GM
*ルゥルアは発狂。亡者化の判定を行います。
ルゥルア
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
ルゥルア
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 6[5,1]+2 > 8 > 成功
GM
*成功。
GM
カーシェス
「何か気にしてるのか」
レフト
「いえ」
レフト
「……気にしている、というよりは」
レフト
「蓋をしていたことに向き合うべきだと、そう感じているだけです」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「そっか」
レフト
「はい」
レフト
「私は、あなたの救世を信じています」
レフト
「信じることを選びます」
レフト
「ですから、カーシェス様」
レフト
「この責務は、私にお任せいただけませんか」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「俺が」
カーシェス
「俺がお前を信用してるのは、真面目だからとか、責任感が強いとか、優しいとか……そういうんじゃない」
カーシェス
「責務を果たすのは『救世主』」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「そういうからには、お前」
カーシェス
「隣に立ちたい、って?」
レフト
「烏滸がましくも」
レフト
「そう願います」
カーシェス
「…………」
カーシェス
末裔でいたほうが、従者でいたほうが。
カーシェス
なんとでも言い訳はきくし、誤魔化すこともできる。
カーシェス
「別に、わざわざ殺さなくったって、言ってくれればいいのに」
カーシェス
「真面目だな、お前は」
レフト
「自分で手を汚さなければ、お伝えできないこともあるかと」
レフト
「あなたがそうして示してくださるように」
カーシェス
「…………わかった」
カーシェス
「任せるよ」
レフト
小さなグリフォンの末裔に歩み寄る。
レフト
救世主でなければ、殺す必要はないーーこの塔の外でなら。
レフト
けれども、ここでは。それを選ぶ。
レフト
首へ手を伸ばす。
レフト
ーー細い骨を手折るように。絞める。
ミア
触れた一瞬。薄く、目が開く。
ミア
淡すぎる色の、弱い目が、あなたを見上げる。
レフト
目が合う、それから逃れはせずに。
ミア
そこに、怯えの色が走って。
ミア
細く悲鳴をあげようとした喉のかすかな動きが、あなたの手に伝わる。
レフト
出来るのはただ、違えぬよう絞め殺すことだけ。
ミア
ただ怖いとだけ訴える目が、徐々に遠くなる。
レフト
「ーー……」
レフト
その息が止まったことを確かめて、離れる。
レフト
ルゥルアへ向き直り、同じく歩み寄り、手を伸ばし。
レフト
何も祈ることは出来ない。願うことも。今から摘み取る命を前には。
カーシェス
その姿をずっと黙って見下ろしている。
レフト
同じように絞める。
ルゥルア
「…………」
ルゥルア
死の淵を滑り落ちていく間際。
ルゥルア
どこか安心したように、少しだけ笑った。
レフト
救いだとは思わない。思えない。
彼女の口にした通り、死は等しく、死。
レフト
そのあとに残るのはすべて生者のもの。
レフト
ただ僅かに目を伏せて。
レフト
感触の残る手を握りしめた。
GM
そうしてあなたがたの勝利が確かなものになる。
カーシェス
「…………」
GM
下の階でそうだったように、
案内人
「お疲れさまでございました」
カーシェス
「どうも」
案内人
「今回もご健闘のようで」
レフト
カーシェスの隣に控える。
案内人
「これでまた半分。お二人は上へ……」
カーシェス
「今回も急がなくていいんだろ?」
案内人
「ええ。わたくしのおひいさまは気長な方ですから」
レフト
「……敗者の行く末を見たか、と問われたが」
レフト
「どうなる?」
案内人
「おや」
案内人
「お二人はこう……割合に、敗者に心寄せるほうかと思いましたので、お見せしなかったのですけれど」
案内人
「ご覧になりたい?」
カーシェス
「見たいのか?」
レフト
「知っておくべきかと」
カーシェス
「だ、そうだ」
案内人
「左様ですか」
案内人
「まあ、大したことはございませんよ」
案内人
言って、す、とまずルゥルアに近づき。
案内人
「うーん、まあまあ綺麗」
案内人
瞼を指先で押し開き。
案内人
ぞぶりと指を入れて、目玉を取り出す。
カーシェス
その様子を眺めている。
レフト
眉根を寄せて。
案内人
どこからとなく手にした籠に、そうっとその目玉を収穫。
案内人
それから、今度はミアに近寄って、
案内人
「ああ、これはずいぶん淡い色の目ですね。これもまあ、綺麗」
案内人
それぞれの両目、計四つの眼球を籠に入れる。
案内人
そうして最後に、窓辺に寄って。
案内人
「おひいさま、おひいさま」
案内人
塔の下でそうしたように、どこか上へと呼びかける。
金の三編み
女の声に応えるように、するすると下りてくる、金の髪の束。
案内人
太く編まれたその髪の一房をするりと抜いて、籠を括る。
案内人
「おひいさま、どうぞ」
金の三編み
籠ごと、ゆるやかに上っていく。
案内人
それから何事もなかったように二人を振り返り、
案内人
「こんな感じでございます」
カーシェス
「なるほどね」
案内人
「あとの残りは、このあと、わたくしが奈落へ」
レフト
「……そうか」
カーシェス
「それじゃ、後は任せよう」
レフト
やはり、亡者めいている、とだけぼんやり想う。
レフト
「……はい」
案内人
「では、階段はまた、開けておきましょう」
カーシェス
「ああ」
案内人
「この上で、最後のお二人」
案内人
「どうぞ、良き戦いを」
カーシェス
「次も勝つさ」
レフト
「期待をかけられているようですからね」
レフト
「必ず」
案内人
「おっと。贔屓のことは内緒にしてくださいね」
案内人
「わたくし、おひいさまに叱られます」
カーシェス
「はは」
カーシェス
「そうするよ」
レフト
叱られるようなことはしなければいいのに、と思ったが、言わなかった。
カーシェス
「それじゃ、レフ」
カーシェス
「服と身体洗って寝るぞ」
レフト
「はい」
GM
光を失くしたのは誰?
GM
目の前に立つのは誰?
GM
自由になったのは誰?
GM
あなたの手で、あなたの行いで、
GM
失われていくもの。
GM
そしてこれから得ていくもの。
GM
けれど、得るべきしあわせとはなあに?
GM
答えを探して。
GM
――あなたが失われてしまう前に。
GM
Dead or AliCe『盲の塔』
GM
第2話 なくしもの
GM
――Stage Clear!