渡されて。
GM
コインの持つ力は、あなたがたの心身の支えとなる。
GM
Dead or AliCe『盲の塔』
GM
幕間 憩の間
GM
ささやかなひととき。ほんの僅かの間。
GM
二人の語らい。
GM
カーシェス
広いフロアにふたりきり。
カーシェス
使用人もなく、家族も兄弟もなく。
開け放した窓から風が通り抜けていく。
カーシェス
石造りの頑丈な建物は裁判で振り回した錨の衝撃を物ともせず。
カーシェス
あるいは、いつの間にか修復されていたのか。
カーシェス
裁判のあったことなど忘れたようにそこにある。
カーシェス
食料庫にある根菜類をふかして柔らかくしたもの。
葉物を切って和えたもの。
カーシェス
干し肉は煮込んでスープへ。
また、一口大に切って焼いたものに調味料をふりかけて。
カーシェス
「レフ、できたぞー」
レフト
「……」
カーシェス
「本当は魚料理のが得意なんだけどな」
レフト
呼ばれるまでもなく傍には控えていたが、ただただ目を丸くしていた。
レフト
「……カーシェス様は本当に……多才でいらっしゃるのですね」
レフト
「申し訳ありません、大したお手伝いもできず」
カーシェス
「船ってのは極限状態の密室だからな」
カーシェス
「立場に関わらず、こういう事をしておいたほうが都合がいいんだ」
レフト
「なるほど」
レフト
八人がけのテーブルに、二人分というには豪華なそれ。
レフト
カーシェスの椅子を引く。
カーシェス
「どうも」
カーシェス
テーブルに並べられた二人分の食事。
カーシェス
グラスには透き通った水。
カーシェス
引かれた椅子に腰掛けて
カーシェス
「お前は料理、したことないんじゃないか?」
レフト
「はい、お恥ずかしながら」
レフト
「屋敷の厨房はコックの領分でございました」
レフト
「……座っても?」向かいを示す。
カーシェス
「もちろん」
カーシェス
「仕えるっていったら分業だもんな……うちもそうだったし」
レフト
周って、遠慮がちに腰掛ける。
レフト
食事を共にするのが初めてというわけではないが、ほとんどは野営か、もしくは宿の狭いテーブルを囲んだ程度。改めて向かい合うと少しばかり緊張するようだった。
カーシェス
「それに、さ」
カーシェス
「こんな食材があることなんてそうそうないんだから、たまにはねぎらってやりたいだろ」
レフト
「♣」
レフト
「……痛み入ります」
レフト
「ですが私の働きはカーシェス様のご活躍あってのことですので、その、どうぞ……あまりお気を遣わずに」
カーシェス
「お前がいなきゃ死んでたよ」
カーシェス
「別に機嫌を取ろうってわけじゃないさ」
レフト
「お互い様、ということで、どうか……」
カーシェス
「謙虚なやつ」
GM
そうして、あなたがたは各々カトラリーを取り。
GM
外ではお目にかかれないような食事の時間!
GM
*かけひきを始めます。
GM
*まずは先制。補正は才覚のみ!
カーシェス
1d6+3 (1D6+3) > 2[2]+3 > 5
レフト
1d6 (1D6) > 6
GM
レフト > カーシェス
GM
*第1ラウンド 手札補充
GM
*第1ラウンド レフト
レフト
*h10 アピール
カーシェス
*誘い受け h3
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[3,2]+2 > 7 > 成功
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[2,3]+2 > 7 > 成功
[ カーシェス ] 情緒 : 0 → 1
レフト
あまりきちんとしたマナーを身に着けているわけでもない。
とはいえ、そつのない手付きで食事に入る。
レフト
一口口にするたび小さく感嘆の声が漏れそうになる、のを耐えているのが、あなたにはわかる。
カーシェス
その様子を微笑ましく見守る。
カーシェス
行儀のいい食事も、悪い食事もたくさんしてきたが。
カーシェス
こんな風に、誰かを気にしながら食べる食事は久しぶりだ。
カーシェス
「美味いか?」
レフト
「はい、とても」
レフト
「今まで食べてきたもののなかでも、一番美味しいです」
カーシェス
「食材がいいからな」
レフト
「カーシェス様の腕も」
レフト
「私のいた屋敷のコックでもここまでの食事は作れないのではないかと」
カーシェス
「水ひとつでぜんぜん違うのさ」
カーシェス
「ま、確かに俺の舌がいいからかもしれないけどな」
GM
*第1ラウンド カーシェス
カーシェス
*アピール hJ
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
[ カーシェス ] 情緒 : 1 → 2
カーシェス
潰して柔らかく混ぜたじゃがいもと、焼いた干し肉。
カーシェス
こんなものでさえ、特別な場所でしか手に入らない。
カーシェス
「これ、何の肉だろうな……味は牛っぽいが……」
カーシェス
「こっちは羊っぽい……」
レフト
「私には亡者の肉ではない、という程度しか……」
レフト
「大変美味しいです」
カーシェス
「もっと……」
カーシェス
「もっと美味いもん食わせてやれるんだけどなぁ……」
レフト
「カーシェス様の元の世界は、お話の上では資源の豊かな場所だったように感じますが」
レフト
「やはり、肉も美味しいものですか?」
カーシェス
「まあな、場所によるけど」
カーシェス
「肉もだけど、香辛料ももっと色々あるし、魚もとれるし……」
カーシェス
「生き物を食べるために育てたりもするし」
カーシェス
「食べるために、肉を美味しくする工夫をして育てるのさ」
レフト
「堕落の国にも、そのような産業で生計を立てている町があるとは聞きます。目にしたことはありませんし、カーシェス様の世界のものには及ばないでしょうが……」
レフト
スープをひとくち。小さなため息。
カーシェス
「もし、俺が『救世主』になったらさ」
カーシェス
「良くなるかな」
レフト
「……ええ、それは、もちろん」
レフト
「きっと、堕落の国の者には想像もつかないくらいに」
GM
*ラウンド終了 手札廃棄
カーシェス
*d4
レフト
*s10
GM
*第2ラウンド 手札補充
GM
*第2ラウンド レフト
レフト
*c8 アピール
カーシェス
*誘い受け c6
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[5,3]+2 > 10 > 成功
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[5,2]+2 > 9 > 成功
[ レフト ] 情緒 : 0 → 1
レフト
ーー救世主サマってのは、かわいそーだよねえ……
レフト
脳裏に小さく蘇る言葉。
レフト
カーシェスの顔を窺う。
カーシェス
冷めないうちにスープを口に運んでいる。
レフト
「カーシェス様は、この国は救うに足ると、思われますか」
カーシェス
「ん?」
レフト
言葉を選べない、選ばない。
カーシェス
「救われちゃいけない国なんてないだろ」
レフト
「……ですが、救世主様がたからしてみれば、この国はむごい」
レフト
「一方的に呼びつけ、救いを求め、殺し合わせて」
レフト
「生き抜いたとて得られるものは自身の命ばかりです」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「でもさ、レフ」
カーシェス
「この国が救われなかったら、ずっと大変なままだ」
カーシェス
「レフは怪我をしたら、治そうとするだろ?」
カーシェス
「薬を使ったり、力を使ったり」
カーシェス
「治すのにだって、何かが必要なんだ」
カーシェス
「この国にとって、それが『救世主』(俺たち)だっていうなら」
カーシェス
「きっと生き延びるのに必死なんだろう」
GM
*第2ラウンド カーシェス
カーシェス
*アピール dQ
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 11[6,5]+2 > 13 > 成功
[ レフト ] 情緒 : 1 → 2
カーシェス
器を持ってスープを飲み干す。
カーシェス
「人は生まれる場所を選べないって言うけど」
カーシェス
「俺たちはきっと、この国でもう一度生まれたんだ」
カーシェス
「だから……」
カーシェス
「俺は、ちゃんと頑張るつもりだよ」
レフト
「……」
レフト
「カーシェス様……」
レフト
この人は嘘をつけない。
レフト
それを知っている。
カーシェス
「お前にもしあわせになってほしいしな」
GM
*ラウンド終了 手札廃棄
カーシェス
*h6
レフト
*h7 s9
GM
*第3ラウンド 手札補充
GM
*第3ラウンド レフト
レフト
*h8 アピール
カーシェス
*誘い受け s6
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[5,2]+2 > 9 > 成功
レフト
2d6+2>=9 (2D6+2>=9) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
[ カーシェス ] 情緒 : 2 → 3
レフト
「もし……」
レフト
「もし、私の”しあわせ”が、この世界の救済ではなく……」
レフト
「もっとほかに、なにかあれば」
レフト
「カーシェス様は如何されますか」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「聞かせてくれるのか?」
レフト
「……正直なところ」
レフト
「わからないのです。私にとってしあわせ、とはなにか」
カーシェス
「聞いてた」
レフト
「……」
レフト
「ですから、一旦は救済と言うより他にないだけ、でございますね」
レフト
「ただ、この塔を上るにあたり、やはり……不安になるのです」
レフト
「カーシェス様は”お人好し”でいらっしゃいますから」
カーシェス
「…………」
カーシェス
誤魔化すようにグラスを見下ろした。
GM
*第3ラウンド カーシェス
カーシェス
*アピール hK
レフト
*cK 誘い受け 
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[6,2]+2 > 10 > 成功
カーシェス
2d6+2>=10 (2D6+2>=10) > 6[3,3]+2 > 8 > 失敗
GM
*ハプニング!
カーシェス
1d6 (1D6) > 1
GM
情緒が入り乱れる!自身と自身以外のランダムな対象1人の情緒が入れ替わる。
[ カーシェス ] 情緒 : 3 → 2
[ レフト ] 情緒 : 2 → 3
カーシェス
失敗で+1
[ カーシェス ] 情緒 : 2 → 3
カーシェス
「そんなにお人好しかな……」
レフト
「ええ、相当に」
カーシェス
「むむむ」
レフト
「ご存知のこととは思いますが、我々末裔にとって救世主様は敬うべき対象であるとともに、当然畏怖の的でもあります」
レフト
「救世主様(あなた)が命を賭してくださったからとて、必ずしも報いる結果になるとも限りません」
レフト
「……望むと、望まざるとに関わらず、仇で返すようなこともあるでしょう」
レフト
「それをわかっていて尚、そうなされるのは」
レフト
「お人好し、と言っても過言ではないかと」
カーシェス
「そうかなぁ……」
カーシェス
「……まあ」
カーシェス
「別に、見返りが欲しいわけじゃない」
カーシェス
「称賛も、報酬もいらないんだよ、俺は」
カーシェス
「ただ、たとえば5人のうち2人しか救えない世界を」
カーシェス
「3人救えるようになればいいなって、思ってるだけでさ」
レフト
「それは……なぜ、ですか?」
カーシェス
「うーん……」
カーシェス
「誰かの笑顔ってやつが、好きなのかもな」
GM
*ラウンド終了 手札廃棄
カーシェス
*s8
レフト
*h5
GM
*第4ラウンド 手札補充
GM
*第4ラウンド レフト
レフト
*d6 アピール
カーシェス
*誘い受け c2
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
レフト
2d6+2>=9 (2D6+2>=9) > 6[2,4]+2 > 8 > 失敗
[ レフト ] 情緒 : 3 → 4
レフト
「……」
レフト
「己の手を、血に汚すことになっても?」
カーシェス
「そうだな」
レフト
その手にためらいがあったことを知っている。
レフト
他の救世主を、迷いなく殺せるわけではないことを。
レフト
それでも、そうすることを選んでいる、ということを。
レフト
「やはり、お人好しという他に言葉が見つかりません」
カーシェス
「そうでもないよ」
カーシェス
「だって、俺は……」
カーシェス
「誰かの救世のために死ぬことを選ばない」
カーシェス
「昔の俺だったら、そうしてもいいかなって、思ってたかもしれないけど」
カーシェス
「お前が俺のこと、大切にしてくれてるの、知ってるからさ」
GM
*第4ラウンド カーシェス
カーシェス
*一押し joker
[ カーシェス ] 情緒 : 3 → 4
[ レフト ] 情緒 : 4 → 5
GM
*レフトの情緒は爆発!
カーシェス
「特別なんだぞ」
レフト
「とくべつ……ですか」
レフト
「私のことが?」
カーシェス
「他にいるか?」
レフト
「それは……そう、ですが」
レフト
「……」
レフト
「申し訳ありません。いささか、心が追いつかず」
レフト
「……その。………………」
カーシェス
「ん?」
レフト
「恐れ多い……ことです……」
レフト
消え入るような声。
レフト
「あまり、その。そのように言っていただけることに慣れておらず」
カーシェス
「ちゃんと、考えてる」
カーシェス
「だから、あんまり心配するなよ」
レフト
「……、……はい」
レフト
「ありがとう、ございます」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「一緒に生きような」
レフト
「……ええ」
レフト
「あなた様のもたらしてくださるものに恥じぬよう」
レフト
「努めます」
カーシェス
「うむ!」
カーシェス
「よし、それじゃあ……持ってくるか」
レフト
「?」
カーシェス
「酒とプディングを」
レフト
「酒と……プディングを!?」
カーシェス
「甘いぞ」
レフト
「♣」
GM
二人きりのテーブル。穏やかに過ごすひととき。
GM
それはきっと、小さなしあわせ。
GM
そのひとしずくを飲み干して。
GM
あなたがたは、上階へと。
GM
まだ知らぬ『しあわせ』へと。
GM
GM
*レフトは小道具『カーシェスの寵愛』を獲得。