GM
辿り着いた海辺にはやはり誰もいないが、打ち寄せる波の音は、繰り返す一日の外でもそうだったように、永遠めいて続いている。
浅倉 琉真
「おお……ここは、明日が来そうな感じがあるな……」
瀬名 慎
「この先もず~っと海……未来がくるならこういう場所からなんでしょうね」
瀬名 慎
「おふたりとも、もしこの時間が動き出したらどうします?」
白日 こよい
「仕事……はまあいいか。とりあえず違うテレビ見たい」
瀬名 慎
「ふふ、ここじゃどこまでいっても変わらないままですもんね。」
瀬名 慎
「あおちゃんもお仕事じゃなくてゆっくり休暇なんてどうです?」
瀬名 慎
「ええ、でも僕……カメラくらいしか趣味ありませんし……!」
瀬名 慎
「ほら、遊ぶならりゅーまさんもいるじゃないですか!」
瀬名 慎
「りゅーまさんまで……」 ちょっと頭をかき…
浅倉 琉真
「おれは多分けっこーかなり、めっちゃ仕事するから、こよいのこと寂しくさせるぞう~」
浅倉 琉真
やりたい仕事が普通に忙しいからね……。
瀬名 慎
「あれっ…!?これ暗に一緒にいろって言われていますか…!?」
白日 こよい
私も仕事で忙しくて……一生すれ違う生活……(泣くフリ)
瀬名 慎
「……りゅーまさんも、普通の格好したりするのかな。」
浅倉 琉真
ヒールをよいしょ、と脱いで裸足になる。
瀬名 慎
それをファインダーで覗き込む。 絵になるふたりだ。
瀬名 慎
想像つかないなぁ、スニーカー履いて…メイクもしてないりゅーまさん。
GM
昼の残り火ももう穏やかな、さらさらと温かい砂の感触。
GM
足の指の間に優しく入り込む、くすぐったいぬくもり。
瀬名 慎
何度か降ろされたシャッターは、ここだけの景色を切り取っていく。
瀬名 慎
明日の朝には消えてしまう、ぬくもりも少しづつ逃げていく。
浅倉 琉真
すそよけをたくしあげて浅瀬に足を突っ込んでいる。
瀬名 慎
「も~ せっかくの浴衣が汚れちゃうじゃないですか~」
白日 こよい
こっちはたくし上げなんてせず海水でビチャビチャになっている
瀬名 慎
下駄をつっかけて、砂をける。 やわらかい砂の感触。
浅倉 琉真
きれいにペディキュアまでした足の指の隙間から砂を波がさらってゆく感触。
瀬名 慎
「このまま どこにでも行けそうですね。」
瀬名 慎
丈夫そうな足だな、なんて思ってみている。
浅倉 琉真
伸びをしながら、波と砂浜の境目を歩く。
瀬名 慎
波間に流される一回り大きい足跡をたどっていく。
瀬名 慎
「……多分ここは、あなた達ふたりの時のなか。」
浅倉 琉真
「おれは……んー……おれの考えてること話すとけっこー自分語りで長くなるかも」
白日 こよい
海水を蹴ってりゅーまに当たるか当てないかまで飛ばす遊びをしながら、
名前を呼ばれて顔をみる。
瀬名 慎
問いかけようとして、足を止める。 波が足もとを攫っていく。
白日 こよい
「今更さあ、喧嘩したくないわけ。この三人で」
白日 こよい
「私は二人共に戻って欲しいし……二人共と戻りたいし」
白日 こよい
「でも多分、だめなわけでしょ。それは」
白日 こよい
「だから結構考えた。けど答えとか無いと思うんだよね。これ」
浅倉 琉真
「おれ、児童介護福祉士になりたくて勉強しててさ」
浅倉 琉真
「で……介護福祉士になりたいって思った理由が……」
浅倉 琉真
「災害のときのドキュメンタリーだったんよね」
浅倉 琉真
この国を幾度か襲った自然災害。このおだやかな海が牙を向いた映像がテレビに流れた。
浅倉 琉真
「おれはもう上京してて、ばあちゃんちのある方で……で、ばあちゃんは無事だったんだけど」
浅倉 琉真
「いっぱい人が亡くなったじゃない、海の方……」
瀬名 慎
遠くからやってくる さざ波の音と共に、それを聞く。
浅倉 琉真
「そのあたりのはなしだったんだけどさ……」
浅倉 琉真
海を眺める。冷えてゆく、おだやかなさざ波。
浅倉 琉真
「障害をもった子をつれたお母さんと、おばあちゃんがいてね……」
浅倉 琉真
「ああ、これは間に合わないなって思ったおばあちゃんが通りがかりの車にお母さんとその子を押し込んだんだ」
浅倉 琉真
「その時の言葉が忘れられなくてさ、おれ」
浅倉 琉真
「……ああ、生きるのってバンザイなんだって……おれ、思った」
浅倉 琉真
「……続きがあるんだ。それでも、障害を持った子を連れたお母さんは頼りになるお祖母ちゃんがもういなくなって……」
浅倉 琉真
「命は助かったけど、本当につらい日々を過ごしてるらしくて」
浅倉 琉真
「だから、おれはなりたいな、って思ったんだよね」
白日 こよい
波の音を聞きながら。彼が話すのを静かに聞いている。
瀬名 慎
「りゅーまさんは、きっと……そこに命を見たんだね。」
瀬名 慎
その一遍を、切り取るように。 彼は 生きること を見ている。
浅倉 琉真
「おれは、だから楽しくいきたい方なわけね」
浅倉 琉真
「ま、でも……勉強をするほどに思うことって増えてくわけよ」
浅倉 琉真
「おれが生きているうちに、何人の子供たちの人生にどのくらい関わってどのくらい手助けになれるんだろう」
浅倉 琉真
「たぶんそれって人生のほんの少しの時間なんだ」
瀬名 慎
「それなら尚の事 ほんの僅かを、手放しちゃいけないよ」
浅倉 琉真
「それとおれの生きる道と何が違うんだ?」
瀬名 慎
「きみたちは死んではいないよ、きっとまだ。」
瀬名 慎
「交通事故があった、ここまでじゃないか。」
瀬名 慎
「僕は その隙間になんの因果か潜り込んだだけ」
浅倉 琉真
「それってまだ死んでないのと何が違うんだ?」
瀬名 慎
「でも、今の僕は ただの亡霊じゃない。」
瀬名 慎
空の色、オレンジの帯、今まで選ばなかったピンク色。
瀬名 慎
カメラの淵をなぞる。 何度か押した、シャッターの痕跡。
白日 こよい
慎の顔を見てから、りゅーまの顔を見る。
瀬名 慎
「海に流された者たちの想いなんて、誰もわからない。」
瀬名 慎
「死人なんて、いつも無責任なものだよ。」
瀬名 慎
「たったその一言が、杭みたいに刺さってる。」
浅倉 琉真
「……お前が死にたいんなら話は別だぜ」
浅倉 琉真
「でもお前、別に死にたいわけじゃないだろ」
瀬名 慎
「……どう、生きるか。 そうでしょ、りゅーまさん。」
浅倉 琉真
「結構いい人生に仕立てておいたつもりなんだけどな」
瀬名 慎
「かわいいピンク色、だね。
僕には正直よくわかんないけど……うん、素敵だよ。」
白日 こよい
「はあ~~~、私まだ何にも了解してないからな」
白日 こよい
「答えは出なかったけど、わがままならある」
浅倉 琉真
「言わずにやった方が通せるかもしれんのに言っていいのか?」
浅倉 琉真
「お。一人だけ帰すって手もあるな、そういや」
白日 こよい
「正直さあ、私だって帰りたいわけよ」
白日 こよい
「でもさあ?慎もりゅーまももう好きなわけ」
浅倉 琉真
「じゃんけんで買った方が出るってこと?」
浅倉 琉真
それって、マコトはぜってえ出したいわけだな……。
瀬名 慎
「雑魚かどうかはこの拳にきいてもらいましょう!」
浅倉 琉真
マコト、勝ったとこで二人がかりで帰されるんだよな……。
白日 こよい
「勝っても負けても恨みっこなし!!」
浅倉 琉真
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > チョキ
白日 こよい
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > グー
瀬名 慎
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > パー
白日 こよい
「ふん……なかなかやるようだな……」
浅倉 琉真
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > グー
白日 こよい
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > グー
瀬名 慎
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > チョキ
瀬名 慎
ちょ、ちょっとぉ!! 笑わないでくださいよ!!
白日 こよい
「いやっ……あははは!!マジで雑魚じゃん!」
浅倉 琉真
「じゃ、次おれとこよいがじゃんけんして……」
浅倉 琉真
「どうする?それか……アイドル人生か、ピンク介護士男として生きてくか選んでもらってもいいけど」
白日 こよい
「譲ってやってもいいが?この次世代のトップアイドルの座を」
瀬名 慎
「ああもう!全部まとめてかかってこいですよ!」
瀬名 慎
結構シリアスな場面のはずなんだけどなぁ…
浅倉 琉真
「じゃ、この勝負どっちが勝ってもおれたち嬉しいから……」
浅倉 琉真
「じゃ、おれが負けたら寄付金くれよ、こよい」
浅倉 琉真
「おれが勝ったら、ディズニーリゾート三泊四日でどうだ!」
白日 こよい
「おいそれ国家予算と釣り合ってるか?」
瀬名 慎
「いやいや……それ以前に、どっちかは僕の支払いですよね。」
浅倉 琉真
「見とけよマコト、これが大人の醜さだぞ」
浅倉 琉真
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > パー
白日 こよい
choice[グー,チョキ,パー] (choice[グー,チョキ,パー]) > グー
瀬名 慎
「人の財布で楽しそうにしないでください!!」
瀬名 慎
「な~んか、うまく乗せられちゃった気がするなぁ……」
GM
あなたがたのポケットから、あるいは荷物の中から、かすかに雑踏の音がし始める。
GM
小さく、やがて段々と大きく、どこかで聞いたことのある……いや、何度も聞いたことがある。
浅倉 琉真
「これをタッチしたら、はじまる……か」
瀬名 慎
「……失敗したら、代わりに生きてもらいますからね。」
GM
雑踏のざわめきの中を、サイレンが近づいてくる。
浅倉 琉真
ちらりと二人を見たら、もうすぐにタッチしましょう。
GM
――まだ……
……大丈夫、――
救急車が……――
GM
今、ここは、その画面を境に、現実と繋がりつつある。
GM
◆儀式『現実への帰還』
◇この儀式の正しい手順を知っているPCは、各判定に掛かるマイナス修正を無視することができる(段階④で脱落済みのPCを指定する場合の修正を除く)。
▼段階1 行き先を定める
参加条件:全員
指定特技:《情景》-2
ペナルティ:なし
▼段階2 肉体を定める
参加条件:全員
指定特技:《手触り》-2
ペナルティ:なし
▼段階3 魂を定める
参加条件:全員
指定特技:《霊魂》-2
ペナルティ:失敗時正気度-1
▼段階4 この世界を抜け出す
参加条件:全員
指定特技《混沌》-2 または《夢》-2
ペナルティ:生命力-1 または 正気度-1
▽この判定は世界を抜け出すPCを一人指定して、その指定ごとに成功しなければならない(自分以外のPCを指定することも可能。ただし、既に戦闘を脱落したPCを指定する場合、判定に-2の修正を受け、ファンブル値が1上昇する。自主的に脱落したPCを指定する場合は、さらに判定に-2の修正を受け、ファンブル値を1上昇させる)。成功した判定で指定されたPCは戦闘を離脱する。
GM
しかしまた、隔てるものは確かにある。今まだ。
GM
*戦闘には、エネミー『14時32分の走馬灯』が参加します。
GM
*『14時32分の走馬灯』はダムドとして扱います。ダムドについて詳細はデッドループの159Pを参照してください。
GM
*加えて、『14時32分の走馬灯』はこの繰り返す世界そのもの。現象エネミーです。
GM
*戦闘の終了条件は、PC全員の脱落、または規定数の儀式成功。
GM
今、あなたの使命は、あなたの中で、どう定められましたか?
白日 こよい
今の私の使命は、『プラスの感情を持った相手と現実に帰還する』です!
14時32分の走馬灯
エネミーはプロットOKです。
[ 浅倉 琉真 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 14時32分の走馬灯 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 瀬名 慎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 白日 こよい ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
瀬名 慎
2D6>=5 (判定:物陰) (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(判定成功。【生命力】1点か【正気度】1点回復)
GM
スペシャル。成功とともに、1点回復してください。
[ 瀬名 慎 ] 正気度 : 3 → 4
GM
では、プロット3の中での順番を。1d6です。
白日 こよい
1d6 負けねえ (1D6) > 4
GM
プロット3の中では、慎>こよい>エネミーです。
[ 白日 こよい ] 生命力 : 5 → 4
GM
今回は白いアイコンのアプリの秘密を全員所持していますので、マイナス補正を無視して振ることができます。
瀬名 慎
けして迷わないように、その場所を見定める。
瀬名 慎
2D6>=6 (判定:カメラ) (2D6>=6) > 7[2,5] > 7 > 成功
GM
アプリの向こう側の現実。夜の中に鮮やかな、真昼……14時32分の光景。
瀬名 慎
何度も繰り返してきたこの景色。自分が、迷い込んだこの場所。
瀬名 慎
画面に触れる。 それは今 動き出そうとしている。
白日 こよい
儀式をします!『段階2 肉体を定める』
白日 こよい
2D6>=9 (判定:化学) (2D6>=9) > 10[4,6] > 10 > 成功
GM
画面の向こう側に、こことは違う自分を感じる。
白日 こよい
それは確かに自分のはずなのにとても遠い。
白日 こよい
手探りに探す。そこに繋がる糸のような何かを。
GM
今まで触れたことのない、身体と、こころと、魂を結ぶ糸。その手触り……
GM
*第1ラウンド プロット3 14時32分の走馬灯
14時32分の走馬灯
アビリティ【巻き戻る時計の針】。目標はこよい。
14時32分の走馬灯
【巻き戻る時計の針】/攻撃/《霊魂》/目標を一人選び、命中判定を行う。目標が回避判定に失敗すると、正気度に1D4から目標の顕在狂気の数を引いた値だけダメージを与える(最低0)。
GM
ダムドは命中判定に自動的に成功します。
ダムドの攻撃目標になったキャラクターは、通常通り回避判定を行います。
このとき回避判定にファンブルすると、ダムドは命中判定にスペシャルしたことになります。
GM
プロット3のキャラクターの回避判定の目標値は7です。
[ 浅倉 琉真 ] 生命力 : 6 → 5
[ 瀬名 慎 ] 正気度 : 4 → 3
白日 こよい
2d6+2 回避判定 (2D6+2) > 7[3,4]+2 > 9
14時32分の走馬灯
巻き戻り続けた時の起点。それが心をちりりと痛ませる。
14時32分の走馬灯
戻っていくもの、置き去りにされゆくもの……
白日 こよい
これは、本当に置いてって良いものたちだろうか。
浅倉 琉真
儀式を行います。『段階3 魂を定める』
[ 白日 こよい ] 生命力 : 4 → 3
浅倉 琉真
2D6+1>=7 (判定:医学) (2D6+1>=7) > 7[2,5]+1 > 8 > 成功
GM
画面の向こう側に自分の身体を感じる。そしてその代わりに、こちら側の自分の、身体の不確かさを。
GM
そんなふうに呼ばれるもののかたちを、手のひらの中に感じる……
浅倉 琉真
神様をあまり信じず、人を信じるのが医療だけれど。
浅倉 琉真
今は、目に見えないものを手繰るように信じてみている。
浅倉 琉真
おれの恐怖が、今ここでふたりの役に立ってくれている。
瀬名 慎
儀式はあとひといき、手順はわかっている。
瀬名 慎
僕がわすれているだけで、きっとこれが初めてじゃないんだ。
瀬名 慎
「りゅーまさんは、ここに残ってどうするの。」
浅倉 琉真
「ドンキで大容量の買って、車に積んであるからそれで」
浅倉 琉真
「誰にでも死は訪れるって言ったのは君だろ」
瀬名 慎
「でも ここは死ぬよりひどい、そう言ったのも僕ですよ。」
瀬名 慎
「きっとたくさんの景色を見ることができる。」
瀬名 慎
「ええ これは…… 僕が、僕でいた証。」
瀬名 慎
「ここに来る前からずっと一緒の 相棒なんです。」
浅倉 琉真
「おれのピンクは……好きにしてくれよ」
浅倉 琉真
「なにせクリーニング代がバカにならないんだ」
瀬名 慎
「……頑張ってみます、200色も見つけられるかわかりませんけど。」
瀬名 慎
「これでも、コツコツやるのは得意なので。」
瀬名 慎
「……あおちゃんのこと、よろしくお願いしますね。」
瀬名 慎
「まぁ、僕が迷わなければ……ですけれど。」
瀬名 慎
回想しつつ、儀式判定します
段階4 この世界を抜け出す 対象は自分。
GM
判定は《混沌》または《夢》です。回想を行った後、お好きなほうで判定してください。
GM
また、ペナルティとして生命力または正気度が1点。
[ 白日 こよい ] 生命力 : 3 → 2
[ 瀬名 慎 ] 生命力 : 6 → 5
瀬名 慎
「りゅーまさんのこと……そして、僕に起きたこと。」
瀬名 慎
ひとつひとつを思い出すようにして、まわり巡るのは走馬灯。
瀬名 慎
忘れていた記憶が少しづつ呼び覚まされていく
瀬名 慎
繰り返していく別の時間 黄色い看板 赤い血の色 夕日の色
瀬名 慎
それは、たしかな痛みをともなって そこで巡っている。
白日 こよい
良かった。君がここでそう言ってくれて。
瀬名 慎
けれど、きみと そして彼と 出会えたことは
瀬名 慎
きっと運命だったんだと、今は信じていたかった。
瀬名 慎
◆PC3:秘密
ショック:なし。
あなたは、この世界の時が一度だけ大きく動いたことを知っている。あなたはもともと一人で一日を繰り返していたが、それは今繰り返しているこの一日でも、14時32分からでもなかった。あなたにはもうひとつ【秘密】がある。この【秘密】は調査判定に成功するか、クライマックスフェイズで回想を行うまで自分でも確認することができない(他者の調査判定が成功した場合、あなたには自動的に開示される)。
瀬名 慎
◆PC3:秘密2
ショック:全員
あなたは本当は、繰り返す今日に時が動く前の時点で死亡している。あなたの生きる24時間は終わった。すでに死人であるあなたは、このままではこの一日を抜け出しても行き場がない。この一日を抜け出せるのは、二人だけだ。
あなたの本当の使命は『ほかの誰かと成り代わって現実に帰還する』ことだ。
▼《霊魂》で恐怖判定。
瀬名 慎
回想で修正値を+3、感情修正で+1、夢を人類学で判定。
瀬名 慎
2D6+1+3>=9 (判定:人類学) (2D6+1+3>=9) > 11[5,6]+1+3 > 15 > 成功
GM
成功です。瀬名 慎はこの世界を離れ、戦闘を離脱します。
浅倉 琉真
「へへ、起きたときおれの髪の毛なくてもびっくりすんなよ~」
GM
儀式によって知り得た肉体と魂の手触り、それは画面の向こう側に収束していく……。
白日 こよい
彼の手が離れ、手触りがなくなっていく。
瀬名 慎
それは空と夕焼けのオレンジを遺して雑踏へと溶けていく。
白日 こよい
「……無理、やっぱ。置いていきたくない」
浅倉 琉真
「……事故起こしちまった人間に、神様がくれたチャンスなんだ。きっと」
浅倉 琉真
「おれは、だから……こよいが帰る方になってよかったって安心したし」
浅倉 琉真
「向こういっても……こよいとマコトが一人にならんくて、嬉しいよ」
白日 こよい
「大人はいっつもそうだもん、嘘ばっか言うし」
白日 こよい
「りゅーまだって、ほんとは、帰りたいに決まってるし」
浅倉 琉真
「死にたい死にたいって騒ぐ奴が患者さんのためにならんように……」
浅倉 琉真
「こういうときにおれは帰りたいなんて言わないぜ、絶対」
白日 こよい
撫でられたまま、わんわんと泣き続ける。
浅倉 琉真
「そんで、マコトを手伝ってやって……」
浅倉 琉真
「ヒマになったら、おれのピンクたちを構ってやってくれ」
白日 こよい
子供みたいに、俺が帰るんだと私を殴ってもいいのに。
浅倉 琉真
「大人になるって、そんなに悪いことじゃないぞ!」
白日 こよい
私が二番目に信じた大人。ここまで裏切らないでいてくれた大人。
白日 こよい
あんなものにはならないと、思って
嘘を付く練習を重ね、ここまで来たのに。
白日 こよい
りゅーまの分まで、自分のしたいことをして、生きられるように。
白日 こよい
回想を入れて、儀式『段階4 この世界を抜け出す』を行います。
対象は私自身。
GM
判定は《混沌》または《夢》です。回想を行った後、お好きなほうで判定してください。
[ 白日 こよい ] 正気度 : 3 → 2
白日 こよい
好きなこと……なんだろう。学校にはもっとちゃんと通いたい。
白日 こよい
帰り道に友達とファーストフードとか食べて、恋バナとかしたい。
白日 こよい
あとディズニー……ディズニーだっけ。
白日 こよい
慎にりゅーまの金で全部払ってもらうか。
白日 こよい
……ていうか、りゅーまっていくつだっけ?私16だけど大丈夫か?
白日 こよい
周りから見たら結構やばい関係だよな。
白日 こよい
良く考えたら私一応芸能人だしな。スキャンダルとかなるのか?
白日 こよい
好きなことを色々思い浮かべてわかる。
私は今の自分のことや仕事は嫌いじゃないってこと。
白日 こよい
「……このままいくかあ、ハリウッド!!」
白日 こよい
嫌だったのは言いなりだった自分だけ。
帰ったらまず母親と、喧嘩でもしてみるかな。
白日 こよい
◆PC2:秘密
ショック:なし。
あなたは、本当はこの一日から抜け出したいと思っていない。この二人とともに平坦だが不自由ない生活を送るのは、元の世界に戻るよりも素敵なことなのでは? あなたの本当の使命は『ほかの二人とともにこの世界に留まる』ことだ。ただし、PC1またはPC3にプラスの感情を獲得した場合、あなたは以後任意のタイミングで本当の使命を『プラスの感情を持った相手と現実に帰還する』に変更してもよい(しなくてもよい)。あなたはセッション中一度だけ、メインフェイズの任意のシーンの終了時に、シーンプレイヤーの主要な行動とは別に感情判定を行うことができる。
白日 こよい
2D6+3+1>=8 (判定:化学) (2D6+3+1>=8) > 9[4,5]+3+1 > 13 > 成功
GM
成功です。白日 こよいはこの世界を離れ、戦闘を離脱。
GM
また、儀式の成功数が規定数に達したため、戦闘は終了となります。
GM
何かが溶け混ざり、その一部は置いていかれ、そしてすべてが再び分かたれていく。
GM
一人は、横転した車の運転席でエアバッグに頬を押しつぶされている。
GM
そして今、現実が押し寄せて……時計の針は、14時33分へ。
瀬名 慎
しかし、何かが取り残されて。何かがすり替わる。