GM
駅命名表は、1d12をふたつで1セットの扱いになります。
GM
また、駅命名表はお守りで振り直すことができます。一応ね。
GM
では、最初はどちらが行動されますか?
稲敷 もみ
じゃ、うちで~。
GM
では、とりあえず駅命名表を振りましょう。
稲敷 もみ
1d12 (1D12) > 9
稲敷 もみ
1d12 (1D12) > 5
GM
ひとつめの駅は、渦田。
GM
渦田駅 ハンドアウト

終着駅まではまだ遠い。列車のすれ違いの関係で5分ほど停車するようだ。
ホームにも駅舎にも人影はない。

このハンドアウトは、第1サイクルの間のみ調査することができる。
GM
*第1サイクル 稲敷 もみ
GM
『次は……渦田……渦田……』
稲敷 もみ
2d6 (2D6) > 5[1,4] > 5
GM
5:ポケットの中で携帯電話が震えた気がする。
GM
車窓に迫る、線路脇の緑。時折その向こうになにかが見えても、すぐに木々の葉に隠れていってしまう。
GM
車内には誰もいない。ただ、走行音が淡々と響いている。
稲敷 もみ
「さっきの写真、2いいねもろたわ~」
八千代 奏
「どういういいねなんだろうそれ」
八千代 奏
「てか渦田ってすごい名前じゃない?」
稲敷 もみ
「田んぼと渦があるのかなぁ」
稲敷 もみ
窓の外を見る。
八千代 奏
「海水なのか淡水なのかってかんじじゃん」
稲敷 もみ
「田んぼはあるねぇ」
八千代 奏
「田がついて田がないのは田町くらいだからね」
八千代 奏
過言。
稲敷 もみ
「さっすがぁ。かしこ~い」
八千代 奏
適当なことしかいわないな。
稲敷 もみ
暖房が熱くなってきた……
稲敷 もみ
「上着いる?」
八千代 奏
座面に接してるところだけ生きてる。
八千代 奏
「大丈夫」
八千代 奏
「オシャレは気合っていうし」
稲敷 もみ
「そんな事言って~」
稲敷 もみ
窓の外を眺める。
稲敷 もみ
渦の由来がまだわかんないんだよなぁ~。
GM
『まもなく、渦田……お忘れ物ございませんようご注意ください……』
八千代 奏
渦っていうのが何かの当て字にもならないんだよな。
GM
アナウンスからまもなく、ぎい、と重いブレーキ音。
GM
電車が停まる――
GM
ホームには誰もいない。相当な過疎線のようだ。
稲敷 もみ
「降りる?」
GM
『すれ違い運転のため、5分ほど停車いたします……』
稲敷 もみ
「大丈夫だよぉ~」
稲敷 もみ
「逃げないし」
八千代 奏
寒そ~~~。
八千代 奏
「降りますか~」
稲敷 もみ
「わ~い」
稲敷 もみ
あのベンチかわよ~。
八千代 奏
「なんもないね」
稲敷 もみ
スマホを構えている。
稲敷 もみ
「なんもないね~」
稲敷 もみ
「渦も無さそうだねぇ」
八千代 奏
「田はある」
稲敷 もみ
「あるねぇ~」
稲敷 もみ
このへんで判定いれるか。
稲敷 もみ
渦田駅を調査します。
GM
特技は何にいたしますか?
稲敷 もみ
カメラで!
GM
はい。では判定をどうぞ。
稲敷 もみ
2D6>=5 (判定:カメラ) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
GM
幸運によりスペシャル。
GM
このあと早業も可能です。
GM
まずは、渦田駅の秘密。
GM
渦田駅 秘密 ショック:なし

拡散情報。
駅舎の壁には色あせた張り紙がされている。
「当路線の列車はすべてワンマン運行です。一両目前側のドアからの乗降にご協力ください。落し物等については停車中にお問い合わせください」

▽ハンドアウト「運転士」を公開する。
GM
運転士 ハンドアウト

制帽を目深にかぶった運転士。
停車中は運転席の外へ出てくる。少しなら話ができそうだ。
稲敷 もみ
ついでに運転士も調査しちゃいます。カメラで。
GM
どうぞ。
稲敷 もみ
2D6>=5 (判定:カメラ) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM
成功。
GM
感情共有が可能ですが、どうしますか?
八千代 奏
情報は常にほしい。
GM
では、公開します。
GM
運転士 秘密 ショック:なし

運転士はあなたに「落し物でしたら——駅の駅員室でお預かりしています」と無愛想に言う。駅名はよく聞き取れなかったが、おそらく終着駅のことだろう。
落し物……そう言われると、何か落としたような……?

▽この【秘密】を調査したPCは「プライズ:預かり証」を獲得する。
GM
預り証 ハンドアウト

「稲敷 もみ」と名前が書かれた預かり証。
特定のハンドアウトを調査した際にこのプライズを所持していると、落とし物を受け取ることができる。

このプライズに【秘密】はない。
稲敷 もみ
スズが何もないと言っていた場所を、スマホでぱしゃぱしゃ撮っている。
稲敷 もみ
「う~ん、エモそう」
八千代 奏
「旅行の才能あんね」
稲敷 もみ
「スズちゃんは旅行の才能無いの~?」
八千代 奏
「ないね~」
稲敷 もみ
「旅行イヤですかぁ~?」
八千代 奏
「イヤじゃないよ」
八千代 奏
「こう、ぬるっとやる感じだからね、私は」
八千代 奏
「モミさんみたいに写真とんないし……」
稲敷 もみ
「ゲームでもそうだもんねぇ」
八千代 奏
「そうそう」
八千代 奏
「やるからやってる」
稲敷 もみ
「モミさんは旅行行くことあるけど、そんな好きじゃないよ~」
稲敷 もみ
「才能はあるかもしんないけどさぁ」
八千代 奏
「好きじゃないんだ」
稲敷 もみ
「嫌いでもないけど~」
八千代 奏
「なるほどね」
稲敷 もみ
「快不快で言ったら快かなぁ」
八千代 奏
何もなるほどしてないときも、現代人はなるほどする。
八千代 奏
「じゃあいいんじゃん?」
稲敷 もみ
「じゃんじゃん」
稲敷 もみ
いろいろ撮ったけど、渦の由来がわかんないなぁ~
稲敷 もみ
「運転手さぁ~ん」
GM
目深に被った制帽のつばが、あなたのほうを向く。
稲敷 もみ
「渦田ってなんでうずなの~?」
八千代 奏
うわ、コミュ強すぎる。
GM
運転士はかすかに首を傾げて、
八千代 奏
こわ~。
GM
「残念ながら存じません」
GM
とだけ答えます。
稲敷 もみ
「へ~」
GM
「落とし物でしたら」
GM
言いながら、運転席の端から、紙を一枚。
GM
「――駅でお預かりしています」
稲敷 もみ
特殊な紙もらった~。
八千代 奏
こわ~。
稲敷 もみ
見せびらかそう。
稲敷 もみ
「見て~」
八千代 奏
「なんか落としたの」
稲敷 もみ
「そ~かも!」
八千代 奏
こわ~。
稲敷 もみ
「スズちゃんもなんか落としてたら代わりに使っていいよ~」
八千代 奏
「名前書いてあるよ」
八千代 奏
そういうもんじゃないでしょこれ。
稲敷 もみ
「バレへんバレへん」
八千代 奏
「いやいや」
稲敷 もみ
「てか~、そろそろ時間じゃない~?」
八千代 奏
「まるで私がもたもたしてたみたいな口ぶり」
GM
*第1サイクル 八千代 奏
八千代 奏
「あ、なんかノートある」
稲敷 もみ
「やったじゃん」
八千代 奏
「やった~」
八千代 奏
ぬるっと調べます。ノートを。
GM
では、特技を指定してください。
八千代 奏
このあふれる教養で調べますかね。教養で調べられないものはないので。
稲敷 もみ
さっすが~!(狂信)
GM
判定をどうぞ。
八千代 奏
2D6>=5 (判定:教養) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
GM
成功。

[ 八千代 奏 ] 正気度 : 6 → 5

八千代 奏
2D6-2>=8 (判定:数学) (2D6-2>=8) > 6[1,5]-2 > 4 > 失敗
GM
感情共有はなさいますか?
稲敷 もみ
怖いからやだ。
GM
狂気カードを確認しました。
八千代 奏
手に取った大学ノートをまず見る。
八千代 奏
見覚えがある……のは、当然、どこにでも売ってるCampusのノートだからだ。
八千代 奏
B罫の青い表紙。
八千代 奏
ペラペラとその中身をめくり、止まる。
八千代 奏
「……」
稲敷 もみ
「どしたの~?」
八千代 奏
「いや」
八千代 奏
「何も書いてなかったよ」
八千代 奏
そう言って、あったところに戻す。
稲敷 もみ
「もみ紙使う?」
八千代 奏
「もみ紙?」
八千代 奏
八千代 奏
「なに?」
稲敷 もみ
「もみペーパー」
八千代 奏
「いや」
八千代 奏
「何?」
稲敷 もみ
そう言ってさっきもらった預かり証を見せる。
八千代 奏
「どうしてそうなる」
稲敷 もみ
「同じ紙だから……」
八千代 奏
このこ怖いわ~
八千代 奏
このこというか年上なんだけど。
稲敷 もみ
年上らしいです。
稲敷 もみ
なんか落ち込んでたから、元気付けられないかなって思ったけど、いらないものを押し付けてもダメっぽかった。
八千代 奏
こわ~。
八千代 奏
5歳児のコミュニケーション
GM
わいわいやっているあなたがたをよそに、向かい側のホームに電車が停まり、そして出ていく。
GM
『お待たせいたしました、まもなく発車いたします……』
GM
アナウンスが流れる。
GM
あなたがた二人だけを乗せて、扉が閉まる――
GM
再び、走り出す電車。走行音。
GM
開いたドアに交換されていた寒気が、暖房の熱に再び温められていく。
GM
たたん、たたん……
GM
たたん、たたん……
GM
……そして、
GM
キキィッ、と甲高い音を立てて、電車が急停止する。
GM
『……ただいま、線路内への立ち入りが確認されたため、現在安全確認を行っております。運転再開までいましばらくお待ちください……』
GM
奇妙に淡々とした声。
八千代 奏
「うわ」
稲敷 もみ
スズの方にぐぐっとバランスを崩す。
GM
全員《驚き》で恐怖判定。
稲敷 もみ
2D6>=6 (判定:我慢) (2D6>=6) > 7[3,4] > 7 > 成功
八千代 奏
2D6>=6 (判定:我慢) (2D6>=6) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
二人とも成功。
GM
では、狂気カードはなし。
八千代 奏
こんなクソ田舎でも立ち入りとかあるんだ。
八千代 奏
横須賀線とかしょっちゅう立ち入りで遅れるけど。
GM
しかしここで、八千代 奏は――ふと、思い出す。
GM
あの日のこと。あの瞬間のこと……
GM
八千代 奏はプライズ【一度目の記憶】を獲得します。
GM
一度目の記憶 ハンドアウト

不意に蘇ったあなたの記憶。

このプライズは譲渡できず、戦果の対象として選択することもできない。
所有者は自由に【秘密】を見ることができるが、この【秘密】は感情による情報共有を行うことができない。
GM
秘密はご覧になりますか?
八千代 奏
まあ見ますね。
GM
ではお送りします。

[ 八千代 奏 ] 正気度 : 5 → 4

八千代 奏
不意に、思い出す。
八千代 奏
「あー、そっか」
稲敷 もみ
「びっくりしたね~」
稲敷 もみ
と、八千代の顔を見る。 「なにが~?」
八千代 奏
「え?」
八千代 奏
「なんか言いました?」
稲敷 もみ
「えっ?」
八千代 奏
「?」
稲敷 もみ
「いや、そっかって~……ひとりごと~?」
八千代 奏
「あ~、そうかも」
八千代 奏
「なんか忘れてるな~って思ったんだけど」
八千代 奏
「冷蔵庫空にし忘れたな~っていうね」
稲敷 もみ
「なるへそね~」
稲敷 もみ
「うちは冷蔵庫なんもなかったよ」
八千代 奏
「なんか料理とかしなさそう」
稲敷 もみ
「水は飲むよ~」
八千代 奏
「出前館とか使ってそう」
稲敷 もみ
「使ってないよ~」
八千代 奏
水だけでそのふかふか保てないでしょ。
八千代 奏
「中華麺ってどうなるんだろ、放っておいたら」
稲敷 もみ
「もっとキモくなる」
八千代 奏
「もっとって」
八千代 奏
「中華麺への捉え方がわからない」
稲敷 もみ
「なんかちぢれててキモい~」
八千代 奏
「あれ、食べること全般にネガティブな感情を持っている系?」
稲敷 もみ
「ナイススティックは好きだよ~」
八千代 奏
「もしかして午後の紅茶のミルクティーにガムシロいれるタイプ?」
稲敷 もみ
「えっキモ~」
八千代 奏
「いや私もしないけど……」
GM
……ふと、あなたがたの会話に滑り込むように、アナウンス。
GM
『お待たせいたしました。線路内の安全が確認されたため、運転を再開いたします……お急ぎのところ電車遅れまして申し訳ございません……』
GM
車両が重たい音で動き出す。
GM
次の駅の名前を決めましょう。
八千代 奏
1d12 (1D12) > 7
八千代 奏
1d12 (1D12) > 6
GM
『次は、静島……静島……』
GM
静島駅 ハンドアウト

寂しい雰囲気の駅舎の軒下に、帽子を被った人影が立っているように見える。

このハンドアウトは、第2サイクルの間のみ調査することができる。
GM
電車は、ふたつめの駅に滑り込む……。
GM
*第2サイクル 八千代 奏
八千代 奏
静島駅を調査します。この教養で。
GM
では判定をどうぞ。
八千代 奏
2D6>=5 (判定:教養) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
GM
成功です。
GM
拡散情報。
GM
静島駅 秘密 ショック:なし

拡散情報。
近づいてみると、人影に見えたのはあなたの背丈ほどのマガジンラックと、それにひっかけられた子供用らしき帽子だった。
マガジンラックにはよれた観光案内の小冊子が入っている。終着駅のすぐ近くには眺めのいい崖があるようだ……。

▽この【秘密】を獲得したキャラクターは、クライマックスフェイズで「儀式:心中」に挑戦することができる。
八千代 奏
なんかいるな、と思ったら、いなかった。
GM
相変わらず誰もいない。
稲敷 もみ
「トリックアートだねぇ」
八千代 奏
手持ち無沙汰を紛らわすように、冊子を取る。
GM
少し色褪せた冊子。
稲敷 もみ
横からのぞき込む。
八千代 奏
東尋坊ほどではないが、なかなかの崖だな、と思った。
稲敷 もみ
「よくね?」
稲敷 もみ
崖。
八千代 奏
「よさそう」
八千代 奏
「キルレ高そう」
稲敷 もみ
「んな~」
八千代 奏
※FPSなどの、殺した数と殺された数の比率のことで、高いほうが強い。
稲敷 もみ
「何度もやらないから高いままでいられる~」
稲敷 もみ
「あ、でもそっか」
稲敷 もみ
「失敗することもあるのかな~」
八千代 奏
「あと崖がキル取られることないし」
八千代 奏
「台風とかには負けてるかも、時折」
稲敷 もみ
「あーね~?」
八千代 奏
「崩れたりして入れなくなったりしてるところあったしね」
稲敷 もみ
「な~る~」
八千代 奏
「昨今の異常気象にはかないませんね」
稲敷 もみ
「じっさいさ~」
稲敷 もみ
「どっちか失敗しちゃったらどーする?」
八千代 奏
「考えない」
八千代 奏
「失敗の仕方によるしね」
稲敷 もみ
「じゃ~うちも考えないでおこ~」
八千代 奏
「そうそう」
稲敷 もみ
「スズちゃんゲームうまいしね~」
八千代 奏
「やっぱり当たってから考えるしかないって感じですよこれは」
稲敷 もみ
「やっぱスズちゃんの言うことはちがうわ~」
八千代 奏
ふわふわすぎる。
稲敷 もみ
だいたい本気で言ってるつもりなのに……
八千代 奏
こわ~。
GM
*第2サイクル 稲敷 もみ
稲敷 もみ
音楽プレーヤー調べます。
稲敷 もみ
電子機器で。
GM
はい。では判定をどうぞ。
稲敷 もみ
2D6>=5 (判定:電子機器) (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
GM
成功。ではお送りします。
GM
感情共有はなさいますか?
八千代 奏
得ます。
GM
では公開。
GM
音楽プレイヤー 秘密 ショック:全員

ずっとなにかの曲が再生され続けている。好奇心からイヤホンを耳に近づけてみると、音が聞こえてくる。
一定間隔で鳴り続ける、電子的な単音。なんだか薄気味が悪い。
やがて唐突にぶつりと音が途切れた。電池切れのようだ。
……そういえばさっきの音は、あなたの心音とまったく同じ間隔で鳴ってはいなかっただろうか?

▼《電子機器》で恐怖判定。
稲敷 もみ
2D6>=5 (判定:電子機器) (2D6>=5) > 4[2,2] > 4 > 失敗
八千代 奏
2D6>=6 (判定:数学) (2D6>=6) > 8[3,5] > 8 > 成功

[ 八千代 奏 ] 正気度 : 4 → 3

[ 稲敷 もみ ] 正気度 : 5 → 4

GM
狂気カードを確認しました。
稲敷 もみ
「獲得~」
稲敷 もみ
音楽プレイヤーを高く掲げたあと、躊躇なく耳にイヤホンを近づける。
GM
遠くから何かが聞こえる。
GM
……ピッ……ピッ……ピッ…………
八千代 奏
カナル式だよそれ。いれるのキモくない?
稲敷 もみ
キモくない。
八千代 奏
わっかんねーんだよなー
稲敷 もみ
「ねーねーねーねーねーなんか鳴ってる~」
GM
……ピッ……ピッ……ピッ…………
稲敷 もみ
片方のイヤホンをスズに渡す。
八千代 奏
「え~」
八千代 奏
「なってますねえ」
稲敷 もみ
「……う~ん?」
八千代 奏
「心電図」
八千代 奏
「みたいな音だね」
稲敷 もみ
「うーん……」
GM
そうして、ふたりイヤホンを分け合う間に、
GM
それはぶつりと途絶える。
稲敷 もみ
固まる。
八千代 奏
「切れた」
GM
電池が切れたようで、何も聞こえない。
稲敷 もみ
「……。」
稲敷 もみ
こちらも動かなくなる。
八千代 奏
「もみ?」
八千代 奏
「も~み~?」
稲敷 もみ
「……あ」
稲敷 もみ
ゆっくりとスズの方を向き。
稲敷 もみ
「なんか怖いかも~」
八千代 奏
「ね」
稲敷 もみ
うなずく。
稲敷 もみ
「意外とさー」
稲敷 もみ
「平気じゃないんだねぇ」
八千代 奏
「そうね~」
稲敷 もみ
「なんか、おもろいね~」
八千代 奏
「ね~」
稲敷 もみ
音楽プレイヤーを元の場所に戻す。
GM
『間もなく発車いたします……』
GM
独特の音を立てて、扉が閉まる。
GM
車体の揺れ。
GM
重たく、車体が走り出す。
GM
……と。
GM
まだ次の駅を告げるには程遠い、発車したばかりの車内に。
GM
さぁ……と、スピーカーが入った音。
GM
『…………不明……』
  『いつまで…………』
GM
    『もう…………何年……』
『このままでは…………』
稲敷 もみ
八千代に少しくっつく。
GM
聞かせるつもりのなさそうな声が、ぽつり、ぽつり。
GM
さりさりとした細かなノイズ。
GM
『……………………諦め……………………』
八千代 奏
あったか。
稲敷 もみ
やったじゃん。
八千代 奏
でっかいあんまんみたい。
稲敷 もみ
ギリギリダメな食べ物。
GM
そして不意に、最後だけ。
GM
あなたがたに語りかけるように、奇妙なほどはっきりと。
GM
『もう時間がありません』
GM
それ以降、再びスピーカーは沈黙する。
GM
ふたりとも《時間》で恐怖判定。
稲敷 もみ
2D6>=9 (判定:電子機器) (2D6>=9) > 8[2,6] > 8 > 失敗
八千代 奏
2D6>=7 (判定:数学) (2D6>=7) > 3[1,2] > 3 > 失敗
GM
狂気カードが開きます。
GM
稲敷 もみ【恐怖症】

トリガー:自分が恐怖判定に失敗する

それを見るのも触るのも耐えられない。
自分が新たに【狂気】を公開するまで、【恐怖心】に指定されている特技が使用不能になる。
GM
また、それぞれ新たに狂気カードを引いてください。
GM
引いていただいたものを確認しました。
稲敷 もみ
スズにしがみつく。
八千代 奏
「……」
八千代 奏
「大丈夫?」
八千代 奏
なわけないか
稲敷 もみ
「ちょっと酔っちゃったかもぉ」
稲敷 もみ
そのままだら~、と体重をかける。
八千代 奏
質量じゃん。
稲敷 もみ
あったかくて重い。
八千代 奏
「こういう電車って変に揺れるよね」
稲敷 もみ
「ごめんね?」
八千代 奏
「いや」
八千代 奏
「別にいいよ」
八千代 奏
「誘ったの私だしさ」
稲敷 もみ
「じゃーさ、なんで誘ってくれたの~?」
八千代 奏
「まあ普通に、一人だと怖いじゃん、なんか」
稲敷 もみ
「そーゆーもんかぁ」
八千代 奏
「というか、普通に私がびっくりしたよね」
八千代 奏
「ダメもとだったし」
稲敷 もみ
「え~?」
稲敷 もみ
「ぜったい断るわけないよ~」
八千代 奏
「二つ返事だし」
稲敷 もみ
「スズちゃんのこといいなって思ってるから~、ふつーに嬉しかった~」
八千代 奏
「こわ~」
八千代 奏
「まあ、助かるけど」
稲敷 もみ
「なんでなんで~!」
八千代 奏
「いやなんでもなにもないでしょ」
八千代 奏
死ぞ。
稲敷 もみ
「うちさ~、よく好きとかいうけど」
稲敷 もみ
「別に~、本気で好きってわけじゃないからさぁ」
稲敷 もみ
「だから~、スズちゃんがしたいことに、ただ乗りできるなら~、お得なんよね~」
稲敷 もみ
「この気持ち、わかる?」
八千代 奏
「わかんないかも」
稲敷 もみ
「そっか~」
八千代 奏
「わかったらこうはならないと思う」
稲敷 もみ
「それな~」
八千代 奏
笑う。