GM
では、第3サイクルに入ってまいります。
GM
手番を希望の方はいらっしゃいますか?

L
GM
他にはいらっしゃらないようなので、祓さんの手番です。
GM
*メインフェイズ第3サイクル 祓
GM
ドラマシーンであればシーン表です。

黄泉路血石の所持者に戦闘を仕掛けます
GM
かしこまりました。対象は帰蝶かなめ。
GM
感情を所持しているので、天菜は乱入が可能です。
山慈古 天菜
乱入します。
GM
また、霞は居所を持って乱入を試みることが可能です。
GM
では、天菜が乱入し、計三人。
GM
ラウンド数は3。
GM
戦闘開始前にロールをどうぞ。

両手の指を動かす

本調子ではないが、動けないほどではない

戦場をランダムにします

BT 戦場表(5) > 雑踏:人混みや教室、渋滞中の車道など。この戦場では、この戦場では、行為判定のとき、ファンブル値が1上昇する。

黄金の稲穂が視界を遮るその中に

ざ、と分け入り。潜む。

そこへ、誘い込むように

ぼこり、ぼこりと土を波打たせる
帰蝶かなめ
巫女に向いていないと言われたショックでとぼとぼと俯いて村の中を歩いていると
帰蝶かなめ
ぼこり、ぼこりと土が異様に蠢いている。
帰蝶かなめ
―――シノビだ、とすぐに分かった。
帰蝶かなめ
「また、誰かがお痛をしにきたのね」
帰蝶かなめ
「……いいわ、かなめが本当にできるってところをみんなに知ってもらうチャンスだし!」
帰蝶かなめ
「誘いこまれてあげる!」/
山慈古 天菜
偶然。ほんとうに、偶然。けれども必然。
黄金の穂波に飛び込む白い影をみとめて。
山慈古 天菜
それを追う。
山慈古 天菜
今を逃してはいけないと思った。
GM
黄金の波が戦の気配に乱れる。
GM
戦闘開始です。
GM
*第1ラウンド プロット

OK
帰蝶かなめ
OKです~
山慈古 天菜
OK
GM
では、オープン。

[ 山慈古 天菜 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。

[ 祓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。

[ 帰蝶かなめ ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。

GM
*第1ラウンド プロット6 山慈姑 天菜
山慈古 天菜
見失うわけにはいかない、小さな白い背。
山慈古 天菜
『春香』を使用。
山慈古 天菜
SG@12#7>=5 (判定:香術) (SG@12#7>=5) > 6[1,5] > 6 > ファンブル
山慈古 天菜
通し!
GM
天菜は逆凪。
山慈古 天菜
噎せ返る稲の香り。
山慈古 天菜
知らない香り。覆いつくすことができない。
山慈古 天菜
「ちっ」
GM
*第1ラウンド プロット5 祓

兵糧丸で謀術を回復

[ 祓 ] 忍具 : 1 → 0

[ 祓 ] 謀術 : 0 → 1


帰蝶かなめに接近戦攻撃

SG@12#6>=5 (判定:傀儡の術) (SG@12#6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
GM
では回避判定。
帰蝶かなめ
2D6>=9 (判定:刀術) (2D6>=9) > 6[1,5] > 6 > 失敗
GM
失敗。

RCT ランダム分野表(1) > 器術

[ 帰蝶かなめ ] 器術 : 1 → 0

GM
かなめは脱落。
帰蝶かなめ
えーん
GM
プロット5のロールをどうぞ。

空気に香が交じる。

それを吸わぬよう姿勢を低く

両手を地につけて

「…………土槍」

今自分のいる場所へ、そしていくつか

同時に地面から鋭い土のトゲが天をつく
帰蝶かなめ
地面が波打っていた。
帰蝶かなめ
だから当然、相手が土を操ってくることくらい予想していて、そんなことは当たり前のことで、今まで通り、いつも通り、身体を動かそうとして
帰蝶かなめ
瞬間、
帰蝶かなめ
鼻につく、かすかな、知らない香りと
帰蝶かなめ
それに触発されるようにフラッシュバックする、聞いたことのない、みんなの声。
帰蝶かなめ
―――『かなめちゃんは、やらんくてもええ』。
帰蝶かなめ
「……ッ」
帰蝶かなめ
一瞬、足が止まる。
帰蝶かなめ
その刹那が、命取りだった。
帰蝶かなめ
脚を、腕を、いとも容易く土のトゲが貫く。/

血の香が混ざる
山慈古 天菜
「……!」白い影が、一瞬。宙に放りだされるのを見て、目を見開いた。
GM
*かなめの脱落により、プロット4はなし。ラウンド終末。
GM
自主的な脱落はありますか?
山慈古 天菜
脱落しない。

しません
GM
*ラウンド2 プロット

OK
山慈古 天菜
OK
GM
ではオープン。

[ 山慈古 天菜 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。

[ 祓 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。

GM
*ラウンド2 プロット6 山慈姑 天菜
山慈古 天菜
『春香』
GM
判定をどうぞ。
山慈古 天菜
SG@12#7>=5 (判定:香術) (SG@12#7>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
GM
回避判定を。

SG@12#5>=7 (判定:隠形術) (SG@12#5>=7) > 6[1,5] > 6 > 失敗
山慈古 天菜
射撃点ダメージを選択。
GM
ではスペシャルの効果を。1d6です。
山慈古 天菜
1d6 (1D6) > 4

[ 祓 ] 忍術 : 1 → 0

[ 祓 ] 謀術 : 1 → 0

[ 祓 ] 妖術 : 1 → 0

GM
祓は脱落。
山慈古 天菜
かなめの戦闘不能を横目に、息を整える。
風上。ゆらりとその姿が揺らぐ。

爆ぜた土がその姿を黄金の間に浮かび上がらせる
山慈古 天菜
秋風が稲穂を揺らすのに合わせて、肉体に作用する特殊な香が吹き荒ぶ。
山慈古 天菜
ほのかにあまい、水の香。
山慈古 天菜
あるいはおまえの”仲間”を死に至らせたもの。
山慈古 天菜
亜光速を超える機動のなかにあっては、相手を僅かに朦朧とさせるだけで構わない。

風が運ぶそれを

逃れることができない

口を、鼻を、呼吸を止めても

目を、耳を塞ぐことはできない
山慈古 天菜
そこへ踏み込み、叩きつけ、頭を足蹴にする。

くらり、とゆらぎ、倒れて

視線だけが、上を向く
山慈古 天菜
「なぜ仕掛けた」
山慈古 天菜
「村の者に手を出すなと言ったはずだ」

「…………」

手足が動かない。
山慈古 天菜
「答えろ、この程度でまだ死にはしないだろう」

かろうじて、頭は動く

『任務のためだ』と、唇で
山慈古 天菜
「その任務とやら、詳しく聞かせてもらおうか」
GM
戦闘終了。勝者、山慈姑 天菜。
GM
戦果を選択してください。
山慈古 天菜
『PC3:"識神使い"祓』の秘密を取得します。
GM
かしこまりました。お送りします。

『ずっと、そう言っているだろう』
山慈古 天菜
憮然とした顔をする。
山慈古 天菜
それから、理解できない、という顔も。
山慈古 天菜
「――どういうことだ……?」
山慈古 天菜
黄金の稲穂の中に立ち尽くす。

その混乱の間に

土が溶け出し、地面に消えた。
山慈古 天菜
それを追うことはしなかった。
GM
天菜が今得た情報がかなめに感情共有されます。お送りしますね。
山慈古 天菜
それからはたと思い出したように、かなめに駆け寄る。
帰蝶かなめ
帰蝶かなめは既に自力でトゲを抜いて腕をきつく抑えているところだった。止血中らしい。
山慈古 天菜
「かなめ」
山慈古 天菜
「見せて」
帰蝶かなめ
「……ああ、アマナさん。無事だったのね、よかったわ」
帰蝶かなめ
「え?ええ……」
おずおずと傷を負った腕を出す。/
山慈古 天菜
腕が折れていないかを軽く見て、懐からハンカチというにはやや大きな、白い布を出す。心臓に近いほうから、きつく縛って。
山慈古 天菜
「すまない、巻き込んで」
帰蝶かなめ
「?アマナさんのせいじゃないわ」
帰蝶かなめ
「あの人が狙っていたのはかなめが持ってる石だもの」
山慈古 天菜
「だが、私が呼び寄せた因縁だ」
帰蝶かなめ
「……そうかもしれないけれど」
帰蝶かなめ
「でも、この村のことは、かなめがなんとかしなきゃなの」
帰蝶かなめ
「かなめは、かなめが、この村を守らないといけないのに……」
帰蝶かなめ
「……みんなにね、巫女さんに向いてないって言われてしまって」
帰蝶かなめ
「それをつい、思い出しちゃったのね」
帰蝶かなめ
「ドジを踏んじゃったわ!不覚ね!!」
あはは、と明るく笑う。/
山慈古 天菜
「……」
山慈古 天菜
「なぜ」
山慈古 天菜
「きみはそうまでして村に拘る」
山慈古 天菜
「村のひとびとは、……きみに、それを強制しているか?」
帰蝶かなめ
「……どうしてだと思う?」
帰蝶かなめ
「いいえ、そんなことはしていないわ」
帰蝶かなめ
「かなめは、かなめがそうしたいから、だから村を守っているのよ」
帰蝶かなめ
「それだけなの」/
山慈古 天菜
「……そう」
山慈古 天菜
「……けれど、村の人はきっと」
山慈古 天菜
「きみが”きみを削ること”を望んではいないと、思う、私は」
山慈古 天菜
それ以上のことは上手く言葉にならない。
山慈古 天菜
「戻ってもう少しちゃんと傷を見てもらおう」
帰蝶かなめ
「……うん」
何に対してか、曖昧に頷いて、大人しく腕を引かれた。/
GM
稲穂の海に残った戦いの痕。
GM
それはまるで、少しずつ罅の入る村の暮らしのようだった。
GM
GM
次のシーンに入りますので、祓さんは一点だけ回復します。

器術で

[ 祓 ] 器術 : 0 → 1

GM
では、次の手番をご希望の方。
帰蝶かなめ
氷室 霞
山慈古 天菜
GM
全員1d100を。大きい方からです。
山慈古 天菜
1d100 (1D100) > 65
帰蝶かなめ
1d100 (1D100) > 100
氷室 霞
1d100 (1D100) > 49
GM
100? かなめさんからです。
帰蝶かなめ
わ~い
GM
*メインフェイズ第3サイクル 帰蝶 かなめ
GM
ドラマシーンであればシーン表をどうぞ。
帰蝶かなめ
AKST 秋空に雪舞えばシーン表(4) > 4:秋晴れの下、両脇で黄金色の稲穂が風に靡く道。刈り取りを控えたこの短い間にしか見る事の出来ない貴重な光景だ。
帰蝶かなめ
氷室さんとお話したいです……
帰蝶かなめ
この石の話とか……(?)
氷室 霞
出ましょうね
帰蝶かなめ
やった~
帰蝶かなめ
では刈り取り前の豊かに実った稲穂を揺れる様をちょっと眺めて。
帰蝶かなめ
袖口から赤い石を出して見つめる。
帰蝶かなめ
しっかり握って。
帰蝶かなめ
「よし!」
帰蝶かなめ
踵を返して氷室さんに会いに行きます。公民館かな?
氷室 霞
そうですね。公民館にいます。
帰蝶かなめ
「氷室さん、いるかしら?」
普段よりは落ち着いた様子で公民館にやってきます。
帰蝶かなめ
「ちょっとお話ししたいことがあるのだけど……お時間いいかしら」
氷室 霞
「おや、かなめさん。珍しいですね、この時間にこちらにおいでになるとは」
氷室 霞
「構いませんよ。お茶を淹れるので少しお待ちくださいね」
帰蝶かなめ
「うん」
大人しく座って待つ。
帰蝶かなめ
ちょっと背丈が足りなくて浮いた足を所在無げに揺らしながら。
氷室 霞
「お待たせしました。ちょうど稲垣さんにいただいた栗菓子もあったので、ご一緒にどうぞ」
氷室 霞
淹れたての香りが立つ緑茶と、栗きんとんをそっと並べる。
帰蝶かなめ
「ありがとう」
屈託ない笑顔。だがいつもより少しだけぎこちない。
帰蝶かなめ
お茶とお菓子に少しずつ手を付けて。
「……あのね」
そう、切り出す。
帰蝶かなめ
「斜歯忍軍の人に二回会ったわ」
帰蝶かなめ
「一度目は名倉のおじいちゃんを襲おうとして」
帰蝶かなめ
「二度目は稲田に潜んでいたの」
帰蝶かなめ
「……アマナさんが、助けてくれたけど……」
帰蝶かなめ
「……」
帰蝶かなめ
「ねぇ、氷室さん」
「氷室さんはこの村のことが好き?」
帰蝶かなめ
「今も、これからも、大事に思ってくれる?」/
氷室 霞
「ああ、あの“熊”さんですか。村を荒らさないように釘は刺したのですがね…」溜息をついて
氷室 霞
「ええ、この村のことは大事ですよ。村人のことももちろん」
氷室 霞
「だからあのようなことをしています。あなたももうご存じでしょう」自分の秘密の事
帰蝶かなめ
「……うん」
帰蝶かなめ
「そう思ったから、確認に来たの」
帰蝶かなめ
「かなめも、この村のことが好き」
帰蝶かなめ
「かなめは巫女さんとしてみんなの役に立ちたいってずっと思って来たの」
帰蝶かなめ
「なのにみんなの様子が急におかしいから……」
帰蝶かなめ
「氷室さんなら、何か知ってるかと思って」
帰蝶かなめ
「かなめ、たぶん氷室さんがほしい情報を持っているわ」
帰蝶かなめ
「この石の秘密と、交換しないかしら」/
氷室 霞
「ふふ、あなたもやはりシノビの一員。交渉がお上手ですね」
氷室 霞
「ですが少し足りません」
氷室 霞
「あなたが知りたいと思っていることを真に理解するには、1つ足りない。2つ情報をくれるのであればお教えしましょう」2本の指を立てて
氷室 霞
「こちらとしてはアマナさんとの交渉材料が足りなくなるので痛いところではありますが……まぁそのあたりは、今までの贖罪とでもしておきましょうか」
帰蝶かなめ
「ふたつ?何がほしいのかしら」
氷室 霞
「石の秘密。そしてアマナさんの秘密を」
氷室 霞
「正直もうあの“熊”は、あの手負い状態では脅威ではないでしょう」
帰蝶かなめ
「……いいわ。あげる」
帰蝶かなめ
「その代わり、【村人】のみんなの秘密を、何を隠しているのか教えて」
氷室 霞
「ええ。では交渉成立ですね」
氷室 霞
【村の人々】の秘密と【アレ】を渡します。
帰蝶かなめ
アマナさんの秘密と、石の秘密を渡します!
GM
では、まず『黄泉路血石』の秘密が公開されます。
GM
■プライズ『黄泉路血石』 秘密:
クライマックスフェイズで6ラウンド以内に以下の条件を満たすと、勝者となった「贄の神子」が死亡し、「天ヶ原奉納演武」は成功する。
条件1:「黄泉路血石」の保持者がこの【秘密】を公開し、儀式の開始を宣言する。
条件2:「贄の神子」が勝者となる。
条件を満たせない場合でも、勝者が儀式の実行を望めば、脱落した「贄の神子」全員の命と引き換えに儀式を実行できる。
GM
残りは感情共有も含め、順次お送りします。
氷室 霞
「わかりましたか?彼らがとった態度の意味は」
帰蝶かなめ
「…………わかったわ」
帰蝶かなめ
「……」
帰蝶かなめ
「……でも、それは」
帰蝶かなめ
「…………」
帰蝶かなめ
「かなめが、どんな気持ちか」
帰蝶かなめ
「考えてはくれないのね」
帰蝶かなめ
「ねぇ、氷室さん!かなめと手を組みましょ?」
帰蝶かなめ
「かなめ、いい子だから」
帰蝶かなめ
「きっと氷室さんとうまくやれるわ!」
最後は、いつも通り笑顔で
帰蝶かなめ
氷室さんに感情判定をします 詐術で/
GM
ではどうぞ。
帰蝶かなめ
2D6>=5 (判定:詐術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
GM
相互にETを。
帰蝶かなめ
ET 感情表(3) > 愛情(プラス)/妬み(マイナス)
氷室 霞
ET 感情表(3) > 愛情(プラス)/妬み(マイナス)
帰蝶かなめ
愛情です
氷室 霞
まぁこれなら愛情かな。
GM
かしこまりました。
帰蝶かなめ
「この村に巫女はかなめしかいないの」
帰蝶かなめ
「かなめは絶対にやり遂げる」
帰蝶かなめ
「だから、かなめのこと、ちゃんと信じていてね、氷室さん」/
氷室 霞
「私としては願ったり叶ったりではありますね。犠牲は少ない方が、何事も良いというもの」
氷室 霞
「あなたをこの村の巫女として……そして鞍馬のシノビとして信じましょう」/
帰蝶かなめ
「そうでしょ?かなめもそう思う!」
帰蝶かなめ
「かなめ、絶対に負けないから大丈夫よ!」/
GM
秋風にも攫えない思いが、そこに約束を結ぶ。
GM
秋風が、攫えないはずのものを攫っていくまでの間に。
GM
GM
ありがとうございました。
GM
では、次の手番。ご希望の方はいらっしゃいますか?
氷室 霞
GM
では。
GM
*メインフェイズ第3サイクル 氷室 霞
氷室 霞
AKST 秋空に雪舞えばシーン表(5) > 5:美味しそうな果実がたわわに実っている。一つくらい取って行ってもバチは当たらないだろう…。
氷室 霞
アマナさんとお話しに行きましょう。
山慈古 天菜
えっ
山慈古 天菜
はい
氷室 霞
先に判定を。帰蝶かなめの【秘密】を調べます。
内偵で自動成功です。
GM
はい。ではお送りします。
氷室 霞
では村人にりんごをいただき、手土産にしてアマナさんを探しましょう。
氷室 霞
「こんにちは。アマナさんはご在宅ですか?」秦野さんに
GM
「あら、氷室さん。こんにちはあ」
GM
「アマナさんね。いらっしゃるから、呼んできましょうか」
GM
「縁側でお待ちになっててねえ」
氷室 霞
「ありがとうございます。お邪魔しますね」
山慈古 天菜
呼ばれてしばし。台所仕事を手伝っていたらしい。
とってつけたようなエプロンで手を拭きながらやってくる。
山慈古 天菜
「……待たせた」
氷室 霞
「おや、お手伝いの途中でしたか。これは失礼しました」
山慈古 天菜
「構わない、ちょうど終わったところだ」ぬかのにおいがします。
氷室 霞
「糠床ですか。いいですね。秦野さんの作る糠床は美味しいと評判です」
山慈古 天菜
「ああ。菌の手入れをするというのはなかなか面白いな」
山慈古 天菜
「こう……酵母菌と酪酸菌を入れ替えて……」コネ……と手を動かしたところで。
山慈古 天菜
「……いや、そんな話をしにきたのではないな」
山慈古 天菜
「何か用か」
氷室 霞
「ええ。情報交換をしましょう」簡潔に、はっきりと
山慈古 天菜
「そんなところだろうと思ってはいたが」
山慈古 天菜
「何が知りたい。もう結構な情報を蓄えているだろうに」
氷室 霞
「あなたを手負いにした“熊”の情報を」
氷室 霞
「代わりにこちらはあなたが情を向けている彼女の話をしましょう」
氷室 霞
訳:祓さんの秘密とかなめちゃんの秘密、交換しましょ♡
山慈古 天菜
「……」息をひとつ。
山慈古 天菜
「その前にひとつ、確かめておきたい」
山慈古 天菜
「お前の為すべきことは、”かなめでないと果たせない”か?」
山慈古 天菜
「答えられないなら答えなくてもいい」
氷室 霞
「今となってはそうでしょう」
氷室 霞
「もうあなたもご存じだと思いますが。儀式の条件をあなたが満たすことはもうできない」※生命点1点も減ってない
氷室 霞
「彼女の代わりを果たすことは誰にもできませんよ」
山慈古 天菜
「そうか」
山慈古 天菜
「……そうだろうな」
山慈古 天菜
「お前もかなめも、満たされている。望むと望まざるとに関わらず」
山慈古 天菜
「その身を器とすることを厭わないのだろう」
山慈古 天菜
「……わかった。くれてやる。今更あまり役には立たんだろうが」
氷室 霞
「乗ってくださりありがとうございます」
山慈古 天菜
訳:いいよ♡
氷室 霞
訳:ありがと♡
GM
では、まず祓の秘密が公開されます。
GM
■PC3 秘密
あなたはPC1にトドメを刺し、確かに死亡させたはずだ。だが、この指輪木村から漂ってきた霧にPC1の死体が触れた途端、ヤツは息を吹き返して逃げ出したのであった。
おそらく、この村に眠る『黄泉路血石』が鍵を握っているのであろう。
あなたは『黄泉路血石』の【居所】を保持している。
GM
PC2の秘密をお送りします。
氷室 霞
「……あなたはあまり情のないように見えて、その実、情の深い方ですね。……まるで姉を見ているようだ」
山慈古 天菜
「これが情というのなら、ずいぶん厄介なものだな」
山慈古 天菜
「姉、。」
山慈古 天菜
「シノビか」
氷室 霞
「ええ。1つ上の、同じ比良坂のシノビでした」
氷室 霞
「あなたと同じように、ほとんど笑わない姉でしたが……。本当は情が深く、笑いの沸点が低い人でしてね。それではシノビとしての体面が悪いと、努めて笑わないようにしていました」
氷室 霞
「最期も情に流されて__初恋の人の後を追い、自死を選びました」
山慈古 天菜
「…………、……」
山慈古 天菜
「シノビとしては失格だな」
山慈古 天菜
「……それで」
山慈古 天菜
「おまえは、情には流されない、か?」
氷室 霞
「ええ。私が情に流されることはありません。…というより、」
氷室 霞
「私には……情というものがほとんどないのですよ。ないわけではないのですが、極端に薄い、といいますか……」
氷室 霞
「この笑顔も、努めて人間らしく振舞うために浮かべているだけです」
山慈古 天菜
「そのほうがいい」
山慈古 天菜
「よほど上等だ」
氷室 霞
「ふふ、そうでしょう」
氷室 霞
「さて…久しぶりに話し過ぎてしまいましたね。そろそろ祭りが近いからでしょうか……」
氷室 霞
「あなたから、他に聞きたいことはありますか?」
山慈古 天菜
「いいや」
山慈古 天菜
「……」
山慈古 天菜
「だが、言っておきたいことはあったな」
山慈古 天菜
「私はおまえたちのいう”逸れ者”だ」
山慈古 天菜
「思う通りにはならないよ」
氷室 霞
「ええ、重々承知しております」
氷室 霞
「それでは、私はこのあたりで。…どうぞお祭りまでは、ごゆるりと」
山慈古 天菜
頷く。
氷室 霞
秦野さんの家を後にして、神社の催事の準備状況などを確認しに行く。/
GM
空は冷たく高くなり、間もなく来る、秋の終わりを感じさせる。
GM
もう、それを遠ざけることはできない。
GM
GM
*メインフェイズ第3サイクル 山慈姑 天菜
山慈古 天菜
シーン表!
山慈古 天菜
AKST 秋空に雪舞えばシーン表(7) > 7:村の広場。山や田畑が一望できる。波打つ稲穂の絨毯、山々には紅葉。秋を感じるひと時だ。
山慈古 天菜
PC3:"識神使い"祓。表へ出ろ。

出よう。
山慈古 天菜
外へ出れば肌寒い。冷えた露が、かすかに霜になる道を音もなく歩く。
目指すは村の広場……を、抜けて、さらに奥。
山慈古 天菜
シノビが複数名ありながら、不自然なまでに気配の薄い場所。
その居所までは掴んでいないにせよ、一人でふらふらと出てくれば、その意図は察するところがあるだろう。

「なんだ」

声がかかる。
山慈古 天菜
ちらとその声の方を見る。
山慈古 天菜
「仕事を果たす算段はついたか」同じことを訊く。

「さてな」

「ま、私が死んでも次が派遣されるさ」
山慈古 天菜
「なんだ、随分弱気だな。怖気づいたか」

「いや」
山慈古 天菜
「……冷静に状況を把握しているようで何よりだ」
山慈古 天菜
「なら単刀直入に言おう」
山慈古 天菜
「私を見逃せ」
山慈古 天菜
「此処で死なずに済むぞ」

「それはできん相談だな」

腕組をして、木によりかかる
山慈古 天菜
「お前が殺さずとも死んでやる。それで任務は達成だろう」

「ふぅん」

「死ぬ算段がついたか」
山慈古 天菜
「ああ」

「その言葉だけで信じられると思うか?」
山慈古 天菜
「信じる」
山慈古 天菜
「信じる、か。シノビの癖におかしなことを言う」
山慈古 天菜
「私が何か言えばお前はそれを信じるのか?」

「さてな」
山慈古 天菜
「……」
山慈古 天菜
『PC2:帰蝶かなめ』と『村の人々①,②』の秘密を譲渡します。
GM
では、順に公開です。
GM
■PC2 秘密:
あなたは身寄りのない天涯孤独の身である。だが寂しいことはない。村の人々が家族同然に育ててくれたからだ。
村から出たことはなくても、それだけで満足だった。あなたは村の人々に対して「愛情」の【感情】を抱いている。
村の文献によると、『天ヶ原奉納演武』が失敗すれば村の人々が亡者になってしまうらしい。そうさせるわけにはいかない。
GM
かなめは第2サイクル終わりのマスターシーンで、「愛情」の継続を選択しています。
GM
■村の人々 秘密:
村人はプライズ『黄泉路血石』を所持している。
この村は渡来人と契約して不老不死を得た村である。『天ヶ原奉納演武』とは契約の更改を行う儀式だ。
PC1とPC2は儀式に捧げられる『贄の神子』である。PC1は幼い頃に忍により連れ去られたのだった。
PC2は、村の人々にプラスの【感情】を抱いていなければ、【使命】を「村の外へ逃げること」に変更してもよい。
村の人々にはもうひとつ【秘密】がある。
GM
■村の人々 秘密2:
巫女として、生贄として、村人たちはPC2を育ててきた。
だが、幼い頃から育ててきた村人たちにとって、PC2はすでに何物にも代え難い特別な存在となっている。
そして彼らは決断した。契約を破棄してPC2を村の外へ逃がそうと。
村の人々の【本当の使命】はPC2を逃がすことである。
山慈古 天菜
「奇妙なものだな」
山慈古 天菜
「あてどなく逃げたつもりが」
山慈古 天菜
「帰巣本能でも働いたか、なんにせよ」
山慈古 天菜
「ここで死ぬ定めだったらしい」

「…………」

「で?」
山慈古 天菜
「契約とやらの更改が果たされなければ私は死ぬということだ」
山慈古 天菜
「お前がその死に体で働かずとも」

「なるほど」

「比良坂の儀式を破壊したいと」
山慈古 天菜
「正確に言えば、比良坂の為すことに興味はない」
山慈古 天菜
「私はただ、」
山慈古 天菜
「ただ……」
山慈古 天菜
緩く首を振る。
山慈古 天菜
「疲れた」
山慈古 天菜
「お前の言う通り、お前が死んでも次が来る」
山慈古 天菜
「ならば果てくらい自分で決めて良いだろう」

「勝手なことを」
山慈古 天菜
「百も承知だ」

「…………」

「面倒増やした挙げ句にこれかよ……」

「何人死んだと思ってんだ」
山慈古 天菜
「記憶にある限り28」

「はぁ……」
山慈古 天菜
「外へ」
山慈古 天菜
「外へ出てみたかった」
山慈古 天菜
「それだけだ」

「そうかい」

「…………わかった」

「私の任務はお前を殺すこと」

「お前の話は、それに矛盾しない」
山慈古 天菜
「ああ、話が早くて助かるよ」

「味方するわけではない」
山慈古 天菜
「わかっている。別に背中から斬られても文句は言うまい」
山慈古 天菜
「……その死に体で何が出来るという話だがな」

「余計なお世話だ」
山慈古 天菜
「……情でも湧いたかと訊いたな」
山慈古 天菜
「お前にもあるのか、情というやつが」

「人間だからな」
山慈古 天菜
「……」
山慈古 天菜
「”人間”を定義するものが情の有無であるならば」
山慈古 天菜
「私はこの村に踏み入れてようやく”人間”になったらしい」

「…………」

「あっそ」

「話はそれでおわりか?」
山慈古 天菜
「なんだ、おしゃべりでもするか?好きなものは何かとか」

「聞いてやってもいい」
山慈古 天菜
皮肉のつもりだったのでちょっと、いや結構、いやかなり無になった。
山慈古 天菜
「……ちなみに何が好きなんだ」

「は?」

「揚げだし豆腐」
山慈古 天菜
「豆腐を……揚げて……出汁を掛けたものとみた」
山慈古 天菜
「うまいのか」

「うまい」

「コンビニなら、ファミマのが一番うまい」
山慈古 天菜
「……俗っぽい奴だな……」

「お前が聞いたんだろうが」
山慈古 天菜
めちゃくちゃですがこの流れで感情判定をします。いやだな……
対象はPC3:"識神使い"祓。特技は【異形化】。
人間であるということ。心の異形を飼い慣らすこと。
GM
判定をどうぞ。
山慈古 天菜
SG@12#2>=5 (判定:異形化) (SG@12#2>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
山慈古 天菜
ET 感情表(6) > 狂信(プラス)/殺意(マイナス)

ET 感情表(6) > 狂信(プラス)/殺意(マイナス)

殺意
山慈古 天菜
狂信。これなら、きっともう一度とどめを刺してくれる。
GM
かしこまりました。

「はぁ…………」

「わかった」

「死なせてやるよ」
山慈古 天菜
「期待はしていないがな」

「あの化け物落とせばいいんだろ?」
山慈古 天菜
「ばけもの?」

「鞍馬の女」
山慈古 天菜
「は」
山慈古 天菜
「化け物。……」
山慈古 天菜
「ははは」
山慈古 天菜
「確かにな」
山慈古 天菜
「……熊よりよっぽど恐ろしい」

「そこまでだぞ」
山慈古 天菜
「そうだな。好きにしろ」
山慈古 天菜
「あの比良坂もああ見えて食えない」
山慈古 天菜
「……今度こそ話は終わりだ」
山慈古 天菜
「せいぜい身体を休めておけ」

「余計なお世話だ、ばーか」

木の幹に足の裏を付けて、蹴りあげ

紅葉の中へ消える。
山慈古 天菜
「どう考えてもお前の方がばかだと思うが……」
山慈古 天菜
その姿を見送って。
山慈古 天菜
踵を返す。
山慈古 天菜
祭りが近い。
GM
青空に薄雲が掛かる。その、冬を孕んだ灰の色。
GM
秋は終わる。
GM
この穏やかな日々も。
GM
あるいは、この穏やかならざる異物を抱えた日々が。
GM
GM
メインフェイズの手番がすべて終了しました。
GM
これよりクライマックスフェイズに入ってまいります。