GM
【凪島駅】ハンドアウト
もうすぐ終着駅だ。
ドアのすぐ近くに自販機がある。少しならホームに出ても戻ってこられそうだが……。
このハンドアウトは、第3サイクルの間のみ調査することができる。
雨樋 緑郎
その場で降りずに、もう一度座り込む。空き缶は、手の中にある。
雨樋 緑郎
あるのは、誰かの忘れ物らしい 置き去りにされた プレイヤーとノート。
雨樋 緑郎
「うっかりしたまま死ぬのかね、俺らは。」
雨樋 緑郎
そう笑いながら、プレイヤーを拾い上げる。
小山田 みちる
「運転士さんに渡した方がいいんかな」
雨樋 緑郎
名前が書いてあったりとかは……
とりあえず、プレイヤーを追跡で調査。
雨樋 緑郎
2D6>=5 (判定:追跡) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
【音楽プレイヤー】秘密
ショック:全員
ずっとなにかの曲が再生され続けている。好奇心からイヤホンを耳に近づけてみると、音が聞こえてくる。
一定間隔で鳴り続ける、電子的な単音。なんだか薄気味が悪い。
やがて唐突にぶつりと音が途切れた。電池切れのようだ。
……そういえばさっきの音は、あなたの心音とまったく同じ間隔で鳴ってはいなかっただろうか?
▼《電子機器》で恐怖判定。
GM
感情共有で公開されていますので、お二人ともショックを1点。そして、恐怖判定。
小山田 みちる
滑り落ちたそれを、自分もと耳に近づける。
[ 雨樋緑郎 ] 正気度 : 5 → 4
[ 小山田 みちる ] 正気度 : 5 → 4
雨樋 緑郎
2D6>=7 (判定:手触り) (2D6>=7) > 5[1,4] > 5 > 失敗
小山田 みちる
2D6>=6 (判定:整理) (2D6>=6) > 7[3,4] > 7 > 成功
小山田 みちる
2D6>=6 (判定:笑い) (2D6>=6) > 7[2,5] > 7 > 成功
小山田 みちる
ぽん、とその背に手のひらを押し当てる。
小山田 みちる
「みちるさんは体温高いから温もりを持ってゆくがよい……」
小山田 みちる
シュゴオオオ……と口から効果音を発する。
小山田 みちる
片手では足りぬとみて、両手をぺたり。
小山田 みちる
なお冷えてゆく身体を前に、みちるは友達に背を預けることにした。
小山田 みちる
丸くなってゆく背中にかかとが持ち上げられる。
雨樋 緑郎
このまま、丸まっていったら……どうなるだろう
小山田 みちる
自分から組んだ腕を解こうともがもがと動いた。
小山田 みちる
べちん、と床に倒れつつ。
寝そべったまま開け放たれたドアに視線を向ける。
雨樋 緑郎
そのまま冷たい床に転がり笑う。 ばかみてえ。
小山田 みちる
立ち上がり、しるこの缶とコーヒーの缶を持ってホームへ向かう。
雨樋 緑郎
起き上がり、離れてゆくぬくもりを見やる。
小山田 みちる
凪島駅を【整理】で調査。
ゴミは分別がだいじ。
小山田 みちる
2D6>=5 (判定:整理) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
小山田 みちる
車窓から、こけてつんのめるのが見える。
雨樋 緑郎
ああ と声が出る。 言わんこっちゃない。
[ 雨樋緑郎 ] お守り : 2 → 1
小山田 みちる
2D6>=5 (判定:整理) (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
雨樋 緑郎
「ヒールで転ぶとは聞くが…まさかワンピースでデバフにかかるとは」
GM
【凪島駅】秘密
ショック:なし
自動販売機で飲み物を買うと、取り出し口に畳んだ画用紙のようなものが挟まっていた。
広げてみると、クレヨンで描かれた電車の絵だ。電車の外は黒いクレヨンで執拗に塗りつぶされている。
▽この【秘密】を調査したキャラクターは、鎮痛剤を1つ獲得する。
小山田 みちる
ゴミ箱に缶を捨てる。
その間に、自販機に目をやると何かある。
GM
あなたがたの乗ってきた電車と同じ位置に、同じ色のラインが引かれた電車の絵。
雨樋 緑郎
「夏はキリンだな」 うけとるなり、力を籠める。 炭酸が漏れる音。
小山田 みちる
今しがた手に入れた鎮痛剤をろくろーに譲渡します。
[ 雨樋緑郎 ] 鎮痛剤 : 0 → 1
雨樋 緑郎
手渡そうとしたキリンレモンが手元で揺れている
雨樋 緑郎
その背が駆けてゆくなら、合わせて駆け込んでゆく。
GM
まだ発車して間もないというのに、ざらざらとしたノイズ混じりの音声……。
GM
『……………………』
『…………不明……』
『いつまで…………』
GM
『もう…………年……』
『…………このままでは、……』
『諦め…………』
雨樋 緑郎
なんだ……? 車内アナウンス、ではなさそうな……
GM
ざらざら。途切れ途切れに聞き取る音声。そして、
GM
最後の言葉は、何故か――あなたがたに、語りかけたように聞こえました。
小山田 みちる
2D6>=11 (判定:整理) (2D6>=11) > 9[3,6] > 9 > 失敗
雨樋 緑郎
2D6>=12 (判定:手触り) (2D6>=12) > 3[1,2] > 3 > 失敗
小山田 みちる
なにか、じりじりとするようなものが胸中からわいて背中を伝う。
雨樋 緑郎
手からペットボトルが滑り落ちて、鈍い音を立てた。
雨樋 緑郎
「…………」 そうして、もう一度、ちいさな後ろ姿を見る。
雨樋 緑郎
白いワンピース、なだらかな頭を沿う猫っ毛
小山田 みちる
「……え?まさかこの電車……乗り継ぎが必要!?」
小山田 みちる
運転士さ~ん、と立ち上がってぺたぺたと歩いていく。
小山田 みちる
この電車、行きますか?
……あれ。どこに?
雨樋 緑郎
「聞かずにいくというのは、どうだろう。」
雨樋 緑郎
「行き先がわかってしまうのも、なんだしな。」
雨樋 緑郎
ひっくり返ったペットボトルを拾って、膝にのせた。
雨樋 緑郎
2d6 ガタンゴトン… (2D6) > 11[5,6] > 11
GM
11:押し包むような雲から、水のにおいが沈んでくる。雨だ。
雨樋 緑郎
こんな日くらい、天気でもいいんじゃないか。
小山田 みちる
ワンピースの裾はまだ濡れたまま乾かない。
小山田 みちる
サンダルを脱いで座席の上で体育座りをしはじめた。
小山田 みちる
「安心してください、はいてませんよ」
雨樋 緑郎
―きっと、しばらくすれば次の駅のアナウンス
GM
『次は、終点……』 淡々としたアナウンスが流れ始める。
小山田 みちる
紙片に書かれた場所のことを思う。
どんな駅だったっけ。
小山田 みちる
駅のことはなにひとつ霞がかかっていて考えられない。
終点の海の音が雨の音と混じっていくのをぼんやりと思っている。
小山田 みちる
2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
雨樋 緑郎
駅のほう、お守り使わせてもらいますね いちどだけ‥
GM
では、駅名を振り直しましょう。同様に振っていただいて結構です。
[ 雨樋緑郎 ] お守り : 1 → 0
小山田 みちる
車窓からの風にあおられて、飛びそうになったそれをてのひらにおさめる。
雨樋 緑郎
この箱の外はずっと、ずっと、雨が降っている。
小山田 みちる
まあ、いいか。
で済まないことだらけの人生だったなあ。
雨樋 緑郎
「海なんて、行くつもりなかったんだけどな。」
雨樋 緑郎
すこしだけ笑う。案内人の声が弾むように明るい。
雨樋 緑郎
想像する。雨をさいて、海の中を進む列車のこと。
小山田 みちる
「海行く前に、プールで練習しといたらよかったね」
小山田 みちる
「もしかしてうちのこと好きだった?」
小山田 みちる
「金貸してくれへん?って言ってたらなあ」
小山田 みちる
ぺそん、と座席に深く、深くもたれかかって。
ずるずると床にまでだらーんと伸びる。
雨樋 緑郎
暗い瞼の中で雨だけがくっきりとその輪郭を辿る。
雨樋 緑郎
最初からわかっていたことだ。全部。全部。
雨樋 緑郎
【キティの鍵】使用します。 駅の名前「大ヶ井」
GM
『次は、終点……大ヶ井。どなたさまも、お忘れ物のないようご注意ください……』
小山田 みちる
思わず車窓を開けて身を乗り出そうとする。
GM
終着駅は、海の近く。美しい海と高い崖とがあり、……それ以外、あなたがたは何も知らない。
小山田 みちる
強かに雨が頬と髪をうつ。
ばさばさとワンピースの裾が座席を叩いた。
小山田 みちる
転がり落ちそうなほど身を乗り出して外を見る。
雨樋 緑郎
ひらひらとした布切れがまぶしい。
「うまそうな名前だな。」
GM
【大ヶ井駅】ハンドアウト
終着駅だ。折り返し運転を行うため、あなたたちが乗ってきた電車はホームに停車している。
周囲に人影はないが、駅員室には明かりがついている。駅員が常駐しているようだ。
このハンドアウトは、「プライズ:預り証」を所持していないと調査判定の対象にできない。
小山田 みちる
バランスを崩して座席から転がり落ちる。
GM
『終点、大ヶ井……本日は、ご利用、ありがとうございました……』
GM
気の抜けるような独特の音とともに、電車は止まる。
小山田 みちる
電車の床に転がったままドアが開くのと、伸ばされた手とを交互に見る。
雨樋 緑郎
キャッチ。 飛び出したものは追いかけない。
[ 小山田みちる ] お守り : 1 → 0
GM
キティの鍵使用に伴い、緑郎の正気度が、0になります。
雨樋 緑郎
駆けだしていく後ろ姿。見慣れないワンピース。
[ 雨樋緑郎 ] お守り : 0 → 1
[ 雨樋緑郎 ] 正気度 : 4 → 0
雨樋 緑郎
この指先の冷たさが、耳鳴りが、そう告げている。
小山田 みちる
ホームに踏み入れた足が、すっと引っ込む。
[ 小山田みちる ] 鎮痛剤 : 1 → 0
小山田 みちる
立ち尽くしていたが、慌てて顔をぺちぺちと叩くばかり。
[ 雨樋緑郎 ] 鎮痛剤 : 1 → 2
雨樋 緑郎
「その能天気な顔見てたら、全部忘れたよ。」
雨樋 緑郎
こうしていると紛れていく気がする。
正しくないことをしていても、許されるような気がする。
小山田 みちる
2D6>=6 (判定:笑い) (2D6>=6) > 9[3,6] > 9 > 成功
GM
緑郎の狂気カードは1枚ですので、そのままお持ちください。
小山田 みちる
何度もやってきたことだ。
プロだ、プロだ、プロだからできる。
小山田 みちる
言い聞かせる、言い聞かせる。
手指のしびれも脳みそのつべたいところも。
あわせる。あわせてゆく。
小山田 みちる
呼吸器が、きゅうと音を立てて絞られていく。
雨樋 緑郎
ここは「青」のない駅。海の近く。 電車は止まったままだ。
小山田 みちる
「ろくろー、死にそうな顔してたらこうだもん」
小山田 みちる
「痛いか~痛いなら夢じゃなさそ……」
小山田 みちる
自分の頬もつねってみる。
ここで判定をします。
【夢】で「大ヶ井駅」を調査。
小山田 みちる
2D6>=5 (判定:夢) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル(判定失敗。山札から【狂気】を1枚獲得)
[ 雨樋緑郎 ] お守り : 1 → 0
小山田 みちる
2D6>=5 (判定:夢) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
小山田 みちる
さっき放り出した紙片は、預かり証の方だった。
小山田 みちる
「駅員さんに聞きに行きたいとこなのだがね……」
雨樋 緑郎
「……立てるか。」 とりあえず声をかけて立ち上がる。
雨樋 緑郎
あとで謝ろうか。 許してもらえるもんかな。
[ 雨樋緑郎 ] 鎮痛剤 : 2 → 1
[ 雨樋緑郎 ] 正気度 : 0 → 1
雨樋 緑郎
その居所はすぐにわかった。駅員に声をかける。
雨樋 緑郎
「これ、わかりますか。」 預かり証を見せる。
雨樋 緑郎
2D6>=5 (判定:夢) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM
【大ヶ井駅】秘密
ショック:なし
愛想のない駅員が、あなたの持つ預り証を一瞥して奥からなにかを取り出してきた。
それにしてもこの駅員、運転士とふたごのようによく似ている。
▽このハンドアウトを調査したPCは、「プライズ:身代わり人形」を獲得する。
GM
【身代わり人形】ハンドアウト
手のひらサイズの人形。頭部にボールチェーンがついている。
まじまじと見ていると、なんだか自分自身に似ているような気がして不気味だ。
所有者は自由に【秘密】を見ることができるが、情動分野のランダムな特技で恐怖判定を行う必要がある。
小山田 みちる
よろよろと立ち上がって、よぼよぼと近づいてきた。
小山田 みちる
ぺたん、と窓口に身体を預けて顔を見せた。
GM
「はい。……預り証はこちらで引き取りますので」
雨樋 緑郎
「触らない方がいいんじゃないか、 なんか、不気味だし……」
小山田 みちる
まじまじ……。
こんなん落としたっけ……?
落したような気もしてきたな……。
雨樋 緑郎
キーチェーンの先を見る。 陰気臭い顔だ。
雨樋 緑郎
「落として忘れてたくらいの、やつだし そもそも…」
雨樋 緑郎
正直薄気味わるいが…
指の先でつまんで「身代わり人形」譲渡します
GM
では、所有が移動しました。秘密はご覧になりますか?
GM
TET 情動分野ランダム特技表(8) > 《驚き/情動8》
雨樋 緑郎
……誰が作ったんだ? その顔を改めてみる。
見れば見るほど似ている。 こんなものはもちろん、知らない。
[ 雨樋緑郎 ] 生命力 : 6 → 5
雨樋 緑郎
鎮痛剤もそっと乗せ… まぁ、本来もらった命だしな これ
[ 雨樋緑郎 ] 鎮痛剤 : 1 → 0
[ 小山田みちる ] 鎮痛剤 : 0 → 1
小山田 みちる
2D6+1>=7 (判定:笑い) (2D6+1>=7) > 9[3,6]+1 > 10 > 成功
GM
【身代わり人形】秘密
ショック:なし
このプライズの所有者が生命力または正気度が2点以上減少するとき、一度だけその値を1D6点軽減してもよい。ただし、この効果によって減少値を0点以下にすることはできない。
小山田 みちる
しまう場所がないので、ぐいと下着の中にしまう。
雨樋 緑郎
さっき腰抜かしてたやつが、やるかそれ…っ
GM
一方で、ホームの方では、運転士が先程の位置を離れ、反対側の運転席に向かっていく。
GM
そして、その背後……車両止めの、さらに向こう側。
GM
その線路の向こうに、何があるのか。何が待っているのか。
GM
電車に乗って、もと来たほうへ戻るか。
手をつないで飛び降りるために、海へ向かうか。
それとも、線路の先へと向かうか。
雨樋 緑郎
……潮風。ワンピースがひるがえっている。
彼女がいつでも先をゆく。行き先はままならず。
自分でも知らない方角に走っていく。
雨樋 緑郎
小雨が頬をつたう。
線路を渡るのは自分たちふたりだけ。
そのままいけば、海に続いていく。
雨樋 緑郎
「俺もこれしかないんだ。これ以上濡らすな 脱ぐな」
小山田 みちる
海の方角へ向き直り。潮風まじりの小雨を浴びる。
小山田 みちる
ここは大ヶ井駅。
あの駅と同じ名前の駅。
小山田 みちる
あの駅。……どの駅?
でも、切符は同じように切られている。
雨樋 緑郎
「でも、そうだな。 お前が言うならそういうことで いいかな。」
小山田 みちる
「明日からまた刺身にたんぽぽを乗せる日々が始まるんだが?」
小山田 みちる
「コメディお江戸でござるももうないし」
雨樋 緑郎
雨が一面に降りしきっている。
この瞬間だけは、景色にもやがかって
思い出話や空想を巡らせることができる。
GM
『まもなく、折返し発車いたします。……ご利用の方は、ご乗車になってお待ち下さい……』
小山田 みちる
向こう側の線路を見て首を傾げながら。
折り返しの電車に乗る心つもりで踏み出す。
小山田 みちる
「もと来た電車乗ればいいんじゃないの?」
雨樋 緑郎
「本当に帰りたいのなら。歩いていくのがいい。」
雨樋 緑郎
「……正直、それで歩いていくのは、大変だろうけどな。」
小山田 みちる
「自分、ろくろーよりは歩きに自信あります」
雨樋 緑郎
俺からすれば、お前のどこにその馬力があるのか不思議なくらいだけど。
雨樋 緑郎
「でも、迷子になるよりはずっといいとおもう。」
歩き出す
線路はずっとずっと先へと続いて
薄暗い雨模様の先に光がさしている。
GM
そして、それを見送ることなく、あなたがたは駅舎の外へ。