GM
あなたがたの手には、案内人から、ありすとオリゾンの持っていたコインが手渡されて。
GM
コインの持つ力は、あなたがたの心身の支えとなる。
カーシェス
使用人もなく、家族も兄弟もなく。
開け放した窓から風が通り抜けていく。
カーシェス
石造りの頑丈な建物は裁判で振り回した錨の衝撃を物ともせず。
カーシェス
あるいは、いつの間にか修復されていたのか。
カーシェス
裁判のあったことなど忘れたようにそこにある。
カーシェス
食料庫にある根菜類をふかして柔らかくしたもの。
葉物を切って和えたもの。
カーシェス
干し肉は煮込んでスープへ。
また、一口大に切って焼いたものに調味料をふりかけて。
レフト
呼ばれるまでもなく傍には控えていたが、ただただ目を丸くしていた。
レフト
「……カーシェス様は本当に……多才でいらっしゃるのですね」
レフト
「申し訳ありません、大したお手伝いもできず」
カーシェス
「立場に関わらず、こういう事をしておいたほうが都合がいいんだ」
レフト
八人がけのテーブルに、二人分というには豪華なそれ。
カーシェス
「お前は料理、したことないんじゃないか?」
レフト
「屋敷の厨房はコックの領分でございました」
カーシェス
「仕えるっていったら分業だもんな……うちもそうだったし」
レフト
食事を共にするのが初めてというわけではないが、ほとんどは野営か、もしくは宿の狭いテーブルを囲んだ程度。改めて向かい合うと少しばかり緊張するようだった。
カーシェス
「こんな食材があることなんてそうそうないんだから、たまにはねぎらってやりたいだろ」
レフト
「ですが私の働きはカーシェス様のご活躍あってのことですので、その、どうぞ……あまりお気を遣わずに」
カーシェス
「別に機嫌を取ろうってわけじゃないさ」
GM
そうして、あなたがたは各々カトラリーを取り。
カーシェス
1d6+3 (1D6+3) > 2[2]+3 > 5
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[3,2]+2 > 7 > 成功
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 5[2,3]+2 > 7 > 成功
レフト
あまりきちんとしたマナーを身に着けているわけでもない。
とはいえ、そつのない手付きで食事に入る。
レフト
一口口にするたび小さく感嘆の声が漏れそうになる、のを耐えているのが、あなたにはわかる。
カーシェス
行儀のいい食事も、悪い食事もたくさんしてきたが。
カーシェス
こんな風に、誰かを気にしながら食べる食事は久しぶりだ。
レフト
「今まで食べてきたもののなかでも、一番美味しいです」
レフト
「私のいた屋敷のコックでもここまでの食事は作れないのではないかと」
カーシェス
「ま、確かに俺の舌がいいからかもしれないけどな」
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 3[1,2]+2 > 5 > 失敗
カーシェス
潰して柔らかく混ぜたじゃがいもと、焼いた干し肉。
カーシェス
こんなものでさえ、特別な場所でしか手に入らない。
カーシェス
「これ、何の肉だろうな……味は牛っぽいが……」
レフト
「私には亡者の肉ではない、という程度しか……」
カーシェス
「もっと美味いもん食わせてやれるんだけどなぁ……」
レフト
「カーシェス様の元の世界は、お話の上では資源の豊かな場所だったように感じますが」
カーシェス
「肉もだけど、香辛料ももっと色々あるし、魚もとれるし……」
カーシェス
「生き物を食べるために育てたりもするし」
カーシェス
「食べるために、肉を美味しくする工夫をして育てるのさ」
レフト
「堕落の国にも、そのような産業で生計を立てている町があるとは聞きます。目にしたことはありませんし、カーシェス様の世界のものには及ばないでしょうが……」
レフト
「きっと、堕落の国の者には想像もつかないくらいに」
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[5,3]+2 > 10 > 成功
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[5,2]+2 > 9 > 成功
レフト
ーー救世主サマってのは、かわいそーだよねえ……
カーシェス
冷めないうちにスープを口に運んでいる。
レフト
「カーシェス様は、この国は救うに足ると、思われますか」
カーシェス
「救われちゃいけない国なんてないだろ」
レフト
「……ですが、救世主様がたからしてみれば、この国はむごい」
レフト
「一方的に呼びつけ、救いを求め、殺し合わせて」
レフト
「生き抜いたとて得られるものは自身の命ばかりです」
カーシェス
「この国が救われなかったら、ずっと大変なままだ」
カーシェス
「レフは怪我をしたら、治そうとするだろ?」
カーシェス
「この国にとって、それが『救世主』(俺たち)だっていうなら」
カーシェス
「きっと生き延びるのに必死なんだろう」
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 11[6,5]+2 > 13 > 成功
カーシェス
「人は生まれる場所を選べないって言うけど」
カーシェス
「俺たちはきっと、この国でもう一度生まれたんだ」
カーシェス
「お前にもしあわせになってほしいしな」
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[5,2]+2 > 9 > 成功
レフト
2d6+2>=9 (2D6+2>=9) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
レフト
「もし、私の”しあわせ”が、この世界の救済ではなく……」
レフト
「わからないのです。私にとってしあわせ、とはなにか」
レフト
「ですから、一旦は救済と言うより他にないだけ、でございますね」
レフト
「ただ、この塔を上るにあたり、やはり……不安になるのです」
レフト
「カーシェス様は”お人好し”でいらっしゃいますから」
レフト
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 8[6,2]+2 > 10 > 成功
カーシェス
2d6+2>=10 (2D6+2>=10) > 6[3,3]+2 > 8 > 失敗
GM
情緒が入り乱れる!自身と自身以外のランダムな対象1人の情緒が入れ替わる。
レフト
「ご存知のこととは思いますが、我々末裔にとって救世主様は敬うべき対象であるとともに、当然畏怖の的でもあります」
レフト
「救世主様(あなた)が命を賭してくださったからとて、必ずしも報いる結果になるとも限りません」
レフト
「……望むと、望まざるとに関わらず、仇で返すようなこともあるでしょう」
レフト
「それをわかっていて尚、そうなされるのは」
カーシェス
「称賛も、報酬もいらないんだよ、俺は」
カーシェス
「ただ、たとえば5人のうち2人しか救えない世界を」
カーシェス
「3人救えるようになればいいなって、思ってるだけでさ」
カーシェス
「誰かの笑顔ってやつが、好きなのかもな」
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
レフト
2d6+2>=9 (2D6+2>=9) > 6[2,4]+2 > 8 > 失敗
レフト
その手にためらいがあったことを知っている。
レフト
他の救世主を、迷いなく殺せるわけではないことを。
レフト
それでも、そうすることを選んでいる、ということを。
レフト
「やはり、お人好しという他に言葉が見つかりません」
カーシェス
「誰かの救世のために死ぬことを選ばない」
カーシェス
「昔の俺だったら、そうしてもいいかなって、思ってたかもしれないけど」
カーシェス
「お前が俺のこと、大切にしてくれてるの、知ってるからさ」
レフト
「申し訳ありません。いささか、心が追いつかず」
レフト
「あまり、その。そのように言っていただけることに慣れておらず」
レフト
「あなた様のもたらしてくださるものに恥じぬよう」
GM
二人きりのテーブル。穏やかに過ごすひととき。
GM
*レフトは小道具『カーシェスの寵愛』を獲得。