GM
線路が続いている。どこかへ。
小山田 みちる
うしろで発車のベルが鳴るのを聞く。
小山田 みちる
少しだけ振り向くが、すぐに手を引く前の黒い背中に視線を戻した。
小山田 みちる
「スタンド・バイ・ミーみたい」
雨樋 緑郎
「俺、みたことないんだよな それ」
雨樋 緑郎
「何処へ行く話なの、あれ」
小山田 みちる
「死体を探しに行くんだよ」
雨樋 緑郎
「洒落になってないな……」
小山田 みちる
「ひと夏の大冒険ってヤツ」
小山田 みちる
「なんたって死体を見つけたら、ヒーローだからね」
小山田 みちる
線路を歩くかつ、かつという音。
雨樋 緑郎
「特別な物を探しにいく、か……」
雨樋 緑郎
「たぶん、俺も ほしかったんだろうな。」
雨樋 緑郎
「そういう 特別」
GM
雨の中、二人、進んでいく。
GM
クライマックスフェイズを開始します。
GM
この戦闘のエネミーは『崩れ落ちる夢』。終了条件は、儀式の完遂かPC全員の脱落。
GM
儀式【手を繋ぐ】を公開。
GM
儀式【手を繋ぐ】
*段階1:手を握る
 参加条件:全員
 指定特技:《手触り》
 ペナルティ:なし
GM
お互いの手を確かめあって進んでくださいね。
GM
では、プロットから。
【崩れ落ちる夢】
プロットOK
雨樋 緑郎
プロットOKです
小山田 みちる
OK!
GM
では、オープン。
[ 小山田 みちる ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 【崩れ落ちる夢】 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 雨樋 緑郎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
GM
バッティング。
[ 雨樋緑郎 ] 生命力 : 5 → 4
GM
【崩れ落ちる夢】と雨樋 緑郎は、1d6を。
雨樋 緑郎
1d6 (1D6) > 5
【崩れ落ちる夢】
1d6 (1D6) > 5
GM
もう一回。
【崩れ落ちる夢】
1d6 (1D6) > 3
雨樋 緑郎
1d6 (1D6) > 2
GM
では、【崩れ落ちる夢】が先行です。
GM
*第1ラウンド 【崩れ落ちる夢】
【崩れ落ちる夢】
アビリティ【■■■■■】を使用。対象は雨樋 緑郎。
【崩れ落ちる夢】
【■■■■■】/サポート/《憂い》/目標ひとりを選ぶ。目標は指定特技で判定を行い、失敗した場合潜在狂気からランダムで1枚選んで顕在化させる。潜在狂気を持っていない場合は、情動分野のランダムな特技で恐怖判定を行う。
GM
雨樋 緑郎は、まず《憂い》で判定してください。
小山田 みちる
感情修正を入れます。
生命力を減らします。
GM
では、+1の修正。
[ 小山田みちる ] 生命力 : 6 → 5
雨樋 緑郎
2D6+1>=6 (判定:手触り) (2D6+1>=6) > 7[1,6]+1 > 8 > 成功
GM
成功。
GM
潮騒の音が背中を追いかけてくる。
GM
雨の音と混じり合いながら、名残惜しむように。
雨樋 緑郎
雨が迫ってきている。やさしく鈍く冷たい雨が。
胸騒ぎが押し寄せてくる。

けれど導くための手は繋がれたまま。
雨樋 緑郎
「急ごう」
GM
*第1ラウンド 雨樋 緑郎
小山田 みちる
手を握ったまま頷く振動が指先に伝わる。
雨樋 緑郎
……崩れゆく終点の先。
雨樋 緑郎
確かなものはなにもない
雨樋 緑郎
引き連れた温度と、手触り。感触。
雨樋 緑郎
儀式【手を繋ぐ】
GM
指定特技は《手触り》です。
雨樋 緑郎
これ以上は、何も言わない。
雨樋 緑郎
きっとこれ以上は何を伝えるにも不格好で。
頼りないばかりでしかたない。
今あるのは、この繋がりだけ。
雨樋 緑郎
確かめる。 小さなてのひらをひいて。
雨樋 緑郎
2D6>=5 (判定:手触り) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
GM
成功。
小山田 みちる
手のひらはたしかにそこにある。
小山田 みちる
カサカサと鳴る紙片を握りこんで。
小山田 みちる
雨に濡れて、しっとりとしている。
GM
儀式【手を繋ぐ】は完遂されました。
GM
あなたがたは、手を取り合って歩いていく。
GM
海を背にして。
GM
遠く、遠く……
GM
そして、世界はほどけていく。
GM
ゆっくり、ゆっくり。
GM
白く、白く……
小山田 みちる
この先がどこへ続いているのか、知らない。
けれど。
小山田 みちる
まあ、いいか。
GM
やがて、頬を濡らす雨の感覚さえ曖昧になり。
GM
ゆっくり、ゆっくり。白く、白く……
GM
すべては、跡形もなく。
GM
GM
GM
GM
そして、耳に届くのは……再び、雨の音。
GM
そして、電子音。
GM
ピッ……ピッ……ピッ……。
GM
途切れずに続く命の音。
GM
ろくに動かせない、重たい身体。
GM
ようよう首を巡らせても、隣に、あのひとはいない。
GM
窓の外には、二人並んで見たのと、同じようで、違う、雨。
GM
今、隣には誰もいない。
GM
けれど……二人で帰ってきたということが、わかる。
GM
たしかに繋いだ手の感触と、胸の中の感情は、確かにここにある。
小山田 みちる
「……フェス」
小山田 みちる
「行くか~……」
小山田 みちる
声になったかどうかわからない呟きが、雨音の響く病室に溶けていった。
GM
今は誰にも届かぬ声。
雨樋 緑郎
……溶けた雨音の先。違う窓を見ている。
雨樋 緑郎
声はかすれて出なかった。
重たいからだが、ここへ戻ってきたとつげている。
雨樋 緑郎
もしも わがままを通していたらどうなっていただろうか
ベッドのやわらかさを確かめて思う。
雨樋 緑郎
たぶん、どうにもならなかったんだろうな
雨樋 緑郎
…あんな顔、されちゃあな……
雨樋 緑郎
雨音が、現実を引き連れてやってくる。
雨樋 緑郎
……責任とらなきゃだめかな。
もう二度とこない夢を思いながらもう一度目を閉じる。
GM
思いは声にならずとも。
GM
二人、いつか、また。
GM
きっと、どこかで。
GM
『心中』。
GM
なにもかも――一人ではできなかったこと。
GM
あなたとしか、できなかったこと。
GM
……おしまい。