GM
5 帳の間。垂れ落ちる絹の天蓋。透けるような布地の連なり。あなたを隠す無限の重なり。
GM
先程の部屋とは一転、薄く透ける布の果てしない連なりに、布一枚の薄さに反して遮られる視界。
レフト
「あの髪は、視覚でこちらを捉えるわけではなさそうですし……」
カーシェス
隠したいものがあるのか、此方を隠したいのか。
カーシェス
「人、たくさんいて何も見えなかったときのこと思い出すよ」
カーシェス
「高いバルコニーから、同じくらいの年の子と、その家族と、なんか……父さんがいてさ」
カーシェス
「色々見えていいな~って。いつかあそこでみたいなとか、思ってさ」
カーシェス
「きりっとしてなくちゃいけないし、喋ると怒られるし、人の声も、色も、においも遠くてさ」
カーシェス
「ここにきて、ちょっと余裕ができてさ」
カーシェス
「こうやって、いろんなこと思い出したり、話したりしてさ」
カーシェス
「全部、お前に見せたいなって、思っちゃうんだ」
カーシェス
「夕方から夜にかけて、順々に灯っていく街の灯りとか」
レフト
見通せない重なりの中。その声は自分にだけ届く。
カーシェス
「人混みの合間から見える怪しい露天とか」
カーシェス
*レフトの疵『Curches Durga』を才覚で舐めます
金の三編み
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
金の三編み
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 5[3,2]+5 > 10 > 成功
カーシェス
2d6+5-4>=7 (2D6+5-4>=7) > 6[1,5]+5-4 > 7 > 成功
[ レフト ] Curches Durga : 0 → 1
レフト
「この塔に上るまでもなく――はじめから、きっと」
カーシェス
「レフトと一緒だから、ここまでこれたんだと思う」
カーシェス
「こんなに、誰かの為に生きようって思ったのは初めてだからさ」
レフト
「以前から、そうではないかと思っていたのですが」
レフト
「その……カーシェス様のおっしゃられる”好き”というのは」
レフト
「《like》かつ《love》という意味で……間違いはありませんか?」
レフト
「比べてはご迷惑かつ失礼かもしれないのですが」
レフト
「自分にそれが向けられるとは思ってもみず」
GM
外は雲の上、ひとけもなく、布はあなたがたの間に交わされる以外の音を遠ざける。
野萵苣姫
塔の外で、あなたがたをここまで招いた歌。
野萵苣姫
『しあわせの資格』のある者に聞こえるという、歌。
野萵苣姫
何を歌っているのか、かたちを持つ言葉があるのかないのか、さだかでない。
レフト
「嫌だと言っていたら、そのとおりになってしまいそうですね」
野萵苣姫
音の出どころはわからない。この部屋?廊下?それとも、まったく別のところ。
野萵苣姫
ただ、その歌が語る。言葉なく問いかける。
野萵苣姫
『ほんとうに、この世界を救うことで、叶う?』
野萵苣姫
『あなたの隣の、そのひとを』『ここではない、美しい場所に』『ここではない、優しい場所に』『ここではない愛おしい場所に連れて行ってはいけない?』
野萵苣姫
『見せたいもの』『共に見たいもの』『したいこと』『なにもかも』『この世界ではできないことも』
野萵苣姫
『あなたのこころは』『世界を』『この世界を選んでいる?』
カーシェス
どうやら、この声は聞こえていないらしい。
野萵苣姫
耳に聞こえる音は、ただ、形なき歌だけを届ける。
野萵苣姫
外側からもたらされたもの。あるいは、内側の何かを掻き立てたもの?
野萵苣姫
*カーシェスの『あなたの『救世主』』を愛で抉ります。
レフト
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
レフト
2d6+4>=7 (2D6+4>=7) > 5[3,2]+4 > 9 > 成功
野萵苣姫
2d6+5-6>=7 (2D6+5-6>=7) > 8[2,6]+5-6 > 7 > 成功
カーシェス
いい思い出ばかりではなかった、けれど。
カーシェス
あの世界でも、しあわせになれただろうか。
カーシェス
それでは、レフトの故郷を救うことはできないとわかっている。
カーシェス
わかっていても、良くも悪くも可能性を捨てきることはできない。
カーシェス
救われたこの国に、祝祭は訪れるだろうか。
カーシェス
確かな過去の情景と、不確定な未来の情景に揺れる。
野萵苣姫
『誰も見たことなんてない』『誰も知らない』
野萵苣姫
『この国の救いとは』『一体どんなものなのか』
[ カーシェス ] あなたの『救世主』 : 0 → -1
野萵苣姫
脳裏の声は優しげに笑って、そよ風のように去る。
レフト
歌声が充分遠ざかったのを確かめて、つい、と袖を引く。
レフト
「亡者であれ救世主であれ、流石にこの塔の主ともなればその程度は造作もないようですね」
レフト
「そもそも此処に招かれたのもこの歌から……」
レフト
「出ましょうか。また仕掛けてこられる前に」
GM
未来は薄絹の向こう側。あるいは過去も、現在も。
GM
1 階段。白い石の階段。もはや上はない。下ってみても、いつの間にか同じ場所へ戻ってくる。
GM
暗闇に点々と灯るろうそく。もはや上への階段はなく、天井がゆらゆらと照らされている。
レフト
「思えば長くこの塔で過ごしたような気がして」
レフト
救世主が堕落の国を生きるのにひとつ、ひとつと屍を積み上げていくように。
レフト
「下へ降りてもコインの枚数は据え置きでしょうか。没収ということはないと思いますが」
カーシェス
「コインは、俺の意思か、裁判以外で奪われることはないと思う」
カーシェス
「ここまで会った奴がみんな幻ならそうかもしれないけど……俺には」
レフト
絞めた首を。潰した頭を。この手が覚えている。
レフト
この身の内に、確かに分けられた6ペンスコインの加護。
レフト
抉られた目玉のひとつは、一歩違えれば己の救世主のものであったかもしれない。
カーシェス
「みんなが望んでるわけじゃないからな」
レフト
「それに、踏み越えておいてそう口にするのは傲慢です」
レフト
「強制されたからといえ、勝手に踏み越えたことを、背負って」
レフト
「私たちはどうやらどこまでも、わがままだ」
レフト
「救世主様がいつかもたらしてくださる救世に恥じぬよう」
レフト
「あの町ですべての罪を引き受けたのも、同じこと」
カーシェス
「正しかったって言えれば、それでいいさ」
レフト
「きっと最後にも、私はそうは言えないのではないかと」
レフト
*聖遺物『アリスの証言』を愛で調達します。
金の三編み
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
金の三編み
2d6+5>=7 (2D6+5>=7) > 9[5,4]+5 > 14 > 成功
レフト
2d6+5+2-6-2>=7 (2D6+5+2-6-2>=7) > 7[4,3]+5+2-6-2 > 6 > 失敗
金の三編み
その言葉が互いの心に沁み渡る、その一瞬だけ前。
金の三編み
それはやはり、すぐさま襲ってくるようなことはないけれど。
金の三編み
しかし、二人の間にあった『何か』は霧散してしまった。
カーシェス
*レフトに野萵苣姫の疵『美しく長い金の髪』を共有します。
GM
よろしいでしょう。亡者の疵なので特にペナルティもありません。
GM
霧散した何かを取り戻せない。思いはかたちのないゆえに。
GM
そこにあるものを信じられるのは、互いだけ。強く信じられなければ、それはかたちを持たぬゆえ。
GM
同じものは戻らない。時のように。風のように。波のように。
GM
周囲ではいつの間にか、金の三つ編みがそこらじゅうを這い回っている。
GM
ところどころから零れた髪のいくらかが、風に揺れている。
野萵苣姫
『ほんとうに、あなたの隣のそのひとを、しあわせにしてくれる?』
野萵苣姫
『あなたの隣のそのひとを』『この世界の、泥濘の海に』『そのひとの知る、青い海のないこの場所に』『とどめてしまって、ほんとうにしあわせ?』
野萵苣姫
『共にいてくれるままに共にいて』『しあわせのかたちを、互いに決めてしまって』
野萵苣姫
『あなたのこころは』『そのひとを』『縛っているとは思わない?』
野萵苣姫
『そのひとを選んだあなたに』『あなたを選んだそのひとを』
レフト
否定はしない。自分とカーシェスがどう思おうと。
レフト
他の道があったのではないかと問われれば、ないとは言いきれない。
レフト
留めたのは自分。願ったのは自分。選ばせたのは自分。
野萵苣姫
*レフトの『Curches Durga』を愛で抉ります。
カーシェス
Choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
カーシェス
2d6+2>=7 (2D6+2>=7) > 12[6,6]+2 > 14 > 成功
野萵苣姫
2d6+5-5>=7 (2D6+5-5>=7) > 9[3,6]+5-5 > 9 > 成功
カーシェス
グローブを取り、頬に触れて、此方を向かせる。
レフト
その声は聞こえていたはずなのに。一拍、反応が遅れて。
野萵苣姫
『そのやさしさを』『ぬくもりを』『縛っていてもいい?』
カーシェス
その手で、前髪を避けるように優しく撫でて。
カーシェス
*スペシャルで「王の慈悲」を獲得、そのままレフトに譲渡します。
[ レフト ] Curches Durga : 1 → 0
レフト
「ずっと……あなたを、失うことだけが、怖くて……」
レフト
「……弟が死んだことも、救世主様を殺したことも、末裔を殺したことも」
レフト
「いつか自分に報いがあると、それが、あなたを失うことだと、」
GM
それでも。それでも、隣にいたいと望むことこそが、
GM
それでは、お茶会が終了。これより裁判に移ります。