GM
三度の戦いを経て。
GM
コインと力。心と疵。すべてが、塔の外でのものとは変わりゆく。
GM
それでも今また、ひとときの休息を求めて。
GM
Dead or AliCe『盲の塔』
GM
幕間 心の間
GM
やすらぎだけに、いられないときも。
GM
そこに言葉はある。
GM
交わされるものが。
GM
カーシェス
窓辺。
カーシェス
窓枠に腰掛け、はるか下方を眺める。
カーシェス
どのくらい上がってきたのか、どれほど上に来たのか。
カーシェス
あの階段ではわからなかったが、こうしてみるとよくわかる。
カーシェス
手元のダイスを落としてみても
カーシェス
最後まで見ることはかなわない。
カーシェス
吹き抜ける風に、潮が交じる。
カーシェス
ここまで上がってきて、コインを手に入れて。
カーシェス
心に、急激な変化が襲いかかってきたのを感じる。
カーシェス
これは望郷ではなく、未来への願望。
カーシェス
救世主の心が救世を彩るなら、きっと。
カーシェス
青い海と、いい風と、太陽の光の照らす
カーシェス
穏やかな世界になるだろうと、思う。
カーシェス
ちら、と。衣装部屋の方を見る。
カーシェス
勢いであんなことを言ってはみたが
カーシェス
着れるのか?ドレス。
カーシェス
あれけっこう着るの大変だぞ
カーシェス
とは言え、見に行くこともできず、こうして待っている。
レフト
レフトが衣装部屋に姿を消してから、結構な時間が経っている。
レフト
苦戦の気配。
レフト
たぶんこれはもう少し、あちこち小柄な女性を想定されているものだと思う。
……とはいえ、これ以上己の救世主を待たせるのも忍びなく、おずおずと扉に手を掛けた。
レフト
「カーシェス様、あの。……お待たせいたしました……」
レフト
大きな袖。膨らんだ腰から下へかけてのライン。
レフト
髪はひとまず、自分でできる範囲の、精一杯。
レフト
相変わらずのクローバーの意匠。
カーシェス
「…………」
レフト
「……」
カーシェス
思ってたより、似合うな。
カーシェス
ええと。
カーシェス
「あー……」
レフト
「大変申し訳ありません。思っていた以上に身頃の合うものがなく」
カーシェス
「うん……」
レフト
「…………ご期待に添えず……」
カーシェス
それはそうだろう
カーシェス
「え」
レフト
深々……
カーシェス
「えっと……」
カーシェス
「普通に可愛いと思うけど……」
レフト
「♣」
レフト
「……ええと……」
レフト
「その。勿体ないお言葉です……」
レフト
微妙な空気。
カーシェス
「本当に女の子だったのか……」
レフト
「お恥ずかしながら……」
カーシェス
「全然わからなかったな」
レフト
「所作が粗野ですので、無理もないかと」
レフト
「今後は精進いたします」
カーシェス
ひょいと、窓枠からおりて歩み寄る。
カーシェス
「別に今のままでいいだろ」
カーシェス
相変わらず、背丈にそこまで大きな差はない。
カーシェス
「それとも、女の子としてみてほしい?」
レフト
「……いえ」
レフト
「そのようなつもりはないのですが」
レフト
落ち着きなく手がそわつく。
カーシェス
「…………」
レフト
「正直、その。どのように振る舞うべきか決めあぐねておりまして」
レフト
「カーシェス様のお好みがあるのであればその通りにいたしますが」
レフト
「……カーシェスさまは、そう、元のままで、とおっしゃるでしょうし……」
カーシェス
「あー……」
カーシェス
「俺が告ったの気にしてる?」
レフト
「……?」
レフト
瞬く。
カーシェス
「?」
レフト
「こく……?」
カーシェス
「うん」
レフト
首が傾く。
カーシェス
「俺の半分はお前だ~って」
カーシェス
「さ」
レフト
「は……ぁ……」
レフト
要領を得ていない顔。
カーシェス
「え?」
カーシェス
「ちがう?」
レフト
「いえ、大変嬉しく、有り難いお言葉でしたが……」
カーシェス
「えぇ……」
カーシェス
「かなり真剣に好きだって言ったつもりだったんだけどな」
レフト
「は……♣」
レフト
「…… ……」
レフト
「その……」
レフト
「私の考えているカーシェス様の好意と、カーシェス様のおっしゃられることに、齟齬が生じている気がいたします」
GM
*かけひきをはじめます!
GM
*先制から。才覚を補正に振ってください
カーシェス
1d6+5 (1D6+5) > 3[3]+5 > 8
レフト
1d6 (1D6) > 1
GM
カーシェス > レフト
GM
*第1ラウンド 手札補充
GM
*第1ラウンド カーシェス
カーシェス
*アピール Joker
レフト
*誘い受け h6 
カーシェス
*誘い受け c8
レフト
*誘い受け d9
レフト
2d6+6>=7 (2D6+6>=7) > 7[2,5]+6 > 13 > 成功
カーシェス
2d6+6>=13 (2D6+6>=13) > 11[6,5]+6 > 17 > 成功
レフト
2d6+6>=17 (2D6+6>=17) > 6[1,5]+6 > 12 > 失敗
[ レフト ] 情緒 : 0 → 1
カーシェス
2d6+6>=7 (2D6+6>=7) > 5[3,2]+6 > 11 > 成功
[ レフト ] 情緒 : 1 → 2
カーシェス
「そうか?」
カーシェス
じ、とその顔を見る。
カーシェス
「じゃあ、ちゃんと言った方がいいか。あらためて」
カーシェス
「つっても、もうお前の人生もらったようなものだし……」
カーシェス
「今更だけどさ」
レフト
勿論この末裔人生を捧げるつもりではございます。
レフト
「はい」
カーシェス
「ずっと、お前に慕われるのに相応しい『救世主』にならないとなって思ってた」
カーシェス
「けっこう真面目なんだ、俺」
レフト
「存じ上げております」
カーシェス
「家のさ。いろんなことに向き合わないで」
カーシェス
「逃げるように海へ出て」
カーシェス
「……でも、ずっと、どこかで」
カーシェス
「ちゃんと、ドルガ家のひとりとして、前を向かないとなって」
カーシェス
「後ろめたさがあった」
カーシェス
「嘘つきだって、ごまかして。本当の自分を隠して」
カーシェス
「…………」
カーシェス
「だからさ」
カーシェス
「こっちこれて、よかったなって、結構思ってる。今は。」
カーシェス
「ああ、人生って分割できるんだなって」
レフト
「分割……」
レフト
慣れない言葉をなぞる。
カーシェス
「うん」
カーシェス
「もう一人の、あれは……」
カーシェス
「『救世主』じゃない、昔の、なりたかった俺なんだ」
レフト
青い髪に、緑の目をした影の姿が過る。
レフト
「カーシェス様の、理想のご自分、ですか」
カーシェス
「昔の、ね」
GM
*第1ラウンド レフト
レフト
*アピール d5
カーシェス
*誘い受け h10
カーシェス
2d6+6>=7 (2D6+6>=7) > 5[3,2]+6 > 11 > 成功
レフト
2d6+6>=11 (2D6+6>=11) > 3[1,2]+6 > 9 > 失敗
[ レフト ] 情緒 : 2 → 3
レフト
「この国に居ては、叶わない……?」
カーシェス
「かなわないっていうか……」
カーシェス
「なんてか……こう」
カーシェス
「憧れ?」
レフト
「それがなぜ、あのようなお姿に」
レフト
髪の色、目の色。カーシェスのようでいて、違う。
カーシェス
「あー……れ、は。」
カーシェス
「なんていうか、こう……うちのライバルっていうか……」
カーシェス
「もう一個、でかい家があるんだけどさ」
カーシェス
「そこの、家に多い色なんだ」
GM
*ラウンド終了 手札廃棄
カーシェス
*なし!
レフト
*空でございます。
GM
*第2ラウンド 手札補充
GM
*第2ラウンド カーシェス
カーシェス
*ぱす!
GM
*第2ラウンド レフト
レフト
*距離を測る sA アピール h5
カーシェス
*誘い受け h8
カーシェス
2d6+6>=7 (2D6+6>=7) > 5[1,4]+6 > 11 > 成功
レフト
2d6+6+1>=11  (2D6+6+1>=11) > 5[4,1]+6+1 > 12 > 成功
[ カーシェス ] 情緒 : 0 → 1
レフト
「そのお家の方に、憧れが?」
カーシェス
「友人でね」
カーシェス
「あいつだったら上手くやっただろうって、いろいろ」
カーシェス
「でも、さ。あれは……」
カーシェス
「俺を責めるためにいるんじゃないかって、ちょっと思う」
レフト
「……」
レフト
困ったように唇を結ぶ。
レフト
「この国の救済を選んだ御自分を、ですか」
カーシェス
『救世主』か『ドルガ』か。
カーシェス
「うん」
レフト
「……それは……」
レフト
「私のせい、でしょうか……」
カーシェス
「え?」
レフト
「私が、あなたに、救世を求めているから、では」
カーシェス
「…………」
GM
*ラウンド終了 手札廃棄
レフト
*キープ
カーシェス
*c3 c7
GM
*第3ラウンド 手札補充
GM
*第3ラウンド カーシェス
カーシェス
*ぱす!
GM
*第3ラウンド レフト
レフト
*アピール s3 
カーシェス
*誘い受け hJ
レフト
*誘い受け cK
カーシェス
*誘い受けd7
カーシェス
2d6+6>=7 (2D6+6>=7) > 12[6,6]+6 > 18 > 成功
GM
*ハプニング!
カーシェス
1d6 (1D6) > 4
GM
何気ない所作にドキッ!ランダムな対象1人の情緒+1。
カーシェス
choice[カーシェス,レフト] (choice[カーシェス,レフト]) > レフト
[ レフト ] 情緒 : 3 → 4
レフト
2d6+6>=18 (2D6+6>=18) > 7[2,5]+6 > 13 > 失敗
[ レフト ] 情緒 : 4 → 5
GM
*レフトの情緒は爆発!
カーシェス
「レフトのこと、利用してたんだ、最初」
カーシェス
「もちろん、そう思ってじゃないけど、ほら」
カーシェス
「救世って大きな目的があれば、何でも許される気がして……」
カーシェス
「…………でも、さ」
カーシェス
「今は……お前に」
カーシェス
「お前に、海を見せたくて」
カーシェス
「もう、理由、それだけでいいなって」
レフト
その眼差しを受ける。
レフト
嘘のつけない瞳。
レフト
己が抱えた問題から目を逸らすために救世を掲げることを、利用、などとは思わなかった。
レフト
たとえそうだとしても、この人は。
レフト
確かにそれを成そうとしてくれたはずだ。
レフト
ならば構わない、はずだったのに。
レフト
「……」
レフト
どう返すべきかわからない。
レフト
おひとよしで、格好つけ。
レフト
嘘がつけない、真面目な。
レフト
「それだけで、……?」
カーシェス
「そ」
レフト
「命を、賭けるのに?」
カーシェス
「うん」
カーシェス
「世界を救済するなんて、大きすぎるものより」
カーシェス
「俺はその先にある、俺自身の我儘のために」
カーシェス
「『救世主』になるよ」
レフト
大真面目な。
レフト
「……は」
レフト
「あはは」
レフト
笑ってしまう。
レフト
「ほんとうに?」
カーシェス
「うん」
レフト
「どうかしてます」
カーシェス
「そんなものだろ」
レフト
「困ったひと」
レフト
「そんな風に言われたら、なにも」
レフト
「言えなくなってしまいます」
レフト
「そんな大それたわがまま」
レフト
「私ひとりのために?」
カーシェス
「他に誰がいる~?」
レフト
「あはは」
レフト
「……いえ、そう、そうですね。私ひとり、ではなくて」
レフト
「私とあなた、ふたり」
カーシェス
「…………」
レフト
「そんなことで世界を救ってしまって、良いのでしょうか?」
カーシェス
「誰も」
レフト
そんなことでこの屍の山を踏み越えて、良いのでしょうか?
カーシェス
「文句なんて言わないさ」
レフト
「……」
レフト
手を伸ばして、カーシェスの頬を撫でる。
レフト
微かな、嗅ぎ慣れぬ香り。
レフト
「カーシェス様はたいへん誠実な方だと思っておりましたが」
レフト
「とんでもない夢みがちな方でもいらっしゃいましたね」
カーシェス
「そうかも」
カーシェス
ダンスをするときのように、腰を引き寄せて。
カーシェス
「……やり遂げよう。一緒に。」
レフト
「ええ」
レフト
道は進むだけ。塔は上るだけ。
レフト
後戻りなど考えもできない。
レフト
先の裁判、全てを押し流した波を思い出す。
レフト
「……海とは、あなたのようなところなのでしょうね」
カーシェス
「え?」
カーシェス
「そう……思う?」
レフト
「はい」
カーシェス
「そっか」
カーシェス
必ず、つれていく。
カーシェス
本物の海へ。
カーシェス
「せっかくだから、向こうで踊る?」
カーシェス
もう片方の手を差し出す。
レフト
「あ……はい。本来はこの姿で練習するべきですからね」
カーシェス
「エスコートはお任せあれ」
レフト
手を取る。
レフト
そういえば、素手でカーシェスの肌に触れたのは、初めてだったかもしれないな、と。
レフト
今更思って。
レフト
「…………?」
レフト
なぜだか、胸がぎゅっと痛んだ気がした。
レフト
「……?」
GM
海。遠く、深く。
GM
寄せて、引いて、今、満ちていく。
GM
この国で、海に触れられる者がどれほどいるだろう?
GM
海を望める者がどれほどいるだろう?
GM
あなたがたはそれを知っている。
GM
触れることも、望むことも。
GM
そして、それは届くかもしれない。
GM
あなたがたの『しあわせ』のかたちが。
GM
このあとも、同じように、先を望むなら。
GM
GM
*レフトは小道具『カーシェスの寵愛』を獲得。